新富士駅南口すぐの酒屋に併設された地元にこだわる穴場のバー
7月下旬の静岡グルメツアー2日目。
富士宮の『七富チーズ工房』を後にした私は、
これで全ての行程を終えたものだと思っていた。
清水の『末広鮨』から始まって、
静岡の人気街中華『新新京』、
丸子のとろろの『渓月』
安倍川餅の『石部屋(せきべや)』、
富士宮の『七富チーズ工房』。
先にも述べたが、今回は『末廣鮨』以外はいつもの上級グルメではなかったが、
個性的で中身の濃いとても楽しい行脚だった。
むしろ都内での会食の多い私にはこういった店の方が嬉しかった。
新鮮な発見も多かった。
あとは新富士の駅まで送ってくれるだけ・・・と思っていたら、
今回の案内人の彼は、駅の反対側にあるコイパに車を入れた。
駅で見送りしてくれるのかなと思い、私は彼と共に駅に向かって歩を進めた。
ところが彼は駅のすぐ手前に有る一軒の酒屋さん「バーレル・マキノ」に入って行った。
ここにはいろいろな種類の酒が置いてある。
世界的に有名なウイスキーから地酒、地元のクラフトビールの品揃えはスゴい。
そして店の入口左側にはイートインスペースのようなカウンターと4席のバーカウンターに6人掛けの大きめのテーブルが1卓。
このスペースは『タストヴァン』という名のバーとして地元では知られているという。
我々が行ったのは夜のカクテルタイムが始まったばかりの時間帯ながら店内には既に7名の客が。
彼はその中のバーカウンターの席に私を座らせた。
「ここで最後に軽く飲んでいこう!」
そう、この店は彼が用意した今回のツアー最後の店だったのだ。
そして、彼のお薦めは何といってもクラフトビール。
「この地の周辺だけでこんなにたくさんのクラフトビールがあるのか?」
と驚くほどの種類だった。
カウンターの中のとても感じの良い女性に好みを告げながら、各々合いそうなビールをチョイスしてもらう。
同行の彼は伊豆の国市のその名も「伊豆の国ビール」のピルスナー。
私はなんと沼津の駅前のビアパブ「リパブリュー」が作っているという「69IPA」という名のビール。
このビールは先の女性のイチオシで本当に美味しかった。
すっきりした中にもさわやかな苦みが感じられるまさに私の好み。
カラッとした南国で飲んでいる感じがする(イメージはアメリカのサンディエゴだそうです)。
2杯(缶)目はふたりともこの「69IPA」にするほど美味しかった。
つまみは「桜えびの唐揚げ」と「ソーセージの2種盛」。
地元の駿河湾の代表的食材「桜えび」のストレートなから揚げと、
やはり地元・富士市の「グロースヴァルトSANO」という工房で作られている「ソーセージ」。
地元へのこだわりが見える。
そしてこのソーセージはただ者ではない美味しさ。
もう一皿注文して中身を変えてもらった。
「ビアシンケン」「ビーフソーセージ」「フランクフルト」「ヴァイスブルスト(白ソーセージ)」。
特に「ヴァイスブルスト」は地元のドイツ・バイエルンの人が聞いたら卒倒するかもしれない「焼いた」もの(通常は茹でるだけ)だったのだが、これが抜群に美味い。
私は思わず同じバイエルンで人気のビール「ヴァイツビア(白ビール)」をもらった。
ところが、なんと出てきたこいつも地元産らしい。
「バイエルンマイスタービール」
ドイツから水の調査に来たビール職人がこの地の水に魅せられてもう15年以上この地でビールを作り続けているという。
中でもこの「ヴァイツビア」が一番人気だという。
特に女性の方でもとても飲みやすいビールだと思います。
思えば、隣の富士宮には彼と何度か訪れた農家フレンチの名店「レストランビオス」があった。
B級グルメの帝王「富士宮焼きそば」もある。
この日に行った「七富チーズ工房」や、
ここでいただいた「ビール」や「ソーセージ」も含めて・・・、
「奥が深い。深すぎるぞ富士・富士宮!」
地元(と言っても清水だが・・・)の彼も全く気に留めていなかったという。
というより、彼も以前にランチでここの「富士宮焼きそば」を食べたので、今回は飲みながらツアーの最後に私にこれを食べさせようという程度の事だったらしい。
(結局、お目当ての『富士宮焼きそば』は食べなかった・・・汗)
思わず顔を見合わせた我々は、
次回は、今回知ったこの富士周辺の隠れた美味しい様々な工房を廻ろうと誓い合った。
ちなみにこの店、先にも述べた通り、クラフトビール以外にも地酒やウイスキーが飲める。
しかも安い。
ビールは380円~、おつまみも5~600円ぐらい。
ピュアモルトの名品「グレンフィディックの24年」が3,000円程度(ストレート又トゥワイスアップ)、ロイヤルサルート(シーバースリーガル21年)なら1,500円程度でいただけるようだ。
「タスト(タート?)ヴァン」とは、ソムリエがぶら下げている試飲のための銀の皿の事。
この店はまさにいろいろな酒が試飲できる店。
気に入ったものは買って帰ることができる。
新富士駅の目の前で、ランチで「富士宮焼きそば」もいただける・・・。
いろいろと利用価値がありそうなお店のように思います。
とてもエキサイティングな2日間だった。
そして、この店は今回の旅を締めくくるにふさわしい店だった。
ところで、彼はこの後どうやって帰ったのだろう???(笑)
店名 |
TASTE VIN(TASTE VIN)
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類型 | 海鮮蓋飯、炒麵、喫茶店 |
預約・查詢 |
0545-61-0147 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
静岡県富士市柳島307-1 ザ・バーレルマキノ内 |
交通方式 |
距离新富士 49 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
可使用卡 可使用電子錢 可使用二维码支付 |
個人包廂 |
不可能 |
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包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 |
4月上旬の週末。
清水の友人との静岡グルメツアー・・・まだ初日。
『グロースヴァルトSANO』と『バイエルンマイスタービール』で、
先に二次会の準備を整えた私たちはこの日宿泊するホテルに向かった。
ホテルは、新富士駅の南口に位置するよくあるチェーンのビジネスホテルだが、
「今回ここに泊まろう」というのは前回からの計画的犯行だった。
その理由は、ホテルと駅の間にポツンと佇むこのお店でゆっくり飲むため。
その店『タストヴァン』は前回もご紹介した通り、
新富士駅南口すぐの場所にある酒屋『バーレルマキノ』のイートインコーナーの様相。
酒屋の親父さんと奥さんが店を営み料理も作っている。
酒屋の一角にカウンターとテーブル、
そして外を向いたイートインコーナーがあるというとても気楽な雰囲気。
主に料理はご主人が、お酒は奥さんがやっているのかなあ???
ここは酒屋なのでとにかく酒が豊富(あたりまえ???)
中でも、地ビールや地酒の種類がスゴイ。
奥さんに好みを言えば自分に合った美味しいドリンクをチョイスしていただけける。
でも今回、最初の1杯はまず沼津駅前にあるビアレストラン『リパブリュー』の「69IPA」。
本来、今回この『リパブリュー』の店に行くつもりだったのだが、
私の都合で予定が変ったため行けなくなったのでここで飲むことに決めていたのだ。
今回は何せ泊まるホテルがすぐ隣なので車の事も気にせずガンガン飲んだ。
最後には女将さんの勧めでホットウィスキーにまで行っていた。
そしてつまみとしてまず地元の「桜えびの炒り焼」。
(当然の事ながら、前回気に入っていた『グロースヴァルトSANO』のソーセージと『バイエルンマイスタービール』は二次会用に購入してあるのでオーダーしなかった)
そしてこの日は夕食も兼ねているので、
「ソーセージのアヒージョ」と「富士宮焼きそば(塩味)」をいただいた。
先の「桜海老」も含めて、どの料理もかた手間にやっているとは思えないほど美味しい。
気軽な雰囲気の上に、
酒も料理もいろいろと話し合いながら決めて行く・・・寿司屋のようなこのスタイル。
究極の対面商売。
何故かカウンターなのに「おまかせ」という意味不明な高級店が多くなってきた中で、
とても居心地の良いひとときを過ごすことができた。
この店を後にした我々はホテルに戻り、
朝食会場になる電子レンジのあるフリースペースで、
道中に買い込んだビールとソーセージをいただくことにした。
そこでは、どこかの学校の運動部の女の子達がミーティングをしていたが、
場違いなヘンなオヤジ2人は、彼女たちの冷たい視線を感じながらも、
ワイワイと子供のように騒ぎながら二次会を楽しんだのであった(笑)