店名 |
Kihei
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類型 | 烤雞串 |
預約・查詢 |
055-951-4648 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
静岡県沼津市八幡町13 |
交通方式 |
距离沼津 567 米 |
營業時間 |
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預算(評價匯總) |
¥5,000~¥5,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
座位數 |
22 Seats ( カウンター席が12席、座敷部屋が1部屋で掘り炬燵形式で10~12名程度) |
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個人包廂 |
可能的 可容納8人 掘り炬燵形式で10~12名程度 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 5台 |
空間、設備 |
有日式包廂,有日式圍爐座位 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒,對燒酒講究 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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服務 |
提供外帶服務 |
關於兒童 |
接待兒童 |
網站 | |
備註 |
貸切は17:00から20:00のうちで2時間までです。 |
店鋪公關 |
「鳥焼き喜平」
50年以上の伝統のたれの味、一本一本丁寧に仕込んだ材料新鮮こだわりの焼鳥を 御家族連れや女性のみのお客様にもお楽しみいただけます。 焼き鳥に合った最高の焼酎類、生ビール、日本酒も各種取り揃えております。 |
[静岡県沼津市]
2021/7/6(火)
JR沼津駅の南西、八幡町にある焼鳥店。
1959(昭和34)年創業。先代を含めると、おそらく沼津で最古の焼鳥店。
場所は… 沼津駅南口からロータリーを右奥へ、イーラde・あまねガード南を通過、「添地」交差点を左折。
2つ目の交差点 "沼津市西条町" の歩道橋で、旧国一通りをまたぐ。
次の角を左折してすぐ。第一小学校の近くである。
駅から徒歩11分。道路向かい右手に駐車場あり(5台)。日曜定休。
初代「喜平」は、「料亭ふじ家」の支店として1959年に創業。
料亭はツケ払いの客が多く、安定した現金収入を得るため、焼鳥店を併設したという。
焼鳥2本でラーメンの値段を超える高級店として人気を博したが、1993年に先代の死去により一旦閉店。
1997年、二代目の手により同地にて現店舗がスタート。
駅からは離れているが、地元の人々にこよなく愛される店として、以前から噂は聞いていた。
Instagramでの情報発信も熱心で、行こう行こうと思っていたが、ようやく訪問が実現。
席数が少ないので、確実に入ろうと思えば、予約が必要といえる。
予約していない場合でも、直前に電話して空席を確認するとスムーズだろう。
電話対応はやさしい感じで、訪れる前から好印象。
(電話を入れてから訪れると、一見客であっても名前で呼ばれる。ここに接客重視の姿勢を感じる)
客席はカウンター11席程度、掘りごたつの座敷席×10。
全席禁煙。BGM無し。
白い三角頭巾の女性店員さんが3名、焼き場を含め、店を切り盛りしている。
焼き場を仕切る女性店主は、私の親世代。
ほかの方々は、私より少し上といったところか。
お品書きの一部を紹介すると…
〔焼鳥〕ささみわさび、ねぎま、つくね、手羽先、ネック、腹身、ボチボチ、梅香焼
皮、レバー、砂肝、ハツ、ガリ、心のこり、砂肝ヘラヘラ焼
ほっかぶり、にんにく皮巻、アスパラとチキンウインナー
銀杏、里芋、じゃがバタ、焼なす、椎茸、ししとう、オクラさん、にんにく、ねぎ、玉ねぎ
〔一品〕新太郎焼、厚揚げ、枝豆、新生姜、もろきゅう、トマきゅう、漬物、冷奴、温奴、ゆで卵
〔シメ〕茶漬け(とり・ねぎま・梅・のり)、おむすび(焼・梅・こぶ・おかか)、鳥がらスープ
玉子かけご飯(月初のみ)、焼鳥丼(テイクアウト専用)
最初は紙に書いてオーダーするが、追加注文は口頭でも可能。
迷った場合は7本セットにするのも良いだろう。
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■お酒
◎生ビール(中¥660)
銘柄は「キリンラガー」。昔から変わらない定番の一杯、こういう店にはピッタリである。
◎麦焼酎「中々」(¥550)
宮崎県・黒木本店。ちなみにこの酒を熟成させたのが "百年の孤独" である。
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■お通し2品(¥550)
焼鳥に付き物の "大根おろし"は、醤油を回し掛けていただく。
もう一方の小鉢は、胡麻油の香りをまとった中華くらげ。
■枝豆
「枝豆召し上がりますか〜」の声掛けに「はい〜」と即答。
ビールに合わせる定番だが、そういえば最近あまり食べてなかった。
■新生姜
夏らしさを感じる、爽やかな一品。
"喜平のパパ" が作るニンニク味噌を付けて食べるのだが、この味噌が風味豊かで旨い!
うん〜 この味噌だけで呑めるね。
串が焼き上がる前に、ここまで4品が(ほぼ自動的に)供されるので、手持ち無沙汰になることもない。
■鳳凰卵のゆでたまご(¥110)
相模原産のブランド卵。月初の一週間のみ提供。
褐色の殻をトントンと割って、自分で剥いて食べる楽しさ。
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■鳥焼
紀州備長炭の中でも「細目の」ウバメガシを厳選するこだわり。
鰻と同じ、長さ18cmの大串に打ってあるから、ボリューム感も十分だ。
◎ねぎま・塩(¥220)
大きなねぎは、シャキシャキ感も甘みも兼ね備える。存在感ばっちり。
塩加減も良し。卓上にある、京都の一味唐辛子・山椒を振り掛けても良さそう。
◎ネック・塩(¥220)
別名せせり。良質な鶏肉の脂を楽しむなら、この部位だ。
◎天城シャモのネック・塩
塩でシンプルに。放し飼いの軍鶏らしい肉質、弾力を味わう。
色も濃くて、味も心なしか濃い感じがする。
◎レバー・タレ(¥220)
まず、タレの深みを感じる。甘い辛いでなく、まったりと奥行きのあるタレ。
まったりとクリーミーでクセがなく、レバーのお手本のような一品。
◎つくね・タレ(¥220)
軟骨は入らず、ふわりと柔らかなつくね。濃いめのタレがよく合う。
◎砂肝ヘラヘラ焼・塩(¥275)
薄くスライスされた砂肝を30枚ほど重ね、串に通して焼き上げたオリジナルの一品。
その手間を考えるだけでも気が遠くなるが… 実際に食べてみると、これがまた美味しい!
砂肝のいやな硬さは皆無で、「心地よい弾力だけ」が見事に残っている。
スライスによって火の通り方が変わることが、その一因だろう。
店主に聞いてみると、正確には砂肝をスライスしたものではないという。
通常の砂肝串を作る際、均一に焼き上がるよう、砂肝の端っこをカットして形を整えるが、
この「切れ端だけ」を集めたものという。
まかない用に焼いたら、美味しかった… もったいない精神から生まれた絶品!
砂肝苦手な方にこそ、ぜひ試してほしい。
◎梅孔焼(¥275)
ささみに青紫蘇と梅肉を乗せて焼き上げた一品。
他店でも見掛ける組合せだが、ここのは特に「青紫蘇の香り」と梅の甘酸っぱさが際立つ名品といえる。
梅香焼と書きそうなものだが、来店したお坊さんの法名から "梅孔" 焼になったとの裏話あり。
◎ほっかぶり(¥330)
ミニトマトの鳥皮巻き。アツアツなので要注意!
加熱して強まったトマトの酸味と、鳥皮の脂が融合してマイルドな味わいに。
焼鳥屋であることにこだわり「豚肉やベーコンは使いたくなかった」と店主の弁。
当初 "トマト泥棒" にするつもりだったが「泥棒と言えば、ほっかむり」という客の発言から、現在の品名に。
◎新太郎焼(2個¥330)
巾着袋のようにした油揚げの中に、ねぎ入り納豆を包んで焼き上げた一品。
焼鳥と同じ炭火で焼くから、油揚げがサックリ軽やか。この食感は期待以上。
納豆はやや強めの味付けとなっており、醤油など掛けなくても丁度美味しい塩梅。
名前の由来は「鶏肉は苦手、油揚げと納豆は大好き」という店主の同級生(新太郎さん)が
店に来るので、仕方なく提供した料理であることから(笑)
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■ねぎまとり茶漬(¥825)
焼き立ての "ねぎま" を串から外し、スープ茶漬けの中に次々と投入。
お米は新潟産コシヒカリを使用。味付けはシンプルに塩のみ。
豚骨のように白濁した鳥スープの、まったり感を満喫できる一品。
付いてくる漬物にも手抜きがない。特に沢庵はパリパリの食感で、非常に美味。
ちなみに、もとは裏メニューだったという。
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お酒を3杯いただいて、お会計¥6160。おそらく現金のみ対応。
食後のサービスとして、チョコレートが供される。
最初は黙々と食べる感じの店かと思ったが、
焼き手を務める店主が、メニュー名の由来からいろいろ語ってくださり、期待以上に楽しめた。
昔は、鶏のシロ(ホルモン)を焼いており美味しかったそうだが、仕入が高くて安価に出せず、外したとのこと。
トサカも焼いてみたが、美味しくなかったとのこと(笑)
訪問前に電話を入れ、腰を落ち着けて呑むと、じわじわ味わいが深まる店。
味だけでなく、この柔らかな雰囲気も、地元の人に愛される所以といえそうだ。