新世界もの中心にて堅実な品揃えのワイン・バー。
ワイン・リストは、オーストラリア、カリフォルニアが充実。イタリアも。地味めなチョイスだが、バイ・ザ・グラスの種類は多く。手軽に飲める価格で供される。開店当初に比すると、客層が定着していたこともあり、もう少し範囲が広がってるような気もする。小生としては、あまり高級化して欲しくないような気がしないでもないが。新世界中心に興味深い品揃えをいつまでも続けていって欲しいもの。
あと、もうひとつの売りは、状態万全のチーズの品揃え。これが、バーでいただけることの幸福は素直に喜びたい。ちなみに、年末にかけての、小生の定番はモンドール。
小さい店なので、ふらっと伺って、席が空いているのか微妙だが、開店早々夕方5時からでも。時間の都合がついたら折々に伺いたいもの。7時とか8時だと混んでいることが多いので、早めの時間にちょこっと飲んでさっと次に繰り出すのが吉かも。
先日、お伺いした際のメモは以下。
突出しにトーストされたバゲッドにチーズとトマトがちょい載せ。
一杯目のグラスは、ニュージーランドのキムラ、ソービニヨンブラン。さっぱりとしてて飲みやすい。
この季節ゆえの。ラクレット。
トロトロに溶かしたチーズを、盛り沢山の野菜に。ジャガイモ、カリフラワー、ズッキーニ、シメジ、ニンジン。バゲットのトーストもチーズに浸されてチーズトーストと化して。昔のラクレットは、ジャガイモだけのシンプルなものだったような記憶もあるのだが、妙に立派になってたような気がしないでもなく。
2杯目のグラス、白か赤かを迷ったが、マスターのお勧めに従って、パリンガ・エステート。シラーズ、2007年。
予想より早く、次の方がいらっしゃるということになったらしく。早々に退散する。
〆て5千円台半ば。
店名 |
閉店Murase(Murase)
|
---|---|
類型 | 義式、法式、洋酒吧 |
地址 |
東京都中央区銀座6-12-15 いちご銀座612ビル 1F |
交通方式 |
東京地鐵“銀座站”“東銀座站”步行僅3分鐘 (銀座6丁目Ginza Six後) JR“新橋站”“有樂町站”步行10分鐘另外,從20:00起還可以單點品嘗您喜歡的葡萄酒和乳酪。作為晚餐後的第二家店鋪使用也請務必使用。 距离東銀座 247 米 |
營業時間 |
|
預算 |
¥10,000~¥14,999 |
預算(評價匯總) |
¥15,000~¥19,999
|
付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 可使用電子錢 (Suica等交通系電子貨幣、樂天Edy、nanaco、WAON) 可使用二维码支付 (PayPay、d付款、樂天支付、au PAY) |
收據 |
可開立符合發票規定的收據 註冊號碼T8010002044672 *有關最新的註冊狀態,請查看符合國務院發票系統資格的發票發行人發布的網站或聯絡商店。 |
服務費收費 |
1,100円 |
座位數 |
14 Seats ( 吧臺席6席桌子8席空出座位間隔帶您過去。桌席原則上是3人以上使用。) |
---|---|
個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 附近有投幣式停車場 |
空間、設備 |
平靜的空間,有吧檯座位,有沙發座位,提供免費無線網路連接 |
酒水 |
有葡萄酒,對葡萄酒講究 |
---|---|
料理 |
對蔬菜菜式講究,提供英文菜單 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
位置 |
神秘不為人知的餐廳 |
服務 |
有品酒師 |
網站 | |
備註 |
[關店通知] 由於房屋合同到期,本店將於24年5月31日關店。衷心感謝您22年來的惠顧。關於今後還未決定,詳情決定後會在本店的主頁上共享。到最後一天為止,請多多關照。 |
店鋪公關 |
【5/31關門。非常感謝您長期以來的惠顧。】
在銀座開店21年。作為葡萄酒和乳酪專業化的店,經常追求“正宗”。使用精選食材和有機蔬菜,不使用化學調味料。不惜時間和精力,連義大利面和披薩餅皮都是手工制作。乳酪準備了20種以上,用特別定制的烤箱制作的拉可雷特芝士是必吃的。精選的葡萄酒有200種以上,杯裝葡萄酒也通常有35種以上。為了紀唸21周年,只有現在才能用玻璃杯品嘗稀有的葡萄酒。今天也期待著精通美食的各位。 |
小生の記憶だと、そこまで、ニュージーランドって感じじゃなかったような。
新世界もののワインが売りということではあったのだが。
最近、空気清浄器を増強して、かなり換気もよくしていらっしゃるんだそう。
このご時勢、いろいろと工夫されている。
でも、ゆったりとしてらして(表現を、ちょっと工夫してみたw)。
予約もせずに、ふらりと。カウンター席の右端に。
なんやかやと7年以上ぶり? ホント?。
さすがに、小生の顔は認識されなかった。だからどうということでもないのだが。
チャームがてら、チーズ・トーストが、まず。
ふた品だけ。
・プティ蒸し野菜。ノン・オイル仕立て。
小さなココット鍋で、ただシンプルに蒸される。
シメジ、ミニトマト、ズッキーニ、カリフラワー、赤大根、ニンジン。
ふーん。
・カンガルーのフィレ。なんでも、野生のカンガルーなんだそうで。
ローストしたものが薄切りされて供される。ロースト・ビーフならぬ、ロースト・カンガルー。
ややパサつき感があるような気もするも。皿に添えられたソースと絡めて、噛みしめるとじっくりと旨みが口中に広がる。
CLA(共役リノール酸:化学式は C18H32O2。炭素-炭素間の二重結合が2個共役した形の(-C=C-C=C-)部分構造を持つ )の含有量が多いんだと、メニューにも書いてあった。体内の脂肪を燃えやすくするとかなんとか。健康食品とかにも使われてるらし。
マウンテン・ペッパー・ベリーのソース。マスタードと赤ワインと。かなり味が薄めなのも好み。
マウンテン・ペッパー・ベリーってのは、タスマニアの産。その名前のとおり、胡椒の風味がするんだそうで。別名、タスマニアン・ペッパー。
緑の彩にエンタイブも添えられる。
3杯。
白をバイザグラスで。葡萄は、ピノ・グリ主体。でも、実は、ピノ・ノワールとか、シャルドネ、ゲベルツとかも、ちょっと入ってるみたい。
グリーン・ソングス(小山浩平さんが2014年に設立)。2017年もの。
「酵母の香りや吟醸香」が特徴なんだそうで。「土の香りや日本酒のニュアンス」感じられると評されてるんだそうで。
言われてみると。そんな感じかw。
間にビールを挟んでの。
生ビールのタップは、北海道の大沼の地ビール。
アルド・タイプのビール。デュッセルドルフを発祥とする上面発酵ビール(エール・ビール)。下面発酵のラガービールから昔からの製法のビールなんで、アルド(古い)ビールってこと。
カラメル麦芽を使ってるので、色が濃い。でも、黒ビールみたいに、どっしりとした飲み口かと思いきや。コクはありつつの、ドライな飲み口でもある。
赤。ピノ・ノワール。マウントフォード。2008年。
堂々たる古酒。新世界ものとは思えない重厚な味わい。
「淡いルビーの色調。赤果実のアロマの中に、トリュフや燻製のニュアンスも。きれいな酸と柔らかなタンニンが全体のバランスを支え、素晴らしいテクスチャーと果実の甘みを感じる非常にエレガントな味わい」
ニュージーランドとは思えない、と言うのは。最早、ニュージーランドに失礼とも言えようか。
カンガルーと、このピノ・ノワールは、この店でないと味わうことができない逸品かと。
お勘定は、9900円なり。
現下、厳しそうな状況ではあるのだが、ガンバって欲しいもの。