官方消息
本店已登錄為TabeLog店家會員。本店相關營業資訊,是由店家人員所公佈。
店名 |
Ginza Inaba
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類型 | 日本料理 |
預約・查詢 |
03-6260-6568 |
可供預訂 |
可以預訂
【晚餐服務費通知】 本次將從7月起收取餐飲費的10%作為服務費。我們全體員工將努力提高服務質量,請您繼續惠顧。※早餐不收取服務費。 |
地址 |
東京都中央区銀座8-12-15 |
交通方式 |
從銀座線新橋站徒步5分鐘從JR新橋站徒步6分鐘從日比穀線東銀座站徒步6分鐘從銀座站徒步6分鐘 距离東銀座 429 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥30,000~¥39,999 ¥8,000~¥9,999 |
預算(評價匯總) |
¥40,000~¥49,999¥8,000~¥9,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
服務費收費 |
【晚餐服務費通知】 本次將從7月起收取餐飲費的10%作為服務費。※早餐不收取服務費。 |
座位數 |
16 Seats |
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個人包廂 |
可能的 可容納2人、可容納4人、可容納6人、可容納8人 「單間餐飲費最低消費的通知」關於晚餐單間的使用,決定從6月開始設置最低消費。與使用人數無關,每家店含稅是10萬日元。包間費服務費不會跟以前一樣。 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 無附屬停車場(店前有按小時計費的停車場,附近有其他停車場) |
空間、設備 |
平靜的空間,有吧檯座位 |
酒水 |
有日本清酒,有葡萄酒 |
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料理 |
提供早餐 |
此時建議 |
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網站 | |
開店日 |
2021.7.7 |
休日の銀座は今では外国人観光客が多く、歩行者天国はいまだにセルフィーの嵐だ。そんな中に友人の誕生日ともあって今回は遂にあの各記事でも『世界一の和食朝食』とうたわれる稲葉さんへ。
普段から御本人がおられることはあまり無いのかなと思って伺うと運良く御本人…今年最大の徳を使ってしまったのかもしれないなと思いながらも嬉しくてにやけがとまらぬ。コンラッドはじめ日本だけでなく各国で、名シェフたちを唸らせた和食だけにとどまらず美しい感動を世界のアレンジも加えて魔法のようにお客様を笑顔にしてしまう稲葉氏。
早速座ると、ソムリエさんが登場。まずはハイボールで白州かなと言うと、『よろしければ富士でいかがですか?』とのことで早速そちらに。キレが良く鋭すぎない口触りにこれからの和食コースを堪能できるようにとの計らいかなと思う。
早速餡掛けに菊を散らした可愛い器が登場。茶碗蒸しのみのシンプルさかと思いきやベシャメルを入れてあるとのことで、時々濃厚、時々菊の花びら。バランスが最初から芸術的すぎる。
続いてはお蕎麦のトリュフがけ。濃厚な卵黄と共に潰して混ぜていただく。続いては松茸を先に見せてくださる。これをふんだんに使い土瓶蒸しにするとのこと。普段の松茸からは想像もできないほどに大きい。こんなに高級な…いいのですか?と問うと、普段から御本人、山の持ち主のおじちゃんから買うとのことでこういうのが良いんですよねと。
この急須の器までこだわりがたまらない。可愛い。もちろん松茸はもっと可愛い。
続いては甘鯛の昆布締め。醤油を浸した昆布とともにいただく。更には目の前で藁焼きの登場だ。都内ではあまり藁焼きのパフォーマンスを見れる店は少なくなったと思うのですがとお話しすると、ここは日本の燃料についてのビルで、どうぞ藁焼きどんどんどうぞとのこと。ふんだんな燃料をも使ってよいとされる建物まで捕まえてしまう運。星がどうだと問う世の中ですが、なぜ星がつかないのかと思う人間力。そしてこの笑顔、運、腕前だ。
世界一の和食朝食なんて自分で言ってないんですけどね、まぁ、言ってくださってるからありがたいなまぁいっかなと。そしてそう言ってもらえたら、うちの若い衆たちの家族や大事な人のためにも、彼らの未来を守るためにもありがたいじゃないですか。
人混みの中で常にご自分ができる道を選びながら進む稲葉氏。
このくらいの歳になったら楽してさ…確かにできるかもしれませんけども、それをやったら今までの頑張ってきた自分がなくなっちゃうのかなって。そう思っちゃうんですよね。と私なんぞに敬語を崩さず朗らかに笑う。
先ほどの藁焼きは目の前で鰹節を削ってくださり豪快に。私は塩が気に入った。言葉が、語彙力が味に追いつかない。
そして遂に松茸の登場。もう写真を見ていただければわかるかと思われますがすごい。手掴みでガブリ。縦の繊維もありますが柔らかく滲み出るうまみ。
続いては少し酸っぱい柑橘類を使った小皿と胡麻和えのとろける無花果。味の多様性、そして色合いまで当たり前だが完璧なのだ。ここでソムリエ登場。最初は白ワインでアルバリーニョという日本ワインをいただく。日本とは珍しいが安定の高得点ワインだそうで、なるほど納得
続いては長野、天竜川の子持ち鮎。大好物の鮎、今年は食べれないかなと思ったらなんとこんなところでこんなに大きな子持ちを…ありがとうございます。チビチビと食べておりましたが、頭からいけますよとのことでガブリ。美味しい…本当に美味しい。遊湾焼きってこの漢字でよかったかしら。
更には鱶鰭の姿煮。クエと白湯ベースであっさりしながらもたまらぬ味の広がり。こんなに口の中で味が広がったことが昨今の自分の口にあっただらうか。いやない。心から美味い飯に笑った記憶もない…。
そして合鴨だがこれにマスカットを合わせるなんぞ普通の料理人には浮かばない味わい。
合鴨にあわせるために今度は赤を。ローリーガスマンピノワール、2011年もの。合鴨…ワイン…マスカット…合鴨…ワイ…(語彙力)
そして遂に大好物のいくらとしゃけのご飯だ…本当に宝石箱…もはやもうガツガツ食べたいのに入らない…
最後には酒粕とクリームチーズのアイスクリームに、お茶を立てていただき、山椒のスパイスの効いたガトーショコラまで登場…。もはや何も燃え尽きてしまい幸せの笑みが止まらない。
そしてやはりお話しすると、世界一の冠を人知れず大勢の方々から言われてこられたおじさま、料理業界の厳しさもあるだろう、下積みの経験からのし上がってこられた強さを大黒様のような笑顔に変化され常に若い人たちのため、皆さんの美味しいのため、どんどん海外に日本人は行った方がいいんだと目を輝かせる人間味が堪らなかった。
普段はお若い料理長が朝ごはんやらマネージメントをされているらしいが是非ともそちらもいただきたいものだ。重要無形文化財のようなお話、そして美味しいご飯と幸せな時間をありがとうございました。忘れられない時間でした。