ホントに昭和だ、しかも昭和40年代、盛業中 : Para Kimuraya

　新橋駅から銀座中央通り方面に抜ける最短距離の抜け道エスカレーターの脇、　良く前を通るのでいつか訪問しようと思っていましたが、　ついにチャンス到来、朝8時20分に訪問しました。昼は満席になりますがこの時間はお客さんもまばらです。朝の食事メニューはモーニングセットのみです。バターがコッテリ塗られた厚切りトーストとコーヒーとゆで卵と食塩。それのみ、コンチネンタルブレックファストなんて言葉は日本では死語ですが、高度経済成長期の象徴、日本風コンチネンタルブレックファストがまさに生き残っておりました。トーストの絶妙焼き加減、焦げ目にバターがひっかかるようなテカテカしたシズル感と甘い香りがしました。固ゆでの卵は割り易く、薄皮までコーヒースプーンを使って綺麗にいただきました。この技を使うのは年十年ぶりでありました。まさか当時の調理人はいないでしょうから受け継がれた技なんでしょうね。サンプルケースを見ると、クリームソーダにコーヒーゼリー、フルーツパフェにアイスクリーム、すべて昔のままの姿で並んでおりました。（個人的にはフルーツポンチがなかったのが残念です。）華美に飾らず安価な材料でもシンプルに提供する。まだ残っていたんですねー、　
　店内レイアウトも昭和で中央に熱帯魚の水槽があって囲むように周回できますが通路もテーブルも椅子も昭和サイズ、昔の日本人は今より小柄だった事を思い出しました。今度は小学生サイズの椅子に座ってナポリタン食べにくるかなー、
　尚、モーニングセット以外の食事メニューは11時からです。