店名 |
ESTERRE(ESTERRE)
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類型 | 法式 |
預約・查詢 |
050-5456-5001 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
東京都千代田区丸の内1-1-1 PALACE HOTEL TOKYO 6F |
交通方式 |
從地鐵“大手町站”C13b出口直達地下通路從JR“東京站”丸之內北口步行8分鐘 距离大手町 262 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999 |
預算(評價匯總) |
¥50,000~¥59,999¥20,000~¥29,999
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付款方式 |
可使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
服務費收費 |
サービス料15% |
座位數 |
60 Seats |
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個人包廂 |
可能的 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,有沙發座位 |
酒水 |
有葡萄酒,對葡萄酒講究 |
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料理 |
對蔬菜菜式講究,對魚類料理講究,提供英文菜單 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
風景優美,能看到夜景,飯店內的餐廳 |
服務 |
有品酒師 |
關於兒童 |
接待兒童
* 孩子10歲以上可以使用。 |
服裝規定 |
聰明優雅*男性請穿夾克。另外,夏季可以隨意穿夾克,請穿有領襯衫來店。*請勿穿T恤、短褲、涼鞋、運動服等便裝。 |
網站 | |
開店日 |
2019.11.1 |
電話號碼 |
03-3211-5317 |
アラン・デュカス、彼の手がけるお料理を数年前にパリのルムーリスで頂いたことがあり、その際大変感動したのでこちらはどうかと訪問。
パレスホテル東京は"エステール"。
Theなグランメゾン空間で、入って左側、着席した目の前の光景は、大都会と自然の融合。
大きなガラス張りの窓がダイナミックです。
だだっ広いとまではいきませんが、優雅な気持ちに浸れるような席の間隔と、大きな円卓テーブルに一点の曇りもない白いクロスが完全なる大人の社交場を思わせます。
サーブ陣の気配りも素晴らしく、この時点では銀座レカンやエスキス、ロオジエあたりの記憶を呼び起こしました。
今回は前菜、メイン、デザートの三品22000円のコースで予約したので早速ですが選出致します。
こんな贅沢な悩みは存在するのかバリのラインナップ。
それでは初めにアミューズブーシュはカナペ。
カボチャ、ズッキーニ、なす、新じゃが、オクラ、パプリカなど多種の野菜を一口ずつ。
これを自家製のマヨにつけて食べるのですが、この緑の自家製マヨがなんとも言えない絶妙な美味しさ。
しっとりと余韻を残すようなディップで、上品な酸味感がパンとの相性も抜群。
フォカッチャは見た目同様印象に薄い味でした。
パンは薄型フォカッチャのような形のものを四枚目の写真のように縦置きしてあり、目の前でカットしてくれます。一つ目はそば粉を用いたグルテンフリー、もうひとつはオリーブ入り。
ところでパンを切ってくださった若めのお兄さんに、これは天然酵母ですねと言うと、いや、そば粉を使ったパンになりますとかいう回答でした。多分酵母がなんだか分かっていない模様。
そのそば粉の方は和な香りというか風味がどことなくあり、そのまま食べても素材の味の濃さを確認できます。
美味しくてオカワリ。バターも今出来たてのような、小岩井農場の手作りバター体験を彷彿とさせるフレッシュさでとても美味しい。
続いてのアミューズはイサキ。
ズッキーニのソースと周りにはポップコーン。
遊び心とはいえポップコーンはないだろうと思うものの、口に入れるときちんとマリアージュされるのがウケる。
ソースは軽く爽やかでほろ苦さ感じる皮目との波長が合います。
前菜は鰻。これは即決したお料理。
身こそ厚くはないもののパリッと焼かれた鰻とジロール茸、そして下にいるリゾットは約束された和と洋の美味しさ。レタスを凝縮したソースの程よい重厚感も鰻に合わせにきます。
けど鰻は鰻なのでもう少し踏み込んだ驚きがあると嬉しい。
お連れは季節野菜のニース風。
ビーツのソースだそうですが、どこか古さを感じなくもありません。
彩りもそうですが、ただソテーしただけの野菜を綺麗に並べてソースをかけるという単純な作業(本当は細やかなことをやってるかも)かつ味もそれに倣って単調。野菜不足でどうしても欲していたとしても回避すべきでしょう。
メインは悩んでオマールブルー。
オマールブルーと聞くと、ずっしりとしたドクラシックを想像してしまい、サーブの方に相談したところ軽いですと言うのでこちらに。
確かに軽い。というか軽いを越して過ぎると言ったらよいでしょうか?
素材は勿論オマール海老ですので美味しいのですが、ソースに魚介の旨出汁的な要素を移しきれていないというか、この料理の分かりやすいエビの濃さをそれほど感じられなかったのがちょっと残念。
付け合せのセロリはまんまセロリなので、これまた香りが強め。ソースが軽いのでセロリの独特の風味が勝ってしまい、何を強調したいのかあまりよく分かりませんでした。あれこれマリネするだとかふたひねり欲しいところ。
お連れは熊本産和牛と野菜のフォンダン。
パッと見で分かるようにまさかの前菜と野菜が重複しています。
同じ野菜なんだけど〜と言っていましたがご最も。
盛り付けもイマイチぱっとしないダサさがあり、上質な赤身肉のしっとりとした歯切れがなかったのもマイナスポイント。
ソースもしかり。旨味を抽出出来ていないのでお肉に絡まらない。夏にパトゥで食べた牛肉のソースの主成分であるフォンドヴォーのナチュラルで力強いソースを頂いたばかりなのでどうしても比べてしまいます。
大好きなチーズは追加でいただきます。
二人でちょこっとずつウォッシュとシェーブルとなんだったか忘れましたが3種類。
チーズの説明がなく、こちらが進んでこれとあれとと注文をしなければならない状況。
味は文句なしですがシェーブルが一番好みでした。
アヴァンデセールは数種のベリーのジェラート。
甘酸っぱい乙女な味でメインのモヤッとが薄れていくようでした。
グランデセールはクレームダンジュ。
大好きなマスカットとセージのタッグが暑い日にピッタリの清涼感を奏でています。
パリっとした食感も加えてテクスチャーも計算されておりこれは美味しいです。
お連れはスペシャリテだというババオラム。
かなりラムが効いているので大人のデザート。
バニラの香りとラムで問答無用のコンビネーションでした。
ミニャルディーズを撮るのを忘れていましたのでこれにて終了。
内観やサービスは心惹かれるものがありますが、たった三皿のお皿の中で野菜が重複したり、ソースに強みを感じさせなかったりがあると夜は厳しいかもしれません。
フレンチはソースが命だと思っているので。
パンやチーズのサーブの方は置いといても、とても気持ちよく過ごせたのでこの評価。
落ち着いて考えてもアラン・デュカスと言えども彼が一から十まで作っているわけではないので、まあそりゃそうかと変に納得してしまう自分がいました。
ご馳走様でした。