東京駅構内で名古屋コーチンをいただく : Nagoya Kochin Ichiou

東京駅構内の飲食施設”黒塀横丁”にある日本が誇る銘柄鶏名古屋コーチンをメインにした鶏料理店です。

　年末の週末。。。日曜日にも関わらず大手町勤務でしたが、いわゆる都心のど真ん中ですので近所のお店は全て週休日。。。このビルで働く同僚に相談した所、東京駅構内までいくのが一番無難というアドバイスをいただき、徒歩数分の東京駅まで向かいます。。。
　ところが円安の影響からか、とんでもない数のインバウンド観光客。。。めぼしい飲食店はどこも満席。。。休憩時間終了に間に合いそうもないので、比較的すいていたこちらのお店に飛び込み利用した際のレビューです。

　とある週末の11時半過ぎに入店。。。カウンター席の端っこを陣取ります。。。周りを見渡すとほとんどの方がスーツケースを引きずっており、時代を感じますね。。。

【オーダー内容】
・ 極上名古屋コーチン親子丼御膳（2000円）

　メニューを見た瞬間。。。正直一瞬凍り付いたのは偽らざる本音。。。最低金額が2000円からという価格設定は元々高価な駅構内とは言え、所謂インバウント価格だなと思いました。。。
　しかしここまできたら引くわけにもいかず、休日出勤のご褒美として最高級地鶏を楽しみたいと開き直ります。。。

　ある程度仕込み済んで火を入れるだけになっているのでしょうか。。。あっという間に提供されました。。。
　恒例により詳細は写真を参照いただきたいところですが、大き目の黒塗りの器を開けると香ばしい肉の香が・・・玉子はややしっかり火が入った固めの仕上げ。。。
　よくある鶏スープではなく、名古屋の赤出汁の味噌汁なのが印象的。。。サラダと小鉢にお新香が付いた御膳は品数もなかなか。。。色んな感情はおいておいて早速いただきましょう。。。

　”うん、香ばしい。。。”

　メインの鶏肉は表面を香ばしく焼き、肉そのもののうまさはさすがとといった感じ。。。閉じている卵は個人的にはもう少し半生とろとろが好みですが、これはこれでいい感じです。。。
　余計な具はほぼなく、ストレートに鶏肉と卵のうまさ勝負する自信を感じる一杯です。。。

　さらに卓上調味料の一味唐辛子を加えるとピリッとした辛さがいいアクセントになり、一気に完食しました。。。

　仮にインバウンド観光客の立場になったとして、日本独自の食べ物である親子丼をターミナル駅でいただくとしたら、全然ありなお店ですし、まさにそこを狙った感じがします。
　立地や時世を考慮すれば致し方ないですが、観光地価格といった印象でした。

　とはいえ、一般的な親子丼よりは当然はるかにハイレベルですし、何よりブランド鶏のうまさは大したものだと素直に思います。
　再訪する機会があれば、今度は焼き鳥重も試してみたいですね。ごちそうさまでした。