天然鮎の塩焼き・酒盗・うざくを土佐鶴と合わせて一杯 : Tosa Ryourineboke

海の幸・山の幸・川の幸・里の幸　高知の恵みがいっぱいの土佐料理が頂けるお店です。
こちらは1917年創業、100周年を迎えた高知県の老舗割烹「司」を本店に持っており、東京では珍しい食材を使った土佐料理が楽しめます。

場所は東京メトロ 銀座線・半蔵門線 「三越前駅」改札階より直結。A9番出口側になります。
改札を出たらほぼ目の前に「YUITO ANNEX」があり、その左側が祢保希 日本橋店が入店している本館の「YUITO」です。
この他、すごしやすい季節なら神田駅や東京駅からも徒歩7～10分で訪れる事ができます。
その際の目じるしは道路を挟んで目の前にある日本橋三越。
JRから来てもわかりやすい場所です。


焼きナスとモロヘイヤ・酒盗・りゅうきゅうの酢の物の3点盛り


焼きナスとモロヘイヤ
焼くことでかすかに香ばしさも加わったナスにモロヘイヤの緑、上には糸削りになったかつおぶしがかかっています。
モロヘイヤのとろみがからまり、つるりとしたのどごし。

酒盗
日本酒好きが揃うと考える事は一緒。
次は日本酒を頼まねばという事で、それまで大事にとっておきます。

りゅうきゅうの酢の物
陽射しも気温も厳しい暑い日に、冷たくお出しが効いた味が口の中に広がります。
りゅうきゅうって初めて聞くというと、現物をもってきてくれました。
これ、以前他でお食事をした時に、お刺身の盛り合わせの上にたくさんのっていたのを見たことがある！これはなんだろう？食べられるのかな？なんて言いながら、食べてみてスポンジみたいだと全員一致した不思議だったもの。
りゅうきゅうというのですね。調べてみたら別名ではハスイモとも呼ばれサトイモ科の植物のようです。


祢保希ハイボール
柚子と直七という柑橘系2種がブレンドされ、ほどよい酸味がさわやか。


かつおの塩たたき
厚切りのかつおは食べ応え十分。臭みがまったくなく塩で頂いたり、直七をつけて頂きます。
横には高知の特産品でもあるトマト、なす、リュウキュウが添えてあります。
もちろんニンニクとみょうがというスタンダードで頂くのも、後を引いて頂いてしまいます。


鱧とあおさの天麩羅
鱧はふわっと軽く、あおさは香りと旨味を残しています。
山椒塩で塩味と山椒独特の風味をプラスして頂きます。


うざく　
鰻とキュウリの酢の物
鰻は仁淀川の伏流水で育てた鰻を使用しているそう。
鰻ときゅうりに酸味が加わり、口当たりよく頂けます。


土佐の天然鮎　塩焼き
香肴とも呼ばれる鮎は安田川の天然鮎だそう。


安田川の近くと言えば土佐鶴。
限定品の土佐鶴　純米大吟醸を合わせて頂きます。

もちろん最初からとっておいた酒盗をこの場面でいそいそと出し、
やっぱり酒盗には日本酒だねー
と言いつつ頂きましたよ。


自家製刺身かまぼこ
日本酒・酒盗と来たところで、お店の方にお勧めを伺うと、自家製のかまぼこを推してくださいました。
実はメニューを見て気に放っていたのですよ。
とはいえ、他にも頂いてみたいメニューがあったので次回と思っていたのです。
コシと肴の旨味を感じるかまぼこで、日本酒をちびりちびりと飲む。
最高ですね。


和牛の吟醸麹焼き
吟醸の旨味が浸み込んで、甘味のある味わい。
魚を堪能していましたが、やっぱりお肉もいいですね。


鯛出汁そうめん
天然の鯛の骨だけを使って出汁を取ったって言ってたかな？（違うかな？）
とにかく素麺をすすると出汁の旨味がいっぱいに広がります。
鯛茶漬けや棒寿司と悩みましたが、夏だからこそこちらを頂いて正解だったとしみじみ思ってしまった。


季節のフルーツは小夏。
カットの仕方が美しく、ほどよい酸味と甘味でさわやか。


店内はカウンターとテーブル席、その奥に個室がならんでいます。
この日は17時予約で伺った為、1番乗りで許可を頂き店内まで撮らせて頂きましたが、会社が終わる時間帯になるとサラリーマンや買い物帰りの方達でかなり席が埋まっていました。
丁寧なサービスを受けられるので、特に年配の方は大事にご利用なさっているのでしょうね。

土佐の味はまだまだ奥が深く頂いてみたいお料理がつきませんので、次回は母との買い物終わりで立ち寄ってみたいと思います。