店名 |
Mugitoro Oka No Ue
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類型 | 薯泥麥飯、日式小酒館 |
03-3241-5817 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
東京都中央区日本橋室町1-12-5 |
交通方式 |
東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅 徒歩1分 距离三越前 108 米 |
營業時間 | |
預算 |
~¥999 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
座位數 |
10 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
有吧檯座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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この日出勤したのは私一人。
ザクザクと重要なことをすませて、午後からは有給をとることに。
まずは通院・リハビリをすませ、帰り道に懐かしいそして大好きな三越前をゆっくりと歩く。
やっぱりよいなあ、三越前。
お昼をとりたいお店が山ほどあるのだが、
以前三越前にオフィスがあったころからずっと気になっていた、こちら「丘の上」さんへ。
古めかしい店構え。
少々入りにくいが思い切ってドアを開けよう。
先客は連れのリーマンおふたり。
カウンターだけのお店。
ママさんが、「どうぞ奥へ、どうぞ」とおっしゃる。
奥の方へすすむと、「バッグはカウンターにあげていいから、楽に使って」と。
それは少々憚られたので、一番奥の椅子に鞄を置かせていただいた。
「麦とろ定食でいい?」と聞かれる。
はい。
ごはんはおそらく一人分ずつビニール袋に入っていて、
「これくらいでいい?」と聞かれながらご飯茶碗にうつされる。
これは少々驚きだ。
ビニール袋に入ったごはんて初めて見た。
「今日のお茶はね、ローズマリーなの」と湯呑にお茶が注がれる。
丘の上、ひなげしの花で…はなく、丘の上ローズマリーの花か…としばし私の心は揺れる。
煮物をよそいながら、「このかぼちゃはね、カレー風味よ」とママ。
カレー風味のかぼちゃ?
私の心は丘の上で、いちいち風に揺すぶられて、どこかへ飛んでいきそうになる…
「糠漬けは大丈夫?」
もちろん、もちろん。
糠漬けをどこかでいただくたび、私は自分の家の糠漬けと比較してみる。
どうしたらこういう味になるのか、、、と。
「お味噌汁に柚子の風味をつけてもいいかしら?」
もういちいち私の心は揺れる揺れる…お味噌汁に柚子?
もうなんでもおっしゃる通りにいただきたい、ママの思うがまま、茄子がまま、きゅうりがパパだ!
すべて整い、いただきます。
とろろはなめらかで、ほんのり味噌の風味がしのんでいる。
お醤油と出汁だけの味付けではない模様。
ごはんの麦の分量は控えめである。
煮物は大根、人参、菊芋。
苦手な人参からそそくさといただき、味の染みた大根をかみしめる。
おいしいのぉ。
菊芋ってあまり食べたことが無いがこっくり煮るとおいしいものだと思った。
そしてカレー風味というかぼちゃ。
これが良い。
普段甘くしか煮ないかぼちゃだが、クミンを使うことによって、ちょっと複雑な味わいが出ている。
それを伝えるとママは嬉しそうだった。
お味噌汁はかきたまというほど玉子の分量も多くなかったが、玉子風味がした。
それ以外の具はなし。
そして柚子風味。
よくわからないけど、まずこういうお味噌汁を作ったことがないので驚きだ。
糠漬けは薄味で酸味も強くなく、食べやすいもの。
途中、ママと少しお話を。
35年前からされているというお店。
バブルが始まるころであろう。
三越前の路地裏で35年とはすごいことだ。
当時の金利の話となって、100万円定期預金したら1年満期で56,000円の利息がついていましたよ、とか…
そう、あの時代は風に揺すぶられ、ひらひらと消えてしまったのだ…
ああ、しかしなんと心やすらぐいいお店だろうか。
味わい深いママさん。
今度は夜にもしっぽりと伺ってみたいものである。