官方消息
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店名 |
LA BONNE TABLE(LA BONNE TABLE)
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類型 | 法式、法式小酒館、洋酒吧 |
預約・查詢 |
03-3277-6055 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
東京都中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2 1F |
交通方式 |
距離東京地鐵銀座線三越前站步行1分鐘A6出口半藏門線三越前站步行5分鐘A4出口JR新日本橋站步行6分鐘 距离三越前 92 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
預算(評價匯總) |
¥15,000~¥19,999¥15,000~¥19,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
收據 |
可開立符合發票規定的收據 註冊號碼T9010401089202 *有關最新的註冊狀態,請查看符合國務院發票系統資格的發票發行人發布的網站或聯絡商店。 |
服務費收費 |
サービス料10% |
座位數 |
36 Seats |
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最大宴席可容納人數 | 36人(座位)、70人(站立) |
個人包廂 |
可能的 可容納2人、可容納4人、可容納6人、可容納8人 有半個單間。按照先來後到的順序受理,所以請打電話確認空位狀況。6人以上的團體客人請打電話咨詢。 |
包場 |
可能的 可容納50人以上 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 請使用COREDO室町2地下停車場 (收費) 。 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,座位寬敞,有情人雅座,有沙發座位,接待輪椅客人 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒,對葡萄酒講究 |
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料理 |
對蔬菜菜式講究,對魚類料理講究,提供英文菜單 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
風景優美 |
服務 |
可提供慶祝・驚喜的服務,有品酒師 |
關於兒童 |
關於中學生以下的學齡前兒童的入店,請直接打電話與店鋪商談。 |
服裝規定 |
智能休閒 |
網站 | |
開店日 |
2014.3.20 |
まさに素敵なテーブル、ラ・ボンヌターブル(La Bonne Table)だったというお話し。
私が最後に来たのはコロナ前ですから、2019年ですね。久々の訪問です。
英語の師匠を招いて、アルコール抜きの会食です。
実際、昼飯はアルコール抜きで戴くことがほとんどですが、呑んでしまうと午後の仕事に祟りますよね。フランス人は(最近のことは知らないけれど)、20年前くらいの経験ですが、大概の人が一緒にランチに行くと、ワインを頼んでいました。グラスで頼むのではなくて、カラフェ(デカンタのようなもの。安価なテーブルワインはこれで出て来る)に入った赤ワインを、ごくごく呑んでいたものです。
お店は桜通りに面した小道に向かって全面ガラス張りで開放されていて、コレド1の後ろ側にあるコレド2の1階にあるものの、完全に独立した店舗のように見えます。
晴れた日でなくても、広い窓から光が差し込んで、日中店内はとても明るい。夜は夜で、桜通りの人の流れが良い風情になるはずです。
自然光が入って明るいのは良いですね。料理の色合いもはっきり分かります。
英語の師匠は、当然日本語も分かるのですが、全部英語で通して来ます。そこが勉強になって一挙両得という感じです。
ラ・ボンヌターブルの中村シェフ、且つては青山・骨董通り裏のレ・フェルヴェソンスのスーシェフだった方らしいです。レ・フェルヴェソンスとは、L'Effervescenceと書きます。「泡」「無数の泡が湧き上がってくるエネルギーのような様」という意味らしく、意味を本質的に理解しようとすると難しいのですが、とても洗練されたお料理を提供するミシュラン三ツ星店です。食べログに書いていなかったころに訪れて、ご紹介をすることも無かったのですが、他のフレンチとは一線を画す、優しさと洗練が、高次元で相まったような素晴らしいお店でした。そちらのスーシェフを務めて、このレ・ボンヌターブルでシェフをやることになった中村さんは、その系譜を受け継いで、しっかり日本橋に独自の料理イデオロギーを広めている人です。つまり、素材の良さを引き出して、産地とつながりながら、最良の素材感と味を自然派として提供する、というような理念かと思います。且つては渋谷のシェ松尾にもおられたとか。良い経験を積んでこられたのですね。
さて、今日の料理は、ランチですがフルコースです。
野菜がこちらの店のこだわり。最初の一皿は「農場からテーブルへ」と題された一品。ここはそう重く受け止めることもなく、さらっと戴きました。
その後の「椎茸 白熱 焦軸」が曲者でした。軸の部分の先を切り落とし、その軸を10本くらいに縦に切り込みを入れて揚げます。そして傘の部分に、ソースをたっぷりあしらって。要は椎茸がひっくり返った状態で提供されるわけです。この小さな一皿が、ちょっとした驚きとなり、料理に関心の薄い人にも特別な興味を抱かせるのです。そして且つ旨い。
「大西洋黒マグロの炙り 蕗 山菜 グレープフルーツ 新玉ねぎのベニエ 華穂紫蘇」といろいろ入っている次の料理は、とりわけ新玉ねぎのさらっとしたフライがアクセントとなり、黒マグロを引き立てています。
ここまででは、まだ感動、という域には達しません。
でも、「エンドウと焼き穴子のリゾット 木の芽と酢橘(すだち)」をあしらった一皿あたりから、流れは大きく変わってきます。これでもか、というほどにリゾットの上に振り掛けられた木の芽の香りと、その奥に潜む、アナゴとその出汁が、鼻腔を軽やかに刺激します。素材の季節感と、暑くなり始めた日々への清涼が感じられる一品。発想が違うなぁ。
次はいよいよ究極の一皿が登場。「河豚と帆立貝のムース ポワロ―のパイ包み ブールブランソース」です。写真でもお判りでしょうが、きれいにパイでくるまれた河豚が、パイの艶やかな表面の照りに包まれて、ブールブラン白ワインバターソースの海の浅瀬に、ふんわり浮かんでいます。パイで包んで焼いたおかげで、中がふっくら柔らかく蒸しあがった河豚の白身と、ソースが優しく絡み合ってくれます。英語の師匠とともに、「こりゃあ旨いわ!(This is so delicious!)」と声をあげたくらい。ここ、ハイライトでしょうね。
さらに次のホロホロ鳥の稲藁焼き、新ショウガのジュ、というのも素晴らしかったです。お腹はそろそろ一杯なのですが、小さな鳥であるホロホロ鳥の、モモと胸肉と首回りから胴に掛けての部位に3分割して、それぞれの食感や味を楽しませてくれるという建付けが素晴らしいです。藁焼きで表面をカリッと焼き上げ、内側はふっくらと仕上げてくれています。牛蒡や柚子や新筍の香りを纏わせたソースを絡めて食べると、メインディッシュとしての王道感も伝わってくる一皿です。
このほろほろ鳥とその前の河豚パイ包みでもう感動の嵐の中に巻き込まれました。流石レ・フェルヴェソンスの系譜を継ぐだけあります!
あとは、はっさくのシャーベットと苺アイスを食べながら、ゆったりとカモミールを飲んで締め括りました。
桜通りから降り注ぐ外光に抱かれて、のんびり過ごす長めのランチのひと時。店員さんの振る舞いも、時折登場する調理場の方の説明も、お皿の引き方とかカトラリーの交換のタイミングさえも、カジュアルっぽい佇まいや値付けなのに、しっかりしておられて安心出来ます。
ラ・ボンヌターブルは、中村シェフの探求心と、産地との交流を始めとした素材や自然を見つめる力で、過去5-6年で物凄い進化を遂げていると思います。日本橋なのに、レ・フェルヴェソンスの風情を感じさせる高レベルのフレンチの味と持てなしと哲学を知る。はっきり言って絶対お薦めです。
次は夜伺って、ワインセレクションを堪能したいと思いました。
心から、ご馳走様でした。