格安で高級天丼をいただけます : Tenpura yaguchi

　平日の開店少し前、店外４人待ち。

　カウンターのみ８席の店内はベージュと茶系の落ち着いた雰囲気。

　すぐ後客が来てほぼ満席になります。

　ランチは天丼￥２，０００のみなので飲み物を聞かれるだけ。

　お茶は当たり前ですが湯呑みで出されましたが、ウーロン茶はペットボトルとコップで出されていました。何だか少し寂しい。

　壁際には”みかわ”からの免許皆伝の免状が掲げてあります。名店と名高い”みかわ”さんのようですが、お安く美味しくいただければミシュランも関係ありません。

　天ぷらはグループごと２，３人前ずつに分けて揚げています。

　揚げ手の店主は小まめに箸を動かしながら、火力も驚くほど小まめに調整しながら揚げていきます。

　全部揚げ終わったらバットに載せ奥の厨房に渡し、そちらで天丼に仕上げます。

　出来上がったら店主がカウンター越しに置いてくれます。

　約２０分で着丼。

　写真は「人が入らなければ」と許可をいただきます。

　天丼の具は海老２尾、穴子、鯵、烏賊、ピーマン、茄子、椎茸。

　天ぷらを汁にどぼんと浸けるタイプで衣が変にカリッとしてなくてしっとり気味で好み。

　色はやや濃いめですが甘さ控えめでやや薄めの味付け。

　衣はやや厚めで、もう少し揚げが弱めの方が好みかな。

　揚げも衣もタレも好みですからね。個人的には銀座の茂竹の先代のが好きですが。

　烏賊は分厚く軟らかで、大きな椎茸はジューシーでしっかり風味を感じられ、茄子はトロトロです。

　もちろん海老や鯵、大きな穴子の一本揚げもクセなくいただけます。「クセなく」と簡単に言うけれどもこれだけ全ての食材がクセがないのも感心するところです。

　ご飯は軟らかくもなく堅くもなくタレがかかってちょうどいい具合。ご飯の量は大食いの人は大盛にした方がいいでしょう。

　天丼のタレも少なからず多からず絶妙の量。くどくなくていいですが、味噌汁や漬物がいい箸休めになります。

　味噌汁は蜆で量はそれほど多くはないもののきちんと蜆の味が出ています。

　お茶は少なくなると継ぎ足してくれます。

　帰る１２時頃には２，３人の行列が出来ていましたが回転がいいのでそれほど待たずに済みそうです。ただしランチは１３時迄だそうです。