”ロース”が苦手になったオジサンへ！ : Esko meat

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「年取って脂っこいサーロインがダメになった」

よくそんな声を聞きますが、、、
それって実は年を取ったからではないんです。
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但馬種などの和牛は他の種類の牛に比べて弱いので病気になり易く、
そのために、餌に「抗生物質」を混ぜたり、
風邪をひかないように「ビタミン注射」を打つ。
その結果、
鮮やかなピンク色の肉に真っ白のサシが入った牛肉の完成です。
「うわぁ～キレイで美味しそう！」じゃなくて
この美しい牛肉こそが「ロースが食べられなくなった」理由なんです。

薬剤投与のない本当の牛肉は美味しいんです。
肉自体に本来の牛肉の旨みがあるのに
脂がサラっとしていてるのでいくらでも食べられる。

美味しい牛肉の色は肉の色はピンクではなく”あずき色”で、
サシ（脂肪）の色は真っ白ではなく、
”くすんだ白かグレーに近い色”になる。
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食べた後、胸焼けしたり胃がむかついたりすることもなく
いくらでも食べられるし、フィレももちろん美味いですが
脂が美味いからサーロインの方が格段に美味い。
滋賀や京都で食べたことはあるんですが・・・

そんな牛肉はどこにどこにあるのか？

いつも探していたのですが、ある日、友人が、、、
「白金に薬をあげてない牛肉を売ってる店があるよ～」と。

おおぉ～！

しかも、4人限定で肉屋の閉店後にお店の中で食べさせてもらえる、と。
さっそく電話してみると、一見の予約は不可。
予約できるのは肉を買ったことある人か来店したことのある人のみ。
もう、これは行くしかないので、まずは店舗で肉を買ってみた。
ショーケースに並ぶのは確かにあずき色の牛肉。
私の時はあらゆる部位があるわけではなく
3,4種類の部位の牛肉と岩中豚のバラ肉があるのみ。

肉を手に入れて店主の方とお話しして、無事、予約できました。

当日は閉店後に行くとショーケースの前に家庭用のロースターがスタンバイ。
お酒は売ってないので持ち寄ったビールとワインを開けて乾杯。
まずは「トウガラシ、サンカクバラ、ウワミスジ、ミスジ」の4種類。
使っているのは雌牛の左半身のみ。
（牛は右側を下にして寝るのでつぶされてない左側の方が美味いそうです）
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肉は当然のことながら、牛肉独特の臭みは一切ない。
したがって部位ごとの味わいの違いや香りなどを十分堪能できる。
噛み応えも案外あるので美味さとともに噛みしめることができる。

厚揚げとエノキも追加されてＢＱらしくなってきました。
牛肉の脂を吸ってこんがり焼けた厚揚げとエノキは美味！。
改めてイヤな臭いが全くないのに驚いた。
植物脂を使っている天ぷら屋さんよりもにおいが少ないとは・・・・

この後、ロースがでて〆のビーフストロガノフ、スイカが出て終了。
お腹は全然満たされてないのだが
「もっと食べたい！」ぐらいがちょうどいい。

薬をあげてない牛、やっぱ美味いですね
久々に体にいい牛肉を食べました。
しばらく白金に通うかも。


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