ハラハラ散らかる不思議なチヂミ
「ハルチカ」という場所。小田急百貨店のハルク館という別館の地下3階というロケーション。かつてはおそらく資材置き場かなにかだったろう天井の低いフロアーに8軒ほどの飲食店を誘致した。
真ん中に大きなスペースを確保して、壁にズラリと並べた様はフードコートのように見え、しかも一店舗一店舗が一品、際立つメニューを持った個性的なるテナント構成。
だからそれぞれのお店の料理をたのしめるのか…、というとこれがそうじゃない。壁はないけどお店の間を行き来できない普通の食堂街なのですネ。
デベロッパー側にリスクをとろうという技量がなかったのでしょうか。
あるいは、テナント側のエゴをコントロールできなかったのか、なんだか中途半端で勿体感じがする施設。この場所に都市型の大人向けフードコートができてたら結構人気がでたはずなのに。
と、ぶつくさ言いつつこのフロアーのオキニイリ…、「ヤンの家」にくる。
大久保の韓国料理の老舗の一軒。韓流ブームの前からずっと頑張るお店で、ココの一番人気の料理が「海鮮チヂミ」。
刻んだゲソがタップリ入って、フックラ仕上がるオリジナル。
ネギや玉ねぎ、ニンジンと刻んだ具材をつなぐ生地は最小限で、お箸で触るとホロリと崩れてしまうほど。牛骨スープの旨みが生地にタップリ混じってて、だからそのままたのしめる。
粉物じゃなくて野菜モノって感じの軽い食感がいい。
それからランチのセットがあって、ハーフサイズの料理を2種類、組み合わせることができるという。
ココしばらく冷麺が無性に食べたく、それでまずはハーフ冷麺。
灰色の麺ではあるけど若干ムチムチした食感の太目の麺に、スッキリとした酸味がおいしいスープがからむ。酢漬けの大根に薄切りキュウリにゆで玉子。定番具材のかたわらにトマトが一切れ。スイカじゃないのが良心的って思ったりする。
もう一種類のハーフサイズを石焼カルビビビンバ選んでたのんで食べた。
ご飯は少な目。ナムルタップリ。
甘辛に焼いたカルビがご飯の上にぎっしり並び、その真中に玉子の黄身がポンッと置かれる。それをカシャカシャ、スプーンでかきまぜ、ハフハフ食べる。
よぉく混ぜるとご飯と具材が空気をタップリ含んで、口の中でパラパラ、ご飯が踊るような食感。
騒々しくて、分量以上にお腹がたのしく満たされる。
店名 |
Yanno Ie(Yanno Ie)
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類型 | 韓國料理 |
03-6302-0470 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク 食堂酒場ハル地下MB3F |
交通方式 |
距离新宿西口 118 米 |
營業時間 | |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 可使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
10 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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新宿の小田急ハルクの食品フロアの下。地下3階にハルチカっていう食堂街がある。
壁で仕切られない大きな空間に何軒もの店が並ぶフードホールの先駆けみたいな施設で、できたときには話題になった。
ただエスカレーターもエレベーターもない地下3街というハンディキャップもあって随分苦戦をしているようで、去年テナントがかなり入れ替わって再スタート。それでも出足は鈍いよう。
開業当初からあったお店のひとつ「ヤンの家」で虫養いをしようと思ってやってきてみた。
大久保に本店のあるかつて予約の取れない韓国料理のお店の支店。ワインサムギョプサルで一斉を風靡した店だけれど、一番人気の名品が「海鮮チヂミ」。今でも不動の人気の料理。ランチセットにも用意されてる。
他にない独特なチヂミです。
イカゲソ、にんじん、玉ねぎにネギ。
全部おんなじ小さなサイコロ状に切って生地とあわせて焼き上げる。
その生地の割合が最小限で、具材と具材の間をかろうじてつなぎとめる役割だけをしている状態。
表面はカリカリに焼き上がっていて、素材のひとつひとつにしっかり味が入ってる。味を整えるようにとポン酢も用意されているんだけど、そのまま食べても十分おいしい。
なにしろ食感がたのしいのです。生地がサクッと歯切れて壊れ、ゲソはぷりぷり、にんじんがコツコツ奥歯を叩いて壊れる。玉ねぎがシャキシャキ、ネギがさっくり。口の中が騒々しいほどにぎやかになり、野菜をたくさん食べている…、って思うと食べるのがたのしくなってくオキニイリ。