店名 |
HOSHIO(HOSHIO)
|
---|---|
類型 | 食堂 |
預約・查詢 |
03-5379-6066 |
可供預訂 | |
地址 |
東京都新宿区新宿2-6-8 小澤ビル1F |
交通方式 |
東京メトロ丸ノ内線新宿三丁目駅から徒歩4分 距离新宿三丁目 297 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999
|
付款方式 |
无使用卡 |
座位數 |
10 Seats |
---|---|
個人包廂 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,有吧檯座位 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒,有雞尾酒飲料 |
---|
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
服務 |
提供外帶服務 |
網站 | |
開店日 |
2011.10.20 |
備註 |
お弁当のテイクアウトが好評♪ |
新宿区新宿2丁目。言わずと知れた日本最大級のゲイタウン。同性愛者向けのバーやクラブが仲通りを中心に、約300店舗も集積。東京に行ったことがない人でさえ、新宿2丁目がどういう街か知りうる人も多いだろう。
この界隈、江戸時代の1625年に宿場(内藤新宿)が置かれたことを起源とし、わずかなら今でも往時の史跡を辿ることができる。その後、1960年代ごろまでは色街として栄えた。2丁目最初のゲイバーは、1958年売春防止法施行により、空き家となった現在の二丁目の地所を買い取り、積極的に移転を行った蘭屋といわれる。そして本格的に新宿二丁目がゲイ・タウンとして産声を上げたのは、1960年代半ば以降であるとされる。
因みに私はソッチの気はないけれど、40歳を過ぎても独身だと、仕事関係の飲み会の席では、決まって女性嫌いなのでは?と疑われること数知れず。真っ向から否定しても、一向に疑いが晴れる気配もないので、最近では放っておくことにしている。
ある日、新宿3丁目での仕事終わり。腕時計をかざすと、すでに13時半を過ぎている。大半のランチ営業は終了してもおかしくない時間帯。ありきたりなチェーン店で食事を済ますことは、できればご免こうむりたい。ランチ可能な飲食店を求めて、新宿通りを御苑方面へと歩いていく。
新宿2丁目交差点を超えてから、敢えて大通りの一本内側を入ってみる。やはり新宿通り沿いで、私のアンテナに引っかかりそうな飲食店を見つけることはできないとの判断から。
不動通り会という街灯が両脇に立つ、こちらの小路。すでに新宿2丁目エリアに入ってきたが、表の新宿通りとは打って変わり、昼間だというのに文字通り裏通りといった寂しさ満点。
一つ目の十字路を越えて、足元に置かれた小さなスタンド看板にふと目が留まった。HOSHIO食堂という店名の下には3つのボウルメニューが書かれている。大葉のバカオ、豚肉とチンゲン菜のナンプラー炒め、鶏肉としめじのトマトクリーム煮。おそらくボウルとは丼のことを表わすのだろう。てっきりスタンド看板手前のチョコレート色をした木製ドアの店が営業店舗と思ったら、そちらは全く別の店らしく閉店状態のようだ。
白い壁にて区切られた、間口の狭いカフェのような店舗がHOSHIO食堂。たとえ地図を頼りに訪れたとしても、うっかり通り過ぎてしまいそう。思い切って扉を開けると、目の前に広がるのはうなぎの寝床のように奥へと広がる、細長いカウンター。奥にはテーブル席もあるが、もしかしてバーを居抜きで借り上げたのだろうか。お客は誰もいない店内。30代前半らしき男性が、カウンター内で迎えてくれた。
こちらのご主人、ハンティングキャップをかぶり、草食系な見た目ながらも、髭面にてワイルド感を演出している。JAPANのロゴがプリントされたトレーナーを着こなしているものの、この男性がもし日本代表だとしたら、随分と頼りないと思うのは私だけではないだろう。
メニューを尋ねると、表に出していた3つの日替わりから選択するようで、ガパオとはどういう料理か質問してみた。青唐辛子と挽肉の炒め物でピリ辛仕様とのこと。エスニック料理は門外漢のみならず、辛い料理が輪にかけて苦手な私。当然こちらパスして、多少マシと思えた豚肉とチンゲン菜のナンプラー炒め(800円)を頼んだ。ドリンクも付くようなので、食後にアールグレイティーを選んで、出来上がりをしばし待つ。
途中で用を足すためにトイレへ向かう。移動時に気づいたのだが、店内には星のオーナメントがあちらこちらに飾られて、この星飾りは店名の由来なのだろうか。白い壁には、風景写真やアニメタッチのイラスト作品が多数貼りだされて、「すべての作品は2,000円で販売しています」と表示があった。こちらのご主人の本業なのか、それとも芸術関係のネットワークを構築しているかもしれない。
注文して、15分足らず。まずは、おかひじきの味噌汁と、小鉢としてほうれん草と桜海老のおひたしが並べられた。続いて、品よく盛られた豚肉とチンゲン菜のナンプラー炒め丼が登場。カウンター台に置かれるや、ナンプラー特有の癖のある臭気が鼻につく。まずは丼から箸をつけるも、早々に選択ミスを実感。ナンプラーに熱を加えると、どうしても魚醤特有の臭みの方が旨味よりも勝ってしまう。
お腹は空いていたものの、急速に食欲が減退していくなか、50代半ばの男性客が来店。私の左側、椅子をひとつ空けて腰掛ける。私服姿のこちらの客、カメラマンかデザイナーのような雰囲気ながら、見た目は博多一風堂の河原店主に顔の造作がどことなく似ている。二人は顔なじみらしく、男性客はスポーツジムに設置された、マッサージチェアを使い過ぎて揉み返しが辛いと愚痴をこぼしている。二人の会話内容から、ご主人だと思ったこちらの男性以外に店長がいるようだ。
ご飯をすこし残したものの、ほぼすべて平らげた後、アールグレイティーでほっとひと息。紅茶が一番おいしかったとは、口が裂けても言えないだろう。見た目はおしゃれなカフェ飯仕様だったものの、見てくれよりも味を重視する向きには物足りないかもしれない。
会計後、腹ごなしも兼ねて、仲通りを冷やかしがてら覗いていくことに。真っ昼間はさすがにいかがわしさは希薄なものの、絶えず誰かに見られているような気配がするのは気のせいか。すると前方の雑居ビルから、ゴミ出しで姿を現した、エグザイルのボーカルATSUSHIにそっくりな男性、じっとり舐め上げるような視線を私に投げかけた。