チキュウマサラのポークビンダルーと初夏のマサラチャイの至福
〔鹿児島県産黒豚のビンダルーカレー〕
2021年6月末~7月初週の週替わりです。
ポークビンダルー大好き!甘酸っぱいおかず大好き!カレーやスープならなおよし!チキュウマサラ大好き!来ない理由がひとつもないです。
◎サラダポジション
たっぷりのイエローとパープル。
パパイアのシャキシャキとした食感が愉しい。
☆レモンのアチャール
露地栽培時期の檸檬を仕込んであると仰っていました。正直に申し上げまして本場の塩気MAXアチャールより私日本人だもの、とても口に合います。これでもうご飯をおかわりしたい、大盛にするべきでした。
☆ビンダルーカレー
黒豚の脂分と肉のとろける味わい。お肉おいしい。
ビンダルーは有機リンゴ酢仕立てということです。酢煮込みはご家庭定番料理だと思いますが、そのやさしさがタマリンド全開よりやさしい味わいにしてくれているのかも。
意外に今回のカシミールチリの辛さが今までのチキュウマサラ歴の中で(私の中では)一番ホットでした。手先もぽかぽかになり、血の巡りが善くなった感じが心地よい食後でした。
☆マサラチャイ
今日のチャイはケーキですね。これは飲むケーキ。でも、甘過ぎとかはないです。寧ろ甘さは控えめ。
香りと軽さが初夏と梅雨ならではの日本の湿気をしなやかに忘れさせてくれる一杯。ガツンチャイを好む方こそ外れるかもしれませんが、さりげなく新しい味覚でした。
【食と宗教と】
最近、イスラム教の友人のお子さんに「ねー稲樹さんはブタニク食べたことアルノー?ねー?食べるの?」と答えるまで聞かれ、とてもいたたまれなくなったんです。いたたまれないって表現も正しいかどうかはわかりませんが。
自分が彼らと友人なのは豚肉も食べてきた日本での生活で出来上がったこの身と精神だからこそ。
とはいえ日本人だからこそ、相手のことを考えてしまう。自分のために、そして相手のことも、いや自分と相手との繋がりのためか?
「そうだよ」私はどう言葉を選ぶべきか、悩んだ。いつかおきるであろう想定内の会話ではあったけれど、目の前となると躊躇うものだった。
yesとだけ答えた。その返しは「ふーん」で会話は終わった。
この年頃の人に向かい合う答えはより誠実にあるべきだろう。いや、大人同士もそのはずだけれど。
自分より年上の人間の言葉は、その後の人格に影響することがあることをしっている。
友人が大切だ。その家族も大切だ。同じ価値観でなくても尊重してくれる彼らと同じくそうでありたい。つまり自分も大切にするべきなんだ。
ポークビンダルーが好きだ。おいしい。
誰も私を責めているわけでないけれど、心に少し浮かぶことがあった、これはそんなとある日とポークビンダルーの話。
カシミールローガンジョシュマトンカレー/チキュウマサラ
〔カシミールローガンジョシュマトンカレー〕
週替わり 1000円(税込)2021年訪問
今日はオプション特製煮玉子+150円を追加
明るい色のグレイヴィは玉葱や野菜の旨味が濃く、やわらか。
ターメリックライスのプチプチとした食感の穀物
甘いとろけるようなパパイアのアチャール
爽やかで鮮やかなな青パパイヤのサラダ
健やかな酸味と甘味と旨味が重なります。
身体においしくやさしいチキュウマサラの特徴的な味わいが並ぶ前菜副菜だけでも一食の満足感はあるのですが、ワンプレートの主役は週替わりの…以下「括弧」内Twitter公式より引用
「ローガンジョシュ16世紀ムガール帝国によって、アフガニスタンからインドに伝えられた、スパイシーなカレー。」
それにブッフブルギニョン(牛肉のブルゴーニュ風)を合わせた夢のようなカレーです。
ぶつ切り骨付き肉のワイルドな香りと旨味を完食すべく鍛えられたスキル(手掴み)を活かし骨まで齧り付けばコラーゲン部分も逃しません。おいしい!
野菜の強いグレイヴィとスパイスと重なる旨さ、そして(インネパ系では望めない)日本的で実に丁寧でおいしく美しい煮卵と絡めながらの味変は正にチキュウマサラ!その喜びが詰まっていて、今日も皿の上の全てがおいしく幸せでした。
私の好みの変遷は今でこそインド料理に偏っていますが、煮込みやスープ料理愛の基礎は母のビーフシチュー(実体はボルシチ)。
外食的目覚めはduncyuで読み学生時食い道楽遠征した大阪の『元祖とんかつカレーカツヤ』、そして東京は『もうやんカレー』を両柱にした無水系。
それから欧州の友人の親御さんが作ってくれた気絶しそうなくらいバターを入れる肉や野菜の絶品煮込み料理も外せません。
チキュウマサラの『カシミールローガンジョシュマトンカレー』もおいしい記憶になりました。
☆チャイ
スッキリ系
メモ2021年5月
〔アイガケ〕
レバノンキーマカレー&スパイシーコルタカチキンカレー
〔週替わり〕
エビカレー
カシミールローガンジョシュマトンカレー
【対応】
↑入り口 アルコール消毒
↑カトラリー 紙袋包み
→席間隔 集団客だと蜜に
↓会話 二人以上客の休憩気分場で緩みがちか。居心地が良い場所からこそ、お店を守るべくマスクマナーを自発的に守って欲しい印象あり。
大人のキーマは酸味の重ね
〔スパイス香る大人のキーマ〕
テーブルに配される炭酸水。今日は緑の柑橘、グラスを傾けるとそれが強く香り心地好い。春をスキップしてしまったような今日明日の真夏日にしっくりくる。
5月の週替わりのテーマはキーマで
今週は大人のキーマ(今日の一皿)
来週は花山椒のキーマ
再来週は
挽き肉の存在感と水分率の高いグレイヴィの一体感がまずおいしい。サッパリとした味わい。
ライスはいつもながらのイエローが美しく、ホールのクローブの香りも嬉しい。
レタスは細かにちぎられドレッシングとあえられている。
水切りヨーグルトは大きなリーフに盛られ、なめらかさとボリューム、酸味と濃厚な乳製品の旨味が強く引き出されている。
(口を変える為にそのままを少し皿の端に取りおきつつ)それを2スプーン分のキーマと混ぜてみると、すっきりとしたフレッシュなキーマに。ヨーグルトとのWサワーが心地好い。
私の幼馴染にお酢メーカーに勤めている一家がいるお陰で子供の頃から相当酢料理をいただいていたせいか、酢煮込みや酢料理には鼻が効く。
今や有名レシピ酢料理代表ともいえる「鶏肉の酢煮込み」等公開されることなく社内では行き渡っており各家庭で食べられていたと思われるものをお裾分けでいただいていたのだから実に恵まれた環境だったと思う。(それら酢は加熱でそのものらしさは全く消えるけれど)
今日はチキュウマサラで健康食にも思えるキーマの逸品を体感できたのは幸いだった。
今回はすすめられた卓上のアクリルスパイスミール(赤)をわずかにかけてた。これがまた、くっきりと鮮やかなキーマに味変となり正直おかわりしたくなってしまった。
個人的には調味料やスパイスを使うのは店に置かれていても完成品に足すようで気が進まない方なのだけれど、キーマには遊び心のような余白を楽しむ料理と感じることができた一皿でした。
〔今日のチャイ〕
地球の飲み物で好きなものを3種類だけ残すとしたら、3つ目は柑橘のジュース(=願いが3つ叶う論で鍛えられた幅広い選択作戦)、と2つめはチャイ…を目当てに茶を選ぶと思う。ちなみに1つめは勿論水です。それはさておき…
私は特にアイスチャイが大好き。チキュウマサラの食後、後客がいるならば長っ尻を避けるべくチャイをそのまま持ち出し、帰り道に少しずついただくその一杯は至福の一時です。
毎回少しずつ違うチャイというのも魅了的で、その日の傾向にあわせた心配りを感じられるのがこの店の楽しみだとおもいます。
今日は濃く、生姜の薫りが後を引く、舌から身体に広がる健やかな味わいでした。
一皿、ひとスクープ、一口、おいしくてきれいで、舌の記憶が新しいままに書き残しておかないと惜しいと思う。チキュウマサラの味わいは今日もまた素敵でした。また、来週。
エキゾチックな薫りと日本的な素材感が魅惑の一皿
〔サバのグリーンココナッツカレー〕週替わり
グリーンのカレーとこんもりイエローターメリックカラーのライスには黒米や押し麦やクローブが混ぜられていて目にも身体にも間違いなくおいしい!
青々としたこぶ蜜柑の葉、細かなレモングラス、添えられた串切りのライムの薫り。
ほどよい加減の濃度のグリーンカレーのおいしいこと!タイのココナッツの強く香る甘さや悪魔的なオイルと唐辛子の刺激的なカレーを踏襲していながら、それらは静かで、それでいて複雑な旨味がスプーンを運ぶ度に口に広がり、それらはやわらかでまるみのあるおいしさ。
切り身の鯖はやわらかで、鯖そのものの慣れ親しんだ日本的なおいしさもあり、それでいて華やかなスパイシーさも両立されていて本当においしい一皿でした。
そしてチキュウマサラは食後もからだ具合の穏やかさに安らぎがあり、癒されます。
【食後から、次を想う】
「鯖は解し身にしてキーマ風かな、それとも先日のチキンのようにつまり焼き鯖かも、いやグリーンカレーだと焦げ目はどうだろう…絶対食べたい…」
訪問前からあれこれ考える待ち時間も幸せでした。
先週、チキンはもちろんのことごはんや副菜全ての美味しさと鮮やかさに魅了されての再訪問です。
来月はキーマ三種が週替わりとのことで、興味が尽きません。また期待、来たいと思います。
花弁と実で眼と舌た身体と精神を満たされる一皿
〔アイガケマサラ〕※アイスチャイ付き
ポークリブ&旨味野菜カレー☆☆☆
渾然一体!溢れるおいしさにドーパミン溢れました。
☆ポークリブ
頑丈で健康そうな骨(ポークリブ)から身離れのよい肉を解しながらいただく。繊維状でしっかりとした濃厚な肉の旨味とグレイヴィの濃さとスパイスがバラバラにすることができない一体感。
無我夢中時間になれたことも感謝!
☆旨味野菜カレー
甘酸っぱい濃い旨い!すごい!語彙力消えるおいしさ!
◎レモンのアチャール
鮮やかなイエローのライスにのせられた爽やかなしょっぱさは引き締まります。
☆☆☆パパイヤ
ぽってりとした豊満な甘さが辛みと鮮烈なホールスパイスの刺激を調和させてくれます。無限に毎日食べたい。
☆ニンジンと
爽やかで軽やかな酸味と野菜のバランス。
☆☆☆アイスチャイ
連日夏日の昼間。新宿のアスファルトの照り返しは衣替え前の季節にも容赦なく。
食後に嬉しいアイスチャイはカルダモンとフェンネルの薫りがで頭とカラダがすっきりする爽やかな飲み口。おいしい!
◎レモン入り炭酸水
カレーと水、慣れ親しんだ組み合わせとはまた違います。作り込まれた味わいには炭酸水のプチプチがあいますね。
テイクアウト
☆☆ムガールチキン(週替わり)
薔薇の花弁の散らされたオフホワイトのクリーム。もう食べる前から美味しすぎるカシューナッツの濃厚なペーストにはマカデミアナッツなどの淡いアクセント。
スパイスを纏い炙られた大ぶりのチキンと濃厚なナッツペーストの重ねがもうおいしくておいしくて、無限に食べたかった。こってりを存分に満喫したのに食後は体が軽やかなのが凄いです。このバランスは本当に素敵ですね。舌と目と脳と身体と全てが喜ぶイメージ。
来週の鯖もいただきたいと思います。
店名 |
CHIKYU MASALA(CHIKYU MASALA)
|
---|---|
類型 | 咖喱 |
|
|
可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
東京都新宿区新宿3-11-12 永谷テイクエイト 2F |
交通方式 |
距离新宿三丁目 225 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999¥2,000~¥2,999
|
付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
6 Seats ( カウンター5席) |
---|---|
個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 隣にコインパーキング |
此時建議 |
|
---|---|
網站 |
☆燻製ナスとサルサベリデのカレー
焼き茄子の半身がトップ、散らされたパクチーが見目麗しく。トマティーヨ※1で作られたサルサベルデ※2が朱色のプレートに鮮やかなアクセント。
きらめくナスグリーン、直火焼きナスを香ばしい皮を燻製に見立て。トマト、玉ねぎ、青唐辛子たちの食感の残されたカレーはチキュウマサラ私史上もっとも辛く、夏らしい爽やかさ。おいしい。
ラタトゥイユ、カポナータ、トマトのサルサ…
日本の夏に似つかわしい旬の野菜をたっぷり入れたそれらの料理たちはおいしさと必要な栄養をたっぷりと兼ね備えています。チキュウマサラの『燻製ナスとサルサベリデのカレー』もまた美味しい夏の料理でした。
※1 トマティーヨ 青トマトのサルサソース
※2 salsa verde サルサ=ソース ベルデ=緑
グリーンのトマトは日本ではなかなかお目にかかりませんね。プチトマトでしたら黄色、グリーンはまあ見掛けますけど。地球はまだまだおいしいものだらけと知ります。
◎ごはん
雑穀と食べ応えあるいつものおいしさ。パパイアとレモン漬けの甘酸っぱさのアクセントにほっとする計算された定位置になった置場の最適解。
◎ズッキーニ
とろけるズッキーニ。クリティカル調理+クリティカルな野菜絶品状態は大当たりで惚れ惚れ。
◎パパドゥ
超エアリーな極薄パパドゥ。夏らしいがチキュウマサラにしては不意打ちな辛さとのやさしい緩衝材。
☆今日のアイスチャイ
今日の刺激を癒す甘めでこくのあるチャイ。
お皿の隅々まで丁寧に気配りされている食事をとる幸せを今日もいただきました。ごちそうさまです。