大久保では珍しい、本格的に焼鳥を楽しませてくれる居酒屋だった♪ : Yakitori Hinadori

営業している時間帯は見たことはないが、ビニールシートを張った入口が気になって仕方がなかった。
残業をしたその日、ついに利用する機会が巡ってきた。

ビニールシートを通して店内を見ると、決して有利とは言えないロケーションにも関わらず、そこそこに客が入っている。

2名であることを調理場にいる女性ふたりに告げると、壁際のテーブル席を促してきた。どうやらふたりはアジア系出身のようで、会話はたどたどしかった。

先ずは店内のテーブルメニューを、それから短冊メニューから本日の飲み物、料理を物色した。
料理、飲み物はチェーン店にはない、気の利いたものが多い。何より値段が手頃なので、安心して楽しめそうだ。

先ずは飲み物は、"ホッピー"と"トマトハイ"で乾杯♪実はトマトハイはメニューにはなかったが、聞いてみると出来ると言う返事が返ってきた。飲み口が良いので、結局2杯目、3杯目も同様とし、焼酎はさらに濃いめにした。

迷いながらも、気になる料理を次々と注文した。
焼鳥を適当にタレ、塩で頼もう。それから煮込みも旨そうだ。変わったところでは、"うるい山菜天ぷら"、"ふきのとう海苔"あたりが珍しいかも知れない。
いずれの料理もアルコールが進む味で、まず満足できる味わいだと思う。

ふたりの会話が途切れ、あらためて店内に目をやった。いつの間にか客で満席になっていて、テーブルはもちろん、カウンターですらひとり客でなくても座っている。
年齢層には幅があり、この手の大衆酒場にしては珍しく女性客もいた。

割りものは焼酎は適当だし、料理は楽しめた。
だからこそ、リピーターが多いように感じた。
大久保では百人町の繁華街とは全く逆の北新宿1丁目のロケーション。良い店は、客が集まる好例が"ここ"にあると感じた。