池袋2丁目、劇場通り「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」の「池袋壬生」。【29th】
続・蕎麦が食べたい時には来てはイケない。
と、約10年前にレビューした時は、「信じられない」とか「不思議な看板」とか「私はナシ」とか「港屋のパクリだ」とか、いろいろなコメントをいただいたが、この本丸を拠点に、様々に派生した面白い店たちを見せてくれた。
10年ひと昔と言うが、もう、時代は変わったであろう。
「株式会社のみもの。」が展開する。
わが地元・池袋では、「カレーは飲み物。」「カレーは飲み物(揚)。」「とんかつは飲み物。」「焼きそばは飲み物。」「ハンバーグは飲み物。」「カレーは飲み物。(壺)」「ビーフストロガノフは飲み物。」「洋食は飲み物。」など、いろいろできた。
忘れ去られがちなのが、「カレーつけ麺。ちゃんぽん麺。壬生」である。
この店と同等に「壬生」が冠された稀有な店だった。
僕は個人的に、その店から急激にファンになったのだ。
安くて美味しくて腹一杯になる店だった。
しかし、原価が高かったのか、長持ちせずに次の業態へ移行してしまった。
さて、この本丸。久々の訪問である。
ジャスト地元であるので、気分が合致したときに度々訪問する。
どんな気分か?
ソレこそが重要なのである。
冒頭に書いたように、日本の蕎麦が食べたい気分の時には来てはイケない。
どちらかと言えば、つけ麺気分である。
今となっては当然感だが、最初は戸惑う感が存在したであろう。
「肉そば・大」(1,050円) ーー 写真の通り。
最近は、いつも同じモノしか食べないので、何度レビューしても代わり映えがしない。
やや太めのコシの強い麺である。
もちろん、そばの風味がある。
武蔵野うどんに対して、武蔵野そばがあるとすればこんな感じだろう。
つけ汁の表面に、かなりの量のラー油が浮かんでいる。
ラー油は軽いので、食べているうちに、少なくなっていく。
だから、追いラー油をして食べるのが望ましい。
つけ麺気分のそばから、味変で和そばの方向性へ移行させたい人は、そのままでもイイ感じ。
もっと言えば、和つけ麺へ味変したい人は、一旦天かすを入れて、ラー油を一掃させ、魚粉を足してみると、魚介系のつけ麺の雰囲気に変わったりもする。
元々のコンセプトは当然に存在するが、各人が好きなように食べられるという部分も、この店の人気の一つだろう。
あと、量。
小・中・大と、同じ価格なので、大を選べば、かなり腹一杯になる。
その腹一杯感も、満足につながる。
ごちそうさまでした。
(文責:京夏終空、2023.9.29)
(322件/3.49)
池袋2丁目、何故蕎麦にラー油を入れるのか。の「壬生」。【29th】
池袋の「蕎麦ラー」と呼ばれる「壬生」。
この店も、コンスタントに通っている。
和蕎麦だという認識を捨て、つけ麺感覚で気に入っているのである。
前回アップが、2015.7.7。
ちょうど、4年が過ぎた。
メニューは、ほぼいつも同じモノで、トッピングがやや変わるぐらい。
ネギ増し、のり増し、つゆ増しが50円で有料になった。
「肉そば(大)」(890円)+「ちくわの天ぷら」(180円) ―― 写真の通り。
ちくわ天が増えた分、何だか、デカさに磨きがかかった感じ。
ちくわ天は、大きめのちくわの、まるまる1本の磯部揚げ風の天ぷら。コレ、何気にウマい。
つけ汁の表面にラー油が浮かんでいるので、徐々に少なくなっていく。
で、テーブルアイテムの、ガーリックチップ入りのラー油を足していく。
天かすも、少なくなったら、少しづつ足していく。
それに対し、ネギ・のり・白ゴマは、ノーマルでもふんだんに入っているので、あまり気にならない。
前回以前も書いているが、和蕎麦の雰囲気を期待してはイケない。
つけ麺である。そば風つけ麺だと思うと、抵抗は少ない。
僕自身も、基本的には、和蕎麦派である。
でも、しかし、馴染んできた。
この件に関しては、多くの人間と議論した。
食文化として、守るべきモノもある。
でも頭での抵抗には、徹底抗戦した。
すると、こう返された、コトがある。
「じゃぁ、寿司にラー油はどうなんだ?」と。
確かに、一部の寿司屋では、もうスデに、ラー油寿司や、カルパッチョ寿司のような独創的な寿司を出している店もある。
何十年も前に、カリフォルニアロールで、寿司にマヨがデコされていたのを初めて見た時には、僕自身も抵抗があった。
きっと、過渡期なんだろう。
そして、蕎麦を蕎麦としてのみ捉える時代が過ぎ去っていくのだろう。
自分に言い聞かせたつもりだが、片や、何だか、そんな、想いを抱きつつ食べている。
最後に、魚粉入りのそば湯を入れて、器を空ける瞬間、僕が、今、食べたモノは、つけ麺でしかないような気もしている。
ごちそうさまでした。
パイナップルファンは、酢豚を許せなかっりする。
アボカドファンは、ワサビ醤油を浸けるなという。
納豆ファンは、納豆カレーを許せなかったりする。
大福ファンは、イチゴを入れるなという。
でも、各々、好きな人は、大好きで、むしろ、そう食べたいと言う。
何でもかんでもウマけりゃアリだと、無条件に声高に言うつもりは無いが、今のトコロ、僕は、蕎麦ラー、気に入っている。(笑)
(文責:京夏終空、2019.7.8)
(135件/3.49)
池袋2丁目、ラー油で食べるそば屋。【29th】
蕎麦が食べたい時には来てはイケない。
和洋中で言えば、和中なんだと思う。つけ麺気分でもいいかもしれない。
いつも「肉そば」なんだけど、今回は初めて「鳥そば」を食べてみた。
基本的な構造は変わらない。ただ一つ大きく違うのが、つけ汁が温かい。
相変わらず、表面はラー油の海である。海苔に付着する雰囲気が今となってはむしろイイ。
中太に近い蕎麦のコシも噛み応えバツグン。蕎麦の味自体は、咀嚼回数をムダに増やさないと感じ取れない。でも、和蕎麦だと思わずに、つけ麺感覚で食べると抵抗は不思議と無い。
そもそも、コレが何かなどと考えずに、単にウマいと思って食べればイイ感じのモノである。
初訪問の時に感じたいろんな驚きも少なくなってくる。
こういうモノだと思い再訪する。
コレ、ハマる感じに近い。
基本的には、味を度外視した単に奇をてらうような商売は好きではない。
しかし、何度か訪問するうちに、この店がそうでないコトがよくわかってきた。
今は、普通に、ウマい店だと思って通っている。
評点を上げた。
1年ごとに1つ記事を書いている。
今日は、七夕。
晴れてくれると、いいな。
(文責:京夏終空、2015.7.7)
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再び、「肉そば」を食べる。
かなり落ち着いた雰囲気で食べられた。
暑い日が続き、ノーマルなそば(ざるそば)などを食べ続けると、たまには冒険したくなる。2度目だろうと3度目だろうと、相当期間をあけて訪問すれば、このアブノーマルなそばのウマさに気付く。
今回は、そば湯のトコロに書いてある説明通り、カツオの魚粉を投入し、そば湯をいただいた。
ウマい。コレもアリだ。節系のつけ麺のラストに近い。
この店、決して、そばを食べたい気分の時に来てはならない。
アブノーマルなそばを求めた時に、訪問する。それでいい。
(非更新再訪メモ、2014.7.21)
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旧タイトル『池袋の壬生浪士。』(2013.9.24)
店名「壬生」の看板には、「麺 池袋 壬生」と書かれている。「壬生」については京都出の徳川びいきの僕としたら、大いに語りたいところだが、字数がいくらあっても足りないのでやめておく。しかし、コノ店、店名の看板より大きく目立つ看板がある。忠実に書いてみる。『なぜ 蕎麦にラー油を入れるのか。』...最後が?でない。しかし、文頭に「なぜ」があり、少々の空間があるから、「~入れるのか?」と言う疑問文だと推定できる。まさか、「~入れるのかっ!」って、怒ってる?いや、そんな感じでもなさそうだし...。次に、疑問文であれば、答えがあるのではなかろうか。この質問の考えられる答えはこうだ。①ウマいから。②楽しいから。(面白く、変わっているから。)③不思議でわからない。(えっ!蕎麦にラー油を?)おそらく、店側の答えの基本は①であり、客にまず期待するのが②や③なんだろう。そして、②、③の答えの客が、店の用意する①の答えのみになったときに、店も、客も双方喜び、同時に、この問いかけは、決まった答えを持ってしまったことで、ある意味終了せざるを得ない。
「肉そば(大)」(\750) ―― そばの上に、煮焼きしたようなスタミナ風の味付けをした牛小間肉が乗っており、更に、長ネギ、白ゴマ、刻み海苔がふんだんにかけてある。ただし、着丼時は、刻み海苔のあまりの多さに、ほとんど海苔しか見えない。つゆは別の器で、表面のかなり厚みのある層を、ラー油が占領している感じ。まず、海苔などを除けて、そばだけを入れて食べてみる。「食べるラー油」が結構もてはやされた時期を通り越しているので、そんなに目新しさはない。辛さもあまり無い。ただ、そば自体が太麺で、かなり弾力のあるコシをもっているのと、通常のように麺をくぐらせずに食べてしまうと、ほぼラー油のみのつけ汁になっていまうことから、「和」の食べ物でなく、「中華」に近い印象を受ける。それでも、麺をよく噛んでゆくと、次第にそば本来の味が少々ではあるが、蘇ってくる。こういう感じが基本なんだなと理解したところで、具材などと一緒に食べてみる。生卵と天かすがテーブルに置いてあり、自由に入れられるので、天かすも入れる。全体的には、担担冷やし中華をつくっていて、挽き肉が無かったから小間肉にして、麺だけ間違ってそばを茹でてしまった感じである。肉そばだったからかも知れないが、ココに錦糸卵とキュウリと紅ショウガを入れてもさして違和感は無い。そう思いながら食べ進んでゆくと、ある変化に気付く。だんだん、冷やし中華が和そばになってゆく。当たり前と言えば当たり前なのだが、ラー油は浮いている。なので、大量にあった刻み海苔が、ラー油を吸って徐々にラー油率が低くなってゆく。テーブルにラー油が置いてあるのは、このことかと納得。しかし、僕は、和そばも好きなので、あえてこのまま最後までいってみた。(他、生卵使用せず。蕎麦湯使用せず。魚粉使用せず。冷たいそば茶は美味しくいただいた。食券方式で基本はセルフのようだが、何だか席までもってきていただいた。大・中・小同料金。初訪。)
食後の感想を、「なぜ 蕎麦にラー油を入れるのか。」と、頭書の疑問文で聞かれたら、「まだ一度目なので、よくわからないけど、中華と和というウマい2種類のそばのグラデーションを楽しめるから。」という答えになる。まんまと①②③を網羅してしまった。だから、僕の中でこの質問はまだ生き続けている。
※明治通り沿いの大久保辺りにも、支店?がある。この店の店名は「壬生」だが、大久保の方は何とそのまま「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」が店名になっているという。電話とかかかってきたら、どうやって出るのか、試しにかけてみたくなる。だって、電話かけたらいきなり質問されるわけでしょ(笑)
店名 |
Ikebukuro Mibu(Ikebukuro Mibu)
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類型 | 蕎麥麵、油炸食品、沾麵 |
03-6914-2880 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
東京都豊島区池袋2-73-3 サンスプレンダー池袋 1F |
交通方式 |
·從JR山手線、東武東上線、地鐵有樂町線“池袋”站20a出口徒步約15分鐘・從地鐵丸之內線“池袋”站C6出口向北約10分鐘・從首都高5號池袋線“北池袋”出口開車約5分鐘・從都道“池袋2丁目”交叉路口向北約200米・從“區立池袋小學”向南約150米 距离池袋 701 米 |
營業時間 |
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預算 |
~¥999 ~¥999 |
預算(評價匯總) |
~¥999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
服務費收費 |
なし 食券制 |
座位數 |
26 Seats ( 吧臺6席桌子12席,涼臺席8席) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 附近有投幣式停車場 |
空間、設備 |
有吧檯座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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服務 |
提供外帶服務 |
關於兒童 |
接待兒童
可 |
服裝規定 |
無 |
網站 |
https://nomimono.co.jp/brand/nazesoba/shop/ikebukuro_honten.php |
開店日 |
2010.9.1 |
備註 |
積極挑戰EC銷售!有關詳細信息,請參閱主頁。https://nomimono.co.jp/ |
店鋪公關 |
“為什麽要吃蕎麥面”就是從這裡開始的!在池袋的角落創造出新一代的蘸汁蕎麥面,進化而來的蘸汁蕎麥面店
『為什麽在蕎麥面裡放辣油?』是東京都內有11家店鋪,甲信越有4家店鋪的肉蕎麥面店。以“鼻祖”著稱的創業店自2010年開店以來一直受到眾多顧客的喜愛。與被業內稱為lanobet係鼻祖的命名相反,自家制的獨特性高的理想鄉村蕎麥面和原創混合的辣油組成的名產的肉蕎麥面是其他店無法追隨的孤傲的一碗。請拋開固有觀唸食用。 |
[b:「他們為什麼不在中國麵條裡放辣椒油?」]我心裡想。 (笑)這是池袋「Nomono」集團的總經理。這也是我十多年來經常光顧的當地商店。正如我在之前的評論中所寫的,我認為這是一家您應該去的餐廳,不是為了蕎麥麵,而是為了沾面。去年,也就是2023年秋天左右,掛起了吸引我注意的布條。我終於可以參觀「新推出的蕎麥麵店引以為傲的中國麵條」了。 「[b:叉燒蕎麥麵]」(1,190日圓) - 如圖所示。視覺效果當然是中國麵條。我覺得有點奇怪,裡面有很多渣滓。當我把麵條拿出來時,這是蕎麥麵。 「蕎麥麵」又厚又耐嚼。湯有點甜,有點油,但沒有所謂的「黏性」太強。相反,kaesish中的醬油和魚粉的味道更有吸引力。裡面還加入了很多柚子碎片,給人一種清爽的感覺。是的,我覺得如果不介意甜度的話還是很好吃的。但是,我們使用的是本店獨有的商品。這是魚粉和辣椒油。在你感受到持續的甜味的阻力之前,辣椒油是最後的一道精緻的菜。是的,很好吃。謝謝你請的這頓飯。當您想吃拉麵時,您可以將其視為候選人嗎?三個月過去了,心情有些複雜。 (撰稿:鏡花宿,2024.5.3)(345/3.49)