二次会利用お断りの店だが、もうじんぐ以外利用法が思い付かない　#冷徹な事実 : Yamazaki

...と、題名と別掲のシャシンならびにシャシンのコメント欄で当店の本質は語りつくされるものと個人的には死霊もとい思量するところであるが、「ギョーザのおいしい店」と大見栄をきっている点、二次会での利用ではなく、すなわち酒精が入らぬ新鮮にして厳格な味蕾のコンディションにての訪問を請われている関係上、そうもいかぬので少々。

ギョーザ、チャーハンなショーワなチューカではやきそばに決めている。

決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。

もしあるとすれば大凡炒麺というもの、麺類（ここでは小麦製の加工食品一般の意味）の出来具合、茹でるなり蒸すなりでの還元度合いの技、均一に揃った具材を作り上げる刀工の確かさ、滑油や上漿、対汁など「合わせ技一本！　」による烹調の総合力などを、いっぺんに確認することが出来るから、などという聞きっかじりな半可通風を吹かせるためではなく、単に油まみれの中華麺は喉の通りが良く、腹への納まりがいいから、とは、身も蓋もないから黙っている。

そう言いながら大人数で角の食卓を占領し、（実は一次会で）適量以上に摂取された C2H5OH或いは／及びCH3CH2OHで脳が煮えた状態で、やきそばに限らずアレコレと、まさにもうぞ食い的に御菜を注文し、レモン・サワーでなかば流し込むようにがぶがぶ食らってみると、

「いや民衆とは美味佳菜を求めている訳ではないのだよ」

と、しみじみとつぶやかない、事もない。