何の変哲もない町のイタリアンに集う客は何故か財界人ばかり : Pikkoro Gurande

麻布十番のちょっとはずれにある何の変哲もないトラットリア。例えは悪いが、東京近郊のベッドタウンにあるようなちょっと可愛らしい印象の店構え。

尊敬する先輩S氏のお気に入りの店。互いに忙しい中、時間を作って食事をしようと友人を誘いあって入店。T社の新東京本社プロジェクトなど、いろいろ面白い話を伺う。しかし、多忙なS氏は、某大手流通企業の社長として転職したH氏の追出パーティーの幹事の一人で、まさしくこのレストランの1Fでそちらも同時進行。私もH氏の前職ではいろいろとお世話になったので、ご挨拶。そうこうしているうちに、2Fに大手機械メーカーの重役ご一行が到着。本当に、ここは経団連会館の食堂みたいなんですが...

さて、料理の方もやはり郊外のイタリアンという雰囲気が拭えなくもない。そんな中、印象に残ったのがアラビアータ。もう少し、ソースは軽めの方が好みではあるが、決して悪くはない。ただし、Sさんにかかると“日本一美味しいアラビアータ”になってしまうので、そこは、話半分にとどめて置いたほうがいいかもしれない。

結局、H氏のパーティーが盛り上がりすぎて、我々は流れてヴィノ ヒラタに行くことに。そこで、またしこたま飲んでしまったのだが...