全部オシャレです。 : FRANZ

広尾駅からかなり歩きます。てくてく歩いて目的地に近づくとGoogle mapが裏路地の奥に私を連れて行こうとするので、まさかこんな場所に…と目的地をスルーしてその周りをグルグルまわってみましたがお店が見つからず。疑っていたGoogle mapを信じて裏路地の奥に進むと小さな古民家がありよく目を凝らすと『FRANZ』の文字が。
店内はオープンキッチンでカウンター8席のみ。燭台に蝋燭の火が灯りドライフラワーやかわいい雑貨が所狭しと並べられ独特な雰囲気を醸し出してます。全てがいちいちオシャレで素敵です。

メニューはコース10000円のみ。

頂いたのは
⚪︎トリュフのワッフル
　（ワッフルの上にクリームとトリュフが。クリームの塩気がワッフルの甘さを引き立ててます。口に運ぶとトリュフの芳醇な香りがフワッと鼻に抜けなんとも心地いい。）

⚪︎お豆腐とカリフラワーのピューレ
　（まさかお豆腐がこんなお料理になるとは。斬新ですが美味しい。優しい味のカリフラワーのピューレと大豆の甘さを感じるお豆腐に香りの強いスパイスを合わせて。アーモンドのカリカリの食感が楽しい。）

⚪︎鮪の燻製
　（薫香がするねっとりとした鮪にホースラディッシュの爽やかな辛さがアクセントに。）

⚪︎フグのフリット
　（萩のフグのフリットは塩加減が絶妙。ブラータの中のトロトロを集めたストラッチャテッラというチーズとフェンネルを添えて。）

⚪︎牛テールの菜の花のラルド包み
　（牛テールはトロトロで飲めるほどやわらかくシャキシャキの歯ごたえが残る菜の花が食感の良いアクセントに。テールは赤ワインとオレンジで煮込んでいて赤ワインのコクと爽やかなオレンジの香りがとても上品。里芋のピューレ添え。）

⚪︎仔牛のカツレツ
　（カツレツにはラクレットチーズが挟んであります。レモンアンチョビソースを付けて。じゃが芋とタルティーボ添え。たっぷりのバターでソテーしたカツレツは衣がカリッカリでナイフを入れると中からトロトロのラクレットチーズが。焼き立てのパンと共に。）

⚪︎渡蟹とオリーブのパスタ
　（ニースのオリーブは香りも味も強く渡蟹にも負けない存在感。パスタはタヤリン。）

⚪︎コンテチーズ
　（そのままでも美味しいですが蜂蜜を付けても美味しい。岩見沢の小麦色を使った焼き立ての黒胡椒のパンも一緒に。黒胡椒のキリッとした辛さがワインとチーズに合い過ぎてエンドレスで手が止まらない。）

⚪︎デザート
　（ベリーのマリネの上にプリン、ラムクリーム、コーヒーリキュールが。ベリーの酸味とプリンの甘みがちょうどよくラムがほんのり香るクリームで大人のデザートに。）


雰囲気もオシャレですがお料理もオシャレ。使う食材や組み合わせに一捻りあるのでシンプルなお料理ですが斬新さがあり楽しめます。途中で2回パンを焼いて出してくれるのですがこのパンが絶品。カンパーニュを熱々で頂きます。水分量がとても多いのでもちっとしてるのにプルプルでやわらかく口の中に入れると溶けてゆきます。焼き立てを頂けるなんて贅沢。
サービスはセルフ的な所はありますが私は気になりませんでした。1万円でこの内容ならコスパ良いと思います。