お腹も心も満たされるアットホームな日本料理 : Sakou

貴重なお席に参加させていただき、とても楽しみにしながら初訪問です。
お店の位置がGoogleマップですと隣の通りを表示されることがありますので、注意が必要です。
突き当りに表札のあるところがお店です。

器や盛り付け、装飾なども華やかで目にも楽しく、手の込んだお料理であることがわかります。
またそれを説明してくれる大将がとてもチャーミングでファンになること間違いなし。
お料理が美味しいだけでなく、そのようなおもてなしの心意気がとっても素敵な食事でした。
この日のお料理の詳細は以下です。

●八寸
生花の桜と水仙が飾られた、とても華やかな見た目で登場。
そこにあしらわれた3色の水引きでも春を表現。素敵すぎるおもてなしです。
さらにお料理がのっているお皿は、貝殻を使ったものなのですが、大将自ら作ったものだとか。
器選びのこだわりもお聞きしました。
色んな食材を使いながら一口サイズのお料理が並びます。
中でも特に印象に残っているのは卵の黄身と黒ごまペーストを合わせたもの。胡麻ペーストのなめらかさと黄身との組み合わせが珍しいです。
日本酒に合いそうなお料理もあり、ここから日本酒も合わせていきました。

●お椀
一番出汁に春らしくひな祭りの菱餅を模した三色のしんじょに白魚を蒸したものを合わせて。
優しいお出汁とふっくら食感の白魚です。

●お造り
・鯛と鯛の白子
・まぐろ赤身、黄身醤油
・甘海老、塩で。
とこの3種で終わりではなく、なんとワサビの葉の下にそれぞれ違うお料理が隠れています。
このワサビの葉も食べられるとのこで、苦味とほんのり辛味を味わいました。
お刺身では甘海老が一番の好み。塩を合わせることでより海老の甘みが引き立ちます。
牡蠣、たこ、あともう一つ…
酢味噌などと和えたおつまみで、日本酒にもぴったりでした。

●焼物
銀鱈にふきみそを添えて。
春巻きには旬のホタルイカと筍、春雨が入っていて、ホタルイカの苦味と筍の食感がアクセント。日本酒を飲んでいたけど、パリパリ具合にビールが欲しくなり、皆んなで小ビールをいただきました。
キタアカリを丸ごと一つ炭火焼きしたものにベシャメルソース。じゃがいもがとっても美味しい。
また食べたい一皿。

●お肉
豚肉の東京X、味噌仕立てのソースと合わせて。
脂身が甘く、ソースとも合います。持ち帰らせてもらいました。
季節の野菜とその余った部分も無駄にしないよう、ジュレと合わせたサラダに。野菜がみずみずしいです。

●胡麻豆腐
胡麻豆腐に合わせるのは京こかぶ。青いソースははカブの葉っぱを使ったすりながしです。
カブの出汁を使ったスープと合わせて、優しい味わいで癒される一品です。

●ご飯
・鯛めし
鯛だけでなく、うなぎ、帆立、白魚、桜エビ、卵焼きがのっています。
お出汁を吸ったご飯が美味しくて箸が止まりませんでした。
丸ごと持ち帰りができるようになっているので、少しいただき、持ち帰りました。2日連続で食べられるのは嬉しい。また食べたいです。

・素うどん
シンプルなうどんに鰹節をのせて。
やっぱりお出汁が優しくて美味しいです。

●デザート
なんと5種類も！そしてどれもが本当に美味しい！
ゼリーとジェラートを食べて、
コーヒープリン、桜餅、シベリアは持ち帰り。
コーヒープリンはなめらかで程よい甘さ。説明が難しいけどとにかく美味しくて好みのお味でした。
次に桜餅。中のいちごが大きくてジューシー、すごく甘い。
桜餅やいちご大福のようなお菓子は食べる機会が少ないのですが、こんなに美味しいのかと気付かされました。ただこんなに美味しい桜餅を食べたのでハードルが上がってしまったのではないかと思うほど、美味しかったです。
最後にシベリア。まずはその大きさに驚き。一人分でこんなに食べて良いのでしょうか。
カステラ部分が甘くて、コーヒー、緑茶とあわせていただきました。

本当に満たされる食事でした。