荻野氏の阿茶羅なのだ、の巻
金曜日の夜です。
溜息山王から赤坂通りを乃木坂方面にノテノテノテ。
暑い!
ラッコのザビエル禿げに容赦なく襲いかかる、真夏の夕暮れの陽射し。
剥き出しのザビエル地肌が日焼けしちゃうと、後頭部に真ん丸な蒙古斑ならぬ褐色斑ができるやないかい。
まっ、いいか。
自分じゃ見えないし、それを気にするなら頬のシミも首筋のイボも何とかしたくなってまうやないかい。
なんて、とるに足りないことをボンヤリと考えながら辿り着いたのがこちら、”赤坂おぎ乃”さん。
前回は春の食材。
今夜は真夏なので、鱧かな?
お一人様なのでカウンターの正面にご案内され、荻野氏と副料理長の堀内女史にご挨拶。
良いですねぇ、この距離の近さ。
お二人の笑顔に、心より持て成そうとされる意気込みを感じとります。
他の六名の方がお揃いになり、荻野氏の口上で今夜の宴がスタート。
テーマは七夕とのこと。
さてさて、そのコース内容は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
肩の凝らない接遇がこちらの持ち味ですが、一皿一皿の完成度も秀逸。懐石の他店に比べ、コスパの良さも抜きんでており、それが多くのお客様を引き寄せる魅力なのでしょう。
無闇に高価な食材は使わず、吉兆仕込みの技量で素材の滋味と地味を最大限に引き出した珠玉の一皿に、思わず感嘆の溜息が漏れてしまいます。
その溜息を正面で引き受けた堀内副料理長。
『ホントに美味しそうに食べていただいて、こちらも嬉しいです』と、笑顔が弾けます。
その堀内女史、他の方との会話の流れで、三重県立相可高校のご出身と判明しました。
かの食物調理科は、2016年の伊勢志摩サミットの昼食会の調理を担当したことでも夙に有名。その調理部部長の重責を担われていたのだとか。
数年後輩には、東銀座の”いづく”の崎氏もいらっしゃり、『当時から高校生とは思えない発想力でした』と実力派の後輩を引き立てることも忘れません。
きっと素敵なご関係なのでしょう。
”いづく”さんには九月にお伺いするので、忘れずこの話題で崎氏をいじっちゃおうかな、アハッ。
<コース内容:七夕がテーマの献立>
●食前酒:
・葡萄ジュース、ノンアルコール
●前菜:
・冷製茶碗蒸し
・ゴールドラッシュの摺り流し
・オクラ
・隠元
●向付:
・赤茄子:熊本
・毛蟹:噴火湾
・枝豆のずんだ和え
・トマトジュレ
●お椀:
・黄金鱧:天草
・挽き立ての鰹節一番出し
・冬瓜
●お造り:
・目一鯛:三重
・鰹:藁焼き、酢醤油玉葱おろし
●阿茶羅:
・車海老
・帆立:焼き目
・泥障烏賊
・海苔佃煮
・黄身醤油
●鮑素麺:
・黒鮑:房総
・三輪素麺:白髪
・吸とろろ
●八寸:
・白ミルの炒り胡麻和え
・マルシンの焼きシャブ:讃岐オリーブ牛
・ほうれん草と炭火焼き椎茸のお浸し
・フルーツトマトとジュンサイ
・シルクスイートの焼き芋の天ぷら
・生湯葉
・揚げアボガドとシャインマスカット豆腐
・真蛸のチリ梅酢
●焼き物:
・稚鮎の蒸し焼き:
・天竜川
・黒ビール
●揚げ物:
・虎魚の天ぷら
・塩水ムラサキウニ
●箸休め:
・無花果
・白味噌カシューナッツ餡
●ご飯物:
・一膳目:鰻丼
・二膳目:玉蜀黍と太刀魚
・三膳目:ジャコ、卵黄、海苔
・四膳目:生唐墨、鰹節、煮午房
・お味噌汁:午房
・香の物:瓢箪昆布、胡瓜、長芋、蕪
●デザート:
・わらび餅:メイプルシュガー
・マンゴー:宮崎、ミルクアイス
●お茶:
・阿波番茶
<お酒>
・プレモル
・Ohmine 3grain:大嶺3粒 夏のおとずれ、山口
・磯自慢:純米吟醸、焼津
・宝剣:純米、呉
・宮泉:純米吟醸、福島
荻野氏=徳岡氏×奥田氏の公式
金曜日の夕暮れです。
赤坂です。
今夜は四名での赤坂おぎ乃さん。
たまたま副料理長の堀内さんとさる食事会でご一緒したことがきっかけで、今夜の末席を濁すこととなりました。
五時半からの一回転目。
溜池山王駅から赤坂通りを乃木坂方面にノテノテノテ。
左に折れたくだり坂に行燈を発見。
素敵な設えですね。
暖簾をくぐると、心地良い御香の香りに満たされた中待合。癒されました。ささくれた心の澱みがくまなく洗い流されます。
全員が揃ったところでカウンターに入ると、直線の七席。左奥に座り、副料理長の女子にご挨拶。白州のハイボールで唇を湿らします。
さてさてそれではいただいたものは以下の通り。
一皿一皿のコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
吉兆、小十で研鑽を積まれ、奥田の料理長を経て二年前にオープン。
端午の節句を意識した菖蒲の梅ジュースに始まり、初夏にピッタリの冷製トマトシャーベットでスタート。
その後も根室のバフンに噴火湾の毛蟹、旬の鮎魚女、喉黒、舞鶴の鳥貝に房総鮑、天竜の稚鮎にドラゴンサイズの太刀魚。対馬の煮穴子で油断を誘い、一色産の大鰻とは・・・!
銘酒を五種類聞こし召したにも関わらず、お会計時には、えっ、こっ、これでええのん?
接遇も実に心地良く、大人気なのもむべなるかな。
<コース内容>
●食前酒:
・梅ジュース:菖蒲漬、ノンアルコール
●前菜:
・冷製フルーツトマト
・ホワイトアスパラ、グリーンアスパラ、
・ジュンサイ、茗荷、トマトシャーベット
●向付:
・根室バフンと噴火湾産毛蟹の黒酢ジュレ
・スナップエンドウの焼き浸し
・オクラ、ちりめん白菜
●お椀:
・鮎魚女葛粉、胡麻と蓬豆腐、ジュンサイ
・お出汁:本枯節と昆布
●お造り:
・喉黒:備長炭と藁炙り
・眞子鰈:チリ酢
・付け添え:おかひじきの出汁漬け
●焼き物:
・鳥貝の付け添え醤油の筒焼き:舞鶴
・薬味・炒り胡麻
●焼き物:
・中トロ黄身醤油:備長炭炙り、やま幸
・長芋、生海苔佃煮
●蒸し物:
・鮑の飯蒸し:大和芋添え
●揚げ物:
・稚鮎の唐揚げ:天竜川、胡瓜
●煮物:
・太刀魚:針切り
・アオサ餡掛け:苫小牧
●八寸:
・蛸の桜煮
・チマキ:エボ鯛、塩〆、ガリ酢
・平貝:炙り、梅酢
・うるい:蛤出汁
・ヒウチのキノコ餡:神戸牛
・泥障烏賊:生唐墨巻き
・うすい豆:擦り流し
・シルクスイート:素揚げ
●煮物:
・穴子:対馬産、山科ナス、新じゃが擦り流し
●ご飯:
・一膳目:桜海老、筍、花山椒
・二種目:鰻の地焼き、一色産
・三膳目:じゃこ、赤身、堀川牛蒡、卵黄
・四膳目:鰻の地焼き
・お味噌汁
・香の物:瓢箪昆布、胡瓜、長芋他
●デザート
・胡麻のブラマンジェ
・静岡、完熟天使音メロン
・ココナッツとパッションフルーツシャーベット
●お茶:
・阿波番茶
<お酒>
・ハイボール:白州
・宝剣:純米、呉
・而今:純米吟醸、三重
・みむろ杉:なっ純米、奈良
・日々:純米、京都
・森嶋:純米吟醸、茨城
店名 |
Akasaka Ogino(Akasaka Ogino)
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類型 | 日本料理 |
預約・查詢 |
03-6277-8274 |
可供預訂 |
可以預訂
2部制 |
地址 |
東京都港区赤坂6-3-13 |
交通方式 |
距离赤坂 168 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
¥20,000~¥29,999 |
預算(評價匯總) |
¥30,000~¥39,999¥30,000~¥39,999
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX、JCB) 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
7 Seats ( 吧臺7席,) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
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網站 | |
開店日 |
2020.3.10 |
月曜日の夜です。
赤坂です。
今夜は凡そ四ヶ月ぶりのこちら、赤坂おぎ乃さん。
おひとり様なので、右に四人連れの二組のご夫妻、左は妙齢のカップルに挟まれ、カウンターの真ん中に着席。
自然と耳に入る会話に、フムフムフム。
おひとり様も良いけど、気の合う方達との食事も楽しそうだなぁ〜、アハッ。
さてさて今夜のテーマは″吹き寄せ″とのこと。
如何に彩り良く飾り付けるのか、それが勝負ということですね。
落ち葉舞い散る季節なので、紅葉にインスパイアされた素敵な盃に下関の天美の新酒を注いでいただき、今宵の晩秋の宴がスタート。
それではいただいたお皿は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
吹き寄せのテーマ通り、彩りの美しい食材を重ね合わせた盛り付けに、いつものことながらただただ溜息の連続。
ハシリの鳥取の松葉に香箱も登場し、正直、腹パンの一歩手前。
週の初めからこの調子では、人並みの体型に戻れるのは一体全体いつのことになるのやら、アハッ\(//∇//)\
<いただいたもの>
●食前酒:
・天美:新酒、下関
● 前菜:
・茶碗蒸し
・香茸の擦り流し
・真鱈の白子
・百合根
・下仁田ネギ
● お凌ぎ:
・車海老
・松葉蟹
・トンブリ
・舞茸:炭火焼き
・ほうれん草
・黒酢ゼリー
●椀物:
・蒸し聖護院かぶらおろし
・白甘鯛
・清流素麺:富山
・木耳
・鰹節:一番出汁
●向付:
・泥障烏賊:酢橘
・大トロ/砂擦り:備長炭の焼鏝仕上げ
・中トロ
・馬糞ウニ:塩水
・黄身醤油
・海苔佃煮:自家製
●焼物:
・鰆の藁焼き:鳥取
・長芋:このわた醤油
●箸休め:
・煮えばなご飯
・唐墨:自家製一年熟成
●強肴:
・香箱蟹:酢橘
●八寸:
・なます:柿、胡瓜、人参
・秋刀魚フライ:梅おろし
・イクラ:菊菜お浸し
・鮑:肝和え、炒りごま
・鴨:治部煮、愛知
・シルクスイート:焼き芋天ぷら
・鮟肝
●焼物:
・猪
・蒸し栗:摺りおろし
・朴葉味噌:茸、胡桃、銀杏、牛蒡
●炊き合わせ:
・源助大根:加賀野菜
・根三つ葉
●ご飯:
・一膳目:鰻丼
・二膳目:松葉蟹の炊き込み
・三膳目:全部入り:
卵黄、雑魚山椒、牛蒡茄子、鮪、イクラ
・お味噌汁:ナメコ
・香の物:昆布、胡瓜、蕪、長芋
●デザート:
・洋梨
・栗きんとん
・ほうじ茶プリン
●お茶:
・阿波番茶
<お酒>
・白州:ハイボール
・天美:新酒、山口
・楯野川:純米大吟醸、ひやおろし、山形
・磯自慢:純米吟醸、焼津
・而今:きもと赤磐雄町、三重