フルーツの奇妙な冒険 : furu-tsupa-ra-fukunaga

大将季の盛り合わせ　1000円
フルーツ・パフェ　900円
柿・パフェ　1200円
フルーツ・トースト　700円

1973年創業したこのフルーツパーラーフクナガさんが2023年2月28日をもって閉店しました。残念でした。

店内はフルーツの香りで満ち溢れています。座った後、約3〜4メートル離れた席のお客様がキウイサンドやフルーツパフェを注文しました。そのフルーツの強烈な香りは、そんなに遠くにいても私の鼻に不断に押し寄せてきます。私ははっきりと感じることができます。これはまた、この店が果物の選び方や追熟の技術において非常に高い水準を持っていることを示しています。

パフェは季節によって中のフルーツを変更されています。

グレープフルーツと苺がトップに盛られています。中層から底にかけては、柿のシャーベット、キウイ、柿、オレンジ、バナナ、メロン、そしてバニラアイスが配置されています。このパフェは、さまざまな種類のフルーツが少しずつ組み合わされた、フルーティでさっぱりのお得な一品です。アイスクリームに負けないほどの糖度がありますが、同時に程よい酸味も感じられ、香りと味わいが非常に濃厚です。個性豊かなフルーツたちが楽しめます。

柿パフェは、グラスの中にはおけさがき、下にはやっぱり柿のシャーベットにバニラアイスが敷かれており、トッピングには富有柿が使用されていて、その中の1つは皮付きのまま手で食べることができるそうです。硬い富有柿を皮ごと味わいました。また、ねっとりとしたシャーベットと熟れ熟れのじゅくじゅくとしたおけさがきの濃厚な甘さをたっぷりと楽しむことができました。

フルーツトーストは自家製の紅玉ジャムと、りんごをはじめとして様々なフルーツが厚切りのふわふわパンにのっています。口に運ぶと、ふわっと酸味と甘味の香りが広がり、とても良いです。

大将季の盛り合わせは贅沢。香りが強く、ほんのりのまろやかな酸っぱさを残しながらも、豊かな果汁と甘みをもち、糖度が高くコクのある味わいです。少し噛むと果肉がとろけるように口の中にオレンジジュースが満杯に溢れてきます。これは最高の柑橘だ。

つまり、さっぱりしながらも、フルーツ自身の濃厚な香りと味わい及び豊かな個性も存分に発揮させているお店です。