店名 |
Miyoshiya(Miyoshiya)
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類型 | 炸豬排、炸豬排蓋飯、食堂 |
03-3261-6556 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
東京都千代田区神田神保町3-2 |
交通方式 |
都営地下鉄・東京メトロ 神保町駅 徒歩4分 距离神保町 385 米 |
營業時間 | |
預算 |
~¥999 |
預算(評價匯總) |
~¥999~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
13 Seats ( カウンター3席 テーブル2席 4席×2) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
有吧檯座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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關於兒童 |
接待兒童(接待學齡前兒童,接待小學生) |
三好弥という店名、私はそれほど馴染みがあるわけでも無かったのですが、発祥は愛知県で、その暖簾分け店は昭和半ばの最盛期には約100店にも達したそうです。
業態は、とんかつ、味噌カツ、居酒屋といった和食店の他に洋食店として知られているお店もあるようですが、店によってメニューや雰囲気がまるで違うのもこのチェーンの特徴(チェーンと言っていいかどうかは異論のあるところだと思いますが。)だと思われます。
三好弥の創業者は、愛知県高浜町出身の長谷川好弥さんとおっしゃる方で、その1号店は、1919年(大正8年)に現在の文京区小石川で開業したお店だそうです(その後閉店)。
長谷川好弥さんは三河の方なのですが、発祥地は東京ということになりますね。
いずれにせよ、三河出身の好弥さんがやっているお店ということで「三好弥」と名付けられたものと思われます。
当時まだ珍しかったトンカツを、安くスピーディーに提供する三好弥は大繁盛し、その後、好弥さんの親戚縁者がツテを頼ってこぞって上京し、修業しては三好弥ののれんを授かってのれん分け独立します。
従って、東京のお店でも愛知県出身の方が経営しているお店がほとんどだったようですね。
ちなみに三好弥には、10年修業しないと独立できないという決まりもあったそうです。
かつては三好弥の店主が集まる「三好弥会」なる団体もあったそうですが、店舗数の減少と共に自然消滅してしまいます。
とあるサイトにその三好弥会の1991年時点の名簿が公開されていましたが、その時点では店舗数はピタリ60店舗だったそうです。
食べログで検索してみると、現在「三好弥」を名乗るお店は24店舗ですので、最盛期の約100店から1991年60店、2023年24店と、かなりの減少傾向で推移してきているのが分かります。
当店の創業時期を明らかにした情報は見当たりませんでしたが、都内の三好弥には戦前からやっている店も多く、戦争で一時閉店していたところ、戦後に復活したお店もかなりあったそうで、当店もそんなお店の一つと数えられるようです。
三好弥の中での系列としては、神楽坂・三好弥系と分類される系統の筆頭格のお店らしく、田端新明町・三好弥系の小伝馬町・三好弥共々最も多くの弟子をのれん分けさせて一門のすそ野を大きく拡げるのに寄与したようです。
その意味では、三好弥の中でも代表的なお店の一つと言っていいお店ということになりますね。
当店の場所は靖国通り周辺ではあるのですが、専大下の交差点の西側エリア(九段下寄りのエリア)になりますので、神田錦町からでもかなり距離はあります。
それでも、この日は絶好の秋晴れに恵まれましたので、軽いウォーキングがてら遠征してみることにしました。
この日はちょっと早めのランチタイムということで、当店に着いたのは11時45分頃になりました。
近くの東京ラーメンの有名店「たいよう軒」には行列が出来ていましたが、当店には行列等は無くすぐに入れました。
ただ、店内はほぼ満席の盛況ぶりです。
客席は、カウンター席が2か所に計4席とテーブル席が2卓8席の計12席のこじんまりとしたキャパですので、この時間帯の盛況ぶりを見るとランチのピーク時には行列が出来てもおかしくないと思います。
私は奥のテーブル席に相席で着席します。
お店は厨房の方の他に割と若い日本人男性が接客担当をしていました。
古い感じのお店ですが、後継者が確保されているのかもしれません。
メニューは店内壁メニューのみで、次の通りシンプルです。
・かつ丼650円
・大かつ丼800円
・ロースかつ定食750円
・大ロースかつ定食900円
・ヒレかつ定食900円
それにしても全体に安いですよね。
チェーンのかつやでも、かつ丼は松@1,012円、竹@759円、梅@594円ですし、ロースかつ定食も@792円ですので、単純比較しても、それ以上と言っていい安さだと思います。
注文はかつ丼にしましたが、周りの人の注文を見聞きしていると7割くらいがかつ丼で、それ以外が3割といった感じです。
待つこと6分ほどでかつ丼が提供されました。
味噌汁と漬物が添えられていますが、かつやは単品だと味噌汁も漬物も付かないと思うので、これだけでもかつや以上と言えます。
肝心のかつ丼は、卵の黄身は固まっていますが、白身は半熟でトロトロ感があります。
玉ねぎはしんなりしつつもシャキシャキ感を残しており、とんかつの衣はサクサク感があるので、肉はさすがに薄めではあるものの(但し、ハムのような極薄ではなく、きちんと肉感は感じられます。)、注文を受けてから揚げているものと思います。
このあたりのバランスはとても良く、マニュアル調理では真似できない職人技の仕上がりですね。
味付けはやや濃口の甘辛味ですが、これもなかなか美味しいですし、@650円のかつ丼なら十分なクオリティと言っていいと思います。
ご飯もかつては大盛り無料だったのが、今は+100円になっていますが、これは諸物価高騰の折致し方ないものと思われ、何より、普通盛りでも十分な量があります。
かつ丼は、最近、とんかつ檍系の「いっぺこっぺ 神田小川町店」で@1,800円のかつ丼を食べて幻滅を感じたのですが、それと比べるとはるかにコスパは良いです。
やはりこのコスパ、地元の方も見逃すことは無く、退店した12時過ぎには店頭での待ち客も出ており、更に特徴的なこととしては、客の平均年齢が比較的若いことも挙げられます(但し、女性客は皆無でしたが・・)。
ボリューム感が寄与しているのでしょうが、これは強みになりますよね。
あくまで推測にはなりますが、後継者らしき方もいらっしゃる感じですので、出来るだけ長く暖簾を守り続けてもらいたいと思います。