細く弾力のある蕎麦を味わう : Sobakiri Morino

街路樹の紅葉が綺麗な秋のよく晴れた日に訪問。

12時20分にお店の前に着きましたが、4人ほど並んでおられます。

店内に呼ばれたのは12時55分。

店内は14席（2名掛けが5つ、4人掛けが1つ）。
メニューを拝見すると、店打の細うどんや、蕎麦などが並びます。
食べログの投稿で天ぷらが美味しい、と書いてあったのでメニューを探しましたが見当たらず。
女将さんに聞いたところ、壁に掛けてあったメニューを持ってきてくださいました。

店主は「松翁（神保町）」で修行された後、「蕎麦切　森の」を開業されたようです。当時の担当が天ぷらだったこともあり、天ぷらには定評があるそうです。

天ぷらのメニューを見ると、車海老や穴子、白子などの一点物と、野菜等の3種盛りがありました。
野菜の天ぷらは3種盛りでのみ、提供しているそうです。

〜本日いただいたもの〜
◾️胡麻だれ　¥1,350
通常の「ざる」に「胡麻だれ」が付属したもの。
蕎麦は細切りで、モチモチと弾力があり、蕎麦粉が詰まっている印象を受けます。噛むと蕎麦粉の香りと旨みを強く感じます。美味です。
ただ、量が控えめで、あっという間に食べ終わってしまいます。
薬味は生山葵、大根おろし、長葱の3種類です。
薬味の量は申し分なく、気を抜くと余らせてしまいそうです。山葵は擦りたてで香りがたっており、非常に美味です。

つゆは関東風（濃口）と関西風（薄口）の2種類から選ぶことができます。ここらへんは「松翁」さんと似ています。
今回は関東風（濃口）でいただきました。
かつおと昆布の味が強く出ており、美味でした。
濃口には生山葵がよく合いますね。非常に美味です。

胡麻だれは、つゆを溶かして使います。
溶かす前はねっとりとしていて、白胡麻を擦りおろした時の香りと味がします。
つゆに溶かすと濃厚になり、美味です。

◾️ざる　¥950
1枚では足りなかったのでもう一枚追加で注文しました。
2枚目は関西風（薄口）でいただきました。
先ほどよりもやや背丈の高い器で提供いただいたので、違いがあって可愛いです。
関西風（薄口）は白だしがベースにあり、薬味の大根おろし、長葱とよく合いますね。非常に美味です。

1枚目を食べ終わらんとする時、遅ればせながら、とお茶と蕎麦湯を持ってきていただきました。鉄器に入っており、趣があります。

食べ終わったら濃口と薄口に注ぎます。どうやら釜変えの後だったのか、サラサラの蕎麦湯です。私の好きな濃厚な蕎麦湯ではありませんでしたが、スッキリいただくことができました。

お手拭きやティッシュは席に備え付けがありませんが、ティッシュは頼むと持ってきていただけます。

次伺う時は天ぷらも頂きたいと思います。