ブランド豚でご褒美ランチ : MIKURA

非常にとんかつ気分だが、周囲にとんかつ専門店はない（松の屋、和幸、千石くらい）。
本郷三丁目ないし、水道橋までいけばあるのだが、そこまで歩くのは億劫だ。

というわけで、こちら。
飲食店不毛地帯春日にあって、毎日ランチタイムは満席で軽く列ができるくらい人気のお店。
人気の理由はシンプルにどれも安くて美味しいからである。

とんかつも一度食べたことがあるが、専門店なみのレベルだった。

今日は同じとんかつでも、店が一推ししている銘柄豚「みゆき豚（ポーク）」を使用した特上ロース\2,450にした。
大奮発である。

やや時間がかかったが、それもそのはず。
肉はかなりの厚みがある。だが、衣剥がれはなく、肉ときちんと一体化している。
蘊蓄を書くだけあって、この豚、明らかに旨い。
しっかりと弾力はあるが、柔らかい。脂身と肉の部分のバランスもいい。
ソースはなくてもいいくらい。
熱々ご飯が止まらない。全然\2,450の価値はある。
重ね重ね言うが、専門店クオリティ。

といいつつ、並と上と特上はどれくらい差があるのか気になるね。

専ら、出社時は手弁当なのだが前日飲みすぎたり、「何かめんどくさいな」という時に限り、外に出るときがある。

今日はそんな日。

前に生姜焼きを食べた時に旨かったので、再訪。

とんかつメニューも豊富なので、ロースかつ定食を頼んだ。

そう待たされることなく、着丼。

沢庵、味噌汁、もやしナムル、白米、たっぷりきゃべつに揚げたてのとんかつ。The 定食。
固めに炊かれた銀シャリはそれだけでも旨くて、定食屋はこうでなくてはというお手本クウォリティ。
メインのとんかつが期待以上に旨い！！
けっこう、脂身多めなのだが肉も脂も甘くていい。
ほんと、その辺の下手な専門店より美味しいと思う。
その上、\1000払っておつりがくるのだから。

価格がランクアップするメニューもあって、そちらは東京で唯一ここで取り扱いのある、銘柄豚ということなので、次回食べて比べてみようかな。

しかし、叉焼エッグ、アジフライも気になっているのも事実。

ふいに生姜焼きを食べたくなった。

前の職場の近くにはとてもおいしい生姜焼きを出す店があったのだが（国立競技場　ときたや）、この辺はどうだろうか。
大陸中華屋含め、何件か下調べをしてみるが、「数ある定食の中の１つ」扱いでどうも期待できそうにない。

「うちの生姜焼きは人気なんだよ！」的なお店のが食べたい。

ここも豊富なランチメニューの中の１つといった感じであったが、「豚肉創作料理居酒屋」という豚肉のスペシャリストだという点に期待し、入店してみた。

男性率100％のむさくるしい店内。迷わず、豚の生姜焼き定食870円。
それに130円追加で、肉増しして、合計1000円也。

カウンターの右端に案内され座っていたのだが、ちょうど、厨房へのオーダーを通す場所であり、できたものを受け取る地点だったので
かなり忙しなく、落ち着かない。ただ、初めての来店なのでメニューではわからない完成品を多数見られたのはよかった（生姜焼き、アジフライ、豚汁定食が人気みたい）。

程なくして登場したそれはキャベツの浅漬け、味噌汁、キャベ千＆豚バラ、小皿にカツ煮の切れ端という、ちょっと嬉しいおまけ付き。

肉増ししたこともあってか、「ほとんど、玉ねぎじゃねーかよ」という体験をせずに済むし、何より、肉もぺらくなく、しっかりとした厚みがあり、うれしい。味付けも生姜がちゃんときいた自家製のたれでご飯がすすむ。

そして、このご飯が固めに炊かれたつやつやのお米でかなり美味しい。

正直、居酒屋ランチというのは手抜きのイメージが多く（特に揚げ物は出来合い）、期待していなかったけど、さすがの人気店だけあって、
確実にランチの選択肢に食い込んできた。

ここでしか食べられない銘柄豚のとんかつも食べてみたい。