牡蠣の南蛮漬け、珍しいですね！ : Idu Masa

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下火の湯島界隈で孤軍奮闘する和食の名店いづ政。
いづ政さんの暖簾に「出井出店」とあります。
その昔、銀座に出井という高級関西割烹がありました。
親方はその流れを汲んでいるため、その名を残しているようです。同じく、新富町にある市むらさんも同じ出ですが、かなり下の後輩だそうです。

白木のカウンター、角にアールが付けてあるのがいいですね。
江戸前気質の気風のいい親方は、高齢ではありますが、めちゃ元気です。

まずは先づけが供されます。
6種の小料理と椀です。
この日の椀は、鯛の葛叩きです。珍しい一品です。

メニューに価格は記されておりません。
一見客はビビリってしまいますね。(≧∀≦)

ぼくは、そその中から、牡蠣の南蛮漬けをチョイス。
これもかなり珍しい一品です。

また、メニューには記載されてませんでしたが、話の流れで、初鰹、蛸の桜煮をいただきました。

お酒は山形の菊勇を燗酒で。
「温度が低ければ申し出てください」とスタッフさん。
いやいや、熱過ぎだってばよ。f^_^;)

お愛想をお願いしたら、お茶と蜜柑が出てきました。
一見、蜜柑がひっくりがえってます。
おんや〜！？
皆さん、蜜柑の表は、どちらか側かご存知です？ (≧∀≦)

何はともあれ、牡蠣の南蛮漬け、蛸の桜煮、なかなか出合えない和食の極み。
「 牡蠣の南蛮漬け、こんなの俺しか作ってないだろなぁ」なんて親方。
江戸前気質の親方の元、なかなかユニークなひと時でした。