池之端の小粋な老舗蕎麦屋「蓮玉庵」 : Rengyoku an

上野迄出て来たついでに・・・
安政の時代から店を張ってる・・・由緒正しい「蓮玉庵」の蕎麦を暫く振りに・・・食べに行きました・・・
森鴎外や池波正太郎等の足跡も有る蕎麦屋です・・・

丁度ランチタイムが終わる寸前・・・13:58に滑り込みでセーフ・・・
此の店は・・・有り難い事に・・・例え日曜であっても・・・
昼の特別献立（ランチサービス）が欠かさず有るんです・・・

そのランチに合わせ・・・
昼の特別献立「小海老と玉葱の掻揚付き蒸篭」○1000円(税込)を頂く事にしました・・・
此処の蕎麦は霧下（長野・新潟の県境を挟む戸隠・妙高の山岳地帯・・・霧が発生しやすく朝夕の寒暖差の激しい地域）の蕎麦で・・・
乾麺なら1束300円から持ち帰りも出来ます・・・

店では霧下の2:8だと言ってますが・・・私の食べている感じだと・・・
滑らかさ・食感を鑑みると・・・恐らく3:7位でしょう・・・
まあそんな解説はどうでも良いですね・・・早速頂きましょう・・・

蕎麦は優秀にも・・・茹で晒しが丁寧になされています・・・
蕎麦切れも無く・・・滑らか・・・エッジや星などに関係なく・・・
喉の通りと抜けが良い・・・長さも揃っていて手繰りやすい・・・
今日に限ってのマイナスは・・・掻揚の油切れが悪く・・・揚げ上りが良くない事・・・敷かれた和紙がベチャベチャになるほど・・・
茶色の胡麻油が一面に・・・
でも・・・御愛嬌・・・(笑)・・・
蕎麦屋は蕎麦が旨けりゃ良いんです・・・
天麩羅は・・・嫌だったら食べなきゃ良いだけの事ですから(笑)・・・
それに・・・所詮は・・・此れから揚鍋の油を落とそうとしている時に・・・無理言って頼んだ・・・天麩羅なんですから・・・
温度が下がっていて・・・揚がり加減がべチャッとしてたからって・・・文句を言っちゃあ罰が当たる(笑)・・・
更に(税込)1000円で頂いちゃってる訳ですから・・・ね！・・・ね！・・・

スルッとと・・・ちょい辛の蕎麦汁で・・・蕎麦を手繰って・・・
最後に楽しみにしていた銅瓶での蕎麦湯で〆・・・
この銅瓶ってのが・・・またミソで・・・蕎麦湯も熱く・・・そして旨く感じちゃうんですよね・・・
然も正真正銘・・・茹で汁からの蕎麦湯・・・今はやりの・・・調整した蕎麦湯なんかじゃ御座いません・・・
江戸の蕎麦はこう小粋じゃなくっちゃあね・・・正に本道・・・
うーん・・・来て良かったな・・・正解！！・・・

親父さん・・・次はまともな天麩羅・・・頼まア・・・(笑)・・・
御馳走様でした・・・