湯島の路地にて梟が迎えてくれる渋さ満点、趣漂うふくろう亭
◯撮影了承済 (LUMIX G5)
“ふくろう亭” と記された丸型の白い提灯が揺れている。
引き戸の両脇には、お客さんを出迎えるように数羽のふくろうが静かに佇んでいる。
湯島の一角、そこには今時貴重な和建築二階建ての居酒屋ふくろう亭がある。
ふくろう亭。
2006年10月、湯島に開店し10年を経過しようとしようとしている。
湯島の超有名店くろぎの正面のブロックではあるにも関わらず、店が存在するするということ以前に、ここに路地があるということさえも見逃しそうな、ちょっとマニアックな場所に位置している。
ぼくでさえ、ずいぶん昔、ここの提灯を目にし興味をそそられていたにも関わらず、どこの路地で目にしたのか失念していた一軒である。
元日本経済新聞社のジャーナリストだったオーナーは、ふくろうが大好きで、自らふくろう版画を描き続け、いつしかふくろう版画雑記帖を発行している杉見徳明氏である。
退職後、夢であった居酒屋の亭主になるべく湯島の一軒家を手に入れ、開店されたのが2006年のことだ。
和食の修行をされた御子息が料理に腕を振るっている。
ふくろうに迎えられ入口の暖簾をくぐり店内へ。
そこは、驚きのふくろうワールドが広がっていた。
壁には、百枚以上のふくろうの版画が張り巡らさせている。
至るところに飾られているふくろうの彫刻やら焼物などは、どのくらいあるのやら。
あちらこちらから視線を放つ目、目、目。
我々は彼らにじっと見守っているかのような、そんな独特の亜空間である。
ハリーポッターなら度肝を抜かすかもしれない、まるで、誰も知らない空間にふと迷い込んだでしまったような感覚になる。
◆本日の刺し盛り (1,200円)
まこ鰈、鯨、あいなめ、水蛸、黒鯛、ふっこ、〆鯖
全部天然ものを使った刺し盛りで、このCPは格別かと。
◆季節の天ぷら (550円)
稚鮎、茄子、茗荷、いんげん
天然塩で。
◆丸茄子の田楽 (500円)
ボリュームあり。
甘みを抑えた味付けの味噌が旨い。
クコやケシの実が添えられ、薬膳のような趣も。
◆お通し (400円)
心太(ところてん)にモロヘイヤのとろみ、雲丹がアクセントに。
◆エビス生ビール (570円)
◆加茂鶴 純米 (550円)
◆作田 特別純米(1合 620円)
「お客さん、メニューに載ってないですけどラーメンありますよ」
「えっ? あれあるの? なら二人分」
「はい~」
って・・・
「す、すみません、ラーメンってなんすか?」
「ああ、先週、野生の猪が手に入ったから、ラーメン作ってみたんですよ」
「ジビエでラーメン・・・」
「天然が必ずしも旨いわけじゃないけどね」
「あの~、もう一杯作れますか?」
「お~い、もう一杯できるかい~?」と板前に。
「大丈夫ですよ~」
ということで頂けた猪ラーメン。
さっぱりとした塩仕立て。
具は、つくねと玉子。
ちょっと意表を突かれた〆の一杯。
思わぬ展開で、今年3杯目のラーメンになりました。(笑)
こういう料理との出合いは忘れられない味わいになりますね~
酒も料理も価格は超良心的。
食材の選定、料理の作り方、それぞれ御子息の真面目さが伝わってくる。
派手さこそないが料理の味も十分良好。
湯島にしてこんなに庶民的な店は、他には思いつかない。
ここ秘密にしとけばよかったかも。
店名 |
Fukurou Tei
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類型 | 日本料理、日式小酒館 |
預約・查詢 |
03-3834-2960 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
東京都文京区湯島3-36-3 |
交通方式 |
距离湯島 72 米 |
營業時間 | |
預算(評價匯總) |
¥3,000~¥3,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、Diners) |
服務費收費 |
お通し (400円) |
座位數 |
20 Seats ( カウンター、座卓、掘りごたつ) |
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個人包廂 |
可能的 可容納4人、可容納6人、可容納8人、可容納10~20人 |
禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
有吧檯座位,有日式包廂,有日式圍爐座位 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
家庭式餐廳 |
twitter ID : jigenace777
Instagram ID : jigenace777
日本に八人、女性は一人だけの紙切り芸人。
その紅一点が、と〜っても仲良しの三遊亭絵馬さんです。
その絵馬さんから、
「ジゲンさん、今日はどちら〜、私、今日は上野から電車乗ります〜」
「うひゃ、もうちょいて赤坂なんだけど、ちと待って、赤坂の用事は今日じゃなくても大丈夫だから、折り返します〜」
千代田線赤坂見附に着いて、即、向かいに到着している戻り方面の電車に飛び乗ったのでした。
赤坂滞在、5歩。(≧∀≦)
日々忙しく全国を飛び回っている絵馬さんからのお誘いなら、そこ、第一優先!
『えっと、どこ行くかな〜』
『そうだ、ふくろう亭に連れてこ!』
早速電話を入れたら、二席空いていました。
人気店だけに、ラッキー!
上野広小路亭の前で待ち合わせし、いざ、ふくろう亭へ。
元、ジャーナリストの親父さんは、ふくろうがお気に入り。
また、いつか居酒屋をやろうと思っていたらしく、ある時、湯島の一軒家に、ふくろうだらけの居酒屋ふくろう亭を開きました。
割烹で料理人をしていた息子さんも戻ってきて、料理を担当。
親父さんはもっぱら接客をしています。
刺身はすべて天然もの。
物によっては熟成させていたりし、それでも、盛り合わせで1,200円という庶民的価格で提供しています。
鶏もつ煮、あら煮大根、ささみ叩き、スナックえんどう、などなどを注文し、ちょっとしたプチ忘年会です。
とにかく、至る所にふくろうが点在するふくろう亭。
「お題目に、ふくろうって言われることあるのよね〜」と言ったと思ったら、
「ちょっと、私、切ります〜」なんて乗りに。
「チャンチャカチャンチャン、チャンチャカチャンチャン」なんてアカペラで紙切り芸を始めてしまった絵馬さん。
もちろんプロですから、依頼したらギャラが発生するわけですが、ぼくといる時きは、ご機嫌モードで、よく自主的に芸を披露してしまうんですよね〜
人がいいんだから (≧∀≦)
ということで、この日、安くて旨くて居心地のいいふくろう亭に一羽、ふくろうが増えたのでした。
チャンチャン!