店名 |
Hourai Zushi(Hourai Zushi)
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類型 | 壽司 |
預約・查詢 | |
可供預訂 | |
地址 |
東京都台東区浅草1-4-3 |
交通方式 |
地下鉄銀座線浅草駅 徒歩3分/都営浅草線浅草駅 徒歩5分/東武線浅草駅 徒歩5分/つくばエクスプレス浅草駅 徒歩8分 距离淺草 230 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 |
座位數 |
28 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
有日式包廂,有日式圍爐座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 | |
電話號碼 |
03-3841-7471 |
備註 |
チャージ料なし |
火曜日の夜です。
浅草です。
イタリアン居酒屋でひとり呑みの時間を過ごしたラッコ。銀座線の浅草駅に向かう道すがら、左手に発見したのがこちらの”宝来鮨”さん。
数年前のNHKの新日本風土記で紹介されていた、戦前からこの地に暖簾を掲げる旧き良きお鮨屋さんです。
確かそのドキュメントによれば、戦後すぐの食糧難の時代、米騒動を危惧したGHQがお米の配給統制を進めます。
ただでさえ生魚食なんて彼らの辞書にはありません。それに加え、お鮨屋さんなどの食堂から闇市に横流しされるリスクを考えたGHQ。結果、廃業の危機に陥る鮨業界。
”これは日本の文化や。守らなアカン!”ということでひねり出したのが、鮨屋は食堂ではなくお米の加工業という建て付け。配給を受けたお米を個人客が持ち込み、それを加工する業態とこじつけ、GHQと政府をなんとか口説き落として廃業の危機を克服。
その際の営業許認可証明として、縦長の木札(まるで黄門様の印籠みたいですね)が残る、こちらのお店が取材されておりました。
ううん、どんなんかな?
これは入ってみよ。
火曜日という中途半端な曜日のせいか、お客はどなたもいらっしゃいません。地元のご常連様用かも知れないカウンターを避け、四人掛けのテーブル席に座ったラッコは、二千円の盛り込みとお茶をお願いします。
盛り込みの内容は以下の通り。
中トロ、赤身、帆立、甘海老、袋詰めの玉子、真鯛、鮃、イクラの八貫に梅紫蘇の細巻きが半本。白身魚のすり身団子のお吸い物、香の物(白菜、胡瓜、長芋の梅酢漬け)といったところ。
玉子を袋にして中にシャリを詰めるなんて、粋で嬉しいですね。シャリは町寿司の典型的な米酢と塩、若干の砂糖のみ。煮切りは塗らず、お客が小皿の醤油をチョチョッと付けるスタイルでした。
派手さは無いけど、なんだかホッとする懐かしいお味。お値段からすれば十二分な内容ではないでしょうか?
お会計の際に女将さんと思しき女子に、NHKの取材のことをお尋ねしました。
『はい。そうなんですよ。うちはもう、明治十八年創業の古いだけのお店ですから、アハッ』なんて謙遜なさいます。
『私が子供の頃は、目の前を路面電車が走っていてね、この辺りも随分と変わりました。今はね、父がずいぶんと前に鬼籍に入っちゃったんで、職人さんに来てもらっているんですよ』とのこと。
口にこそなさいませんでしたが、もしかして跡を継ぐ方が近親に居らっしゃらないのかな?
明治十八年なんて、もうね、135年の歴史ですもの、重いけど、何とか小粋なこの暖簾が続くと良いですね。
ああっ、浅草、好き。
そしてご馳走様でした。