ジャンクで腹立つ…って意味の店＝「じゃん腹」 : Jam bara

多分５～６年振り位の訪問。

以前訪問した時は、
浅草もまだラーメン店が多くない環境であった。

この店も珍しく深夜明け方まで開店しており、
昔は飲み屋帰りのお客が利用するディープな
雰囲気を醸し出していたのである。。。

でも最近は深夜は早めに終わるようだし、
直ぐ脇の「福臨苑」の方が朝方まで開いている。

それでも新参者の個性的な競合店も増える中、
此方は何だかんだ頑張って生き残っている。。。

もしかして、最近はラーメンの腕を上げたか！？
何か新作ラーメンでも成功しているのか…！？
等と勝手な想像が膨らみ、まだレビューもして
なかったので、好奇心で再訪してみた訳である。


◇ 特製とんこつ野菜ラーメン ◇ 950円　★★

先ず、何じゃこの値段！！
浅草でも屈指のCPの低いラーメンと言えるだろう。

「特製野菜」と銘打っておきながら、
一般的な「タンメン」よりも少ない野菜量である。
デフォの「博多ラーメン」にこの野菜トッピングで
このプライスになるって、どんなカラクリだろう？

こういう状態の商品を見てしまうと、
「リンガーハット」等の企業努力に本当に感服だ！
是非とも見習って頂きたいと切に思った。。。

一寸のモヤシ・人参・ヤングコーン・ネギ・貝割れ。
炒めてから麺と一緒に煮てしまうから、モヤシなんか
既にくったくたの状態である。美味しくない。。。

灰汁の残った博多豚骨スープ。小さな叉焼が１枚。
麺も博多の極細麺だが、量は普通の1.3人前位は
入っていで多めではある。細麺の食感は悪くない。

この味に、このクオリティにしてこの値段。凄い！
勿論、好き嫌いはあるだろうが、１食損した気分だ。


それだけではなく、相変わらず此方のCSは秀逸。
一時名物だった接客劣悪なオバチャンは今居ないが、
ホールの年輩のオジチャンも中々気が利かない。。。

食事中の客の真隣りに座って休憩し、
平気で新聞読んでるし、普通では考えられない所作
に驚かされた。全てにおいてゆるい店なのである。

自分がこれだけ長い期間訪問してない理由ってのが、
ハッキリと思い起こされた時間帯であった。。。
忘れててどうする…。脳の老化は怖いな…。。。

久しぶりに遭遇した地元の「QSC」全滅の店だが、
それでも常連客は居るのだろうし、こうして今日も
営業している事実があるのである。

ある意味「研究対象」としたいラーメン店である。