店名 |
Shinonome Seipansho
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類型 | 麵包 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
東京都台東区蔵前4-35-2 1F |
交通方式 |
距离藏前 309 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
個人包廂 |
不可能 |
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包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
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開店日 |
2022.2.17 |
芸術的とも言える海鮮丼で幸せ気分の帰り道、同行者に行列のできるパン屋さんを教えておこうと思い、店の前の通りを歩いていく。きっと今日も20人近く並んでいるのだろう。
すると今に限って4人の並び。これは行列のうちに入らないと、直ちに小走りして並びに加わった。“シノノメ製パン所” さんは蔵前で人気のベーカリーだが、近くの “菓子屋シノノメ” さんがパンをラインナップに加えたいという思いから出店を実現されたとのこと。よって “菓子屋シノノメ” さんと “シノノメ製パン所” さんを合わせて一つのお店と捉えることもできるだろう。またカフェの “from afar” さん、“喫茶 半月” さんも同オーナー(詳細はfrom afar投稿参照)によるものだ。各店舗に共通するのは蔵前という土地にしっくり馴染むノスタルジックな雰囲気で、アンティークの家具や調度品、懐かしさを感じさせる装飾が特徴だ。どの店舗でもそれらはゆったりとした空間にさり気なく配置されていて、かえって一つひとつの存在感が際立ち、心に残るものとなっている。
当初は様子を見るだけのつもりだったシノノメ製パン所さんだが、実際に数々の美味しそうなパンを目の前にすれば購買欲は一気に高まるというもの。横長のショーケースの中を食い入るように見ては移動してを繰り返し、同行者と次々に注文していった。
□Cruffin! シナモンシュガー (400円)
□ミルクフランス ラムレーズン (360円)
□マカダミアナッツとチョコレート (360円)
□チョコバナナ (400円)
□クロワッサン (350円)
□全粒粉クロワッサン (350円)
□バジルとコーン (320円)
□ベーコンエピ (380円)
□せとかジャム (950円)
(以下『 』内はショーケース内のパンに添えられた説明書きです。)
■Cruffin! シナモンシュガー
『クロワッサン生地を丁寧にぐるぐると巻いて、外はサクッと中はふわっとシナモンシュガーをまぶして、スパイシーな香りをプラス。』
クラフィンはクロワッサン生地をマフィン型で焼き上げるハイブリッドスイーツで、外はサクサク、中はふんわりと二つの食感を味わえるのが特徴。シナモンの風味良く、見た目よりも軽い食感なのであっという間に食べられる。今回レモンカードを纏わせたCruffinが “NEW” という札と共に加わっていたことを写真を見返して初めて気が付いた。シナモンシュガーの方は前回食べていたので、今回はこちらを試すのだったとちょっと後悔。次回の宿題としよう。
■ミルクフランス ラムレーズン
『自家製ミルクバタークリームにラムレーズンを刻み入れ、プチサイズのフランスパンに絞り入れました。カリッとジュワッとラムの香りとレーズンと練乳の甘みが広がります!』
“オススメ” の札が付けられていた一品。口に入れた瞬間、濃縮されたミルクの甘みと芳醇なラムの香り、そしてコク深さあるレーズンが織り成す味わいが一気に広がり、一瞬で魅了された。このクリームはどんなパンにも合いそうであるが、旨味と個性が強いので存在感のあるフランスパンと十分釣り合うことが出来る。お勧めに相応しい外せない一品で、私の “オススメ” にもなった。
■マカダミアナッツとチョコレート
『パリッとしたバゲット生地にゴロゴロマカダミアナッツとダークチョコレートを包みました。C字の形は持ちやすく、片手に飲み物でぜひ!』
目にも口にも強い印象として残ったのは大きなマカダミアナッツの存在感。砕いていない粒が丸ごと細い断面のパンの所々にそのまま入っている。いや “入っている” という表現はあまり適切でないかもしれない。マカダミアナッツの表層をパンの生地が薄く覆っており、その薄い生地が前後のパンを一つの形としてかろうじて保持しているといった感じだ。硬めのバゲット生地だから成り立つのであって、柔らかい生地だったら片手で持った際にマカダミアナッツの所で折れてしまうかもしれない。また、チョコの量は決して多くないのだが、凝縮した甘みがとても強く、それがバゲットに良く合っていて噛めば噛むほど旨味が感じられる。
■全粒粉クロワッサン
『牛乳で仕込んだクロワッサン。キタノカオリの全粒粉をブレンドして。プチプチの食感が特徴。』
クロワッサンのバター香るサクッとした感じと、全粒粉の仄かな苦みが一つになった一品。クロワッサンよりも質感があるので食事パンに近い。温めると全粒粉の豊かな風味が全体を包み、一層美味しくなる。全粒粉のクロワッサンを作っているお店は中々見かけないが、全粒粉を入れると生地の伸びが悪くなるため薄くしていった時に穴が開きやすいからだろうか。きっと洋菓子作りに精通したシノノメさんだからこそ為せる技なのだろう。
蔵前を歩いていると、表通りや裏通りに少し距離を置いて小振りな店舗が賑わいを見せている。浅草に近いが観光地ではないので、皆そのお店を目指して集まってくるのだろう。一つひとつの賑わいは小さなものであるが、新しい店舗が適度な距離感で間を埋めるように着実に増えている。それは蔵前に来るたびに思うことであり、見た目以上のパワーに満ちたエリアが形成されている。
シノノメ製パン所さんと系列店を合わせた4店舗はそんな蔵前を形作っている中心的存在であり、今日も輝きを放っている。(˘⌣˘ )