8年連続ミシュランビブグルマンの手掛ける焼肉とフレンチの大衆焼肉ブラッスリー : Yakiniku Denji To Gyoran

この日は東京で会食。

やって来たのがこちらの焼肉店。

場所は、都営浅草線本所吾妻橋駅から徒歩5分ほど。
東京スカイツリーが目の前にそびえ立つロケーションになります。

安くて美味しいを追求するやきにく伝次と、8年連続ミシュランビブグルマン獲得の
八丁堀のフレンチ Brasserie Gyoranがタッグを組んだ焼肉店というフレコミで、
2020年9月25日にオープンしたものです。

国産A5ランクの北海道ふらの和牛の雌牛、ロゼール産ラム、
希少部位リ・ド・ヴォー、蝦夷鹿のソーセージ、その他ジビエ等を
大衆価格で提供する焼肉とフレンチの新感覚焼肉ブラッスリー。

Brasserie Gyoranは未訪なのですが、その名声は聞き及んでいますし、
そこが大衆焼肉店をプロデュースするんですから期待しないわけもなく（＾＾）

ということで期待というハードルを上げての参上です！

それにしても東京スカイツリーは見上げないと見えないほどの近さ。

お店はビルの2Fにあるのですが、前身となるやきにく伝次の看板のままですね。

階段を上がって2Fの店内に入る前に、検温と手指消毒のセレモニー。

予約の旨を告げると窓際の4名掛けテーブルに案内されました。

店内は、Brasserie Gyoranのコンセプトでもある「真っ赤なパリ」を模したのか、
椅子をメインに所々に赤い色が配されていますね。

BGMは、洋楽ポップスやジャジーなナンバーが流れていたのではと。

テーブルにはガスコンロが設置されています。
強力な換気設備がありますので煙たくは無かったです。
この換気の強力さがコロナ禍においてはPRにもなるんですよね。
おそらくものの数分で店内の空気を入れ替えることが出来るのではと想像。

この日はコースではなくアラカルトで好みのものを頼むことにしました。

この日に頂いたものは以下になります。

・白スパークリンググラス　500円（税抜）× 2杯 ⇒ 0円 ※オープン記念サービス
　　Santero Black Brut Santeroです。
　　イタリア・ピエモンテのスパークリングワイン。
　　ぶどうは、グレラ、シャルドネ、ピノビアンコ。
　　店舗価格も安いですが、市販価格もかなりの大衆価格なのに、
　　スッキリとした辛口で全然美味しいんです。これはお得ではと。

・煮込み南仏風　480円（税抜）⇒ 0円 ※オープン記念サービス
　　お通しのような感じでサーブ。なんとこれもサービスでした。
　　牛モツをトマトベースの煮汁で煮込んだものですが、
　　モツ以外の部位も入っており、旨いっすよ（＾＾）
　　もちろん臭みなんか一切無かったです。
　　今回はサービスでしたが、そもそもが480円なので安いんですよ。

・瓶ビール　650円（税抜）
　　サッポロラガービール中瓶。通称赤星です。

このタイミングで焼肉のたれのサーブ。
ポン酢、レモン、特製だれの3種類でした。

・シャラン鴨　780円（税抜）
　　フレンチレストランに行けば分かりますが、
　　とてもじゃないですがこのお値段では食えない食材ですよ。
　　やっぱチキンとは違って味が濃いんですよ。風味もありますし。

・長野産日本鹿ロース　780円（税抜）
　　日本のジビエ。それも本州の鹿。わりとあっさりしていたかも？
　　蝦夷鹿よりも本州の鹿の方があっさりと癖が無いと聞いたことがありますので、
　　そういうことのなのかも？

・フランスロゼール産ラム　780円（税抜）
　　私はラムに対して造詣が無いのですが、なかなか生では食えない代物。
　　専用のたれで頂きましたが、臭みも無くてあっさりと食えて旨いなあ。
　　2020年に入って積年の課題であった羊肉トラウマから脱却し、
　　昔のように美味しく羊肉を食べられるようになって良かったわ（＾＾）
　　トラウマの頃はこういうものに挑戦しにくかったので。

・フランス産リードヴォー　1280円（税抜）
　　これまた高級食材でもあるフランス産リードヴォーが
　　大衆価格でのご提供ですよ。
　　いわゆる子牛の胸腺の部位。トリュフ塩が添えられます。
　　焼き加減はミディアムレアでもウェルダンでもいいですとの案内。
　　クニュクニュ食感で柔らかいホルモンにも近いですね。
　　トリュフ塩を付けて頂くと、変なトリュフオイルのような臭いもせず、
　　ちゃんとリードヴォーの美味しさを引き立ててくれていました。
　　たまにガス臭いトリュフ塩もあるのでどうかなあ？と思っていたのですが。
　　それにしてもリードヴォーを自分で焼く機会なんてそうそう無いですぜ。

・特選5点盛り　3980円（税抜）
　　特上カルビ、特上ロース、特上イチボ、厚切り特上タン、
　　宮城県産黒豚ロースの盛合せだったと思います。1種類だけ記憶が怪しい・・・
　　これらは一般的な焼肉店でも味わえる美味しい和牛と豚の焼肉でした。
　　個人的には厚切り特上タンがたまらんかったです（＾＾）

・Jean Claude Mas Syrah Réserve 2018　4800円（税抜）
　　フランス・ラングドックの赤ワイン。
　　ぶどうは、シラー 100%。
　　シラーらしいスパイシーなテイスト。酸味とタンニンは程よく。
　　果実感は穏やかでしたが、肉にはもってこいのフルボディ。
　　このお店で一番高い赤ワインボトルでもこのお値段なんですよ。
　　肉だけでは無くて酒も大衆価格！

・蝦夷鹿黒胡椒ソーセージ（2本）　580円（税抜）
　　焼肉は長野産日本鹿でしたがこちらは蝦夷鹿のソーセージ。
　　粒マスタードが添えられます。
　　粗挽きでがっしりとした歯応えがあって、蝦夷鹿らしい濃い旨味と風味。
　　粒マスタードとの相性は抜群。
　　これは赤ワインとの相性が抜群でしたわ（＾＾）
　　ちびちびとかじりながら大事に頂きました。

・和牛ユッケフランス風　1480円（税抜）
　　墨田区で唯一、生肉提供の許可を得ているそうです。
　　某事件以降、生肉を食すことが激減しましたが久しぶりですわ。
　　和牛ユッケはフランス風のカルパッチョ仕立て。
　　薄く輪切りのようになっていますね。
　　肉の部位はもも肉などのあっさり系。それでもサシが入ってますけどね。
　　温泉卵と薬味、たれと絡めて食べるとこれまた赤ワインが進むわ（＾＾）

・蝦夷ジカ塩冷麺　680円（税抜）
　　すりおろしたリンゴのシャーベットと温泉卵、
　　そしてメインとなる蝦夷鹿を乗せた塩冷麺。
　　麺は細めだったのが特長ですね。
　　塩スープがあっさりとして〆にはジャストですよ。

これで消費税10％ 1579円を加えて、〆て17369円。一人当たり約8685円。

いやあ、これだけの高級食材を食いに食いまくってこのお値段。
酒もそれなりに飲んでいますからね。

1480円（税抜）分のオープン記念サービスがあったものの、
それが無くたって十分に素晴らしいCPを発揮していると思いますよ。

この日はしばらくしてから、Brasserie Gyoranのシェフが挨拶に来られました。
色々とその時にお話を伺うことが出来て非常に有意義でしたね（＾＾）

ジビエって日本人にとってはフレンチレストランでしか頂けませんし、
シーズンも限られており、そもそも扱うお店も少ないので、
なかなか手軽に食べてみようと思えない食材の一つかも知れません。

それも1人前で用意することが難しい食材もありますので、
最低2人前からのご用意になりますというハードルもあって。

しかしこちらであれば、ゆったりとしたカウンターで一人焼肉をし、
蝦夷鹿黒胡椒ソーセージ（2本）　580円
などの手頃なお値段のジビエを愉しむことが出来るんですよ（＾＾）

こちらでジビエの魅力に目覚めたのであれば、もう一歩進んでみて、
八丁堀のフレンチ Brasserie Gyoranで本格的なジビエもどうぞ！

ってそもそも俺がまだ行っとらんし（T▽T）ノ＿彡☆ばんばん！

ご馳走様です！（2020/9現在、ポイント無し）