良い大衆酒場だなぁ、とつくづく思う : Torimasa

得意先の訪問後に会社の同僚と飲んだ帰り、もう少し飲んで帰ろうと一人電車を降りて小岩の『鳥正』さんへ向かう。

訪問は数年振りだがお店は佇まいはまるで変わらない。奥へと伸びるカウンターの鰻の寝床。その一番手前の席へ。やぁ、これは良い席だ。店内の様子が一望できる。

お酒は下町らしくボールを注文。
お通しは茄子の煮びたし。

いくつか肴も頂こう。

「ねぎま＠120円？/本」
焼鳥は2本縛りだったのを忘れてた。串はちゃんと備長炭で焼いている。塩・タレは申告すれば選べるみたい。私は何も言わなかったので、自動的に少し甘めのタレになった。

厨房を覗くと焼き台の前に立つ親方の姿が目に入る。齢80はとうに超えているはずだが、年季の入った立ち姿がビシッと決まってる。

丁度自分の席からは、店内でそれぞれ楽しそうに飲むお客さんの様子がぐるりとよく見渡せる。その雰囲気が伝播して、何だかこっちまで幸せな気分になってくらぁ。好きだなぁ、こういう店。

「生スミイカ刺し＠700円」
新鮮で瑞々しい。
ねっとり、新鮮でこりこり。

「鯵一夜干し焼き＠600円」
小ぶりだけど身はふっくらしてる。
ホクホクで美味しい。

干物を食べていると、親方が横からそっと葱焼きをサービスしてくれた。有難く頂きます。

最後お会計を頼むと、こちらもサービスという魚のアラのお吸い物が出てきた。魚の出汁がよく出た温かい塩味のスープが胃袋に沁み渡る。

ご馳走様でした。いつまでも残って欲しい実に良い大衆酒場だと思う。

最近立て続けに都内のラーメン店訪問が続いていましたが、今回は私の本来メインジャンルである大衆居酒屋に♪

こちら『鳥正』さんにお伺いしたのは2～3回目。
小岩駅駅南口から商店街を徒歩4～5分と駅チカです。
店内は入口から伸びる長いカウンターに奥にはテーブル席も有ります。週末のピークタイムだったので、ほぼ満席という状況で活気ありました。

ちなみに厨房は男性陣5名。ベテラン、中堅、若手といいバランスの布陣です。
フロアはベテラン女性2名。うち、お一人は何故か『ハウルの動く城』のソフィ(倍賞千恵子)っぽい声でした(笑)
この日頂いたのはこちら！

・突き出し(枝豆)
・活カンパチ@650円
・焼き鳥盛合せ@660円
・鮎の塩焼き(蓼酢付)@600円
・手羽先@250円
　
はっきり言います。ここはいい大衆居酒屋です！
肴は最高とは言いませんが、気軽にちょいと旨いもん食わせてくれて、そのくせ下町価格で、明るい雰囲気で接客もつかず離れずで心地良い。そんなお店です。
活カンパチも脂が乗っていて、刺し身のツマにシソの実が付いてるのもポイント高し！
この日頂いたものの中では、注文が入るとその場で焼いてくれる鮎の塩焼きが絶品でした( ´艸｀)

ハイボールと梅エキスがいかにも下町という感じでサッパリとして旨かったです♪
ついつい2杯、3杯とお代わりしちゃいます～(笑)

最後に、お店からサービスであら汁とオマケで煎餅も出して頂きました。こういうサービスがぐっとくるんですよね(*^_^*)
またお伺いしたいお店です。