拈華微笑 : JOHN'S KABAB

毎度々・・・通りがかるが・・・
所詮ジャンクフードのケバブ・・・
なんて思って居ったが・・・

皆から・・・
「小岩のディープなロコの集まる店だし・・・
食べロガーなら・・・面白いから1度行ってみな・・・」
という事で・・・
噂には聴いていた・・・
ジョンズ　キャバブへ行ってみた・・・

通りがかりに見ていた通り・・・
6席程のカウンターしかない店内で
johnさんはＴＶを見ながら・・・煙草を燻らしていた・・・

「テイクアウトでチキンキャバブを2つ・・・
1個はスタンダードもう1個はちょい辛でね・・・」

「はいよ・・・ここで待っていて下さい」

慣れた手付きで始めたが・・・
ピタパンを手に丁寧な事
その仕事振りには目を見張る物がある


チキンキャバブ（カバブ）スタンダード
　　　　　　肉を削ぎ、ピタパンを焼き
　　　　　　その工程・・・手際は良いが・・・
　　　　　　極めて丁寧・・・
　　　　　　味は下味で充分なので・・・
　　　　　　そのままでもかなりしっとり・・・
　　　　　　ピタパンは２つに切って袋状にして・・・
　　　　　　中には肉とソースをこれでもかとばかり詰め込む
　　　　　　最後にはキャベツの千切りをパンパンになるまで・・・
　　　　　　押し込みまくる・・・
　　　　　　スタンダードだと多少ソースに物足りなさを感じるかな・・・

チキンキャバブ（カバブ）ちょい辛
　　　　　　良い国産鶏を使い・・・
　　　　　　木目細かい・・・しっとりとしたチキン・・・
　　　　　　そこらの・・・糞ケバブ屋とは1味も2味も違う
　　　　　　堅く焼けた所としっとりした所の見極めが良い・・・
　　　　　　香ばしさが鼻を突く・・・
　　　　　　香ばしさとピリ辛なオーロラソース・・・
　　　　　　マクドやケンタは相手じゃない・・・

　大いに時間はかかったが・・・
　きちんとした味が其処に有った
　
オスマントルコのカバブではなく・・・
ペルシャ・イランのケバブ・・・
全く同じ物だが・・・国が違えば・・・
味がこれほどまでの変わる物か・・・
いや・・・来日35年のjohnさんの腕なのかは・・・
敢えて不問に伏す事にしよう・・・

ジャンクフードとにべも無く揶揄した事・・・
申し訳なく思いつつ・・・
此の場を借りて賞賛する事にする・・・
　　　　　　　　【御馳走様】


ちなみにお買いになる御仁に・・・
老婆心ながら少々ご提案・・・
大辛でも・・・大して辛くないので・・・
多少は辛いソースを選ばれる事をお勧めする・・・
その方がコントラストが良い筈である・・・