店名 |
Azabu Uojizushi(Azabu Uojizushi)
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類型 | 壽司 |
預約・查詢 |
03-3583-1729 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
東京都港区東麻布1-17-3 |
交通方式 |
都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅中之橋口徒歩5分 距离赤羽橋 175 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 |
座位數 |
22 Seats ( カウンター10席とテーブル3卓12席) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
有吧檯座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 |
敬愛するフォロワー様のレビューに小さなハートを射抜かれ、頭の奥の引き出しにしまい込むこと、およそ二年余り。
ようやくお昼のランチ時間にお伺いすることが叶いました。
大江戸線の赤羽橋駅中之橋口を出て歩くこと数分、一時前に到着します。
ラッコが暖簾をくぐると、カウンターの手前の親方が『へい。らっしゃい~』と明るくお声がけ。それに合わせるように、若女将さんかな、マスク姿の女性がサッとカウンターの真ん中の椅子を引かれます。
この連携はご家族に間違いない。
早くも心地良い時間になるぞぉ~、と期待が高まります。
先客はどうもご近所で働かれているオヤジ様の三人組。昔ながらの馴染み客のようで、親方とにこやかに談笑されておりました。
ランチのにぎりは三種類。
それぞれ大盛りにすることも可能です。
なにしろ二年越しの訪問ですからね、ここは奮発して上にぎりの1.5をお願いしました。
ネタは親方が切りつけ、握るのは若旦那。
内容は以下の通り。
●小鉢:ピーマンとジャコの和え物
●平貝
●鰹
●玉子
●イクラ
●穴子
●赤身
●中トロ×二貫
●墨烏賊
●小肌
●鉄火巻
●胡瓜巻
●お味噌汁:浅利
このちょっとした冷製の小鉢がウンマイ。ビールを呼ぶぅっ~!
でも我慢我慢。今夜はたっぷりの日本酒が待っていますからね。
それにしてもこの小鉢、出過ぎず控え目な味付けに、唾液がとめどなく流れ出てきます。
なんだろう、香りの強くない油で軽く炒めているのかな?
この手抜きの無い小鉢だけで、このお店の商売に対するスタンスが伺え、『これは、大当たりやねん』と、腹の中で思わずニンマリしちゃいました。
握りは十貫で、細巻きと浅利のお味噌汁付き。
シャリは典型的な街寿司の白シャリ仕様。砂糖はごく少量で、塩味がちょうど良い塩梅。
赤酢の旨味に頼らず、仕事を施したネタの滋味を引き出す昔ながらの仕立て。ことのほか口に合います。
それに浅利の椀物もうんまかった。浅利の身は硬くなく、お出汁に悶絶。丁寧な作りに思わず頷きます。
お茶を一口、ゴックンしたところで親方に尋ねます。
『追加で一貫ずつお願いしても構いませんか?』
『はいよぉ、勿論でさぁ、そうじゃなきゃっ』と相好を崩し、なんだか嬉しそうな親方。
追加したものは以下の通り。
●本ミル貝
●煮蛤
●ムラサキウニ
●穴子
訊けばこの地で暖簾を出されて五十五年目とのこと。東京オリンピックの翌年ですね。
『当時はですねぇ、東京タワーが良く見えましてね、それに都電もまだ走っておりやした...』
ひとしきり昔の地番の飯倉や森元あたりのお話をお聞きし、夜の営業についてお伺いします。
『夜はお好みでも構わないんですか?』
『はい~っ、勿論でさぁ。うちはね、昔ながらの鮨屋ですから。お好きな時間にいらして、お好きなものをお食べになるのが一番ですよ。「おっ、この鯵、うんまいなぁ、もう一貫、頼むわぁ」なんてね、お決まりのコースだけだとこれが出来ませんでしょ』と柔和な笑みを返される親方。
御年八十の傘寿。
職人さんって、ホント、スンげえなぁ。リーマンは職を離れればただのオヤジだもんね。
先日の西麻布の美奈登寿司さんもそうでしたが、麻布界隈には昭和の香り漂う粋なお店がひっそりと暖簾を掲げております。
これは通うな!
次回は夜にお伺いすることをお約束し、さぁ~ってと、東京タワーに登っちゃいますかね。
そしてご馳走様でした。