上品な味のハンバーグと大盛ご飯 : Kito Don

2022年11月
　全席喫煙可の店だが、排気設備が強力なのか、入店してもタバコ臭さはまったくない。卓上に灰皿はあるが、この日は喫煙者はいなかった。メニューは卓上に置いておらず、入店客がアルコールで手を消毒したら渡すスタイル。理に適っている。
　何が看板商品なのかよくわからないメニューなので迷ったが、迷ったときのハンバーグということで、ハンバーグ＆目玉焼き980円を注文。卓上には食卓塩が置かれている。
　提供時間は約8分。デミグラスソースの上にハンバーグ、その上に目玉焼きである。味噌汁はわかめと葱。サラダがちょっと変化球で、キャベツの千切りと塩味のスパゲティと葉っぱとトマト。フレンチドレッシングがかかっている。食べごたえのあるサラダだ。
　ハンバーグは肉が主体でちょっと固めだが、食べごたえがある。目玉焼きは丁度いい半熟加減で、黄身を割るとハンバーグの上に流れる。ハンバーグの下味は薄めで、デミグラスソースも上品な薄味だから、ご飯よりもワインに合いそうだ。
　ご飯はピラフ用なのか、少しだけオイルを入れて炊いてある感じ。深めの碗に入っていて、見た目よりも量が多い。ハンバーグがちょっと薄めの味なので、ご飯が余りそうになった。
　全体に味がついているチキンピラフが正解だったのかもしれない。外の看板の最初のメニューもチキンピラフだった。家庭料理だからそんなに感動はないが、懐かしさがある。ピラフだけでなく、鶏の唐揚げや焼鮭、天然マグロの刺身定食なんかもあって、いろいろ食べてみたい気がした。ご馳走様でした。