五反田のなにげないビルに、美味しいお寿司屋さんが♬ : Gotanda Sushi Matsumoto

五反田駅からまっすぐまっすぐ歩くと、５分位であります。
五反田に詳しい知人に誘われ、新しくできたこちらのお寿司屋さんに♪たまのご褒美です。

綺麗なカウンター、個室もあります。仕切れば人数調整は可能とのこと。

すすめられるがまま、知人のおすすめ、おまかせ握りディナーコース 13200円(税込）

まずは、私はノンアルビール。

・先付け
・前菜五点
・蒸し物
・季節の逸品
・握り十三巻(イクラ、ウニ、玉子つまみ、巻物含む)
・ムツ炙り小丼
・お椀
・水菓子
です。
まず プレミアム生ビール 1100円 で乾杯、歓談をしながら期待度はMAXです。

・先付け　しじみ汁
身体を温め、胃腸、肝臓を整える効果のある滋味あふれるしじみのスープです。

・握り 中とろ
先付けの直後にまさかの中とろの握りが供されました。マグロはアイルランド産、特に産地には拘らず良いものを仕入れるそうです。適度な脂とねっとり感だけでなく歯触りもあり、何しろ脂の甘味とマグロの香りが素晴らしいスターターでした。

・前菜五点
たこやわらか煮、帆立と青ネギの酢味噌和え、白エビのウニのせ、自家製の鴨ロースト、マスカルポーネの鯛酒盗かけの五品が洒落た皿の上に盛られています。タコには和芥子、白エビにはキャビア、鴨ローストには柚子胡椒が添えられていて、素材と味の変化を楽しめます。

・握り　ヒラメ
再び握りに戻り、青森産のヒラメです。コリコリ感のある歯触りが心地よく、ヒラメもさりげなく脂の乗ったものでこれは大変おいしい!!

・国産の搾菜
箸休めやお口直しとなる国産搾菜の浅漬けです。ガーリックなどの香味野菜や香辛料を使っていますが、ほんのりと香る程度でアッサリした風味が良いですね。搾菜の鮮やかな緑が目に焼きつきました。

・握り 白いか
福岡産のけんさきイカの一種である白いかは、「サクーっ」とした歯触りで鮮度のよさと仕事の素晴らしさがわかります。

・握り こち
三重県産のこちの鮨です。関東ではあまり出会わない魚ですが、フグに似ている香りと歯触りに旨味があるのにアッサリ感を感じる、大変上品な白身の鮨でした。

・のど黒の小丼
ここで握りは一区切り、小丼が出てきました。ウニで和えたご飯の上に香ばしく焼いたのど黒がのっています。ウニご飯の濃厚な味わいと脂ののったのど黒の香りがなんとも言えないハーモニー、これは贅沢な一品です。

・いくらの小丼
のど黒丼の感動が残っているところにいくらの小丼です。いくら丼といってもイクラが見当たりませんが別添えでタレのようなものもついています。赤酢をベースとした酢飯の上には生ウニ、驚いたのはいくらのエキスと出汁だけを使ったタレをうにのせご飯にかけていただくのです。こんな贅沢ないくらの食べ方は初めてでした!!

・鰹のお造り
稲藁で燻香をつけニンニクの香りを移した溜まり醤油に潜らせた鰹は、これもまた歯触りが大変気持ちよく、ほのかなガーリックの香りと薫香が素晴らしいハーモニーでした。

・握り マグロ赤身
再び握り、アイルランド産マグロの赤身です。マグロの旨味が凝縮していて、言うことなし!!

・握り コハダ
天草からはるばる来たコハダは〆たお酢がとても上品、かつツヤと張りのある輝く銀色の皮がコハダの凄さを物語っていました。

・握り キンメ
バーナーで軽く炙った後、稲藁で冷燻したキンメの握りは、水分を抜きつつも噛んだ時に歯にまとわりつく様な食感を保っている秀逸な仕上がりです。

・握り ヒラメのエンガワ
青森産のヒラメのエンガワを炙った握り、炙ることでふっくらした魚の食感にはびっくり!! エンガワの主張の強さを体感しました。

・握り ホッキ貝
煮切り醤油を塗って炙って甘味を出したホッキ貝は噛むと旨味がほとばしり、程よい歯触りも秀逸です。

・茶碗蒸し
プレーンな卵液の生地にカニと椎茸の出汁の旨味いっぱいの餡がかかった贅沢なもの、薄口の熱々の一品は次の料理への仕切りなのです。

・うにの鮨
ドームに入って供されたのは藁焼き薫香のうにの鮨です。一口サイズのレンゲに余市の紫ウニを酢飯の上にのせたプレゼンテーションも楽しめるもの、ウニの種類はアッサリ系ですが甘味とプルプルした身の極上のものでした。

・握り 大トロの炙り
アイルランド産大トロはとろける舌触りなのに歯触りもある仕上がり、厚切りにして炙りを入れているので表面は温かくシャリ側は歯触りのある冷温で食感にアクセントがつくよう計算されているのです。

・つまみ 玉子
スポンジ状の玉子で大変軽い口当たりです。味は白出汁系で甘味は抑えているので口の中をさっぱりさせる効果で次の鮨へつなぐのだそうです。

・握り 穴子
ふっくらと仕上がった穴子はキレのあるタレで穴子の風味がしっかり感じられます。タレは穴子の骨を使った出汁を使うという細部まで気を遣った仕事ぶりに感動です。

・手巻き 赤身
鮨の最後はマグロ赤身を有明産の海苔で巻いていただくもの、
海苔のよい歯触りと香り、マグロと良くあって美味しい。

・椀もの
削り節と羅臼昆布の出汁、ワカメと三つ葉のみという出汁をいかした味で、いいシメです。
・水菓子
ほうじ茶のアイスクリーム。

美味しかったです！