シェリー好きの隠れ家 : Benenshia

駅近ですがマンションの1室なので、看板が表に出てなければ店の存在自体が分からない。とはいえ、もう三十数年営業しているそうです。

リストには40以上のシェリーが並びますが、昨今の流通事情もあって、いくつか欠品あり。と言ってもシェリーには詳しくないので、マスターに相談しながら決めました。

San Leon Manzanilla /Argueso
最低8年熟成のマンサニージャ。舌にまろやかさを感じ、香りも複雑さあり。さすがにティオぺぺとは雲泥の差。

1822 Amontillado /Argueso
最低20年熟成のアモンティリャード。たっぷりとした熟成感。長いアフター。ちなみに1822は創業年です。

Leonor Palo Cortado /Gonzales Byass
アメリカンオークの樽で12年熟成のパロコルタド。かつてパロコルタドは偶然の産物だったが、今は狙って作れるようになったそうな。パワフルで深みのあるコク。

どれも80mlほどで千円前後です。3杯で充分満足しました。

アテは、シェリーに合うタパスが色々。
・富山産大羽イワシの酢締めオリーブオイル漬け
仕込んだばかりというイワシが、シェリーに絶妙に合いました。

ジャイアントコーンとバゲットが付きました。お勘定は紙に手書きで合計額のみ提示。これから推測するに、チャージは800円くらい。バーとしては標準的。

渋いマスターと、話し上手な姐さんがいます。小さな店なので、当日の雰囲気は相席客に左右されそうです。