店名 |
Benenshia
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類型 | 西班牙料理、洋酒吧 |
預約・查詢 |
03-3760-7310 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
東京都目黒区上目黒2-15-6 小林ビル 1F |
交通方式 |
東急東横線、東京メトロ日比谷線【中目黒駅】徒歩4分 距离中目黑 234 米 |
營業時間 | |
預算(評價匯總) |
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、Diners、VISA、Master) 可使用電子錢 (Suica等交通系電子貨幣、樂天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) 无使用二维码支付 |
座位數 |
16 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,有吧檯座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 | |
開店日 |
1989.6.16 |
中目黒のシェリー酒バー。
親切なマスターと奥さん、雰囲気の良い店内、凄くいいお店でした。
皆さんシェリー酒って飲んだ事ありますでしょうか?
いや、そもそもシェリー酒って何だか知ってますでしょうか?
シェリーは葡萄から作られるれっきとしたワインに分類されており、純然たる醸造酒です。
私自身、去年までシェリー酒って蒸留酒だと思ってた口で、
ましてやシェリー酒がこれ程振れ幅があるお酒ってを全く知りませんでした。
世の中まだまだ知らない味があるもんだと今回つくづく思いましたよ。
このシェリー酒、現地スペインよりも圧倒的にイギリスで飲まれている。
オシャレな名前だからか何故か日本だと食前酒として飲まれるイメージだが、
欧州ではもっと男らしい感じらしくて雑多な酒な様で、グイッとウイスキーの様に呑んだり、
夏場氷をわんさか入れてビールの様に飲んだり、
何ならファンタオレンジの様な安いオレンジジュースをドバーっと入れてザブザブ飲んだりするらしい。
さて、マンションの一階であるお店はコンパクト。
カウンター10席近くとテーブルが2つ程。
煮込み料理やパエリア等スペイン料理も出すが、どちらかと言うとしっとりとしたバーといったところだ。
店名の「ベネンシア」はシェリー樽からシェリー酒をすくう時に使う長いひしゃくの名称らしい。
ひしゃくは↓後述する酵母の膜を突き破る為に先端部分が重い筒状になっている。
シェリー酒は大きく分けると2系統あります。
<ドライ系>フィノ、アモンティリャード、ミディアム
<甘い系>オロロソ、クリーム、ペドロ・ヒメネス
こんな感じ。
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ここからはやや小難しいシェリーの話なので別枠で。
シェリー酒の樽の中には空気との接触面に厚さ数センチの「産膜酵母」って膜が張ります。
この「産膜酵母」ってのが肝です。
「産膜酵母」が張る、張らないで大きく香り味が変わってきます。
生きた酵母が糖分や旨味成分を分解するので、全体的に辛口でドライになります。
さらに膜は空気との接触面を覆うので、酸化を防いで色が濃くなりません。
ほんで産膜酵母特有のエステル香(ナッツとか柑橘っぽい)も付く。
フィノ、アモンティリャードあたりは産膜酵母有り。
オロロソ、ペドロ・ヒメネスあたりは産膜酵母を取り除いて、酸化が進み濃い色だったり甘味が強い。
ミディアム、クリームなんかはそれらを混ぜたタイプ。
酸化が進むと段々色が濃くなり、紹興酒の様な甘い香りがつく。
ペドロ・ヒメネスに至っては絞る前に葡萄を干すので、もはやプルーンペーストの様な甘い香りです。
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さてさて注文!
合計18,000円くらい(9,000円/人)
・9種のシェリー+簡単なおつまみで4,725円
・トニック割り×6くらい
・トニック+リキュール割り×2
・ストレート×2
・ビール×2
・カキのオリーブオイル漬け(700円)
・焼きアーモンド(500円)
・赤ナマコ(500円)
・コシード(1,200円)
色んなシェリーが飲んでみたいという方には
9種のシェリー+簡単なおつまみで4,725円という嬉しいセットがあります。
マスターにあれこれお話をすると見繕ってくれる。
それを手書きの紙に銘柄を書いてくれて、呑みながら感想を言ったり、説明をしてもらったりといった具合だ。
今回はフィノ5種、アモンティラード1種、ミディアム1種、オロロソ1種、クリーム1種、ペドロ・ヒメネス1種。
ミディアムとオロロソを1/2づつにして10種類。
一個一個味を書いていくわけにはいかないので特に気に入った2つ。
・エレガンテフィノ
かの有名なティオペペと同じ会社で作った。辛口でややスパイシーさと華やかさがある一本。
ピクルスとの相性が抜群だったが、その他の料理でも万能そう。
・ブルドン クリーム
クリームなので結構甘めなんだけどこれが何故か牡蠣のオイル煮と抜群に相性が良かった。
その後、色々なシェリーをトニック割りやリキュールを少し入れるといったストレート以外での呑み方をする。
細いオレンジピールとミディアムあたりのトニックウォーター割りは凄くいい。
オレンジピールのさわやかな香りとシェリー酒の甘さがマッチする。
驚いたのは赤ナマコとシェリーの相性。
スペイン料理屋なのにナマコ??と思ったが、これが驚きの相性の良さです。
現地で一般的というわけではなく、この店オリジナルらしい。
海のミネラルとシェリーのミネラルがリンクするんだろうか?
マリア―ジュとか安易な言葉で片付けたくない奇跡的相性。
そんなわけで何だかんだで呑み続け、お会計18,000円。
どう考えても呑み過ぎた。
お酒はだいたい7~800円代くらい、ボトルな4,000~5,000円程度らしい。
多分こんなにバカスカ飲むお客さんはあまりおらず、
モルトバーやワインバーの様に数杯飲みながら落ち着くお店でしょう。
すごくいい店で良かったです。
ワイン好きの人はこういうお店でぜひ色々飲んでもらいたいです。
ご馳走様でした。