カジュアルだが非常に趣のある焼き肉コース : gekisenwagyuuyakinikumidoru

今日は妻とディナー。妻が以前に行って良い感じだったということで、このお店に行くことにした。

中目黒からは駅前の横断歩道を渡ってすぐのビルの地下。カジュアルな焼肉屋としてはしっかりと重厚感のある内装が良い感じ。

今日は5,000円のコースで楽しむことにする。

まずはコロナビールで乾杯。このご時世だからかこのビールをあまり見なくなった気がする。数年ぶりに飲んだがライトだがしっかりとした喉越しは懐かしく美味い。しっかりレモンも載っており、好印象。

そしてコースのスタートは焼肉屋らしく定番のキムチとナムル。オイキムチは辛味がしっかりあり美味しく、ほうれん草のナムルは想像以上にごま油が効いていて好きな味だ。もやしのナムルは優しい醤油味で、それぞれ肉の付け合わせとして長い時間活躍してくれた。

その後はポテトサラダ。これは面白いメニューだなと感じた。マヨネーズと酸味の効いたポテサラはフレッシュさを感じ、また中に沢庵が入っていて、酒に良く合った。

ここでまず和牛の五種盛り合わせ

特に美味しかったのは下記の通りでまずハラミは今回のナンバーワン。非常に柔らかく脂が少ないのに脂の旨味もなぜかぎっしり。絶品であった。そしてシマチョウもかなり美味しく、脂と食感のバランスが良い。そして和牛ロースはバランスが良く、優等生的な良さがあった。

和牛を楽しんでいる間に牛トロのキンパが来る。キンパを食べるのは多分初めてだと思うが、寿司と比べると米が硬く握られ、胡麻とネギが肉を引き立てる、自分としては新しい料理であった。韓国焼酎のチャミスルと合わせてみると、海苔巻きよりつまみ的な良さが強いものに感じる。

そして名物という縛り牛タン。牛タンをニラで縛ってあり、そのまま焼いていくスタイル。食べてみるとこれは素晴らしいアイディアと感じた。縛られている理由は中のネギ。通常のネギ塩タンだと食べる時にネギが落ちてしまうがそれがないため、一口で完璧にネギ塩タンを味わうことができる。

そして炙り和牛ユッケ。その場でじっくり炙ってもらうのはなかなか見応えがある。また、中央の卵黄の部分は炙らないのでその下はレアなユッケ、周りはよく焼きユッケになり、両方の味わいが楽しめるのも良い感じ。甘口のタレと良質な和牛の組み合わせは非常に美味しく癖になる物だった。

最後に締めの大根おろし冷麺。かなりしっかり大根おろしが乗っていて、これが優しいスープと麺に程よい刺激を加えており、非常にまとまっている。またスープはちゃんと飲むと牛と思われる優しくもしっかりした旨味が印象的だった。

デザートはラムネアイスとアイスティー。焼肉屋さんで最後、紅茶かコーヒーを選べるのは珍しい気がする。ラムネアイスは炭酸を感じるラムネの実弾が入っていて、アイス自体はクリーミーさとラムネのさっぱりさを併せ持っていて焼き肉の最後には打ってつけであった。

カジュアルなコースでも、コースの中にしっかりと流れがあり、非常に満足感のある物であった。雰囲気も落ち着いており、家族でも仕事でも使えそうな雰囲気であった。
また使いたいと思う。