アプローチから始まるmondoの世界
平日のランチに伺いました。
九品仏駅から向かって10分ほどでした。表通りからはお店の看板も建物も見えない、わかりにくさでは想像を超えた隠れ家店です。皆様のレビューのお蔭で、地図をしっかり確認し、アプローチの風景をしっかり脳裏に刻み、迷うことなく辿り着けました。自由が丘駅からなら、緑小通りの突き当りと覚えれば間違いないと思います。
そういえば以前は撮影禁止だったのでしょうか。今ではお伺いしたら快く許可頂きました。このお店には特にビジュアル的に心を掴まれました。その点でも写真撮影許可は嬉しいです。
新緑の小径とエントランスの小庭が序章となり、ストーリーを感じさせる仕掛けとなっていました。これは胸が高まります。
知人の邸宅に迎えられたような小さなお店は、白壁と本棚を配したシンプルモダンな内装です。BGMがオールディーズやアメリカンポップス。違和感なるもお店の方の趣味なのかもしれません。コースのみの完全予約制ですし、価格帯からは、もう少しだけフォーマルなイメージで訪問しましたが居心地良く、想像より少しカジュアルでした。ひとえにこの選曲のせいかもしれませんが。
お料理は平日限定ランチ税サ込4,200円です。
○本日のお突出し 竹の子とパンチェッタ
○アンティパスト1 甘鯛と菜の花のストゥファート
○アンティパスト2 黒鯛とグリーンアスパラガスのムニエル
○プリモピアット アマゾンカカオを練りこんだタリオリーニ 桜エビのソース
○セコンドピアット マンガリッツァ豚ロースとマンゴーのソース
○ドルチェ 紅玉のミッレフォーリエ
○コーヒー、紅茶、またはハーブティー
その他スパークリングを頂きました。
特筆すべきは5種類もの温かい自家製パンです。中でも、パリッと焼いたラビオリのようなパンから終始香ばしいチーズが香り、ずっと食欲を支えます。
メインの豚ロースは火入れが最適でした。マンゴーとアマゾンのナッツを合わせたソースも個性的で新鮮で好きでした。普段はフルーツをベースにした甘めのソースは、肉類に添える場合はあまり好きではないのですが、これは何となく後を引き、気に入りました。
ドルチェはお洒落で上質なアップルパイという感じ。下にジャム状の紅玉の果肉、上にパイ生地に混じって歯ごたえのある紅玉の皮が散らされており、柔らかい果肉と相まって食感が楽しめました。
一方で気になった点は、前菜の2種類の鯛です。かたやふっくら蒸してフロマージュのソース、かたやシンプルに香ばしく焼き、と変化があり、それぞれ美味しく頂きましたが、旬だからか余程自信の食材なのか、2つのお皿とも鯛とはどうなのかなと思いました。
パスタは、練りこまれたカカオ、クレソンと桜エビ、それぞれもっと個性を際立たせても良かったような気がします。
全体的に優しく美味しいのですが、パンチや塩味が控えめで、イタリアンの中では大人しい方かと思います。
当初の期待より雰囲気がカジュアルで、日常的で、お料理は主張が控えめ。
エントランスまでの導入部で心を掴まれましたので、それを含めて思えばとても魅力あるお店ですし、良い季節のお天気に恵まれた日に気軽に誰かを連れて来たいフレンドリーな雰囲気です。
でもその割には、自由が丘価格です。これを日常とするには、私には贅沢な時間だな、と思っています。
店名 |
Mondo(Mondo)
|
---|---|
類型 | 義式 |
預約・查詢 |
03-3725-6292 |
可供預訂 |
僅限預約
アラカルトはなく、おまかせコースの用意。ご予約の際お苦手な食材をお申し付けくださいませ。 |
地址 |
東京都目黒区自由が丘3-13-11 |
交通方式 |
從東急東橫線·大井町線“自由之丘”站正面出口徒步8分鐘從自由之丘站的正面口檢票口出來,在巴士終點站的右側盡頭“蜂之家”和“瑞穗銀行”所在的十字路口向右轉。沿著“咖啡茶館・集”和“瑞穗銀行”之間的道路 (卡特萊亞路) 走300米左右,在坡頂處磚瓦結構的威尼斯風格商業設施“Lavita” (LA VITA) 的十字路口左轉。那裡是綠色小街。沿著那條路一直往前走500米左右。中途一直是住宅區,沒有店鋪。綠色小街的終點,盡頭是mondo。入口附近的腳下有透明的玻璃球。仔細一看,那是招牌。以玻璃球為側目,沿著被木牆包圍的飛石小徑前進。從裡面靠右手的樓梯下去,左邊就是店的入口。從東急東橫線自由之丘站按上述路線900米徒步11分鐘 距离自由丘 631 米 |
營業時間 |
|
預算 |
¥15,000~¥19,999 ¥6,000~¥7,999 |
預算(評價匯總) |
¥20,000~¥29,999¥10,000~¥14,999
|
付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、VISA、Diners、Master) 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
服務費收費 |
10% |
座位數 |
10 Seats ( 座位數從16個減少到10個,成為了更加細衹的服務。) |
---|---|
個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 附近有P號硬幣,也沒有停車場。請不要騎單車、摩托車來店。 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間 |
酒水 |
有葡萄酒,對葡萄酒講究 |
---|---|
料理 |
對蔬菜菜式講究,對魚類料理講究,提供英文菜單 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
位置 |
神秘不為人知的餐廳,家庭式餐廳 |
服務 |
可提供慶祝・驚喜的服務,有品酒師 |
關於兒童 |
電話受理帶孩子的預約。 |
服裝規定 |
請不要穿短褲涼鞋,太休閒了。Please Refrain from musical shorts and sandals that are too casual |
網站 | |
開店日 |
2008.7.8 |
備註 |
自2018年8月起,大桌子將由顧客共享。這些菜餚還具有更多製作者的特色。即使是第一眼看到的菜餚,也會有更深的味道。套餐午餐為6,600日元(含稅),晚餐為13,200日元(含稅)。預訂時,請務必告知我們您是否有任何不耐受或過敏情況。我們無法滿足當天提出的請求。謝謝。 |
店鋪公關 |
在自由之丘的隱蔽型旅館,品嘗北和南義大利孕育出的鄉土美味
【Mondo】是一家位於自由之丘住宅區的隱密義大利菜。從車道進入小路,走下樓梯,在一棟獨立住宅中找到一家商店。我們特意選擇了一個很難找到的地點,因為我們希望您享受到達那裡的興奮。店主兼主廚宮城泰彥回應了客人的期望。午餐和晚餐的食物為單一套餐,並撒有時令食材。以宮城先生在義大利北部和南部學到的当地美食為基礎... |
平日のランチに伺いました。
自由が丘駅と九品仏駅の北にあり、地図上に両駅との正三角形を描く『mondo』。駅から徒歩10分ほどの住宅地の、見過ごしてしまいそうな場所に隠れ家リストランテがあります。初訪問から迷わず辿り着けた私はレアみたいです。
こちらの日常とあちらの『mondo』を結ぶ、小径と小庭がちょっと素敵なのです。前回とは季節こそ違うものの、やはり風情があって良いなと。
内装は様変わりしていました。2018年に改装されたとのこと。木目が多く取り入れられており、森の小さなレストランのような温かみを感じます。大胆な曲線のセンターテーブルを介して、訪問者達は緩く繋がり、また緩く仕切られ、心地良い距離を保ちます。
相変わらず、オーディオセットの重厚な低音が響いていました。オーナーシェフの拘りなのでしょう。2度目なので体は慣れました。
お料理は、おまかせコース 旬の食材を贅沢に使用 税サ込7,260円です。
○突き出し お野菜のスープとオリーブ
○mondoのパンたち
○アンティパスト1 大分豊後水道産真鯛と桜海老のフリット
○アンティパスト2 エゾ鹿の温製カルパッチョと極みエノキ
○パヴェッテ モンサンミッシェル産ムール貝と甘夏、パクチー
○リゾット 鮒の熟れ酢と白菜
○メイン 新潟もち豚ロースとお日さま農園のお野菜、バッカラ塩
○ドルチェ 林檎のミッレフォーリエ
○コーヒー、紅茶、またはハーブティー
今回も5種類の自家製パンは健在でした。お料理の箸休めに留まらず、実に風味豊かで、単体でも存在感があります。
そして偶然か、今回もメインは豚ロースです。丁寧な火入れを感じる、素晴らしくしっとりとしたもち豚ロースの旨味を、バッカラ塩が引き立てます。イタリアンでも上品で繊細で。香りと旨味が染み入ります。
ドルチェもまた林檎のミッレフォーリエ。季節が変わっても林檎のミッレフォーリエ。スペシャリテなのでしょう。皮や果肉や蜜など、林檎を丸ごと味わう上質なミルフィーユです。
2度目の今回の方が、全体的にずっと良い印象を持ちました。初めての訪問時は良さを見出す感性が私に不足していたか、それともお店が進化したのか。
「隠れ家」の期待を裏切らないアプローチの景色、外界から隔てられたほんのり異世界感。そして滋味と、親しみやすいサービスと豊富なワイン知識。
自由が丘界隈のイタリアンとしては、総合的に最強クラスではないでしょうか。
ごちそうさまでした。