店名 |
Kyou Tei Fuku Warai
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類型 | 蕎麥麵、日式小酒館 |
預約・查詢 |
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可供預訂 |
可以預訂
下記ホームページ欄のLINE公式アカウントからご予約できます。 |
地址 |
東京都目黒区自由が丘2-15-9 ノーブル自由が丘 1F |
交通方式 |
東急東横線自由が丘駅正面口出口から徒歩5分 距离自由丘 233 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 可使用電子錢 (Suica等交通系電子貨幣、樂天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) 可使用二维码支付 (PayPay、d付款、樂天支付、au PAY) |
個人包廂 |
不可能 |
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包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
抽煙與禁煙分區(加熱不燃燒煙草限定) 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
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網站 | |
開店日 |
2023.12.11 |
自由が丘に蕎麦屋酒に好適な店が、昨年末に誕生した情報が入って来ていた。
肴類の品揃えが豊富で、蕎麦も十割とのこと。
平日昼に時間を作って向かう。
場所は駅から西へ、ヒロ通りと言う道を300mばかり進んだ所。
ビルの一階に組み込まれているが、場所がら周囲にはお洒落な店屋が多い。
11時半の開店時刻に合わせて到着。
定時に開き、40歳前後と思われるご主人に店内に導かれる。
壁はコンクリート打ちっぱなしで天井も空調のパイプなどもむき出しで、余計な装飾を排した開放的な空間が広がっている。
しかも客席は左手の厨房をⅬ字型に囲むカウンターに9個の椅子が置かれているだけで、周囲や奥のスペースはガランとしている。
将来的には使用されるかもしれないが、現状はご主人のワンオペなのでこんな贅沢なレイアウトになっているようだ。
私は一番奥の席に通された。
席に座るなりご主人から'オーダーはQRコードでお願いします'の言葉が告げられた。
これもワンオペで賄うための方策で、実際に使って見ると難しくは無いがやはり戸惑いは否めない。
品書きの紙片には肴類も蕎麦も結構な品数が載っているが、それを睨みつつスマホを操作。
まずはビール(サントリー トリプル生 中瓶)と肴には「そば前セット」を選択し、画面をタッチ。
早速目の前に、ビール瓶と空のグラスが並べられた。
グラスを傾けつつ待つこと4.5分で、盛り合された大き目の角皿が登場。
内容は次の通り。
「豆腐」:自家製かどうか分からないが、ある程度の水分が抜けてしっかりした食感と甘みが感じられ、岩塩が添えられているがそのままでも美味しい。
「板わさ」:お馴染みの小田原産では無く、西の方の産と思われるさっぱりとした味と歯触り。
「漬物」:胡瓜の糠漬けと白菜の塩漬けの2種盛りで、漬かり加減も塩気も程よい。
「鴨ロースト」:胸肉がじっくりローストされたスライスが4枚、ジューシーに仕上がっている。鴨は美味いが添えられた輪切りの葱はやや安易。
酒もスマホで注文。
「鶴齢 特別純米」を選択すると大き目のワイングラスに注がれ、写真用に一升瓶もカウンターに乗せてくれた。
すっきりした口当たりと深い旨味が感じられ、中々良かった。
蕎麦は天ぷらの出来も確認しようと「天せいろ」を注文。
天ぷらを頼む客が多く、天ぷらを揚げる傍ら蕎麦を茹で上げる作業は神経を使うが、着実にこなしている。
それほど待たせることなく先に、天ぷら盛り合わせが登場。
内容は海老2尾と野菜3種で、敢えてきつめの揚げ切りのため衣の色が濃い目でカリッとした食感が特徴で、天つゆは付かず塩で食べさせる。
海老は結構な大きさで、歯応えも有るが味もしっかり。
野菜はズッキーニ・茄子・さつま芋で、それぞれのポーションがかなり大きい。
特にトロトロに仕上がった太目のズッキーニと、甘さが際立つさつま芋が良かった。
少し遅れて笊盛りの蕎麦が登場。
挽きぐるみが少し太めに打たれており、均一の仕上がりから機械打ちは一目瞭然。
十割ながら微粉の為ざらつきなどは無く、やや黒っぽく香りも多少ある。
最初は滑らかで歯応えも良好ながら、十割のせいか次第にボソッとしてくる。
つゆは猪口に直接注がれており、先に味見してみたがかなり濃厚。
辛さは「並木藪」に匹敵するほどで、卓上に置かれた注釈にもどっぷりと浸さず加減して啜り込むべし、と言った文言が記されている。
その通りにやってみたが、醤油の尖りがやや気になる。
湯桶はタイミング良く出される。
中身は釜湯のままの自然体なのも好ましい。
注いでみるとつゆに潜む味わいが紐解けて行くと思いきや、「並木藪」のような返しのコクや出汁の旨味が出現することは無かった。
期待して臨んだが、満足度は程々と言ったところ。
蕎麦前についてはきちんとした仕事が感じられ、天ぷらの仕上がりもまずまずでワンオペながら健闘していると思う。
蕎麦の出来はやや期待外れで、つゆも濃い目な点は良いが深みが足りない。
味についての評価は平均するとこのくらいに落ち着く。
オペレーションもこれ以上混むと少し不安な面もあるが、卒なくこなしている。
勘定の6千円ちょっとは、相当に思う。
一方でやはり気になるのは、QRコードでの注文スタイルである。
一人で賄うためには仕方のないことだが、戸惑う年配者は多いと思われる。
実際に単身で入店された齢80歳前後と思われる老婦人に対しては、最初から難しいことは言わずに口頭での注文を受け付けていた。
自由が丘は若者だけでなく昔からの住民も多い土地柄で、昼に蕎麦屋で一杯というニーズの年配者も居るが、そういった客層を常連に取り込むにはこのスタイルは不向きである。
場所がら家賃は安くはないであろうし、空いているスペースの活用を含めて今後どういった方向に進むか気にして行きたい。