店名 |
Chiu Karyouri Tou Na
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類型 | 中國菜 |
預約・查詢 |
03-6421-8533 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
東京都大田区上池台2-31-13 |
交通方式 |
距离洗足池 66 米 |
營業時間 | |
預算 |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
預算(評價匯總) |
¥2,000~¥2,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
29 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
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“ガチ中華”という言葉を最近耳にするようになった。いわば日本人向けにアレンジされていない中華料理のことであり、その台頭で日本人向けのジェネラルなファミリー中華店が居場所を失っているという。まさに日本人向けジェネラルの典型のような店、「中国料理 藤菜」に行く。
12時44分に入店し、一卓だけ空いていた2人用テーブル席に案内される。いくつかの4人用テーブル席を一人客が占拠していて、非効率な満席状態だ。客層は中高年の女性一人客が多く、そのほとんどが店員から常連扱いをされている。
卓上に置かれたメニューを見る。評判のいい八珍焼きそばと叉焼石焼炒飯のいずれかを食べようと思っていたが、ここは長く歩んできた肉あんかけ焼きそば道を貫くべきでは、と思い直し、牛肉焼きそば990円と餃子(5個)495円を注文する。尚、一品、単品メニューはそれほど豊富でなく、しかも昼は注文できない。宴会向きではなく食事主体の店なのだろう。
後客の日替りランチが先に出されるのを横目にじっと待っていると、注文から9分でまず焼きそばが出来上がってくる。かなり大きいアシンメトリカルな皿に入って出される。具は牛肉、青梗菜、白菜、椎茸、シメジ、タケノコが認められる。牛肉焼きそばを注文して牛肉がちょっとしか入っていないという経験は多いが、この品は結構しっかり入っていて嬉しい。
食べる。麺は中華の焼きそばの麺としては平均的な太さの縮れ麺だ。焼きムラがあり、焼き目のついた部分はカリッとして香ばしくて甘みが感じられる。あんは醤油とオイスターソースベースで味つけはやや濃いめ。ケミストリーさはほとんどなくなかなか美味かった。全体にボリュームが結構あるように感じたが、隣席の年配客に出された八珍焼きそばはウワモノの量がかなりのもので、ボリューム面のお得感はそちらの方が上だと思う。
焼きそばが出てから1分後に餃子が出てくる。標準よりやや大ぶりなものが5個皿に並ぶ。1個を半分に割って断面を見てみると、豚肉、ニラ、キャベツが認められ、野菜が多めの配分になっている。あんがみっちり詰まっているわけでないので大きさほどのボリューム感はない。食べてみると、かじった瞬間に中から汁がぎゅっと飛び出してくる。ニンニクは入っていないと思われ、生姜が利いていて上品な優しい味わいだ。
かつて街によく存在した1.5流くらいのジェネラルな中華料理店、いわゆる“ガチ中華”と対極にある、存在感が危ぶまれるとされるタイプの店だ。具が充実したしっかりした肉あんかけ焼きそばを食べさせる店はこのタイプが多い。外来種に生態系を荒らされ滅びゆくのだとしたら、それはすなわち肉あんかけ焼きそば道の危機と思えてくるのだ。