ポークジンジャー以外も食べに来たくなる : Kicchin makabe

祖師ヶ谷大蔵の洋食の名店。
テレビで取り上げられるのはポークジンジャーやオムライスです。
前回ポークジンジャーで大満足だったのですが、メニューも豊富だし地元の方は色んなものを注文してるのでちょっと冒険。

オリジナルメニューであるスペシャルインディアンライス。
ドライカレーに欧風カレーがかけられてチキンカツが乗っかってる一皿。

カレーソースはかなりマイルドでもったりした印象だけど煮込まれた牛肉と玉ねぎが旨い。
どちらかと言うとドライカレーがスパイシーさを補填している印象なのでカレーソースと一緒に食べると丁度よい。
チキンカツは柔らかサックサク。
やはり洋食屋さんの揚げ物は旨い。
カレーソースに絡めてカツカレー的な楽しみもある。

カレーソース、ドライカレー、チキンカツ。
単独で食べるとどうってこと無いのですが、3つ合わさるとしみじみ旨い三本の矢的な料理。

ポークジンジャーほどの感動はないものの、ここは何食べても旨いんだろうなぁと思わせてくれる一皿でした。

こちらは祖師ヶ谷大蔵の有名な洋食屋さん。
世田谷の芸能人も御用達なのでたびたびテレビに出てきます。
少し昔ではチューボーですよでこちらのポークジンジャーが紹介されました。

ということで、夜にポークジンジャーを食べに来ました。
夜でも2階席までほぼ満席。
１人客もいればファミリーもいるので、敷居は高くなくて安心。

カレー頼んでる人もいればオムライス頼んでる人もいて、意外とポークジンジャー1択というわけでもなさそう。

平たく盛られたライス、付け合わせの野菜サラダにマカロニサラダ。そして味噌汁。
日本の洋食屋さんて感じ。

ポークジンジャーは思ってたよりも厚切りではなく表面が大きめ。
厚めの豚肉に直で火を通したらパサつきがちですが、こちらは中心部も適度にしっとり柔らか。
この形状のロースを食べるならとんかつが勝るかなぁ、と思ったけれども、こちらは衣の油感はないしヘルシー且つ脂の旨みをしっかり感じます。

そしてとんかつでは味わえない要素が2つ。
生姜焼きのタレ。
甘辛い味に生姜の風味がちゃんと効いていて、すりおろし玉ねぎがタレと豚肉を絡ませます。
タレ旨すぎて付け合わせのキャベツもタレにヒタヒタにして食べました。
もう一点は焼き目。
脂部分にしっかり焼き目を付けていて、カリッとした食感の部分が所々に存在してます。
この部分の香ばしさと脂の甘みが美味しすぎです。
これポークジンジャーならではの旨さ。

地元の人はポークジンジャーを食べたうえで他の料理を注文してると推測されるので、ポークジンジャー以外も旨いんだろうなぁ。
テレビに出るような有名店ですが、接客も温かくて古き良き街の洋食屋さんの趣なのも好感でした。