冬になったら、また会いましょう : Koufuku Bussanten

中野ブロードウェイと言うとオタク文化の殿堂のように思われるかもしれないが、
地下一階は肉屋、魚屋、八百屋、西友なんかが入っていて、地域住民の日々の買い物に使われてたりする。
そこにこのアジア食材の店がオープンした。

ざっと店内を見回した所、中国の食材が6割、韓国の食材が2割、日本の野菜が1割、その他が1割ってところだろうか。
彼女が水餃子があれば買いたいと言うので一緒に訪問してみた。

水餃子は冷凍のものが販売されており、ナズナ水餃子、ピーマン水餃子、セロリ水餃子なんていう
本場っぽくて面白そうなものもある。
しかしどれも1kgのパックのみ。もし口に合わなかった場合、持て余す量だ。

なので無難に韮菜水餃子（550円+税）を購入。
試食も兼ねて10個ほど茹で、私はポン酢、彼女はお酢で食べてみた。

先に食べた彼女の感想は「これって、ニラしか入ってないんじゃないの？」。
いやいや、そんな馬鹿な事はなかろう。
ニラしか入ってなければ、それはニラ餃子ではなくニラ小麦粉包なのだから。

私も食べてみた所、確かに味は殆どニラ。かすかに動物性の脂を感じるので、
視認は出来なかったがひき肉は入っていると思う。
しかしパッケージに書いてあったキャベツについては、まったくわからなかった。

さて残っている数十個の餃子はどうやって食べようか？
もう少しコクを増したほうが良さそうなので、黒酢で食べるのがいいのではと彼女と意見が一致する。
しかし我が家には黒酢などない。新たに購入すると700円程度する。

約600円で買った水餃子を食べるためだけに、新たに700円を出費するのは腑に落ちないのでこの案は却下。
再び協議し、これはニラ入り水餃子ではなく、ただのニラだと思って取り扱おうという結論に至る。
結果、キムチ鍋に投入する事となった。

なのでこの水餃子は、もっと寒くなって我が家の食卓にキムチ鍋がのぼるようになるまで、
じっと冷凍庫の中で出番を待っている。

結構邪魔だったりする。