アラ還を想ひてものぐるほしけれ : A la campagne

晩飯何処にしようかなと車を留めると、真ん前が当店だった。おッ、新店にご挨拶、とばかりに何も考えずに入店。ケーキを晩飯にしたのではないが。

ホントに何も知らずに失敗したのが、当店のケーキどれもお高いことｗ。まあフルーツ推しだったらしょうがないってとこはあるかな。まずはコレ。

タルト　オ　せとか：比較的新しい品種であるせとかがざくざく載ってるタルト。こりゃあおいしいね！ちょっとした苦みが味の奥行きをもたらす。ジュースィーすぎて、焼き物（タルト部）にしみ出さないうちに食べきることが求められる。ガチっとしたタルトなので、香ばしさがウリなのだ。どうせたまにしか食べないのだし、これだけ明瞭なおいしさがあるならこの値段だってイイや。

ガトーショコラ：これはえらく大きいんで割安に見えてしまうｗ。縦にぶった切って大口開けて頬張る！ふんわりもっちり、シフォンケーキ…ともまた違うんだけど、そんな感じのビスキュイに、たっぷりチョコレート。間違ってるかもしれませんがどこかオイリーなナッツのコクが、味の総和をコテっとしたものにしている。

ガトーフレーズ：今ちょっとマイテーマみたいになってるショートケーキをも。これももちっとした弾力を感じます。たっぷりクリームに爽やかフレーズ。見た目に忠実な味わいです。ただ、大振りなのは良いけれど、とくにシャンティの味わいに当店ならではってところが欲しいかな。

こういう「お高い」「タルト」「専門」というキーワードから、アムストラムグラム＠代官山を思い出すが関係なくて、当店、神戸発のタルト専門店ですでに東京にも結構店舗展開しておられる。誰が言ったか、東のキルフェボンに対し西野アラカンパーニュと言い慣わされるのだとか。そんな著名店とは全然知りませんでした。最近は西荻窪にパティスリーが集中してるが、一駅飛びにこっちへ来るなんて、当地ではどんな商機を見いだされての出店だったのだろうか。

タイトルは変なところで切るからいけないのであって…ｗ。まあ自分の体調上、ホントにこういうものはセーブして行かないと還暦を迎えるどころじゃなくなるからなあ。