ジャンキー!オイリー!ニンニキー!
今年は暖冬なのだそうで、個人的には実にありがたい事なのですが、ここへきていよいよ寒くなってきました。こんな寒い夜に、飲みの〆、また、家路の途中に暖まる、あるいはちょっと体に悪いものが食べたくなった…というシチュエーションでは、どんなラーメンを思い浮かべるだろうか。
ひとつ挙げられるのは、寒風吹きっさらしの中で食べる屋台のラーメンではないでしょうか。当店の味はある意味昔からの屋台味の一派。だけどあっさり澄んだ味、ではない。
半透明な濃度から予期できる、ある程度力強いおいしさのラーメンに脂をon。これで印象が変わって、まじめ君が少々くだけた感じの装いに。ついで生ニンニクin。こんどはいきなりパンクに変身!?
醤油ラーメンにニンニクをクラッシュオンする食べ方は、たしか東小金井のにんにくやで覚えたのだったかな。にんにくやは自分で絞るんだったっけ、忘れちゃったが、当店は昔どうだったっけな。今は有料で最初から載って出てきます。当店は今は味噌ニンニク推したけど、やっぱこの醤油味にニンニクの組み合わせが昔ながらの元味だし、みそは醤油程には練れてないと感じます。
あっさり目のスープであっても豚骨系なら、わずかにニンニクを入れる事で、不思議と味に重奏感が生まれるのです。当店のニンニクラーメンのニンニクは生。J系のお店のようにごっそりとは入れてくれないけど、効きは充分以上!当たり前の事だけど、翌日の予定にはくれぐれもご注意を。口臭のみならず、ニンニク汗の臭いがねぇ…(^^;。
ついでチャーシューをon the rice!ホロリンと崩れるチャーシューが、甘い脂の余韻とともに飯のうまさを増幅し…。
他の方も指摘しているように、現在の水準では、このスープはもはや過去の味と言えなくもない。スープというかタレに秘密があって、それに依存した味の造り。麺があまり特徴ないことなんかも昔の有名店風。だけど、言い知れぬ魅力が、何と言うか染みるような旨さが底にあって、美味体験が脳裏に焼き付いちゃうんだなあ。
実は当店は、西荻近辺で晩飯何にしよう…と調べようとしても、食べログでは検索に引っかからない。なんだと思ったら掲載保留。だから、読者の方のほかは、ある意味出会い頭でこのレビューを読んで下さった人にしか当店の存在は伝わらないのですね。
そう、たしかに昔からいつやってるんだかわかんない店ではあるなあ。どのくらいやってないかって?たまたま営業していたら、おっ、こりゃあ明日はいいことがありそうだ、と思えるくらい。…おっと、これじゃあリア充の人には別の意味に伝わっちゃうな。そう言えば、方南町にもそんな店があったよな。あちらは私は振られたことないけど。他にも、スープの出来が悪いと店を開けないなんていう頑固オヤジ風の店もあるけど、どうも当店はそういうんじゃあなさそうだ(笑)。
私達は地元だから、たとえ閉まってても、しょ~がねぇな~また明日来らぁ、と言って帰るだけだけど、遠くから来たのにやってませんでしたじゃあたまんないよね。紹介しときながらテキトーなことを言ってすみませんが、もし興味を持って下さったとしても、運試しくらいの広い心で訪れてください、尚、昼はそもそもやってませんので。
店名 |
Yama Chan
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類型 | 拉麵 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
東京都杉並区上荻4-21-11 西荻国際第一マンション 1F |
交通方式 |
距离西荻窪 971 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
個人包廂 |
不可能 |
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包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
不可能 近くにコインパークあり |
此時建議 |
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久々に夜通りがかったので当店にin。
ニンニクチャーシューメン大盛:まずはニンニクの溶けてないところからスープを一口、元味を確かめる。う、うまい。ニンニクのアシストがなくてもすでに旨いのだ。流行りの味ではないのだが、昭和の名店風の、わかりやすい「旨い!」に謎味の込められた、当店ならではの味覚相。麺にあまり特徴のないところなんかもやはり昭和の名店風なんだけど茹で加減はビシッと決まってる。そしてニンニクを溶かして啜ると…なんというかアナーキーな印象にガラッと変わる。まあそれがニンニク効果というものなんだけど。引きずり込まれるようにスープを飲み干してしまう!
ついでオンザライス!肉厚のチャーシューが、あまり温まってない時はむっちりもっちり食感、温まればホロッとトロッとする寸前のテクスチャーが楽しめる。肉の味も最近他では見ないような美味しさだ。べつに同業者ではないが、なんというところから仕入れているのかを知りたくなる。それともこれは、先代から受け継がれた秘義によるものなのだろうか。
この、昼なお暗いというような(←昼はやってないけど)ガラーンとしたハコでこんな旨いものが!?というギャップ感もたまらないものがある。やりようによっては田園調布に家が建つような商売もできるだろうけど、もし儲ってもこのハコで、というのもひとつの演出だろう。
そしてもうひとつ経済の話をすれば、何でもかんでも値上げのこの時節に、このニンニクチャーシューメン大盛が¥990、チャーシューメン&ライスでも¥1,000ピッッタリに収まるというのは、この味を思うとものすごいバリューだと感じる。券売機面を見れば、当店だって値上げの波とは無縁ではなかったのがわかるが、それでも今なおお安く頑張ってる。それがマスターの心意気なのだ。