辛味噌つけめん: 凛々しく聳える揚げ牛蒡!素朴さ大胆ピロピロ手もみ麺!じっとり辛さを表す辣油の漂い!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2024/05/17/000000
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<2024.04> 辛味噌つけめん+サッポロ赤星
すっかり街は大型連休で明るく軽やかな雰囲気ですが、いまだに私は、朝になるとハッ!あれ期日までにやらなきゃ!って布団から飛び起きてしまう。そしてあゝ連休だー大型連休だーってすごく安心感を覚えて二度寝に入る。この堂々と二度寝できる瞬間が最高に幸せを感じます。幸福にお金は必要なし。
もう連休だからって遠出しません。拉麺遠征しません。5年ほど前までの新店舗開拓求道するまでのラヲタ魂は、一体どこに消えたのだろうか。そんな事より今の私は、地元活動エリア周辺の拉麺巡りが、楽しくてなりません。今回は、東京味噌らーめん鶉さんへと向かいました。先日ご店主がご子息移した画像がとても可愛かったので、フラッとのぞいてみようという気になっただけ。
<サッポロ赤星> 夏日の休日ルーティーン!ずしりとした苦味飲み口の後に広がる軽やかな甘さ!
このGW、唯一こだわるなら、毎日サッポロ赤星を飲み続けよう。そんなアホな目標で活動開始。そんなことを思いつつ・・・・やっぱり赤星旨し!。極上のおつまみ・アテで一層旨さが映える!。ずしりとした苦味飲み口の後に広がる軽やかな甘さがナイスだったのだ!。
<おつまみ> タレと香ばしさ深い美味さ!溢れそうなまでに詰め込まれた豚肩ロース!
今日はも盛具合が良い!このサービスおつまみが食べ応えを感じさせます!。小皿にギッチリと盛られた切り落としチャーシュー。周囲はタレ深い褐色。中の赤身は桜色。薄らと脂がメッシュに入り込むようです。そのぶつ切り。肉を整形するときの端っこ部分と思われ、特に味わが深いのです。ブラックペッパー系塩胡椒が振られ、薬味ねぎ乗る上に、塩ダレのようなのが垂らされてます。旨いのは確実!。
<全体> 凛々しく聳える揚げ牛蒡!素朴さ大胆ピロピロ手もみ麺!じっとり辛さを表す辣油の漂い!
今回は、辛味噌つけ麺。味噌つけ系は、ここ数年この店以外で食ってない記憶。近場にこの店があるから、あまり他でわざわざ味噌を食わんくても良い気がするし、またつけ麺系は、食べるのに面倒さを覚えてしまって頻度が下がってる?。なので味噌つけ麺は、ここでしか食わなくなってしまった・・・。
そしてやっぱりこの揚げ牛蒡の盛り付けが気にってる。そして自家製平打ち手もみ麺!別名ピロピロ麺がとても極太でワイルド!。この見た目のインパクトも好きです。更につけダレの優しい味噌の風合いに垂れる自家製辣油のクッキリ感もナイス!。まさに、素朴さと大胆が迫るピロピロ麺線!じっとり深みと辛さを表す辣油の漂い!東京で抜きん出る味噌系ってな感じの存在感がありありです。
<素揚げ牛蒡> 素朴さと凛々しさ!パリパリ牛蒡素揚げ!全体に絡んでカオスな歯応え!そしてその香り!
牛蒡香味油を生成するときに合わせてできるのかな?そんな牛蒡素揚げ!。その素晴らしさは香りの他に歯応えも演出的で、汁に濡れてもパリパリ感は終始キープです。そして淡くモチモチ歯応えの麺と絡むと、歯応えにコントラストが生まれてナイス!。モチモチ&カリカリ食感のダブルの楽しさ!そのカオスでございます。
<つけダレ> 芳醇な味噌に豚と鶏コラーゲンが溶ける!キレッキレでシャープな辣油がスパンと響く!
中辛味噌と甘味噌のブレンド。本来的には辛味なしで味わうのが常道かもですが、辣油主体のシャープな辛さ本格勝負という感覚です。こちら確か辣油も自家製です。花椒塩系でなく和山椒ベースで唐辛子を溶かし込んだ感覚。食べる辣油っぽいアクセントが、ハイバランスに味噌と溶けます。
濃ゆい味噌の麹のような風味感ありつつ、次第に辣油の辛さの中に潜む味わいが重なる。辣油は、つけだれの小さい器の中では、汁系以上に主張しまして、香ばしさがとても生き生きとして映えます。そのままゴクゴクと飲み干せなくもないレベル感。だけど、食い進めていくうちに、野菜具材と麺の水分と風味が足されて、少しづついい塩梅で飲み干せるとういう流れです。
<麺> しっとり地肌貼り付くように辛味噌が絡まる!ピロピロ形状に具材が絡まる!噛み締めるほどに甘味あり!
オールハンドメイド。もちろん自家製麺です。七彩系譜の極太ピロピロ手もみ太麺!。開店当初よりその幅広感はキープって感じです。ピロピロ太麺も都内あちこちにみられるようになりましたが、ここは麺も素晴らしき。
まずは素のまま食らってみましょう。素地の甘味が楽しめえるはず。藻塩があればそのまま旨さが完成しそうです。それを辛味噌に浸すとこれまたタレが絡みまくりです。しっとり地肌貼り付くように辛味噌が絡まる!。縮れにタレが溜まったりしてタレ持ち上げがナイスです!。
啜ってはボコボコとした口元タッチと喉越シルエットを楽しみましょう。噛み締めてはモチモチとした弾力がとても明るく、噛み締めて味噌と炭水化物の甘味が入り混じって一体化。今回は珍しく、つけめんで大盛とさせてもらいましたが、体感300g前後かと。気持ち良い腹パン余韻に浸ります。
<チャーシュー> 質感上等豚肩ロース!タレと脂身の甘味深くタレの香ばしさ抜群!柔らかさ抜群!
全体的にしっとりしており、後から思うと軽く周囲はスパイス感あるイメージ?。そこに燻しっぽい香りをしっかり伝えてくるからこりゃたまらん!。
周囲はオーブンというか燻しというかとても香ばしく、中は上品なピンク色合いが残る感じ。肩ロース?それはきめ細かく脂身が差しており、スライス面の手切りの包丁の波が、出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりします。まさに赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。ほんのりと脂身が溶け出して軽い甘味を加えます。
<他具材> タンメン匹敵?絡む肉野菜の楽しさ!モヤシと挽肉がナイスボリューム!
麺をつけダレに入れようとするが、中々収まらない?。かなり具材が入っております。その中でモヤシが中心的。器の中にぎっしりとモヤシが入っており、そこのスキマに入り込もうとする挽肉もかなり多めで嬉しい!。モヤシは中華鍋で炒めながらスープと合わさるので、茹でモヤシのようには薄まりを感じさせず、シャキシャキ!
また挽肉の旨味も加わります。る。挽肉は薬味のように出汁やほかの具材を高める一方で、いろんな出汁も吸い込んでくるのがいいね。噛み締めると味噌も感じるし、野菜のやさしい甘味を感じたりもする。スープ割りの他にライス割りにすれば、挽肉の旨さがが更に活躍することでしょう。
<味変> 風雅な気分で薬味を投入!テーブル山椒で効き目十分!食欲シフトアップ!
辛味噌でなく、フツーの味噌系では、いつもやってるルーティーン。今回は辛味噌の後半でうやってみたが、違和感なく風雅な刺激感が広がるイメージです。量販の「テーブル山椒」でも仕事ぶりは素晴らしき。一振りすれば、つけだれの濃厚さがとても厚みが増すような味わいに変化です。糸とうがらしも、つけダレの中
<スープ割り> 辛味が薄まりベースの出汁を旨さ知る!温もりと明るさが復活する旨さで心を静めて合掌!
ここは器を返すブーメラン方式!。残ったつけダレは、そのままでも飲み干せそうな濃度感。麺大盛で腹パン寸前でもやっぱり最後はスープ割りで〆たい。野菜炒めに投入するときの、鶏豚清湯で割るのでしょうか・・・素直に温もりと明るさが復活する旨さ!。ああやっぱり落ち着く旨さで今回のフィニッシュ!。この瞬間にまた来たくなるのだった。
総じまして「晩春夏日にホットな辛味噌!旨さ気分上々!トップクラスの東京味噌つけ麺ここにあり!」・・・と言う感動の嵐!。味噌系一本勝負の心意気!。春秋限定の味噌まぜそばも絶品!。そして夏限定の味噌冷やし中華は唸る旨さ!。ここでは味噌系でオールシーズン楽しめます。そんな東京味噌麺のプレゼンス高めるのはこの店ですよ。このエリアで骨を埋めることとなりましょうから、死ぬまで通い続けると思われます。東京で味噌拉麺なら絶対に激しくここオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
陽光に
赤い躑躅の
華やかさ
赤い辣油の
辛味噌旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製辛味噌まぜそば: 味噌汁なし系旨し!ありそでなさそな意外性以上に完成度高い逸品!辛旨仕様も驚きの旨さ!
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<2024.03> 特製辛味噌まぜそば+サッポロ赤星
お!昼前なのに並んでない?おお!!季節限定の「まぜそば」登場!!とあって早速ピットインです。こんなに空いてる状況って、めちゃ珍しいじゃないですかと告げると、ここ最近はこんな日があるのだそう。春って色々とイベントがあるからなのでしょうかねーーなんてぼやいておられました。まぁ一時的なことだと思うのだが、ここは思いっきり「季節限定」のまぜそばを宣伝させてもらいませう。
そう、冬から春に移り変わる時節に登場するのが、このまぜそば。夏になると冷やし中華と入れ替わる。結構春の陽気が高まるとこのまぜそばが人気で、行列が発生するというパターンで、毎年代休を取っては平日に食ってた記憶です。券売機は「まぜそば」となってますが、口頭で「辛味噌」と告げれば味変更で対応してくれます。
<サッポロ赤星> まぜそばにはやっぱり麦酒!定番の旨さに加えて冷えごろ抜群!更にお通しが嬉しい!
まぜそばだったらビールは外せませんぜ。しかもここには赤星があるのだから。更にサービスお通しがチャーシューが、これまたまたハンパなく旨い!。肩ロース肉片の端っこをカットした部分。ここに刻みネギとブラックペッパーが振りかけられただけですが、これがめちゃ旨い。麦酒を更に進ませます。
ここはビールが冷えがまた良いのです。いわゆるキン冷え。また別格な味わいに感じる上に、陶器のコップで泡立ちがきめ細やかに仕上がります。これがガラスとは違った泡立ちで味わいにも響くか・・・。食らう前に既にテンション上がってしまいました。
<全体> 質感高い具材がひしめきてんこ盛り!ワイルドで素朴な質感にハートフルさが滲む麺顔!
ううう・・・熱々と湯気が昇るのが良いね!実はこの店、汁なし系も得意と思われ、味噌系の汁なしと言うニッチなジャンルで思わぬ旨さです。一見、味噌感覚は全く表に出てないが、盛り上がる熱々モヤシと薬味葱にペッパーが降りかかる様相が素敵!。
そしてゴボウ素揚げの盛り上がりだけ興奮!。手前には質感高いチャーシューが美しく整列します。挽肉が実に粒が大きく旨味を伝えるし、ネギだけじゃなくニラが割と多めでこちらも好印象!。
<タレ> 風味高い自家製辣油!麹感華やかで芳醇な味噌との融合!挽肉甘味とニラ苦味が食欲そそる!!
タレは、きっちりと全体にまぜまぜ仕切っており、全体に絡まって丼の底を探っても微量です。味噌系ダレですから粘度が高く貼り付き纏わりつくのでしょう。自家製辣油も同様でございます。食らい始めるとホットな刺激あり?かと思いきや、辣油にぶち当たっても咽るどころか、心地よい刺激と受け取れます。
かなり味噌感が高いタレ。最近、中辛の味噌に変わったとのことですが、辣油を通しても、相変わらず麹感覚が華やかなので醸造感が高く香り高いのです。イメージ的には香りの高さに麹っぽさを感じるようで、麹由来の発酵感が実に芳醇に広がります。一方の自家製辣油は、これ痺れは控えめでシャープな辛味が特徴的。そして味噌との相性よろしく、力強い甘辛い感覚が広がるようです。
<挽肉とニラ> 味噌ダレとの相性抜群!挽肉と甘味と韮の清涼なる苦味が味噌に溶ける
また味噌タレに挽肉が絡むとまさに肉味噌という感覚。味わいパワフル!挽肉の旨味が溶けると味自体に魂がこもるというか、肉厚幅広に感じます。そしてニラがいい仕事をしておりまして、辣油と響き合ってビシビシと刺激にニラ独特の香りが混じり、味わいにキレを感じさせます。
<チャーシュー> しっとりしつつ釜焼吊るしの香ばしさ炸裂!噛み締めて肉の香りと甘味を味わう!
一切れ口に運ぶだけで、心地よきスモーキーな香りが充満するようです。個人的な妄想では、アイリッシュウィスキーと似合うような感覚。釜焼吊るしのようなしっかりと焼きの香ばしさありなむかと。燻製のような後付け感はなく、肉と脂とスパイスが燻されたような味わいです。これは絶対に旨い!。
周囲は少しスパイスが貼りつき、そして香りと塩気を浸透させている。周囲の部分は少しハードな歯応えもあって、なかなか酒を進ませてくれる味わいです。何となくロースハムの熟成感にも似たところもありなむか。
一方で中の部分は、やや淡白さもあって上品というか、適度な脂が差して円やかというか、噛み締めてじっくり淡麗な肉味を楽しむといった味風景。噛むとほんのりと差した脂がとろけそうで旨い。そのままでも旨いが、濃厚な味噌ダレにちょこっと付けながら食らうのも楽しからず哉。
<もやしと牛蒡> モヤシはシャキシャキ!細ゴボウ素揚げはパリパリ!香りと歯応えのハーモニー!
モヤシは熱々で湯気がもうもうと立ち昇る!。噛み締めるとシャキシャキっと弾けて汁気が飛ぶ様子。それが濃厚タレに絡んだピロピロ太麺に巻き込まれるのが実に痛快!。味噌ダレは、このもやしの熱で活力が増すようにも感じます。そして味噌の香りも高まる・・・。ゆっくりと回すとモヤシの方が麺に巻き込まれ落ち着きます。味噌の濃ゆい味の中に、モヤシの甘味が滲み、麺のモチモチとモヤシのシャキシャキがの歯応えがぶつかり合う!。
さてさて・・・この店のアイコン的トッピングは素揚げ牛蒡!。糸状のゴボウが揚げられ、これがパリパリポキポキとした感覚。牛蒡ならではのその土が煙ったような香ばしさも痛快に広がります。香りと歯応えの演出もビシッとキマッており、実にナイスな薬味具材!。モヤシが野菜甘味で麺に絡むなら、素揚げ牛蒡は香りと歯応えで麺に絡みます。こういう麺と具材の絡み合いを楽しめるのも、汁なし系・油そば・まぜそばならではの楽しみ方ではないでしょうか!。
<麺> ボコボコの隙間にタレが絡むピロピロ手打ち!ヌチヌチ太縮れ!奥歯で潰すモチモチ感最高!
太い平打ち手もみ麺。都内でもよく見かけますが、太さと肉厚さはハードめです。なのでピロピロの大胆さが溢れている。箸で引き上げるとすでに味噌ダレに混ぜ込まれて、深い茶褐色の色合い。乱れた麺線が陰影を感じさせて迫力満点。タレのペトペト感も一緒に伝わってきます。汁系だとこれに蕩ける感覚も加わるところですが、今回は汁なし系なだけに、ヌチヌチとした腰つきも感じられるようです。
今回は味噌ダレがダイレクトに絡むのだ。だからググッと素地とタレの味わいが際立つ?。野菜の旨さも滲むが味噌に絡むだけで麺には浸透せず。咀嚼でそれらを合わせてゆく作業すら楽しくなる旨さです。時間が立つと、次第に肉味噌化したタレが緩くなって、麺に相まってゆく・・・物腰が少し柔らかく変化してゆくようです。
<味玉> 濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感!一面の味噌味の中で程よいクチ休めで旨し!
つるんとした美しくも淡い褐色の味玉。王道なねっとり型の甘味感じるマチュアな味玉です。味噌のコク深さ一辺倒の中に、クチ休め的な役割としては最適。濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感です。
白身は出汁が均一に染まっており、そして卵黄は全体がねっとりとした玉になってる。崩すと和菓子の如し解れる柔らかさ。中心部には卵としての湿り気が残っており、本来の卵味と出汁の熟成感すら覚える旨さです。今回は、残ったチャーシューと合わせ巻きつけて食らいましたが、これまた旨し!。
総じまして「味噌汁なし系旨し!ありそでなさそな意外性以上に完成度高い逸品!辛旨仕様も驚きの旨さ!」・・・と言う感動の嵐!。春夏秋冬味噌系一本勝負のお店。かなり完成度が高い汁なし系。それも味噌味となれば都内のラヲタなら興味津々ではないでしょうか?。まぜそば・汁なし系で味噌系の旨さを再認識するかと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
風強く
花粉舞散り
鼻詰まり
憂鬱忘る
辛味噌旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌つけめん: 全面に溢れる素揚げ牛蒡と平打ち手もみ麺の素朴さ!吊るし焼豚の誘惑!煌めく味玉の美しさ!
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<2024.02> 特製味噌つけめん+サッポロ赤星
週単位で気温がこんなに上下するとは・・・天皇誕生日の寒さ冷たさは沁みました。そんな時は味噌拉麺!と気合いが入るところですが、どうも在宅勤務が長いと外へ出る抵抗力が落ちるというか、チャリで動く寒さに負けてしまいました。そんなわけで翌日。快晴となり気温が上がったところで、一月上旬以来の「鶉」さんへと営業開始一巡目を姐らって訪問です。
おや!空いてるじゃんラッキー!と思えど、実は早明けで先客は先に店内に誘導済みというだけでしたー。また初めてお目にかかるニューフェイススタフさん。頑張ってください。こちらスタフが揃わないので臨時休業ってパターンもたまにあるのでー。
<サッポロ赤星> 休日昼間にズシリと感じる本格派!日頃の疲れで回りも早く心地良し!つまみと戯れて味わう!
入店すると「今日はお休みですか?」との店主のお言葉で迎えられる。休日なのにおかしなようだが、ちゃんと拙レビューに目を通しておられるのか?。そう・・・年明け以来休日でも仕事続きなのよね。でも久しぶりに仕事を忘れる休日を過ごしたので心身とても軽いです。
とは言うものの・・・赤星の一口目から軽くくらっと酔いを感じてしまう。昼酒の影響というより、身体が弱ってるのだろうね。ううう・・・8月末までは持ち堪えてくれオレの身体。
でも疲れてても赤星はやっぱり旨い。ズシリと感じる本格派ってな感じで、飲みごたえを楽しませてくれます。その一方で割と軽い甘味で抜けるイメージがまた良いね。最近コンビニでサクラビールを見かけて購入したが、あれほどズシリとした感覚もサッポロ系では珍しく感じたっけか。とても旨かった。でもオレには赤星程度のインパクトで十分でしょうか。
<全体> 全面に溢れる素揚げ牛蒡と平打ち手もみ麺の素朴さ!吊るし焼豚の誘惑!煌めく味玉の美しさ!
久しぶりの味噌つけめん。麺顔を忘れてしまいそうでした。以前と変わらぬ安定感ですが、今日は特に素朴さが際立っており、その割にはとっても整ってるようで実に美味そう!。仕上がりの良さを感じさせます。
やっぱり素揚げ牛蒡のインパクトがナイス!。これが特に好きなので通うのもあるんだが、好きなの分かってくれてるのか少し多めな盛り付けがまた嬉しい。そしてピロピロしたフォルムが際立つ手もみ麺。ランダムなようで横一線に整った風貌。更に吊るし釜焼のチャーシューが重なります。ううう・・・素朴さが溢れつつ美しさも醸し出す雰囲気がナイスじゃないか!。
<つけダレ> 江戸甘味噌から変化!味噌の強さが増す!?野菜と豚骨の旨みに淡い塩気と麹の風合いが増幅?
「とまそんさん・・・・江戸甘味噌じゃなくなったんです。実は味噌が少し変わったんですよ」との店主からのお言葉。へーーーー!。知らなんだ。すっかりそれだと思ってた。いやね、赤星飲みながら店の蘊蓄がきが少し変わったなぁなんて暗いは気づいてたのですが、よく読んでなかった。東京味噌じゃなくなったのか!と思いきや、やっぱり東京のお味噌らしいです。
「糀屋三郎右衛門」とのこと。ググったら練馬区中村橋の蔵らしいです。赤味噌と白味噌の2つのブランドを合わせたようですね。辛味と麹感を少し増したイメージになされたようです。野菜の甘味ですっかり甘味噌に感じた私だったのでしょうか・・・駄舌ぶり相変わらずです。言われてみると味噌感がアップしたようにもかじるが、これ以上語るぼ墓穴を掘りそう・・・。
でも旨いものは旨いに変わりはない。味噌玉も旨いがベースの出汁も絶対に旨い。豚のゲンコツの丁寧な煮出しに、野菜炒めの甘味が溶けてとてもマイルドな味わい。加えて挽肉が結構入っており、その旨みがじわじわと全体に広がるようです。時間差で乾物類も溶かし込んでるとかで、複雑に滋味が絡むような味の展開。そこに牛蒡油が香味として忍びます。改めて意識を集中して味わうとやっぱり面白い。味噌って深いね。
<麺> 平打ちピロピロ太麺!貼り付くような地肌がタレを纏う!もちっと明るい感触後にぬちりとした歯応えに甘味あり!
手揉みピロピロ麺。平打ち手揉みな縮れ麺ですが、とっても粉の旨味が力強くてしっかり伝わる甘味が深いです。毎度語るが七彩系譜のお店。この中では一番ワイルドさを感じるピロピロ幅広なフォルムが気に入っております。水切りが完璧で、地肌はまるで舌に貼り付くよう。それが出汁に濡れて絡んでじわじわと吸い込みます。
ズボっと啜ると少し暴れて持ち上がる。前歯で千切ると、そのもちもちとした明るい歯応えが実に楽しい。柔らかい麺だと思って食らい続けると、手もみの厚い部分がぬちぬちとした別の歯応えを感じる。奥歯で潰すとその素地に小麦粉の甘味を知るような優しい味わいが現れます。
徐々に出汁の浸透が更に進んで、一層馴深みのある旨味へと進化。歯応えが微妙に緩くなり始めると、一気に糖化が進みやすくなり、素地の甘味が一層と映えます。ここからはヤサイやら挽肉やらと混じり合いながら、我武者羅で食らいまくる。緩い歯応えの合間に、ザクザクとしたモヤシや、クニクニした挽肉食感!。味噌も混じり合って口の中に旨さが弾ける!。
<チャーシュー> 歯応えあって柔らかい豚肩ロース!タレと脂が赤身に染みて吊るしの香ばしさが強く滲む旨さ!
ほんのりとピンク色が残る微妙なレア感。とてもきめ細かく脂身が差しており、スライス面の手切りの包丁の波が、出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりで、旨さの演出に感じてしまいます。赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。そして脂身がほんのりと溶け出して軽い甘味を加えます。
とっても香ばしくて特に旨し。いつもの記憶も曖昧なのだが、全体的にしっとりして周囲は仄かにスパイス感ある印象。しかし今回はそれ以上に「燻しっぽい香り」をしっかり伝えてくるから超旨い!。思わずもう一本赤星カモンと叫びそうです。吊るしのような燻風合いも残すのがナイス!。
<牛蒡> 華やぐパリパリ牛蒡素揚げ!具材と麺に絡んでカオスな旨さ!
東京広しと言えどもオンリーワンな牛蒡素揚げ!。その香ばしさは演出的で、汁に濡れてもパリパリ感は終始キープです。そして淡くモチモチ歯応えの麺と絡むと、歯応えにコントラストが生まれてナイス!。モチモチ&クリスピー食感が見事で旨さがカオスです。牛蒡は老廃物を体内から排除する働きもあるので、腎臓が弱い私にはもってこいな食材。たまにスーパーで牛蒡スナックを見かけると大量買です。
<野菜他> 鶏豚出汁が浸って相乗効果に染みるモヤシ!更に挽肉!旨さ演出!
中華鍋で炒めて出汁で軽く煮られたモヤシ。全体に野菜ならではの甘味を与える一方で、クタクタになり切らず絶妙にシャキッ!。挽肉と混じり合うところを噛み締めると更に旨し!。意外と量が多い割には肉と挽肉の下にしっかり埋もれてます。ボリューミーに楽しめるかと!。
<味変> 「S&B さんしょうの粉」を加えてみよう!辣油に面白い変化生んでナイス!
テーブルセットにあった「S&B さんしょうの粉」もまたまた今回も激しくオススメ。挽肉とごぼう油に飲み込まれるかと重きや、スパイス感の軸が違うと言うか・・・さっぱり痺れなので邪魔しません。決して埋もれませんでした。ほのかな味変化もお試しあれ。
<味玉> じっくり染み込みマチュア甘味!熟成タイプが味噌に合う!
「あっさり薄浸透」か「じっくり深浸透」かと言えば、後者。深い浸透が如実に伺えます。そして熟成度で言うと、「浅く玉子本来味」か「深く熟成した甘味」かと言えば、後者。通常こういった「深浸透」&「熟成甘味」だと濃ゆい目の色合いなんでしょうが、白身はミルクティーに近い明るいクリーム色です。それだけに辛味噌の中にあっては、箸休め的に貴重だったし、辛い&甘いの橋渡し役にもなっていたかと。
<スープ割り> 器を返すブーメラン方式!温もりと明るさが復活する旨さで心を静めて合掌!
残ったつけダレは、そのままでも飲み干せそうな濃度感。白飯ぶち込んで飯割も素敵ですが、麺大盛で腹パン寸前なので今回は素直にスープ割り。
器を返すブーメラン方式!野菜炒めに投入するときの、鶏豚清湯で割るのでしょうか・・・味変化はなく、素直に温もりと明るさが復活する旨さ!。ああ落ち着く旨さで今回のフィニッシュ!。
総じまして「こっそり進化!?晩冬の寒さに染みる旨さ!日々飽きさせず楽しみ続けられるトップクラスの東京味噌麺!」・・・と言う感動の嵐!。シンプルなメニューラインだからこそ飽きずに食らい続けられる工夫もあり!。気候の変化に合わせるだけでなく、今回は味噌玉に変化があり興味深い旨さでございました。基本的にオールシーズンで味噌を提供!味噌の楽しさ旨さをもっと知ってほしいなと感じる次第です。味噌系なら激しくここオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
休日に
つらい寒さも
ひと休み
味噌出汁染みて
安らぐひと時
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌らーめん: 豊潤漂わせる味噌のコク!甘味と塩気とほのかな辛味!牛蒡オイルで独特の香ばしさ!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2024/01/14/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/P6bCwpk1erg
<2024.01> 特製味噌らーめん
近場なのに年末忙しく、また混雑の様子だったので年明け早めに、年始のご挨拶がてらに訪問してみました。昼休み前倒して久しぶりに並びましたが、どの先客が入店するたびに「今年もよろしく」と店主へ軽く頭を下げる。常連に深く愛されている店だなと改めて感じます。
なのでこの店で今年一杯目は、看板商品の「味噌らーめん」を特製でいただくことにしました。つけめん大盛でガッツリと行きたい気分ではありましたが、今年は長い年末年始休みだったので、午後の仕事が溜まってしまってるから・・・・。
<全体> 素揚げ牛蒡見栄え良し!崇高とすら覚える存在感!質実味噌出汁に漂う芳醇牛蒡香味油!
素朴なのに美しき哉。そして芸術性を感じさせる蒡素揚げの盛り上がり!。箸を入れるのも戸惑ってしまいそうです。そして牛蒡の香りがふわっと漂うのも素敵!これは表層を漂う牛蒡香味油の仕業。どこかしら土っぽい独特な香りが、そそります。見た目で完成度と言うか・・・すでに食らう前から伝わる崇高な質感!。
<出汁> 豊潤漂わせる味噌のコク!甘味と塩気とほのかな辛味!牛蒡オイルで独特の香ばしさ!
ベースは「東京あぶたま味噌」。七彩系譜ですな。その味噌だが、実に「甘味」がしっとりして深い。いや・・・実は甘味の中に塩気もしっかり感じ入るようで、米味噌と豆味噌を融合したような、甘味と塩気のバランス感覚!。江戸甘味噌は、決して甘ったるくはなかった!。さらに麹の風合いが実に強め!。最近食ってた辛味噌ではここがマスキングされたのか・・・ちょっと今更だが新鮮に感じる旨さです。
そしてベースの動物系の煮出しもいい感じ。多少口の周りにペタペタ貼り付く感覚あり。豚骨のコラーゲン感と鶏ガラのエキス感が融合してると思われ、濃密なれどクリーミーな滑らかさ。味噌風味を封じ込めることなく、下支えとして力強くバックアップしてます。その上に、ごぼう油が揺らめく〜。太白油に胡麻の香ばしさがしっかり移り込んだ仕上がり。味噌にも動物系にもできないエッセンスがプラスされて、旨さのカオスが一層引き立つ旨さになってます。
<麺> 自家製麺!大胆なピロピロぶりの極太手揉み!溶けるように優しい食感!出汁を吸い込み甘味を吐き出す旨さ!
素揚げ牛蒡もそうですが、やっぱりピロピロ極太手揉み麺も、この店のアイコン的存在です。喜多方オマージュと言うより、東京では七彩系と言った方がしっくり来ますね。この系列の中では、太さやワイルド感では一番かな?って思う反面、優しさや甘味でも一番かもしれませんね。
全体的に薄皮一枚感じるような、ヌルつきを感じる滑り感覚。前歯の歯切れはとても緩やかで淡いモチモチ感覚。そして奥歯で噛み締めると、素地の風合いより甘味の方が先に感じるような味わいです。出汁を吸いがちなのもいい展開で、素地の甘味に味噌の旨味が混じって一体感が素晴らしい。加えてやっぱり牛蒡香味も貼り付くようで、時折牛蒡素揚げも混じるから、余計に牛蒡の旨さも滲む展開!
<牛蒡> この店のアイコン的存在!牛蒡香味油とコラボし独特な風味感を生む!?
これがあるだけで、随分と味わいとイメージがレベルアップします。牛蒡は想像の通りハードなチップスに匹敵するパキパキとした歯応え。そしていきなり鼻腔に広がる牛蒡ならでは、土っぽい素朴ないい香りが広がります。それだけでなく、香味油にも牛蒡エキスが溶けてるようで、湯気で感じる香りとコラボした旨さがナイス!。
<挽肉> あるだけで嬉しい挽肉!ふかふか歯応えが楽しく出汁に溶けても旨し!
挽肉があるだけでテンション上がる!。挽肉自体の旨味、そのふかふかな食感が楽しいわけだが、全体に飛び散って麺や具材に絡まる時の、味わいも素晴らしいっすね。出汁に溶けても逆にそれを吸い込んで旨し!。特に牛蒡と絡まると絶妙!。
<チャーシュー> 燻製感が香ばしく滲む吊るし焼豚!タレと肉汁の旨味が一体化したジューシーさ!
本当は、お正月用に予約したかったんだが・・・ついつい時間がなくてスルーしてしまいました。それほどお気に入りなチャーシュー。すっかり今のトレンドになってる吊るし焼豚系でございます。定番な中華的なそれのようで少し違う。しっかりと燻しの香ばしさが際立つ上に、ふかふかとした肉の柔らかさが残り、肉本来の旨さも表す様子です。
脂身の多い部位と肉質メインの部位の2種盛です。脂身は、舌の熱でとろりと柔らかく感じる仕上がり。そんな中で、タレと肉汁の旨味が一体化したジューシーさが広がります。また赤身部分は吊るしのスモーキーな風合いがダイレクトに伝わりそれが非常にビールを欲する味わいかと。白飯にも合うし絶品なチャーシューですな。
<もやし> 炒めて出汁に浸されて・・・絶妙なクタり加減に滲む甘味が味噌に合う!
味噌系ならもやしは必須アイテム。中華鍋で軽く炒めてしなったところに、出汁を引いて煮ながら炒めると言う感覚。それでモヤシ本来の淡い甘味が出汁にも浸透しWin Win な関係です。
<味変> 山椒を途中で一振りするのをオススメ!タレに香りがまた復活!
あまり必要性もないかもですが、テーブルセットに市販の山椒があります。辛味噌じゃなくノーマル味噌なら、試してみる価値あるかと!。汁系だったらオススメです。赤麹の華やかさに慣れたころあいに、また新たに香りが復活するような感覚で楽しめますので!
<味玉> 卵黄の味わいが濃密な奥久慈卵!甘味すら感じるマチュアな味わい!味噌に絡めて旨し!
薄出汁がしっかりと奥深くまで浸透したもの。そして熟成したような甘味を感じさせる卵黄の仕上がりです。ブランドものらしく「奥久慈卵」とのこと。元々濃ゆい卵黄のコクに、出汁の深さが重なる濃密なる旨さがいいね!。ジュレっぽい部分とトロトロなソースっぽい部分のバランスもよく、舌によく絡みつきます。
総じまして「見目麗しく味わい深し!寒さが染みるほど旨さも染みる!極上味噌麺!東京トップクラス!」と言う感動の嵐!。東京都の大動脈中央線界隈でも牧歌的な武蔵境でずっと味噌一本勝負!。実は密かに百名店くらいはゲットしてもおかしくないないと思っております。一気にビブグルマンあたり載ったりしませんかねぇ〜。決して私、関係者ではありませんが旨さゆえシンプルに激しく応援!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
冬空の
澄んだ青さの
心地良さ
味噌の旨さの
腹持ちの良さ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製辛味噌らーめん:ほっこりマイルド味噌風合い!更に芳醇!自家製辣油が辛味でレベルアップ!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2023/10/30/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/9kVFtJfvRoo
味噌拉麺をほとんど食わなかった男を、味噌ラーに目覚めさせたのがこのお店「鶉」さんです。最近すっかりTRY大賞に関する情報に疎くなってしまったのですが、今年も味噌名店部門入賞だったのですね!誠におめでとうございますー。何にせよ都内屈指とかトップクラスの味噌だと豪語している私にとっても、自分ごとのように嬉しいです。
今回は、久しぶりに午前中に余裕ができて、行列回避で少し昼飯時間を前倒しつつ、天気が良すぎるのでそれでも少しは並ぶんだろうなーって覚悟してたら、何とすんなり入れてラッキー。今回は、この為に朝飯を抜いてきたので、特製辛味噌!そして大盛とさせてもらいましょう!。
<全体> 聳り立つ揚げ牛蒡!ソフトで豊潤な味噌に溶けるワイルドな辣油のピリリ感!見事なるバランス!
うへへ!これこれ!穏やかで優しい味噌出汁に広く漂う自家製辣油が妖艶にして眩しいではないか!。実にハードさとソフトさがバランスして美しさも感じます。カチカチワサワサと中華鍋で炒め、出汁で軽く煮込まれた具材は、とても綺麗に整えられておるじゃないか。更にピンク色のチャーシューが支えてます。
今更なんだが、フツーならレギュラーの味噌だと揚げ牛蒡のトッピング。辛味噌だと糸唐辛子がのるのです。ところが、私とまそんに気を遣ってくれたのか、辛味噌だけど揚げ牛蒡トッピングでございますー。実は一度もそんなリクエストをしておらず、当然のように食してきましたが、ここで改めて御礼を伝えたい!。牛蒡がメチャメチャ好きやねん!。とまそんスペシャル対応あざっす!。
<スープ> ほっこりマイルド味噌風合い!更に芳醇!自家製辣油が辛味でレベルアップ!
やはり秋が深まると味噌だよね。中華鍋で野菜を手早く炒め、味噌スープと合わせる手捌きが毎度毎度見事です。味噌の風味が熱と野菜類のエキスで素朴で優しい旨味が広がります。味噌は甘みと塩気が拮抗しており、麹は緩やかな風合い。実にマイルドな旨さで、七彩系であることから東京のあぶたま味噌の余韻と勝手に受け止めます。その味噌の甘味もいい感じなんだが、やっぱり野菜の炒め汁がいい感じで全体を和やかにしてるのもいい感じ。
今回は辛味噌!自家製辣油が垂れ込みます。想像通りなホットな刺激で、それ自体はシャープなキレって感覚。味噌出汁にダイレクトに香味油的に注がれているが、それ以外に炒めたモヤシにダイレクトにかかってるのもあります。見た目は相当辛そうですが、ヒーハーとひりつくことはなし。辛さは辣油だけでなく、味噌からも滲み出てくるような展開で、甘味と絡みあった辛さと申せましょう。
<麺> 超ワイルドなピロピロ太麺!出汁で全体が蕩けるような風合い!甘味滲ませ辣油辛味も混じる!
七彩系譜とくれば手揉みピロピロ麺でございます。その系譜の中では、抜きん出るほどの太麺なワイルドさがいい感じ。平打ち手揉みな縮れ麺ですが、とっても粉の旨味が力強くてしっかり伝わる甘味が深いです。食べ始めから中盤に至るまで、素地の風味が味噌味に混じりながら感じます。
そして中盤以降になると、一層と出汁の浸透が進み旨味へと進化。そこから腰つきが緩くなり始めると、一気に全体が溶けるような錯覚となります。辛味噌に濡れて塗れた太麺が、妙に甘く感じるのから楽しい展開。そうなるともう、ヤサイやら挽肉やらと混じり合いながら、無我夢中で食らいまくりですー!。
へへへ・・・もうこうなると、パリパリ揚げ牛蒡やら、半クタもやしやらを存分にピロピロ太麺に絡め倒して遊んで食らうのだった。
<チャーシュー> 質感上等豚肩ロース!タレと脂身の甘味深くタレの香ばしさ抜群!柔らかさ抜群!
実はここのチャーシューが相当旨い。昨年末は買いそびれたが、年末年始用にこの年末はゲットしたいと狙ってます。数がゲットできるなら親戚に配っても良い。Sスタローンが伊藤ハムのお歳暮を宣伝する様に(昭和のTV CM)。
周囲はオーブンというか燻しというかとても香ばしく、中は上品なピンク色合いが残る感じ。肩ロース?それはきめ細かく脂身が差しており、スライス面の手切りの包丁の波が、出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりします。まさに赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。ほんのりと脂身が溶け出して軽い甘味を加えます。
しかも全体的にしっとりしており、後から思うと軽く周囲はスパイス感あるイメージ?。そこに燻しっぽい香りをしっかり伝えてくるからこりゃたまらん!。
<モヤシ> 味噌と辣油に混じると優しい刺激が旨さで一体化!炒めで引き出される甘味と香り!
炒め野菜の香ばしさのようにも感じられ、野菜の甘味もナイス。スープが足されて軽く煮られて全体的に一体化する様子です。微妙にクタり気味なところが尚旨し!。出汁の旨味と野菜の甘味がとても合います。更に自家製辣油の刺激!スパイス感がもやしに絡むのが旨し!麺や挽肉も絡めて食いましょう!。もやしの旨味と甘味と刺激が、挽肉の肉汁と旨味が重なりカオスな旨さ!。
<味変> 性懲りも無く「S&B さんしょうの粉」を加えてる!辣油に面白い変化生んでナイス!
辛味噌なのですでにスパイシーなのだが・・・やっぱり今回もテーブルセットにあった「S&B さんしょうの粉」を味変で投入するのでした。挽肉とごぼう油に飲み込まれるかと重きや、スパイス感の軸が違うと言うか・・・さっぱり痺れなので邪魔しません。決して埋もれませんでした。ほのかな味変化もお試しあれ。
<味玉> 手抜かりなし!熟成タイプが味噌に合う!じっくり染み込みマチュア甘味!
味噌拉麺に似合う仕上がりですね。味噌の甘味にマッチ。そして辛味噌の中ではほっこりと感じさせる箸休め的存在です。通常こういった「深浸透」&「熟成甘味」だと濃ゆい目の色合いなんでしょうが、白身はミルクティーに近い明るいクリーム色。それだけに辛味噌の中にあっては、箸休め的に貴重だったし、辛い&甘いの橋渡し役にもなっていたかと。なかなか優れものの味玉と、その全体の味センスがナイス!。
総じまして「TRY味噌名店入賞の旨さ折り紙付き!旨さ痛快!甘味と香味と辛さ刺激が絶妙コラボ!」・・・と言う感動の嵐!。季節により需要変動ありそうな味噌一本のシンプルなメニュー構成!。真摯な姿勢で8年続いて今やTRY味噌名店入賞。ほんと近場にこんな質実で旨い店があって幸せです。拉麺だけでなく店全体も雰囲気でいい味出してるかと!。東京で味噌ラーメンを食らうなら一度は食うべし!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
穏やかな
陽射長閑けき
小春日に
旨さほのぼの
辛味噌拉麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌冷やし中華:やっぱ名作!東京トップクラスの別格味噌冷やし!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2023/09/04/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/YnaQBPaDqjg
<2023.08> 特製味噌冷やし中華+サッポロラガービル赤星
ようやく夏季休暇を取ることができましたので、実に久しぶりの拉麺活動!。それだけでなくリアルに酒解禁でございます。早速選んだお店はこちら「東京味噌らーめん鶉」さん。実は、昨シーズンこちらの「冷やし」をすんでのところところで食いそびれており、2年ぶりに狙ってみたくなった次第です。
<サッポロ赤星> 禁酒明け直後の猛暑日に赤星!震えるほど冷たい麦酒が旨いのだ!
いやはや・・・マジで最初のひと口目は染みました。五臓六腑に染み渡るというか、長い長い懲役明けの気分で一気に飲み干すのであります。陶器のコップで泡立ちもいつもとは違ってくるように思えるし、暑さもあってか特別に美味しく感じるのでした!。やっぱり夏はビールだわ!赤星だわ!。
うへへ・・・今日もお通しが優れものです。極上チャーシューとその切れ端。ネギの小口切りには塩ダレがかかっており、これがまた肉と相性が良いね!。ネギを肉で巻くようにし、口へと運ぶ!。肉の旨味の下に塩ネギの刺激があって、これまた格別。グビグビとビールが進むだけでなく御店主夫婦との会話も弾むのでありました。
<全体> ちょっと見ぬ間に飾り付け変化?相変わらず東京トップクラスの味噌冷やし!
2年前の麺顔と少し変えたのね。それでも全体的には、素朴な麺とティピカルで鮮やかな具材のコントラストが見事です。これぞ冷やし味噌ダレの絡み広がる面白さというイメージでしょうか。相当な迫力で、美しさとボリューム感がビシビシと伝わります。
この麺顔は王道と斬新がハイブリッドな感覚で、具材は王道なものばかりで麺は素朴そのもの。しかし味噌ダレが斬新で、チャーシューが炙り香ばしく酒を進ませる味わいって感覚。当然人気メニューで一日限定15杯とのこと。昼過ぎには完売になること多いので、狙うなら早めに並ばねばです。
<タレ> 仄かに滲む清涼酸味!冷えて貼り付くあぶたま味噌ダレ!芳醇な甘みと濃厚な風味!
七彩系譜のお店なので、使用する味噌は「東京あぶたま味噌」。それをベースにしていると思われ、甘みと清涼酸味が、芳醇な味噌コクを華やかに仕上げ、そこに冷たさが味わいを高めます。その味噌ダレの冷えっぷりには、妙に仄かに爽やかに広がる酸味があり、味噌独特の風合いも豊かでまさに芳醇。塩気も重さも感じない味噌味なので、トッピングの具材とも相性が良いです。和えれば何にでも酒の肴に化かしてしまうかも?。他の料理にもアレンジできそうですな。華やかな風合いも生きる仕上がりで、麺の素地からくる風合いもマッチします。
<麺> 冷えてムチムチモチモチ歯応え!際立つピロピロ輪郭!ボコツキに味噌絡みまくる滑り!ヌチリと噛締めて感じる素地の甘味!
素朴な風貌の手もみ極太麺。冷水で締められて、冷たい味噌だれに絡むと、これまでとは全く違うハードさ感じるヌチヌチとした歯応えです。ググッと素地の風合いが生きるし、腰つきがハードな割には味噌だれが絡みまくってニュルニュルとライトに滑る。
うへへっ・・・ピロピロとボコツク風貌のあちこちに、味噌だれを溜め込むように絡めまくっておりますよ。それを大胆に奥歯で噛み締めると、素地の冷たさと甘味を感じた後に、味噌の風合いが滲む・・・そんな旨さ。噛み締める楽しさを知る感覚です。
<具材1> チャーシュー!冷えたタレに絡むと麦酒を欲する崇高肉味!材木カットの低温調理肩ロース!
スモーキーさが実に味わいを高めます。その深めな味わいで微妙にスパイス感もあり、高級感すら漂う?。もちろん味噌の風合いによく合いますが、酒に合わせたいような味わいです。いつもは味噌出汁にじわじわと熱と味の影響を受けるのだが、冷やしとなると味噌ダレが、ソースのように絡むのもいいね!。噛み締めて味を合わせる感覚。より一層酒を欲する崇高な旨さです。今回は特製にして肉追加して良かったです!。
<具材2> 王道!卵焼き&千切り胡瓜!温もりと瑞々しさ!色合いと歯応えと味わいのコントラスト光る展開!
王道の卵焼きと千切り胡瓜が嬉しい。胡瓜は、シャキシャキなフレッシュで、芳醇な味噌ダレが絡まるのはやっぱり格別!。そんな胡瓜の瑞々しさとは裏腹に、家庭的とすら覚える安寧の卵焼きもいい感じ。レギュラーの味玉のせて終わりってのも不満はないが、やっぱり冷やし中華のフォーマットにこだわり卵焼き乗せる心意気を評価したいと思う次第。
<具材3> フレッシュ全開!ワカメ!そして紅一点のプチトマト!全体に絡めて味の完成系!
ワカメの質感が大変良いね!肉厚なのが気に入っており、まるで刺身のようなワカメではないか。さらに味噌に合う仄かな磯風味を演出してくれるようです。普段はワカメを好んで食わない人間なのだが、今回は気に入った!。そして色合いの赤としてプチトマト。確かにこの味噌ダレには紅生姜は合わないが、色合いは欲しいところを演出してくれる仕事ぶりがナイスです。
<味玉> じっくり染み込みマチュア甘味!熟成タイプが味噌に合う!
じっくりと深い旨味が浸透する味玉。「深浸透」&「熟成甘味」だと濃ゆい目の色合いなんでしょうが、白身はミルクティーに近い明るいクリーム色です。それだけに辛味噌の中にあっては、箸休め的に貴重だったし、辛い&甘いの橋渡し役にもなっていたかと。なかなか優れものの味玉と、その全体の味センス。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
<味変化> 自家製辣油!辣油のシャープな辛さと山椒の華やかな香ばしさがナイスブレンド!
たぶんレギュラーの「辛味噌らーめん」で使われているものと思われるけど、これは冷やしにも絶妙に合う!。見た目はとてもハードな辛さ!?シャープでキレのある刺激ですが、山椒等のスパイス感覚の香り高さが秀逸!。円やかな味噌味にベストマッチなのです。そして辛さの中にも旨味あり?まるで甲殻類の香ばしさ??そんな感じさえするので、食欲が再点火!。少しでも辛さに耐性あるなら激しくオススメな味変アイテムです!。
総じまして「やっぱ名作!東京トップクラスの別格味噌冷やし!一回食っとけ!」・・・と言う感動の嵐!。今回は久しぶりの拉麺だったのでちょっと興奮気味でしたが、「味噌冷やし」というジャンルならこれが天辺か!?と思うほど好きな一杯でございます。なので都内では年々味噌冷やしも見かける機会が増えつつありますが・・・これは別格!一回食っとけ激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
晩夏とて
酷暑が染みる
飯どきに
冷たさ染みる
麦酒と冷や中
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
辛味噌まぜそば:トッピングの質感も高くハートフルさも伝わる麺顔!ボリューミーなワイルド感と美しさの融合!
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とまそんのYouTube: https://youtu.be/j_sMlnNss1U
<2023.06> 辛味噌まぜそば + サッポロラガービール 赤星
期間限定の「味噌まぜそば」。滅多に食えないので思い切って辛味噌バージョンでいただいて参りました!。あまり普段味噌系を食わない私が、ここだけは別格でございます。本当はもっと通っても良いはずなのですが、人気がすっかり定着してしまい、昼休みにサクッと食えるどころか最近では、行列必至な状況でつい忙しさのあまりスルーしちゃってます。
ましてや梅雨の晴れ間の猛暑日の陽射しですからね・・・・今回は、代休とって突撃。それでも多少は外待ちでしたが、汗かくほどビールが旨いと気持ちを切り替えましょう!。
<サッポロ赤星> 定番の旨さに加えて冷えごろ抜群!更に「お通し」が素晴らしい!
へへへ・・・思った以上に赤星が旨し。ここはビールがとても冷えてるのがナイス。しかもサービスお通しがチャーシューぶつ切りなのですが、これがまたハンパなく旨い!。肩ロースの吊るしで端っこをカットした部分。ここに刻みネギとブラックペッパーが振りかけられただけですが、これがめちゃ旨い。赤星は600円の設定ですが、このお通しだけでも50円以上の迫力はありますので、トータルで言うとここの赤星はコスパが良いわ!。
うへへ・・・キーーーーン!と冷えておりますよ。陶器のコップもまた口当たりが違って感じるし、またガラスとは違った泡立ちも演出しますから、妙に特別な旨さに感じるじゃないか!。まぜそば出てくる前に、かなり気分がハイテンション!。
<全体> トッピングの質感も高くハートフルさも伝わる麺顔!ボリューミーなワイルド感と美しさの融合!
ううう・・・熱々と湯気が昇るのが良いね!そしてこちらのアイコン的存在のゴボウ素揚げが、見ただけでパリパリと感じさせてアミューズ感ありあり!。ボリューミーなピロピロ極太麺が、全体的に底上げしておりボリューム感もしっかり。更に具材どれもが質感も高いことから。挽肉が実に粒が大きく旨味を伝えるし、薬味のニラもしっかり多めに乗ってる。ニラが大好き!。
<タレ> 風味高い自家製辣油!麹感華やかで芳醇なあぶたま味噌との融合!挽肉とニラが食欲をそそる!!
味噌ダレは、しっかり麺全体に絡まっており、丼の底を探っても微量。麺のボコツキにガッツリと貼りついておりますな。また味噌系ですから粘度が高いのも、ガッツリ貼りつく要因と思われます。自家製辣油も同様に絡むので、ボケっと食らい始めるとガッツリ辣油にぶち当たり咽るかも?。麺の熱も作用して、辛味が上気に混じりちょっと焦ります。
かなり味噌感が高いタレ。こちらは東京あぶたま味噌を使用で、その味噌の醸造感が高く香り高いのです。イメージ的には香りの高さに麹っぽさを感じるようで、麹由来の発酵感が実に芳醇に広がります。そして自家製辣油が混じる。痺れもありますがシャープな辛さの方が強いイメージ。ガッツリと一味唐辛子の溶け込みありますが、微妙に和山椒の風味も漂う展開です。
また味噌タレに挽肉が絡むと味わいパワフル!挽肉の旨味が溶けると味自体に魂がこもるというか、肉厚幅広に感じます。まさに肉味噌という感覚。そしてニラがいい仕事をしておりまして、辣油と響き合ってビシビシと刺激にニラ独特の香りが混じり、味わいにキレを感じさせます。
<挽き肉> 醤油と味噌風味がじっとり浸透した甘辛ふわふわ食感!
山椒の痺れやトウガラシの辛さはなく、本当にナチュラルに肉あじと味噌だれ、そして醤油系の風味を感じます。炒め過ぎずもせず、味が染み通っている割にはふかふか。粒もそこそこ大きめで、これもまた全体に散らばると、極太ピロピロ縮れの隙間に挟まってしまいがち。麺をかじるとそこに挽肉が隠れていたということがよくあります。
<チャーシュー> 濃ゆい味わいの中に淡白上品肉味が和む!香ばしさとしっとり感素晴らし!
この肉の色合いと質感を見れば分かるが、とても上品な味わい。しかもかなりスモーキーに感じるところなど、実にビールに合うのです。質感としては、しっとり?ぺったり?と張り付くような地肌で、滋味深い塩気に肉本来の味わいが広がる様子。噛むとほんのりと差した脂がとろけそうで旨い。味噌ダレをソースがわりにちょこっと付けながら食らうとよろしかろう・・・・味噌と肉ってのもあいますな!。
<他トッピング> モヤシは熱々シャキシャキ!牛蒡素揚げは香ばしく歯応えをアミューズ!
そのモヤシは熱々。そして歯応えはシャキシャキで汁が迸るようです。それが濃厚タレに絡んだピロピロ太麺に巻き込まれる。かき回せうとどうなるかと言えば・・・モヤシの方が服従したように絡み落ち着きます。濃ゆい味わいの中に、フレッシュな野菜甘味が実に調和しつつ、異質な歯応え同士がぶつかりあって尚旨し!。
そして歯応えと言えばゴボウです。この店のアイコン的な存在で、それは糸状のゴボウが揚げられ、これがポキポキした感覚なのでこの中では異質。更にゴボウならではの土が煙ったような香ばしさも痛快に広がりましょう。香りと歯応えの演出もビシッとキマッており、非常にナイスなトッピングです。
<麺> ピロピロ手もみのマイクロ太縮れ!ボコボコ捩れの隙間にタレが絡みつきハードなモチモチ感最高!
実は麺が旨い店!個人的には、七彩系列の中では少しハードめに位置するのではないかと感じてるところ。太さと肉厚さ、そしてピロピロの大胆さが溢れていると思う次第。味噌麺というだけでも、中華鍋ふるう分で手間がかかる上に、自家製で手打ちピロピロ揉みだから・・・・そう思うと、結構安い価格設定と思えるね。
汁なしだと、いつも以上にヌチヌチとしたハードさがきっぱりしてる!。その分、同時に麺の風合いもダイレクトに感じて、より麺を旨しと感じます。味噌も絡むからググッと味わいが際立つ。野菜の旨さも滲むが味噌に絡むだけで麺には浸透せず。咀嚼でそれらを合わせてゆく作業すら楽しくなる旨さです。
<味変化> お酢もいいが・・・テーブルセットの粉山椒もオススメ!
今回もやってもうた!酢を垂らすのを忘れてしまいました。無我夢中で食ってたもので(笑)。しかし、ここの味噌麺ではやること決まってて、それは「粉山椒」のふりかけ。汁なし系にも絶対に合います。汁がないので全体に広がらず。だから少量づつ全体に眩しましょう。和山椒だから、妙に中華系に偏ったりしない旨さがそこにあり!。
総じまして「味噌系&汁なし系の逸品!感動ダブル!辛旨好きなら一回食っとけ!」と言う感動の嵐!。初夏限定の一品ですのであしからず。この店のいろいろな旨さを凝縮したようなイメージ。味噌と自家製辣油のポテンシャルを十分に楽しめます。ある時は迷わず食えよと申し上げたい!。例え味噌好き、汁なし好きでなくとも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
代休で
行き先自由
青空に
麦酒まぜそば
こころの洗濯
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌らーめん:気合い感じる素揚げ牛蒡の盛り上がる緊張感!味噌の濃ゆくも優しい素朴な風合い!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2023/04/03/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/R3GMyWBAFK4
<2023.03> 特製味噌らーめん
すっかり人気店で行列必須。JR中央線でマイナーな武蔵境駅界隈で、近年一際注目を集めているのはこちら「鶉」さんでしょうか。開店以来シンプルなメニュー構成で一貫。ハートフルな接客がまたナイスでして、今回も奥様のにこやかな応対に顔が緩んでしまいますー。
本当はもっと来たいのだが、行列で普通に昼飯として食うタイミングを逃してばかりですので、休憩時間をずらせるタイミングでしたから訪問してみました。
<全体> 気合い感じる素揚げ牛蒡の盛り上がる緊張感!味噌の濃ゆくも優しい素朴な風合い!
何度見ても飽きることがない。出汁は質実にして味噌の深い風合いを映すようです。そして芳醇さを伝える旨味の脂感!さらに嬉しいほどの山盛り野菜の上に、パリパリな牛蒡素揚げの盛り上がり!。最近特にこの盛り上がり方に尖を感じるほどの立体感を覚えます(笑)。ラーメンレビュアーとしてしっかりと心意気を受け止めて画に収めさせていただきましょう!。
個人的には盆栽か生花のような飾りつけと感じてます。草月流をラーメンに感じる面持ち?。とは言え直下には豚肩ロースがトレードマークのように堂々と鎮座しております。この肉が実は後から語るが香ばしくで美味いのよ!。この麺顔は毎回やっぱり来てよかったと思わせてくれる!。
<麺> 溶けるように優しい食感!大胆なピロピロぶりの極太手揉み!出汁を吸い込み甘味を吐き出す旨さ!
やっぱピロピロ極太手揉み麺は、この店のアイコン!。東京では七彩系と言った方がしっくり来ますね。確かこちらご出身かその系譜だと記憶しております。この系列の中でも、太さやワイルド感では一番!そして更に優しさや甘味でも一番!なーんて思ってる。ピロピロ極太手揉み麺一本勝負って姿勢がナイスかと!。
そんな惚れ込んだ麺ですが、全体的に薄皮一枚感じるような、ヌルつきを感じる滑り感覚。前歯の歯切れはとても緩やかで淡いモチモチ感覚。そして奥歯で噛み締めると、素地の風合いより甘味の方が先に感じるような味わいです。出汁を吸いがちなのもいい展開で、素地の甘味に味噌の旨味が混じって一体感が素晴らしい。加えてやっぱり牛蒡香味も貼り付くようで、時折牛蒡素揚げも混じるから、余計に牛蒡の旨さも滲む展開!。
<チャーシュー> 柔らかさ抜群!タレと脂身の甘味深くタレと吊るしの香ばしさ抜群!質感上等豚肩ロース!
これはマジで美味い。レアな肉が出汁に浸ってそのまま燻されたかのような質感です。焼きとかローストな香ばしさとは違い、燻された感覚がとても香ばしい!。スモーキー!。濃厚な味噌出汁に浸ってもその味わいを通して香ばしさを伝えます。そして噛み応えが程よくて、噛み締める楽しさあり。赤身本来の旨味と下味の旨味が、噛むたびに滲み口の中に広がるようです。舌の熱で脂身が溶けて甘味も感じる・・・・。それだけじゃなく周囲は、ややスパイス感ある印象。これは旨さが実に図太い。
<素揚げ牛蒡>華やぐパリパリ牛蒡素揚げ!具材と麺に絡んでカオスな旨さ!この店のアイコン!
牛蒡香味油を生成するときに合わせてできるのかな?そんな牛蒡素揚げ!。その素晴らしさは香りの他に歯応えも演出的で、汁に濡れてもパリパリ感は終始キープです。そして淡くモチモチ歯応えの麺と絡むと、歯応えにコントラストが生まれてナイス!。モチモチ&クリスピー食感が見事で旨さがカオスです。
<挽肉> 引立て役が素晴らし!鶏豚出汁が浸って染みるモヤシ!更に挽肉旨さ演出!
中華鍋で炒めて出汁で軽く煮られたモヤシ。全体に野菜ならではの甘味を与える一方で、クタクタになり切らず絶妙にシャキッ!。挽肉と混じり合うところを噛み締めると更に旨し!。意外と量が多い割には肉と挽肉の下にしっかり埋もれてます。ボリューミーに楽しめるかと!。
<スープ> 豚鶏煮出しの旨さしっかり!溶けて芳醇あぶたま味噌!山椒と一味で味変化も素晴らし!
七彩系譜と感じるのは、味噌に「東京あぶたま味噌」を使っているところ。今回も、その甘味と麹感をしっかり伝える味噌が、まったりとした豚ゲンコツと鶏煮出しのベースに溶けこむようで、ポタポタした仕上がりとなっております。塩気は低くて旨味を甘味と感じ入るような味わい。ポタポタしてるけど重くない。ちょうど濃ゆさはいい塩梅すかねー。。
今回はいつもとは!・・・って言うのも野暮なんだろうけど、以前のように牛蒡油が大きく揺らめくってのは抑えめでした。素揚げ牛蒡でそのエッセンスは既に感じてるのですがねー。そして今回も少しだけ味変化。テーブル山椒と一味を後半に投入。味噌味が山椒風味と一味辛味を受け止めて広がるので割と好き!。
<味玉> 卵黄の味わいが濃密な奥久慈卵!甘味すら感じるマチュアな味わいに味噌ダレのコクを合わせて更に旨し!
薄出汁がしっかりと奥深くまで浸透したもの。そして熟成したような甘味を感じさせる卵黄の仕上がりです。ブランドものらしく「奥久慈卵」とのこと。元々濃ゆい卵黄のコクに、出汁の深さが重なる濃密なる旨さがいいね!。ジュレっぽい部分とトロトロなソースっぽい部分のバランスもよく、舌によく絡みつきます。
最後はやっぱり味噌出汁に浸して食らいます!。濃厚な味噌味を通してでも卵黄のコクがしっかりと伝わりますな・・・やっぱり麦酒より白飯の方ががほしくなるかも。嗚呼、やっぱり味玉は何度食っても旨いね!。
総じまして「春先に相応しく見目麗しい味わい!春感じるほど旨さ感じる極上味噌麺!東京トップクラス!」と言う感動の嵐!。中央線で牧歌的な武蔵境で味噌一本勝負!。その姿勢が実績と感じる旨さですので「食べログ百名店」一気に「ビブグルマン」あたりは期待してしまいます。激しく応援!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
早春の
陽射染入る
昼下がり
旨さ染入る
極上味噌麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
味玉辛味噌つけ麺:寒い冬なればこそホットな辛味噌つけ麺!トップクラスの東京味噌つけ!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2023/02/20/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/VsCxcARly-A
<2023.01> 味玉辛味噌つけ麺 + サッポロラガービール 赤星
旨い店として応援し続けておりますが、もはやそれも不要と思われるほど、ここ近年は盛況です。近場だから、ふらぁ〜っと寄って食えるということも最近はなく、昼休みに狙っても行列必至で最近食えてない・・・・。今回は、年度末に向けて溜まった有休を消化すべく、休みを取ったタイミングで訪問してみました。
晴れても寒いのが冬・・・味噌の季節だからか、早めに足を運んだが、ギリギリ一巡目をゲット!あっぶねー!やれやだぜ。
<サッポロラガービール赤星> 貴重な有休だから飲むぜ!冬晴れに染み入る苦さと旨さ!
サッポロ赤星があるだけでテンション上がるわ!。いつもの通り陶器のコップが冷やされて出てくるのがナイス!。この陶器の微妙なザラザラ感がいいのでしょうか・・・泡立ちがクリーミーなのです。冬晴れの突き抜ける寒さをを感じつつ、暖かい店内で味わうビールが最高です。その泡余韻は、ホップの苦味と麦芽の旨味のようでもあり、その泡立ちを楽しむひととき。
<アテ> 溢れそうなまでに詰め込まれた豚肩ロース!タレを深く感じるサービスお通し!
更にサービスおつまみがいい!。小皿に溢れんばかりで、これは常連サービスなのだろうか?。香ばしい燻しの質感がある肩ロース。ブラックペッパー系塩胡椒が振られ、薬味ねぎ乗る上に、塩ダレのようなのが垂らされてます。つけ麺本体を食らう前に、直球を放り込まれたような感覚で、かなり本格的!。
<全体> じっとり深みと辛さを表す辣油の漂い!素朴さと大胆が迫るピロピロ麺線!
「味玉つけ麺」とは言え、「特製」と間違ったのか?と思えるほどの充実感。そして存在感です。そして今回は、妙に美しさが増している様子?。更に素朴さが加わるようで、麺の平打ち手もみ&ピロピロとしたフォルムが、アピールしまくりです。
へへへ!つけダレの優しい味噌の風合いに垂れる自家製辣油がクッキリ!。素朴さと大胆が迫るピロピロ麺線!じっとり深みと辛さを表す辣油の漂いです!。今回は一層と、一歩抜きん出る味噌系ってなプレゼンスの高さを感じました。
<牛蒡素揚げ> パリパリとした食感の楽しさと確実に伝わる牛蒡風味!買い占めたいほど好き!
これだけでも金出すから売ってくれと言いたい!。流れとしていつものように麺に絡ませるが、そのでモチモチ感とのコントラストも楽しい!。パリパリとした食感の楽しさと確実に伝わる牛蒡風味に感動です!。
<つけダレ> 豚と鶏コラーゲンの適度な濃ゆさ!キレッキレでシャープな辣油がスパンと響く!
程よく濃ゆくていいね!。定番の味噌つけと同様に、辣油主体のシャープな辛さ本格勝負という感覚でしょうか。特に全体に垂れて広がる自家製辣油が、食べる辣油にも匹敵するほど、それ自体が単体で旨い。アクセントとしても味わいを高めている!。
濃ゆい味噌の麹のような風味感ありつつ、次第に辣油の辛さの中に潜む味わいが重なる・・・そんなベースの出汁。そして辣油は、つけだれの小さい器の中では、汁系以上に主張しまして、香ばしさがとても生き生きとして映えます。そのままゴクゴクと飲み干せなくもないレベル感。食い進めていくうちに、野菜具材と麺の水分と風味が足され旨みがます!。
<麺> ピロピロした形に具材絡む!地肌に味噌タレが貼り付く!噛み締めるほどに素地に甘味を感じる!
これぞ文字通り、ピロピロ手もみ太麺!。地肌はしっとりとしており、なんとか手繰ってリフトし素のまま食らいます。すると素地の甘味が実に良い!。それがナチュラルにしっかり感じられて素晴らしいです。そのままでいつまでも食えるかと思うほど。
そして、つけダレに浸すと汁が絡みまくり。縮れのスキマにタレが溜まっていたりして・・・。タレを絡めて持ち上げが最高で、更に啜ってはボコボコとしたシルエットを楽しみ、噛み締めてはモチモチとした弾力!。これは旨い。噛み締めて味噌と炭水化物の甘味が入り混じって唾液溢れまくりです。
<チャーシュー> まるで燻しの如く香ばしさ!噛み締めると肉味ジューシなー豚肩ロース!
まず口に含むと、仄かなれどしっかりした香ばしさが伝わります。赤身が出す肉本来の味わいがしっかりと出ており、そしてそれに混じる脂身もしっとりとなり甘味がナチュラルな印象で旨しです。
そのままでも十分旨いのだが、無意識に味噌つけダレにディップしたり、泳がせたりして食らうオレです。更に具材や麺と絡めて食らうのもまた一興!。お土産でテイクアウトできるか?と聞こうと思ったが、とても混んできたのでまた次回。
<他具材> 小さい器にひしめくモヤシと挽肉! そのボリューム感はタンメン匹敵?絡む肉野菜の楽しさ!
つけダレの小さめな器の中にぎっしりとモヤシが入っております。またそのスキマに入り込もうとする挽肉もかなり多めで嬉しい!。モヤシは中華鍋で炒めながらスープと合わさるので、茹でモヤシのようには薄まりを感じさせず、シャキシャキ!
挽肉の旨味も加わる。挽肉は薬味のように出汁やほかの具材を高める一方で、いろんな出汁も吸い込んでくるのがいいね。噛み締めると味噌も感じるし、野菜のやさしい甘味を感じたりもする。スープ割りの他にライス割りにすれば、挽肉の旨さがが更に活躍することでしょう。
<味変> 食欲シフトアップ!テーブル山椒で効き目十分!風雅に辛味のボリュームアップ!
辛味噌の後半でやってみたけど、全く違和感なく風雅な刺激感が広がるイメージです。「テーブル山椒」を一振りすれば、つけだれの濃厚さがとても厚みが増すような味わいに変化です。糸とうがらしも、つけダレの中では少しばかり辛味の主張をしだしますし、味噌は刺激的な味わいを高めます。やっぱり山椒もナイス。
<味玉> 甘味感じるマチュアな旨味!濃厚濃密な卵黄の奥久慈卵!辛味噌ダレのコクとナイスマッチ!!
ブランド「奥久慈卵」!。最近になって玉子が急に値上がりだから貴重です。それは出汁がしっかりと奥深くまで浸透!。熟成したような甘味を感じさせる卵黄の仕上がり。濃ゆい卵黄のコクに、出汁の深さが重なる濃密なる旨さです。それは、ジュレっぽい部分とトロトロなソースっぽい部分のバランスもよく、舌によく絡みつきます。最後は辛味噌ダレに浸して食らいますが、濃厚な味噌味を通してでも卵黄のコクがしっかりと伝わります。旨し!。
<スープ割り> 器を返すブーメラン方式!温もりと明るさが復活する旨さで心を静めて合掌!
残ったつけダレは、そのままでも飲み干せそうな濃度感。麺大盛で腹パン寸前でもやっぱり最後はスープ割りで〆たい。ここは器を返すブーメラン方式!野菜炒めに投入するときの、鶏豚清湯で割るのでしょうか・・・素直に温もりと明るさが復活する旨さ!。ああやっぱり落ち着く旨さで今回のフィニッシュ!。この瞬間にまた来たくなるのだった。
総じまして「寒い冬なればこそホットな辛味噌つけ麺!トップクラスの東京味噌つけ!」と言う感動の嵐!。東京都下郊外の繁華街でもなく、シンプル味噌系だけでここまで人気。東京味噌麺のプレゼンス高めるのはこの店です。なのでやっぱり東京で味噌系なら激しくここオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
じりじりと
冬の冷たさ
感じつつ
ほかほか染みる
辛味噌つけ麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌つけ麺:美しさ装う肉の重なりと香味油の漂い!素朴さ迫る手打ちの麺線と素揚げのゴボウ!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2023/01/16/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/bmdOlga5jWA
<2022.12> 特製味噌つけ麺 + サッポロラガービール赤星
近年、このお店の人気度・存在感がさらに高まってるのか、割と駆けつけ易いのでいつでも行けると思っていたが、行列が更に伸びつつある状況で、昼休み中に食えなくて逃してる・・・。なので、休みの昼過ぎというタイミングで突撃してみました。
やはりこの店は、自分としては一生通うと決めた店のひとつですし、年末のご挨拶程度には伺って食らって、一年を締めたいと思いますから。
<酒> サッポロラガービール赤星!休日の過ごし方!冬晴れに染み入る苦さと旨さ!
拉麺が旨いだけでなく、ここにはサッポロ赤星がある!。とても価値を感じる組み合わせです。陶器のコップが冷やされて出てくるのが印象的で、陶器の微妙なザラザラ感がいいのでしょうか・・・泡立ちがいつもよりクリーミーにも感じます。嗚呼、冬晴れでゆっくりと温まりを感じつつ、味わうビールの泡は雲のようでもあり、ホップの苦味と麦芽の旨味を、泡立ちと共に楽しみます。
へへへ・・・更にサービスおつまみがまたいい!。低温調理の質感が品やかで淡麗な低温調理の肩ロース。ブラックペッパー系塩胡椒が振られ、薬味ねぎ乗る上に、塩ダレのようなのが垂らされてます。旨いのは確実!。分厚めなカットなのも合って、噛み締める度に肉本来の旨味が、次々と酒を誘うじゃないか。居座れるものならば、赤星追加してみたい。
<全体> 美しさ装う肉の重なりと香味油の漂い!素朴さ迫る手打ちの麺線と素揚げのゴボウ!
迫力と美しさが両立!。更に素朴さにあり。こちらの麺は平打ち手もみであることから、ピロピロとした形は素朴で言わずもがな。店のアイコンともいうべきゴボウを使ったトッピングも見慣れたはずだが、やっぱりこれも素朴さで迫力あります。
また特製にしたのもあって肉増し!。整然と整った並びで部位が見え隠れしながら、美しい波立ちのように折り重なっているのが実にキレイ!。実に素朴と美しさを奏でるます。
<つけダレ> 具材が豊富に詰まるみっしり感!濃厚でコク深い味噌の風合いに麹の華やかさも香る!
つけダレ全体は、まるで盆栽のような迫力とプレゼンス!?。素揚げゴボウが雄々しく聳え立ち、根付き生える苔のように挽肉が敷いてある感覚です。そこに香味油がぷかりぷかりと浮かぶ様は、庭園の渡り石のような美しさ。
味わいは、塩気に香ばしさを感じつつ芳醇でやさしい甘味ある味噌感!しっかり食べ応えを感じさせる鶏豚エキスもバランス良し!赤味噌のように凛々しい塩気がありつつも、全体的にはやっぱり甘いと感じてしまう旨さです。醸造感豊かなフィーリングがあって、いかにも「麹」って雰囲気を香りで醸し出す!?。しかも甘味に麹の華やかさあり!
更にゴボウ油!油に牛蒡のエキスが滲んで、独特の香ばしさを与えます。牛蒡特有の土のような匂いが香しくて旨い!。尚、白絞り油と蘊蓄書きではありましたが、それが菜種なのかは不明。大豆でも十分に旨いとは思う。
<麺> しっとり地肌に貼付く味噌!ピロピロ形状に絡む具材!噛締めるほど甘味とタレの一体感深まる!
きしめんより太く分厚くピロピロした手もみ太麺!。地肌はしっとりとして見えるが、結構貼り付きがあります。だから麺を手繰ったりリフトするのには、少々苦労するのですが、一旦つけダレに浸すと汁が絡みまくりです。縮れのスキマにタレが溜まっていたりして・・・。吸込みもいいが、タレの持ち上げが最高!啜ってはボコボコとしたシルエットを楽しみ、噛み締めてはモチモチとした弾力で気分は明るいです。
フォルムに気が行きがちだが、素材としてもかなり旨い。甘味をしっかり噛み締めて感じますので、そのまま藻塩でもあったら貼りつかせて食いたいと妄想するほどです。そんな素地の甘味に味噌と炭水化物の甘味が入り混じって唾液溢れまくり!。まさに旨いのひとことです。数年前だったら当然の如く大盛で食らうところだったのですが、コロナ禍以降、一気に胃袋が小さくなってしまって・・・並盛りでも腹パンでした。いやそれだけフツーなら食べ応えありいうことで!。
<牛蒡素揚げ> 金なら出すから売ってくれ!パリパリとした食感の楽しさと確実に伝わる牛蒡風味!
パリパリとした食感の楽しさと確実に伝わる牛蒡風味に感動です!。これだけでも金出すから売ってくれと言いたい!。流れとしていつものように麺に絡ませるが、そのでモチモチ感とのコントラストも楽しい!。
<チャーシュー> 燻し感じる豚肩ロース!染み込んだタレと肉本来の赤身旨さを深く感じる旨さ!
赤身が出す肉本来の味わいがしっかりと出ており、そしてそれに混じる脂身もしっとりとなり甘味がナチュラルです。そのままでも旨いんだが、知らず知らずに味噌つけダレにディップしたり、泳がせたりして食らいますが、これも当然旨い!。ほんのりとピンク色が残る微妙なレア感。とてもきめ細かく脂身が差しており、スライス面の手切りの包丁の波が、出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりで、旨さの演出に感じてしまいます。赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。そして脂身がほんのりと溶け出して軽い甘味を加えます。
特に「燻しっぽい香り」をしっかり伝えてくるから超旨い!。思わず赤星カモンと叫びそうです。吊るしのような燻風合いも残すのがナイス!。
<他具材> つけダレ器に詰め込み実にボリューミー!麺に絡む肉野菜の楽しさが嬉しい!
見た目以上に、実はつけダレ器の中にぎっしりとモヤシ炒めが入っており、麺を投入するのにも迷うほど。嬉しい悲鳴が上がりそうです。挽肉もかなり多めで嬉しい次第。モヤシは中華鍋で炒めながらスープと合わさるので、炒めモヤシのようには薄まりを感じさせず、シャキシャキとして旨い!。
挽肉は、いろんな出汁も吸い込んでくるのがいいね。噛み締めると味噌も感じるし、野菜のやさしい甘味を感じたりもする。スープ割りの他にライス割りにすれば、挽肉の旨さがが更に活躍することでしょう。
<味変> タレに香りがまた復活!山椒を途中で一振りするのをオススメ!
テーブルセットに市販の山椒を有効活用!試してみる価値あるかと!。汁系だったらオススメです。赤麹の華やかさに慣れたころあいに、また新たに香りが復活するような感覚で楽しめますので!
<味玉> 甘味すら感じるマチュアな味わい!卵黄の味わいが濃密な奥久慈卵!
薄出汁がしっかりと奥深くまで浸透したもの。そして熟成したような甘味を感じさせる卵黄の仕上がりです。ブランドものらしく「奥久慈卵」とのこと。元々濃ゆい卵黄のコクに、出汁の深さが重なる濃密なる旨さがいいね!。ジュレっぽい部分とトロトロなソースっぽい部分のバランスもよく、舌によく絡みつきます。
やっぱり味噌ダレに浸して食らいます!。濃厚な味噌味を通してでも卵黄のコクがしっかりと伝わりますな・・・やっぱり麦酒より白飯の方ががほしくなるかも。嗚呼、やっぱり味玉は何度食っても旨いね!。
<スープ割り> 器を返すブーメラン方式!温もりと明るさが復活する旨さで心を静めて合掌!
残ったつけダレは、そのままでも飲み干せそうな濃度感。白飯ぶち込んで飯割も素敵ですが、麺大盛で腹パン寸前なので今回は素直にスープ割り。
器を返すブーメラン方式!野菜炒めに投入するときの、鶏豚清湯で割るのでしょうか・・・味変化はなく、素直に温もりと明るさが復活する旨さ!。ああ落ち着く旨さで今回のフィニッシュ!。
総じまして「迷うことなし東京トップクラスの味噌麺!さらなる人気の飛躍を感じさせる名店!」と言う感動の嵐!。ファンな店が人気飛躍してゆくのはとても嬉しい反面、訪問しづらくなるのが痛し痒しですが、素直に今後も応援です。来年もその先もよろしくお願いいたします!通い続けますのでー。オールシーズンで味噌がどれも旨い店!。東京で味噌系なら激しくここオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
年の瀬に
冬空青く
突き抜けて
鶉味噌つけ
旨さ突き抜け
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製辛味噌らーめん:発酵感芳醇な東京あぶたま味噌!自家製辣油の辛さと香り!豚鶏の炊出しもしっかりで分厚いコク!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/12/07/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/yKvkBwFZTLU
<2022.11> 特製辛味噌らーめん + サッポロラガービール赤星
祝!TRY味噌名店部門入賞!ちょっとマジで嬉しい!だってこれまで「東京西エリア随一の味噌」とかブログや食べログ・ラーメンデータベースで語ってきたもの!。基本的に味噌ラーメンを殆ど食わなかった男が、味噌にハマらせたのがこの店ですし、語ってきたことが証明されたようなのも嬉しいのです。めでたし!それにしても、武蔵境という地味な駅のエリアに、「きら星」豚骨部門、「鶉」味噌部門と表彰されとるとは、拉麺的に脈動を感じますな!。
<酒> サッポロラガービール赤星!休日の過ごし方!秋晴れに染み入る苦さと旨さ!
相変わらず陶器のコップが冷やされて出てくる。冷えた陶器ってのも面白いが、陶器の微妙なザラザラ感がいいのでしょうか・・・泡立ちがいつもよりクリーミーな表現です。日本最古のブランドビールを飲むってのも粋かと!。秋晴れを感じつつ、味わうビールの泡は雲のようでもあり、ホップの苦味と麦芽の旨味を、泡立ちと共に楽しみます。あ、実は今回は月曜午後休暇で飲んでるのであしからず。土日半日仕事したのでその腹いせ。
あゝ今日は特に盛具合が良い!サービスおつまみがまたいい!。小皿にギッチリと盛られた切り落としチャーシュー。低温調理の質感が品やかで淡麗な低温調理の肩ロース。ブラックペッパー系塩胡椒が振られ、薬味ねぎ乗る上に、塩ダレのようなのが垂らされてます。旨いのは確実!。
<全体> 立体的盛付けで芸術的な辛味噌アピール!赤光でホットな辣油!インパクト美しき麺顔!
基本的に純朴さが漂う。されど今風の凛々しさが感じられて良い。素朴な味噌感覚に広がる真っ赤な辣油が、コントラストを感じてキマッてますよ!。敷き詰めるように浮いていても、ワイルドって感覚はなし。そして立体的な盛り付けの工夫もあり美しさも感じられます。並盛とは言えボリューム感もありますー。
<スープ> 発酵感芳醇な東京あぶたま味噌!自家製辣油の辛さと香り!豚鶏の炊出しもしっかりで分厚いコク!
蘊蓄によると「東京あぶたま味噌」と言う味噌蔵使用。これが実に芳醇に感じさせる発酵感があって味わい深いです。実に奥深き独特の麹を感じる酸味と甘味を感じさせる感じで実にコク深い。
そして豚鶏の煮出汁が味わい豊かじゃないか!。鶏系のコラーゲンが感じられ、旨さが分厚く表現されている様子です。更に挽肉が全体に溶けて豚肉の旨さを滲ませるような役目を果たしてるようす。
更に自家製辣油!唐辛子系の赤のインパクトがとっても明るい!辛さが山椒系の辛味もあるのが特徴的です。花椒塩のように一気に痺れへと誘う強引さはない。大人しくはないが、香り高いのが印象的です。
<麺>極太縮れの滑りと歯応えが快感!手揉み自家製麺!汁を吸込みまくり具材薬味も絡めまくり!
注文を受けてからの手もみ。その潰し込みイメージよりも、ふわっと優しい締まり具合。ピロピロとした形状が啜りの楽しさと、具材の引き寄せを演出がナイスです。そのモチモチとした歯応えは、炭水化物の甘味を滲ませるような味風景。辛味噌に絡んでも、味噌に麹を感じたように、麺に甘味を感じるといったイメージ。
少しクタった野菜やら挽肉やらと絡ませると色んな旨さが融合して更に旨し。やっぱり麺が汁を吸いやすいのか、終盤に近づくほど麺に出汁の旨味と一体化した甘味を感じます。特に端っこは奥歯でクチリと潰すのが楽しい!。
<チャーシュー> 辛味噌に濡れても分厚く燻香ばしい豚肩ロース!肉味&脂甘味がナイス!
微かに波打ちながらも、スライス断面はフレッシュさを表してます。赤身の旨さが艶やかに光り、そこには下味が赤身の色合いにも反映しているようです。また脂身にも浸透してますが、脂らしい甘味がいい感じでバランスしてます。赤身がもつ肉本来味が、下味と深く合わさり旨し!。
へへへ・・・近年になって特に肉が旨し。以前はブラックペッパーの周いの刺激が程よくバランス取れてうまかった印象ですが、今はむしろ燻しの香ばしさの方が強いイメージ。ううう・・・年末年始に予約しようかしらん。あ、実家帰るから無理か・・・。
<モヤシ> 辣油が絡んで痛快食感!シャキシャキ熱々!野菜の汁も弾けてマイルド!ボリュームも満足!
仄かな甘味がじんわり!そして辣油が混じりますが、少しクタり気味な優しい味わいにベストマッチ。自家製辣油のスパイス感がもやしに絡むのが実に旨く、麺とも合わせて絡めて食らうのが激しくオススメで旨し!。もやしと挽肉の旨味と甘味と刺激が一体化した旨さが素晴らしいです。ボリュームも大満足!。モヤシの仕上げ完成度度も高いのだった!。
<味変> 定番「S&B さんしょうの粉」を加える!更に香味アップ!辣油とマッチ!
私も天邪鬼だから、試せる物は最大限に生かすよ。テーブルセットにあった「S&B さんしょうの粉」も激しくオススメ。食べる辣油とか辣油ダレに飲み込まれるかと重きや、スパイス感の軸が違うと言うか・・・決して埋もれませんでした。さっぱり痺れなので邪魔しません。ほのかな味変化もお試しあれ。
<味玉> 濃密濃厚な卵黄の甘味!辛味噌に負けず深まるコク!
下味の旨味を深く浸透させ、それは熟したような旨味を演出。しっかりと濃密感と甘味ある旨さを感じます。卵黄の仕上がりは、舌にねっとりと絡みつくようで、辛さに慣れてしまった感覚に、濃厚な甘さが嬉しい展開です。なので残り半分は、わざわざスープに少し沈めてから味わいました。嗚呼、どうせなら味玉も食らうべし!。
総じまして「ホットな刺激に質実な優しさ!素朴麺と絡まる楽しさとその旨さ!晩秋に染み入る深き味噌麺!」・・・と言う感動の嵐!。開店以来、シンプルに味噌麺一筋ってストイックさも素敵だし、奥様と夫婦舟スタイルも微笑ましくも逞しき哉。今やすっかり行列店の貫禄あり。ちょっと中央線では地味な武蔵境駅ですが、しっかり良い拉麺根付いてます。途中下車して食らうも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
秋晴れに
黄いに色づく
銀杏哉
赤く色づく
辛味噌旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌らーめん:厳選された4種のブレンド味噌!濃厚でコクの深い旨さが前面に溢れる展開!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/09/24/120000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/lBZrqi5t5hE
<2022.09> 特製味噌らーめん + サッポロラガービール 赤星 中瓶
8月後半は仕事にハマってラーメン食えないほどだったんですが、その代休としてちょこっと9月は楽しめそうです。平日に休みってワクワクして遠出なんかしたいものですが、早朝からちょっと家の用事があって、片付けるともはや昼飯前。慌てて昼飯算段して、思いついたのがこちら「鶉@武蔵境」さんです。
実は、冷やし味噌がまだやってるかなーって期待もあったのですが、丁度前日に終了したとのこと。ま、どれ食っても旨い店なので、そんなにダメージない感じー。
<全体> 見るだけで伝わる味噌の芳醇さ!そして素揚げ牛蒡の凛々しさ!肉の重なりにワクワク!
全体は実に素朴な色合いですが、とても立体的に盛り付けられ、ハイカラです。何と言ってもシンボリックなのは素揚げ牛蒡。実は香味油に牛蒡エキスが溶けてるので、全体的にも牛蒡演出が醸し出されてます。まったりとした色合いの味噌出汁も芳醇そうな面持ちがナイス!。そして並び整ったスライス肉の迫力がたまらんじゃないか!。
<スープ> 厳選された4種のブレンド味噌!濃厚でコクの深い旨さが前面に溢れる展開!
確か七彩系譜のお店なので、これまでそのならいから「東京あぶたま味噌」をレビューでアピールしてきました。香り高い上に味噌香味が素晴らしく感じたから。ところが店の蘊蓄をよくよく眺めると「鎌倉みそ吟醸」「信州うき麹の赤味噌」「愛媛県マルヤスの麦味噌」など計4種のブレンドらしいです。これまで私が、甘味がいいね!って感じてたのは麦味噌の片鱗だったのかもしれません。ともあれ、濃厚でコクの深い旨さが前面に溢れる展開!。味噌ラーメンはとても奥深いと感じ入ります。
味噌だけじゃなくベースも旨しです。豚骨と鶏がらとミックスなんだとは分かっていながら、私はちょっとだけ鶏のポタポタ感があるようで気に入ってます。そのほかにも乾物魚介が溶けているようで実にカオスな旨さに仕上がる!。炒めた野菜の旨さも溶けて最高!。
<麺> 豪快な手揉みウェーブの手打ち麺!スープが絡みまくり麺の素地に甘味あり!笑みが溢れる!
飾りつけ・配膳・客制御以外は、ほとんど店主一人で対応。自ら手揉みした後、茹で釜に投入。正に力仕事です。そんな中から生み出される麺が絶品。自家製麺で、粉選びやらブレンドにも拘ってる様子ですが、私が気に入ってるのは、まずその手揉みフォルム。幅広太麺がピロピロとして捩れウェーブが力強し。出汁を存分に絡めて吸わせ、具材も巻き込むほどです。それを啜るとボコボコと口や舌触りや喉越しにタッチする感覚が切ないほどに楽しい。
そして素地の甘味。本当に甘いわけじゃないが、粉の本来の味わいってのが残るイメージなのが素晴らしいのです。味噌出汁が浸透してあっという間に一体化するんだけど、それでも滑らかな歯応えの後に、ふわっと感じる粉の旨味があるイメージ。
<牛蒡> この店のアイコン的存在!牛蒡香味油とコラボし独特な風味感を生む!?
これがあるだけで、随分と味わいとイメージがレベルアップします。牛蒡は想像の通りハードなチップスに匹敵するパキパキとした歯応え。そしていきなり鼻腔に広がる牛蒡ならでは、土っぽい素朴ないい香りが広がります。それだけでなく、香味油にも牛蒡エキスが溶けてるようで、湯気で感じる香りとコラボした旨さがナイス!。
<挽肉> あるだけで嬉しい挽肉!ふかふか歯応えが楽しく出汁に溶けても旨し!
挽肉があるだけでテンション上がる!。挽肉自体の旨味、そのふかふかな食感が楽しいわけだが、全体に飛び散って麺や具材に絡まる時の、味わいも素晴らしいっすね。出汁に溶けても逆にそれを吸い込んで旨し!。特に牛蒡と絡まると絶妙!。
<チャーシュー> 燻製感が香ばしく滲む吊るし焼豚!タレと肉汁の旨味が一体化したジューシーさ!
近年は、低温調理系から、すっかり吊るし焼系がトレンドになりつつあるのではと、個人的には感じてます。しかし定番な中華的なそれのようで少し違う。しっかりと燻しの香ばしさが際立つ上に、ふかふかとした肉の柔らかさが残り、肉本来の旨さも表す様子です。差した脂身は、もはやテリーヌとすら感じると言うのは妄想か・・・。そんな中で、タレと肉汁の旨味が一体化したジューシーさが広がるのだった・・・・最高に旨し!。
<もやし> 炒めて出汁に浸されて・・・絶妙なクタり加減に滲む甘味が味噌に合う!
味噌系ならもやしは必須アイテム。中華鍋で軽く炒めてしなったところに、出汁を引いて煮ながら炒めると言う感覚。それでモヤシ本来の淡い甘味が出汁にも浸透しWin Win な関係です。
<味玉> 濃厚卵黄奥久慈卵!タレが深く浸透し白身は味わい深し!卵黄はコクが濃密旨さが凝縮!
こだわるラーメン店に行くとよく見かける「奥久慈卵」。それ自体が卵黄はコクが濃密旨さが凝縮!って感覚ですが、出汁が深く浸透しているので、白身が味わい深いのがナイス!。割ってから思いき入り味噌出汁に浸すと、卵黄に更に味わいが加わり一層旨さが広がります。
総じまして「やはり絶品!一回食っとけ東京屈指の崇高味噌麺!」と言う感動の嵐!。味噌専門店ってだけで他よりもこだわり感じますが、その中でも質感が絶品です。それでいて接客がハートフルで、地域に根ざした地道さもあるようで、地元民からすれば実に頼もしい存在。いろんなラーメンファンにも知ってもらいたい旨さです。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
青空に
残暑染入る
飯どきに
旨さ染入る
極上味噌麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製辛味噌らーめん:マイルドな合わせ味噌の風合いに混じる芳醇味噌!辣油が香ばしさをプッシュ!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/09/11/120000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/h8zeL1-X3Cg
<2022.07> 特製辛味噌らーめん 大盛 + サッポロラガービール 赤星 中瓶
※7月実食・・・遅くなったレビューアップでスンマソン!
7月中旬。海の日からんだ三連休の初日。すっかり戻り梅雨のような憂鬱な休日スタート!。自宅で仕事を抱えた鬱憤も重なって、さて一区切りついたところで昼飯です。いつもの通り、家族には「ぷらっと散歩がてらに拉麺食ってきますー」と伝えて外に出ますが、ホントそういうところ自由にさせてくれて理解あって感謝してます。さて・・・長雨の憂鬱を辛味噌と麦酒で晴らすか!。
<酒> サッポロラガービール赤星!休日の過ごし方!長雨鬱憤を晴らす染み入る苦さと旨さ!
あゝ、サッポロ赤星があるだけで幸せ!。こちらは陶器のコップが冷やされて出てくるのが印象的です。冷えた陶器ってのも面白いが、陶器の微妙なザラザラ感がいいのでしょうか・・・泡立ちがいつもよりクリーミーにも感じます。和風な感じで日本最古のブランドビールを飲むってのも粋かと!。
またサービスおつまみが良い!。小皿にギッチリと盛られた切り落としチャーシュー。低温調理の質感が品やかで淡麗な低温調理の肩ロース。ブラックペッパー系塩胡椒が振られ、薬味ねぎ乗る上に、塩ダレのようなのが垂らされてます。旨いのは確実!。分厚めなカットなのも合って、噛み締める度に肉本来の旨味が、次々と酒を誘うじゃないか・・・。やっぱ来て良かった。
<全体> ソフトで豊潤な味噌感!ワイルドな自家製麺!ワイルドな辣油のピリリ感!見事にバランス!
おおお!縁取る自家製辣油の眩しさよ!その明るさが目に焼きつきます!その隙間からは褐色にも思える穏やかな味噌ベース。ハードさとソフトさがとても拮抗しております。そして、先ほどまでワッサワッサと中華鍋で振られていた具材は、綺麗に整えられており、それをピンク色のチャーシューが支えあってくれてる。冠の系唐辛子が、辛味噌系のアイデンティティを主張してるかのようです。ハードさに優しさが滲む麗しき味噌麺!。
<スープ> マイルドな合わせ味噌の風合いに混じる芳醇味噌!辣油が香ばしさをプッシュ!
熱した鍋にラードを入れて野菜を手早く炒めて行き味噌スープと合わせるその一体感がいい感じ。まず野菜の旨味がいいね。そして味噌の風味が熱と野菜類のエキスで素朴で優しい旨味が広がります。味噌は米味噌とも豆味噌とも判別つかないコクと香り。甘みと塩気が拮抗しており、麹は緩やかな風合い・・・合わせ味噌って感じですね。子供も安心できるマイルドな旨さ。東京のあぶたま味噌とのことですが、味噌の甘味もいい感じ。
そこに自家製と思われる辣油が絡む!。ピリピリとホットな刺激を与えるよりも、辛さはシャープなキレって感覚。そして香りが混じると一気に高まるかな?。辣油とは別の塩気を感じるイメージで、辣油によって塩気が引出されたのか?。辛さは辣油だけでなく、味噌からも滲み出てくるようで旨しです。
<麺> 自家製麺!ワイルド極まるピロピロ麺!太麺の素地は甘味滲ませ辣油辛味と混じる旨さ!大盛必須!
こちらは七彩系の手揉みピロピロ麺。平打ち手揉みな縮れ麺ですが、とっても粉の旨味が力強くてしっかり伝わる甘味が深いです。七彩系譜の中では頭ひとつ飛び抜けてるワイルドさがいい感じ。食べ始めから中盤に至るまで、素地の風味が味噌味に混じりながら感じます。
中盤以降は、出汁の浸透が更に進んで、一層馴深みのある旨味へと進化。歯応えが微妙に緩くなり始めると、一気に糖化が進みやすくなり、炭水化物ならではの甘味が映えます。そうなるともう、ヤサイやら挽肉やらと混じり合いながら、無我夢中で食らいまくり!。緩い歯応えの合間に、ザクザクとしたモヤシや、クニクニした挽肉食感!。味噌も混じり合って口の中に旨さが弾ける!。
<チャーシュー> タレと脂身の甘味深くタレの香ばしさ抜群!質感上等豚肩ロース!柔らかさ抜群!
上品なピンク色合いが残る微妙な半レア感。きめ細かく脂身が差しており、スライス面の手切りの包丁の波が、出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりで、旨さの演出に感じてしまいます。赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。そして脂身がほんのりと溶け出して軽い甘味を加えます。
ひょっとして少し趣向を変えたのかなぁ・・・とっても香ばしくて特に旨かった!。いつもの記憶も曖昧なのだが、全体的にしっとりして周囲はスパイス感ある印象。しかし今回はそれ以上に「燻しっぽい香り」をしっかり伝えてくるから超旨い!。
<ヤサイ> 炒めで引き出される甘味と香り!味噌と辣油に混じると優しいさ刺激が旨さで一体化!
炒め油の香りに、もやしの淡い甘味が良いね。炒め野菜の香ばしさのようにも感じられ、野菜の甘味もナイス。スープが足されて軽く煮られて全体的に一体化する様子です。微妙にクタり気味なところが尚旨し!。出汁の旨味と野菜の甘味がとても合います。また、スナップエンドウと分厚めなナルトがなかなか箸休めとしてはいい仕事をしています。更に自家製辣油の刺激!スパイス感がもやしに絡むのが旨し!麺や挽肉も絡めて食いましょう!。もやしの旨味と甘味と刺激が、挽肉の肉汁と旨味が重なりカオスな旨さ!。
<味変> 「S&B さんしょうの粉」を加えてみよう!辣油に面白い変化生んでナイス!
テーブルセットにあった「S&B さんしょうの粉」もまたまた今回も激しくオススメ。挽肉とごぼう油に飲み込まれるかと重きや、スパイス感の軸が違うと言うか・・・さっぱり痺れなので邪魔しません。決して埋もれませんでした。ほのかな味変化もお試しあれ。
<味玉> じっくり染み込みマチュア甘味!熟成タイプが味噌に合う!
「あっさり薄浸透」か「じっくり深浸透」かと言えば、後者。深い浸透が如実に伺えます。そして熟成度で言うと、「浅く玉子本来味」か「深く熟成した甘味」かと言えば、後者。通常こういった「深浸透」&「熟成甘味」だと濃ゆい目の色合いなんでしょうが、白身はミルクティーに近い明るいクリーム色です。それだけに辛味噌の中にあっては、箸休め的に貴重だったし、辛い&甘いの橋渡し役にもなっていたかと。なかなか優れものの味玉と、その全体の味センス。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「旨さ痛快!甘味と香味と辛さ刺激が絶妙にコラボする崇高辛味噌麺!季節関係なく激しくオススメ!」と言う感動の嵐!。7月中旬時節なら限定の「味噌まぜそば」もオススメですが、実は盛夏に期待する「味噌冷やし中華」も絶品!。限定はこの二本立てしかなく、シンプルなデフォルトメニューも季節問わず人気。東京で味噌ラーメンを食らうなら一度は食うべし!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
憂鬱な
雨雲垂れる
昼下がり
気分を晴らす
痛快辛味噌
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
味噌まぜそば:心温もる質実味噌感!憂さを晴らせるガッツリ感!旨さ確実味噌系汁なし!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/06/18/000000
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<2022.06> 味噌まぜそば + ごはん
とある月曜日、朝からずっと雨模様の天気予報。しかも気温差が一気に下がるということで、冷たい梅雨のような週の始まりです。しかも、色々と先週末からボス様から宿題を仰せ使って、この日午後に報告が迫ると言うプレッシャー・・・。地元で良い拉麺を食おうと、今回はこちら「東京味噌らーめん 鶉」さんへとやってまいりました。
少々強い雨のせいか、ランチピークに先客2名、後客1名という寂しさ。嘘だろ・・・行列必須店だぞ。本来ならビールでも飲んで売り上げに貢献したいところですが断念。でも今回は「味噌まぜそば」があるのだった!酒飲めない代わりにガッカリと旨さで憂さ晴らしですわ!。
<全体> 素朴さの中に整然とした汁なし系!そしてハートフル!来た甲斐ありの質感高き味噌系汁なし!
実はこの一品、汁なし系でも逸品でございます。味噌系の汁なしと言うニッチなジャンルですが、それに留まらず「汁なし系全般」としてもハイランクな旨さ。正直言って噂を広めたいと思っております(決して関係者ではありません)。今回も一見、味噌感覚は全く表に出てないが、ゴボウ素揚げの盛り上がりだけで興奮するね。もやしが太くて凛々しく、盛り上がってボリュームかんがありあり!。質感高いチャーシューも見事で、薬味はネギだけじゃなくニラもあってニラ大好きニラ星人な私としては満足感高し!。
<タレ> 完全に麺に絡みまくり!味噌の麹感思わせる豊潤さと香り!甘塩っぱく滲んだ絶品ダレ!
タレは、全部きれいに麺に絡んでるって感じで、これまで徹底的に絡みまくっております。そしてタレの粘度が高いことと、麺のボコボコピロピロ縮れが、その細かい窪みにビッシちりとタレを入り込ませてる感覚です。さてこのタレ・・・本当に味噌を舐めてるような感覚にさせる。そんなことは実際はないんだけど、とっても味噌感が濃ゆい上に香りが高いのです。
「七彩系」なお店なので?東京あぶたま味噌を使用です。それだけでなく各種ブレンドもありましょうが、各種赤麹の味噌が溶けているとのこと。赤味噌っぽい強めの香りがある一方で、麹由来の発酵感すら思う甘味も感じます。本来赤味噌は、塩っぱさが強いイメージですがむしろ甘味を感じるところが秀逸!。先入観に動じない甘辛イメージです。これは旨い!。
<挽き肉> 名バイプレーヤー!醤油と味噌風味がじっとり浸透した甘辛ふわふわ食感!
実に素直な旨さです。山椒の痺れやトウガラシの辛さはなく、本当にナチュラルに肉あじと味噌だれ、そして醤油系の風味を感じます。炒め過ぎないところがいい感じで、味が染み通っている割にはふかふか。粒もそこそこ大きめで、これもまた全体に散らばると、極太ピロピロ縮れの隙間に挟まってしまいがち。麺をかじるとそこに挽肉が隠れていたということがよくあります。量も多いんじゃないかな?。
<チャーシュー> 燻しの香ばしさがたまらん!そしてしっとり感覚!濃ゆい味わいの中に淡白上品肉味が和む!
ほんのりとピンク色が残る微妙なレア感。とてもきめ細かく脂身が差しております。、スライス面に出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりして楽しみます。赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。そして脂身がほんのりと溶け出して軽い甘味を加えます。
へへへ・・・いつも通り、とっても香ばしくて特に旨かった!。いつもの記憶も曖昧なのだが、全体的にしっとりして周囲はスパイス感ある印象。しかし今回はそれ以上に「燻しっぽい香り」をしっかり伝えてくるから超旨い!。思わず赤星カモンと叫びそうです。吊るしのような燻風合いも残すのがナイス!。
<他トッピング> モヤシは熱々シャキシャキ!細ゴボウの素揚げが香ばしくボキボキパリパリ!香りと歯応えをアミューズ!
さてモヤシだが、茹で上げとは言え実にシャキシャキ。それが濃厚タレに絡んだピロピロ太麺に巻き込まれる。かき回せうとどうなるかと言えば・・・モヤシの方が服従したように絡み落ち着きます。濃ゆい味わいの中に、フレッシュな野菜甘味が実に調和しつつ、異質な歯応え同士がぶつかりあい尚うまし!。
更に歯応えと言えばゴボウ。糸状のゴボウが揚げられ、これがポキポキした感覚なのでこの中では異質。更にゴボウならではの土が煙ったような香ばしさも痛快に広がりましょう。香りと歯応えの演出もビシッとキマッており、非常にナイスなトッピングです。
<麺> 自家製麺!ピロピロ手打ちの素朴極まる太縮れ!ボコボコ捩れの隙間にタレが絡み噛み締めるとモチモチ感最高!
真打はこの自家製麺。何度も言ってるけど、七彩系列の中では少しハードめに位置するのではないかと感じてるところです。その太さと肉厚さ、そしてピロピロの大胆さが溢れていると思う次第で個人的には最高にハマります。いつもと感覚が微妙に違うのんは・・・汁なしだと、いつも以上にヌチヌチとしたハードさがきっぱりしてる!。その分、同時に麺の風合いもダイレクトに感じて、より麺を旨しと感じます。味噌も絡むからググッと味わいが際立つ。野菜の旨さも滲むが味噌に絡むだけで麺には浸透せず。咀嚼でそれらを合わせてゆく作業すら楽しくなる旨さです。
<味変化1> お酢!味噌の風味に酸味を足してサッパリ感を演出!
味変化のアイテムとして、奥様が酢を出してくれました。嬉しい心配り。素直に実行に移そう。基本的には濃厚な味噌ダレ。なので後半はやや重く感じる方もおられるかも。酢は酸味でサッパリするイメージもありますが、濃厚な味わいを少し変化させてくれるので、ライトに食えるイメージです。なので、味噌の風味に酸味を足してサッパリ感を演出はオススメ!。
<味変化2> お酢もいいが・・・更にテーブルセットの粉山椒もオススメ!
「粉山椒」のふりかけもオススメ。汁なし系にも絶対に合います。汁がないので全体に広がらず。だから少量づつ全体に眩しましょう。市販とは言え和山椒だから、妙に中華系に偏ったりしない旨さがそこにあります。ひょっとして・・・少し冒険的に値が張るかもだが、ぶどう山椒などの和山椒にすると爆発的旨さが生まれるのではと、実はほくそ笑んでます。ま、そうすると看板の「牛蒡の香味油」が相殺されてしまいそうかな?。でもやっぱり、デフォの味わいが一番完成度が高くて安寧感ある旨さでしょう!。
<味玉> 一面の味噌味の中で程よいクチ休め濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感!旨し!
淡い褐色が美しくも淡い褐色の味玉。王道なねっとり型の甘味感じるマチュアな味玉です。特製だったら味玉は必ず入ってますが、お店公式のTwitterをチェックし、その旨を伝えると味玉サービスしてくれる日もあります。これは味噌のコク深さ一辺倒の中に、クチ休め的な役割としては最適。味噌好きでも少しは味変もしたいし、クチ休めもできるならそうしたい。
濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感!。白身は出汁が均一に染まっております。卵黄は全体がねっとりとした玉になっており、崩すと生菓子のように解れる柔らかさ。中心部には卵としての湿り気が残っており、本来の卵味と出汁の熟成感すら覚える旨さです。
<飯割り> そのままでも米粒が立って旨し!愛おしき残り味噌ダレを絡め吸わせて堪能!
実は初めて白飯をオーダー。ランチ限定のチャーシューご飯にいつも流れてしまいますが、今回は残った味噌ダレがあまりにも勿体ない上に、そのまま味わいたくてシンプルに白飯で割りました。 うう・・・そのままでも米粒が立って十分に旨い飯粒を、愛おしき残り味噌ダレを絡め吸わせて堪能!。フィニッシュ極まれり!。
総じまして「心温もる質実味噌感!憂さを晴らせるガッツリ感!旨さ確実味噌系汁なし!」と言う痛快な気分!。もう既にまた食いたいと思ってる。しかも何れ辛味噌バージョンも繰り出してくるでしょう!ワクワクが止まりませぬ。次回はビールが美味しく飲めるというタイミングで参ります!実は秋まで暫く忙しい毎日ですが、旨さで憂さ晴らしには最適でございます!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
雨の日に
溜まる洗濯
積もる憂さ
晴れる旨さの
痛快まぜそば
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌らーめん:明るい色合いにコク深く映る・・・質実な東京味噌!浮かぶごぼう油が現代風ハイセンスで盛り上げる一杯!
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<2022.05> 特製味噌らーめん + サッポロラガービール 赤星 中瓶
<良い店には良い客が根付く>
なぁ〜んていつも思ってます。いわゆるファンってやつですが、店の雰囲気にセンスが共感するのでしょうかね。行列客のほのぼの感覚がとてもいい感じー。とは言え私自身が良い客であるかは自信ないですが、自称宣伝部長ってことであしからず。個人的には「味噌拉麺に目覚めさせてくれた店」なのです。
<酒> サッポロラガービール赤星!漸くビールが旨い季節来た!陽光眩しさと深い琥珀と白い泡立ちが目に沁みる!
GW中に少し仕事したから半日代休!折角だからねー・・・飲まない訳にはいかない!。ここはサッポロラガー赤星だと知っての狼藉を働きます。生ジョッキよりも、瓶ビールが好きなオレ。このブランドは特にお気に入りの一つ!。陶器のコップで泡立ちもいつもとは違ってくるように思えるし、暑さもあってか特別に美味しく感じるのでした!。やっぱり夏はビールだ!。
何気にお通しも優れもので、例の極上チャーシューとその切れ端。ネギの小口切りには塩ダレがかかっており、これがまた肉と相性が良いね!。ネギを肉で巻くようにし、口へと運ぶ!。肉の旨味の下に塩ネギの刺激があって、これまた格別。グビグビとビールが進むわ!
<全体> 明るい色合いにコク深く映る・・・質実な東京味噌!浮かぶごぼう油が現代風ハイセンスで盛り上げる一杯!
へへへ!分かってはいてもいつも力強くも美しさも表現する麺顔!味噌は素朴系そのものと言った和みある黄土色。きめ細かい味噌の溶け込みの上には、牛蒡香味油が垂れ込みます。トップにはカッリカリに揚げられたゴボウの素揚げ!。その素朴さに力強さが表現されたようにも感じます。危うい静的な安定を保ってるところが実に芸術的ではないか!。
<スープ> 鶏豚系の優しいボディに芳醇円やかな味噌の溶け込み!炒め野菜の甘さと香ばしさ!牛蒡油の素朴な香味広がり!
このスープの因数分解をすると、味噌!動物系ベース!香味油!。七彩系の流れを汲んでいるらしく「東京あぶたま味噌」をベースとしているらしいと何度も伝えております。まるで赤味噌と感じる塩気が漂い、そして麦味噌?と思わせるような芳醇な甘味!。それが優しいようで優しいようで力強いのですわ。
またベースの動物系の出汁ナイス!。いわゆる鶏豚ミックス系で、コクが分厚く、口の周りにコラーゲンっぽい貼り付きも感じる。やや鶏系が深いように感じます。蘊蓄書きでは「赤鶏さつま」と「大量の豚骨」とのこと。ゲンコツのコクだったかも?と少し考え直したりもしますがあしからず。
あゝ牛蒡油がいい!この店ならではの香味仕掛けで、何気に成功のポイントかと思ってます。その土のような香ばしさが味噌にベストマッチで、植物系の油に牛蒡のエキスが滲んだ独特の香ばしさ!。油なのに軽くて美味しく、牛蒡特有の匂いが香しくて旨すぎる!。
<麺> 自家製麺!最高にもっちり!ワイルドなピロピロ感!味噌を全体にまとわりつかせ受け止める旨さ!
味噌出汁が旨い!香味油も格別!更にここは麺が旨い!手揉みピリピロのしっかりしたところ、そしてやや太めでもっちりした素朴でワイルドな見栄えが好き!。地肌に辣油の欠片を貼り付けて味が染みてそう・・・。麺の切れ目に注目すると、まるで甲州ほうとうを彷彿とさせるのですわ!。
ニュルっと滑らせてそっと啜りあげると、暴れて汁が弾けて顔に当たる!アチチッ!。啜っているだけで辛味噌が馴染んでいるのがわかるホットな香りが立ち込めます。それを前歯でヌチっとちぎって奥歯へ運び、ヌツヌツと潰してゆくと・・・明るいモッチリ歯応えなのだが、微妙に引き締まり部分があって、麺の風味がしっかり伝わります。嗚呼、麺がうめぇ!味噌出汁に塗れながらも麺本体の風味はしっかり残った部分があって、太麺らしさがナイス!。
<チャーシュー> 程よい塩気が赤身の肉味と脂身の甘味を引き出す旨さ!そして香ばしい豚肩ロース!
ここの肉が大好き!。しっとりとしたレア感を微妙に残すのですが、実に香ばしさが広がるのです。肉味を一番素直に引き出し、シンプルに塩コショウってな感覚で、赤身が出す肉本来の味わいがしっかりしております。脂身もしっとりで脂甘味がナチュラルに広がります。そのままでも旨いんだが、知らず知らずにまた味噌スープに沈めてみたり、泳がせたりしますが、麺に巻き付けて食らっても当然旨い!。
<具材1> あゝやっぱりこの店のアイコン?華やぐパリパリ牛蒡素揚げ!具材と麺に絡んでカオスな旨さ!
この店のアイコンとも言える牛蒡素揚げ!。その素晴らしさは香りの他に歯応えも演出的で、汁に濡れてもパリパリ感は終始キープです。そして淡くモチモチ歯応えの麺と絡むと、歯応えにコントラストが生まれてナイス!。モチモチ&クリスピー食感が見事で旨さがカオスです。
<具材2> 引立て役が素晴らし!鶏豚出汁が浸って染みるモヤシ!更に挽肉旨さ演出!
中華鍋で炒めて出汁で軽く煮られたモヤシ。全体に野菜ならではの甘味を与える一方で、クタクタになり切らず絶妙にシャキッ!。挽肉と混じり合うところを噛み締めると更に旨し!。意外と量が多い割には肉と挽肉の下にしっかり埋もれてます。ボリューミーに楽しめるかと!。
<味変> 味噌にオススメが山椒&一味!途中で一振り!タレに香りがまた復活!
あまり必要性もないかもですが、テーブルセットに市販の山椒があります。辛味噌じゃなくノーマル味噌なら、試してみる価値あるかと!。汁系だったらオススメです。赤麹の華やかさに慣れたころあいに、また新たに香りが復活するような感覚で楽しめますので!
<味玉> 卵黄の味わいが濃密な奥久慈卵!甘味感じるマチュアな味わい!味噌ダレにコク深まる!
薄出汁がしっかりと奥深くまで浸透したもの。そして熟成したような甘味を感じさせる卵黄の仕上がりです。奥久慈卵!。元々濃ゆい卵黄のコクに、出汁の深さが重なる濃密なる旨さがいいね!。今回はジュレっぽい部分が多く、舌によく絡みつきます。
やっぱり最後は味噌出汁に浸して食らいます!。濃厚な味噌味を通してでも卵黄のコクがしっかりと伝わりますな・・・やっぱり麦酒より白飯の方ががほしくなるかも。嗚呼、やっぱり味玉は何度食っても旨し!。
総じまして「何度食らっても色褪せぬ素朴さと斬新さが滲む旨さ!東京トップクラス味噌麺!」と言う感動の嵐!。力強い喜多方系の太麺に芳醇な味噌が絡むと考えると、拉麺好きなら一気に特徴分かるかも。加えて味噌も香味もアイデアが溶けています。武蔵境って東京であまり馴染みが薄いかもですが、こんなに凄い味噌麺がありますので中央線下車してランチする価値ありかと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
晴れやかな
青さ染入る
お昼どき
旨さ染入る
極上味噌麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製辛味噌らーめん:炒めた野菜の甘さと香ばしさ!しっかり染みる花椒塩と辣油の刺激感!優しい動物系に芳醇円やかな味噌の溶け込み!
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<2022.04> 特製辛味噌らーめん 大盛
決算の最中、在宅勤務でも多忙なので昼休みがズレてしまったではないか・・・。空腹過ぎて眩暈がしそう。しかも4月になってからが天候優れず寒の戻りのような寒さ?。まさしく花冷えという感覚で、こんな時はこってりしたのが食べたくなるよね。だったら味噌麺!と言う流れで自然とこちらへ足が向かう。私が一番食ってる味噌専門店「鶉@武蔵境」さんにまたまたやって参りました。それにしても肌寒いため、今回は辛味噌!腹が極度に減ってたから特製!大盛!これしかない!。
<全体> 素朴なようで豪華な具材!山盛り野菜と挽肉の満足感に鮮烈な辣油!泰然たる辛味噌存在感!
おおお!とても整然とした味噌麺!辛味噌のワイルドさや味噌野菜や太麺の存在感がありあり!されどきっちりと美しさを感じさせる収まりは見事!。へへへ・・・いつもと少し違うのね。牛蒡の素揚げは味噌のみの具材で、辛味噌の場合は糸唐辛子がいつものパターンなのだが、ヘビーユーザーへの特権なのか、辛味噌に牛蒡素揚げが乗ってる!。これめちゃめちゃ好きなんすわー!。ちゃんと分かってくれてるとしたらサービスに泣ける。そしてその下には炒めた野菜がたっぷりです。中華鍋のガチャガチャ動作から、これほど整った一杯が生み出されるとは!。そして何と言ってもベースの味噌スープと辣油のコントラスト感が実に痛快!。全くもって見飽きない麺顔。
<スープ> 炒めた野菜の甘さと香ばしさ!しっかり染みる花椒塩と辣油の刺激感!優しい動物系に芳醇円やかな味噌の溶け込み!
やはりベースの味噌がいい感じです。こちら七彩ご出身とあって「東京あぶたま味噌」使用とのこと。東京中野の味噌蔵?らしいですが、3種の麹を使うなどのこだわりで、赤味噌のような塩気が漂うようで、実は麦味噌みたいな甘味もしっかりしてます。優しくも逞しく、力強いようでしっとりしたような味風景。風味も高く味噌麺にはピッタリですな。
そして動物系のベースもいいね。店のうんちく書きでは「赤鶏さつま」と「大量の豚骨」とありますが、コラーゲン感覚が少しあり滑らかなトロミがあるように思えます。なのでほんのりと貼り付くエキス感!?。鶏のモミジなのか?豚骨なのかは不明だが、味噌とのコラボが実にいいです。
やっぱり辛味噌だから自家製辣油がいい仕事をしています!。鮮烈な辛さなのだが旨味のある辛さで白飯にそのまま乗せても旨そうなタイプ。熱せられた油と赤唐辛子の迅撃!そこに花椒塩が滲むのはありありと分かります。そして妙に清々しくも落ち着いたインパクトもあり、肉にもマッチする旨さです。やがてこれらが三位一体!カオス?になって混じりあい旨さまさに一体化!。じわじわと自家製麺から滲み出る炭水化物の甘味も混じるのです。
<麺> 自家製麺!ご存じワイルド極まるピロピロ麺!太麺の素地は甘味を発し出汁の辛味と混じって旨さ極まる!大盛激しくオススメ!
力強さと素朴さの一体感!ご存知手もみピロピロ麺。平打ち手揉みな縮れ麺ですが、とっても粉の旨味が力強くてしっかり伝わる甘味が深いです。七彩系譜の中では頭ひとつ飛び抜けてるワイルドさがいい感じ。食べ始めから中盤に至るまで、素地の風味が味噌味に混じりながら感じます。
中盤以降は、出汁の浸透が更に進んで、一層馴深みのある旨味へと進化。歯応えが微妙に緩くなり始めると、一気に糖化が進みやすくなり、炭水化物ならではの甘味が映えます。そうなるともう、ヤサイやら挽肉やらと混じり合いながら、無我夢中で食らいまくり!。緩い歯応えの合間に、ザクザクとしたモヤシや、クニクニした挽肉食感!。味噌も混じり合って口の中に旨さが弾ける!。
<チャーシュー> 柔らかさ抜群!タレと脂身の甘味深くタレと吊るしの香ばしさ抜群!質感上等豚肩ロース!
ほんのりとピンク色が残る微妙なレア感。とてもきめ細かく脂身が差しており、スライス面の手切りの包丁の波が、出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりで、旨さの演出に感じてしまいます。赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。そして脂身がほんのりと溶け出して軽い甘味を加えます。
ひょっとして少し趣向を変えたのかなぁ・・・とっても香ばしくて特に旨かった!。いつもの記憶も曖昧なのだが、全体的にしっとりして周囲はスパイス感ある印象。しかし今回はそれ以上に「燻しっぽい香り」をしっかり伝えてくるから超旨い!。思わず赤星カモンと叫びそうです。吊るしのような燻風合いも残すのがナイス!。へへへ・・・今回はこれに少しだけパリパリ牛蒡素揚げを巻いて食らえたので本望でした。
<ヤサイ> 味噌と辣油に混じると優しいさ刺激が旨さで一体化!炒めで引き出される甘味と香り!
炒め油の香りに、もやしの淡い甘味が良いね。炒め野菜の香ばしさのようにも感じられ、野菜の甘味もナイス。スープが足されて軽く煮られて全体的に一体化する様子です。微妙にクタり気味なところが尚旨し!。出汁の旨味と野菜の甘味がとても合います。更に自家製辣油の刺激!スパイス感がもやしに絡むのが旨し!麺や挽肉も絡めて食いましょう!。もやしの旨味と甘味と刺激が、挽肉の肉汁と旨味が重なりカオスな旨さ!。
<味変> 「S&B さんしょうの粉」を加えてみてもナイス!
テーブルセットにあった「S&B さんしょうの粉」もまたまた今回も激しくオススメ。挽肉とごぼう油に飲み込まれるかと重きや、スパイス感の軸が違うと言うか・・・さっぱり痺れなので邪魔しません。決して埋もれませんでした。ほのかな味変化もお試しあれ。
<味玉> 下出汁しっかりと浸透!濃厚濃密な甘味と卵本来のコク!辛味噌に埋もれない旨さ!
出汁の旨味を深く浸透させる王道の味わいです。その卵黄はマチュアな濃厚さで、しっかりと濃密感ある甘味でその深さがナイス!。更にねっとりと絡みつき、辛味噌味に慣れてしまった感覚にも嬉しい甘さが広がります。白身の旨さもまたしっかり浸透しており旨し。やっぱり今回もスープに少し沈めてから味わいますが、卵黄白身とどっちもしっかりと堪能!。やっぱりここの味玉は旨い!。時々無料サービスやってますから、訪問前にはお店公式Twitterをチェック!
総じまして「味噌好きならずとも旨さと質感で惹き寄せる辛味噌麺!春夏秋冬いつでも味噌なら激しくオススメ!」と言う感動の嵐!。味噌は秋冬に恋しくなるものとは限りません。もう少し季節がめぐると、味噌まぜそば・味噌冷やし中華も限定で出てくるでしょうし!。とにかく三鷹・武蔵野エリアの拉麺なら目が離せません!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
肌寒く
花冷え染みる
昼下がり
温もり染みる
辛味噌旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌らーめん:質実味噌出汁に漂う芳醇牛蒡香味油!見栄えで興奮素揚げ牛蒡!崇高とすら覚える存在感!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/02/25/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/jzR1rsikreM
<2022.02> 特製味噌らーめん + ランチチャーシュー丼
毎度毎度、味噌ならここですよ。本当はもっと食ってる筈が、妙に臨時休業などと重なったりして、ようやく今年になって2回目の訪問!。最近は、妙に辛味噌からフツーの味噌に興味が傾いております。数年前なら大盛必須でしたが・・・年並にも勝てず、サイドメニューも追加したので並盛りとさせていただきましょう!ってか、しっかり特製肉増しにしているんだが。
<全体> 質実味噌出汁に漂う芳醇牛蒡香味油!見栄えで興奮素揚げ牛蒡!崇高とすら覚える存在感!
素朴なのに美しき哉。そして芸術性を感じさせる蒡素揚げの盛り上がり!。箸を入れるのも戸惑ってしまいそうです。そして牛蒡の香りがふわっと漂うのも素敵!これは表層を漂う牛蒡香味油の仕業。どこかしら土っぽい独特な香りが、そそります。見た目で完成度と言うか・・・すでに食らう前から伝わる崇高な質感!。
<スープ> 華やかに広がる牛蒡香味!円やか芳醇あぶたま味噌!下支えしっかり豚鶏煮出し!コク深し!
何度も伝えますが使用するのは「あぶたま味噌」。甘味と麹感をしっかり伝える味噌が、豚ゲンコツと鶏煮出しのベースに溶けこむのです。塩分低めで甘味を感じ入るような味の展開。サラサラな系統でもなく、ちょうど濃ゆさはいい塩梅でぽたぽたとも感じる様子です。
あゝ牛蒡油の香りが芳醇!植物系の油に揚げの香ばしさと土っぽい牛蒡のフィーリングが嫌味なく溶けた感じがナイス!。味噌を存分に広げ深めるような味展開です・・・。
そのままでも良いのだが、また性懲りも無く味変化。テーブル山椒を後半に投入。辛味噌だと埋もれてしまうが、デフォの味噌だと山椒の風味を受け止めて広がる!。そして今回はお茶目に七味唐辛子も微妙に投入!味噌系に必ず合うアイテムで、風味に溶け込む刺激が食欲をそそります。
<麺> 自家製麺!蕩けるような優しい食感!大胆ピロピロ極太手揉み!出汁に素地の甘味を吐き出す味風景!
大胆なピロピロ極太手揉み麺!。太さやワイルド感ではイメージの中で一番かな?って思う。全体的にヌルつきを感じる滑り感覚。前歯の歯切れはとても緩やかで淡いモチモチ感覚。そして奥歯で噛み締めると、素地の風合いより甘味の方が先に感じるような味わいです。
そして味噌の出汁を吸いがち。素地の甘味に味噌の旨味が混じり広がる展開。そこに加えて牛蒡香味も貼り付く様子です。牛蒡素揚げも混じり入り牛蒡の旨さも滲む展開!。
<チャーシュー> 赤身は吊るしの香ばしさ抜群!脂身にタレの甘味!そして柔らかさ抜群なる上質豚肩ロース!
淡いピンク色が残る微妙なレア感。とてもきめ細かい脂身の差し。手切りの包丁の波が、旨さを演出するようです。赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。そして脂身がほんのりと溶け出して軽い甘味を加えます。とっても全体的にしっとりしてますね。
しかも周囲にはスパイス感があり燻しっぽい香りもあるかないか?。非常にジューシーなんだが吊るしのような風合いあり。これは絶対に酒に合うヤツ。あゝ早く蔓延防止が明けないだろうか・・・・。
<具材1> 華やぐパリパリ牛蒡素揚げ!具材と麺に絡んでカオスな旨さ!
この店のアイコンとも言える牛蒡素揚げ!。その素晴らしさは香りの他に歯応えも演出的で、汁に濡れてもパリパリ感は終始キープです。そして淡くモチモチ歯応えの麺と絡むと、歯応えにコントラストが生まれてナイス!。モチモチ&クリスピー食感が見事で旨さがカオスです。
<具材2> 鶏豚出汁が浸って相乗効果に染みるモヤシ!更に挽肉!旨さ演出!
中華鍋で炒めて出汁で軽く煮られたモヤシ。全体に野菜ならではの甘味を与える一方で、クタクタになり切らず絶妙にシャキッ!。挽肉と混じり合うところを噛み締めると更に旨し!。意外と量が多い割には肉と挽肉の下にしっかり埋もれてます。ボリューミーに楽しめるかと!。
<味玉> 出汁が深く浸透!濃厚濃密な甘味と卵本来のコク!味噌に沈めて尚旨し!
全体的に下出汁は薄目で、卵黄の仕上がりは柔らかく濃密感ある甘味。ねっとりと絡みつき、味噌味に慣れてしまった感覚にも甘さが広がります。一方の白身の旨さもまた格別。しっかり出汁が浸透し優しい旨さ。
スープに少し沈めてから味わいますが、卵黄白身とどっちもしっかりと味噌に合うじゃないか!。時々、店の公式Twitter見ましたと伝えればサービスで付けてくれますが、いつも特製なのでスルーしてるが・・・もし言ったら味玉ダブルになったりするのかしら:笑。
<ランチチャーシュー丼> 葱塩ダレ絡む極上焼豚と相性よし!更に出汁を垂らし旨し!米粒も立つ仕上がりで旨し!
150円ってのがまた手頃で嬉しい。サイズもオヤジな私にはちょうど良いです。へへへ・・・「米」自体が旨い。一粒一粒が立つようであり甘味すら感じます。トッピングは例のチャーシュー細切りにネギダレ??が少しかかった感じ。
ふふふ・・・お行儀が良くないのも承知で、残った味噌スープを垂らしかけますわ!。旨いに決まってるわ!。その旨さの勢いのまま・・・最後に残ったスープも完飲!
総じまして「東京トップクラス味噌系!見目麗しく味わい深し!寒さ蹴散らす極上味噌麺!」と言う感動の嵐!。原材料が高騰しつつある昨今、こちらも例外ではないですが相変わらずの値頃感ある深い旨さ!年々、味噌出汁と自家製極太麺の一体感が高まるイメージで、旨くなり続けているような感覚。中央線でマイナーな武蔵境駅だけど途中下車いかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
雨上がり
寒さも緩む
昼下がり
気持ちも緩む
極上味噌麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製辛味噌らーめん:自家製辣油の辛さと香り!発酵感芳醇な東京あぶたま味噌!豚鶏の炊出しもしっかりで分厚いコク!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/01/07/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/9olfkOsDjlU
<2022.01> 特製辛味噌らーめん + ランチチャーシュー丼
年明けて二十四節季で言う「小寒」。このタイミングだったら味噌だろ!と言うこじつけで、いつもお世話になってる「鶉@武蔵境」さんへ、年始挨拶がてらランチタイムに訪問してみました。最近またコロナ第6波が心配で、更に在宅ワーク強化となりましょうから、この冬お世話になる機会が増えそうですー。
<全体> 立体的盛付けで芸術的な辛味噌アピール!冬に温もり感じるホットな辣油!美しさとパンチが効いた麺顔!
こちらの一杯は、純朴さが漂うだけでなく今風の凛々しさが感じられて良いよね!。素朴な味噌感覚に広がる真っ赤な辣油が、コントラストを感じてキマッてます。敷き詰めるように浮いていても、ワイルドって感覚はなし。そして立体的な盛り付けの工夫もあり美しさも感じられます。並盛とは言えボリューム感もありますー。
<スープ> 自家製辣油の辛さと香り!発酵感芳醇な東京あぶたま味噌!豚鶏の炊出しもしっかりで分厚いコク!
七彩ご出身とのことで、個人的に七彩でも味噌を食ってる筈なんだが・・・ここの味噌が旨すぎて思い出せない。同じ「東京あぶたま味噌」と言う、味噌蔵なんですがねー。これが実に芳醇に感じさせる発酵感があって味わい深いのです。その独特の麹を感じる酸味と甘味を感じさせる感じで実にコク深い。そして豚鶏の煮出汁が味わい豊か!。鶏系のコラーゲンが感じられ、旨さが分厚く表現されている様子です。更に挽肉が全体に溶けて豚肉の旨さを滲ませるような役目を果たしてるようす。
そして自家製辣油!唐辛子系の赤のインパクトがとっても明るい!そして辛さが山椒系の辛味もあるのが特徴的です。花椒塩のように一気に痺れへと誘う強引さはない。大人しくはないが、香り高いのが印象的です。
<麺> 七彩系手揉みピロピロ太麺!素朴さと蕩けるような食感の後に甘味を感じる素地感覚!辛味と鶏豚を受け止める強かさ!
何度もこの板で言うが、極太ピロピロ麺!。七彩系の個性だがその中でも、かなり大胆なピロピロぶりな印象です。潰しと手揉みのイメージが強いが、ふわっと優しい仕上がりで、啜りの楽しさと具材の引き寄せ流時に絡みつけるのが実に楽しい。更にモチモチとした歯応えは絶品で、辛味噌に絡むとむしろ素地の甘味を感じさせます。ここで挽肉やらと絡ませると、更に旨し!。そして終盤に近づくほど麺に出汁の旨味と一体化して行きます。その旨味がナイスで、辣油は吸い込まず濡れるだけだが、味噌は麺に滲んで一体化。また性懲りもなく、野菜具合に絡めたり、肉を巻いたりして楽しみ尽くしました。
<チャーシュー> 辛味噌に合うぞ!低温調理の豚肩ロース!周囲のスパイシーさと肉味&脂甘味がナイス!
直前の手切り!微かに波打ちながらも、スライス断面はフレッシュさを表してます。赤身の旨さが艶やかに光り、そこには下味が赤身の色合いにも反映しているようです。また脂身にも浸透してますが、脂らしい甘味がいい感じでバランスしてます。赤身がもつ肉本来味が、下味と深く合わさり旨し!。へへへ・・・周囲のブラックペッパーがいい感じで刺激と塩気を与えておりますよ!。その部分的に洋風にも感じるシンプルなに旨さがナイス!。
<モヤシ> シャキシャキ熱々!辣油が絡んで痛快食感!野菜の汁も弾けてマイルド!ボリュームも満足!
もやしの仄かな甘味がじんわり!そして辣油が混じりますが、少しクタり気味な優しい味わいにベストマッチ。自家製辣油のスパイス感がもやしに絡むのが実に旨く、麺とも合わせて絡めて食らうのが激しくオススメで旨し!。もやしと挽肉の旨味と甘味と刺激が一体化した旨さが素晴らしいです。ボリュームも大満足!。モヤシの仕上げ完成度度も高いのだった!。
<味玉> 濃密濃厚な卵黄の甘味!辛味噌に負けず深まるコク!
下味の旨味を深く浸透させ、それは熟したような旨味を演出。しっかりと濃密感と甘味ある旨さを感じます。卵黄の仕上がりは、舌にねっとりと絡みつくようで、辛さに慣れてしまった感覚に、濃厚な甘さが嬉しい展開です。なので残り半分は、わざわざスープに少し沈めてから味わいました。嗚呼、どうせなら味玉も食らうべし!。
<〆飯> ランチチャーシュー丼!迷わず辛味噌出汁を垂らす!肉と味噌出汁滲んだ飯を肉と共に食らう!
シンプルですがわかりやすい旨さです。チャーシューが分厚くご立派な細切りカット。そして米粒が立っておりうまいです。シンプルな旨さが妙にはまってしまい、更に辛味噌のスープを少し垂らしてみます。もう想像できるかと!。鶏豚エキス&辛味噌&白飯!旨さが三つ巴で高まります。だから激しくオススメ!。150円也。
総じまして「武蔵野エリア随一の味噌名店!冬なればこそ食らうべし!極上辛味噌拉麺!」と言う感動の嵐!。接客もすごくハートフルで一度訪問すれば好きになるはず。普段あまり味噌系を食わなかった私を見事に味噌にハメた旨さです。やっぱりこの冬激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
冬晴れの
寒さ忘れる
辛味噌麺
旨さ温む
小寒節季
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
味玉辛味噌つけめん:素朴さと大胆が迫るピロピロ麺線!じっとり深みと辛さを表す辣油の漂い!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/12/11/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/CffB312RA94
<2021.12> 味玉辛味噌つけめん+サッポロラガービール赤星
自分でも意外でしたが、「辛味噌つけ麺」はこれだけ通ってて6年間も食ってませんでした。歳をとると何だか、汁系のラーメン・つゆそばの奥深さを知ると言ったところでしょうか?。はたまた・・・つけ麺が単に邪魔くさくなっただけでしょうか?。ともあれ最近フツーに行列必須なお店ですので、土曜日代休ということで平日に突撃してまいりました。もちろんサッポロ赤星が訪問モチベーションを引き上げます!。
<酒> サッポロ赤星!いつもの休日ルーティーン!ずしりとした苦味飲み口の後に広がる軽やかな甘さ!
さて、訪問してみると原材料費価格アップとのことで・・・大盛りは12月より有料とのことです。仕方ないよね。ここまでよく価格維持で頑張ってたと思います。されどスタンプカード持参の方は大盛無料継続とのことで、常連さんはご安心くださいまし。あれ?オレ・・・スタンプカード今までもらってないわ:汗。そんなことを思い出しつつ・・・・やっぱり赤星旨し!。極上のおつまみ・アテで一層旨さが映える!。ずしりとした苦味飲み口の後に広がる軽やかな甘さがナイスだったのだ!。
<アテ> タレを深く感じるサービスお通し!溢れそうなまでに詰め込まれた豚肩ロース!加えて今回は特別サービス!
すっかり顔バレ・ハンドルネーム(とまそん)バレですからね〜、やっぱり配慮頂いてるんだろうか・・・・サービスお通しのチャーシューの質感がハンパないです。余った切り落としブロックどころではない質感の高さ!。こぼれださんばかりの盛り付け。噛み締めると、端っこの下味深い部分の集合体なので、肉味タレ味共に味わい深い上に、ペッパー感覚がそそる!。
それだけでなく、奥様からは今回「牛蒡素揚げ」まで特別サービス頂いたのでありました!。開店当初の接客イメージが今でも記憶に残っており、とても大らかで美人な方。あざす!とお礼を申し上げた後で・・・大盛り食券を間違えて安いのを買ってしまったのに気づいてしまいました。追加精算を申し入れましたが、今回は料金改定の分かりづらさだと固辞されまして申し訳なく。
<全体> 素朴さと大胆が迫るピロピロ麺線!じっとり深みと辛さを表す辣油の漂い!
おおお!約6年ぶりに食らうこちらのつけ麺!実は「特製」の券売機ボタンを探し損ねて、味玉つけ麺スタイルですが、特製と変わらぬ存在感の高さ!。質感!迫力!そして美しさが増しているようです。さらに素朴さが加わるようで、麺の平打ち手もみ&ピロピロとした形は、バリバリアピールしまくりです。つけダレの優しい味噌の風合いに垂れる自家製辣油のクッキリ感もナイス!。まさに、素朴さと大胆が迫るピロピロ麺線!じっとり深みと辛さを表す辣油の漂い!東京西エリアで抜きん出る味噌系ってなプレゼンスの高さを感じます。
<つけダレ> これが一番お気に入りかも!適度な濃ゆさと、キレキレシャープな辣油がスパン!と快感!!
あゝ、やっぱり期待通り!ボーダーを超えたかもしれません。適度に濃ゆくいい塩梅!。定番の味噌つけと同様に、辣油主体のシャープな辛さ本格勝負という感覚です。自家製辣油ペーストというか、食べる辣油っぽいアクセントも実に味わいを高めている!。やっぱりここの味噌には「味密度」という観、どこかツボにはまる部分があるのです。
ベースは濃ゆい味噌の麹のような風味感ありつつ、次第に辣油の辛さの中に潜む味わいが重なる。辣油は、つけだれの小さい器の中では、汁系以上に主張しまして、香ばしさがとても生き生きとして映えます。そのままゴクゴクと飲み干せなくもないレベル感。だけど、食い進めていくうちに、野菜具材と麺の水分と風味が足されて、少しづついい塩梅で飲み干せるとういう流れです。
またいいね!新たな発見としては、白飯でもあれば、モヤシとネギの辛味で染まったところをのせ、ガツガツと食える気分。もうそうなったら、猛烈な勢いで食い進め箸がとまらない!。
<麺> 自家製麺!しっとり地肌に味噌タレが貼り付く!ピロピロした形状に具材が絡む!辛味噌の中で噛み締めるほどに一段と素地に甘味を感じるではないか!
実に有難いピロピロ手もみ太麺!。地肌はしっとりとして見えるが、結構貼り付きがあります。だから麺を手繰ったりリフトするのには、少々苦労する?。それを素のまま食らいますが、おいおいおいおい!素地の甘味が良いではないか!。絶対に季節や気候によって仕上がりに違いがあると思うのですよねー。今回のは素地に甘味がしっかり感じられて素晴らしき哉。そのまま塩だけで食えるかと(そんなことしないけど)。でも、それを一旦つけダレに浸すと汁が絡みまくりです。縮れのスキマにタレが溜まっていたりして・・・。タレを絡めて持ち上げが最高!啜ってはボコボコとしたシルエットを楽しみ、噛み締めてはモチモチとした弾力で気分は明るくなるね!。噛み締めて味噌と炭水化物の甘味が入り混じって唾液溢れまくり!。・・・実は、冒頭で「つけ麺邪魔くさい」などと申しましたが、次回訪問では、もう一度つけ麺なんかで攻めようかと考え中。
<チャーシュー> シンプルな味付けなれど質感高く肉味ジューシーな豚肩ロース!麺に絡めたりタレに泳がせたりしてじっくり堪能!
下味が深く浸透し、そこにシンプルに塩コショウってな感覚で素直に旨い!。赤身が出す肉本来の味わいがしっかりと出ており、そしてそれに混じる脂身もしっとりとなり甘味がナチュラルです。そのままでも旨いんだが、知らず知らずに味噌つけダレにディップしたり、泳がせたりして食らいますが、これも当然旨い!。そのまま食らうのもいが、具材や麺と絡めて食らうのも一興!。低温調理系と紹介されているけど、熱入り丁寧で深めなので、ボイル系にも少し通じる旨さかと!。
<他具材> モヤシと挽肉! ナイスボリューム!タンメン匹敵?絡む肉野菜の楽しさ!
ナイス!と心の中で叫ぶ。器の中にぎっしりとモヤシが入っており、そこのスキマに入り込もうとする挽肉もかなり多めで嬉しい!。モヤシは中華鍋で炒めながらスープと合わさるので、茹でモヤシのようには薄まりを感じさせず、シャキシャキ!めちゃうま!。さらに挽肉の旨味も加わる。挽肉は薬味のように出汁やほかの具材を高める一方で、いろんな出汁も吸い込んでくるのがいいね。噛み締めると味噌も感じるし、野菜のやさしい甘味を感じたりもする。スープ割りの他にライス割りにすれば、挽肉の旨さがが更に活躍することでしょう。
<味変> テーブル山椒で効き目十分!風雅に辛味のボリュームアップ!食欲シフトアップ!
辛味噌でなく、フツーの味噌系では、いつもやってるルーティーン。今回は辛味噌の後半でうやってみたが、違和感なく風雅な刺激感が広がるイメージです。量販の「テーブル山椒」でも仕事ぶりは素晴らしき。一振りすれば、つけだれの濃厚さがとても厚みが増すような味わいに変化です。糸とうがらしも、つけダレの中では少しばかり辛味の主張をしだしますし、味噌は刺激的な味わいを高めます。改めて、山椒もいいね〜。
<味玉にハズレなし!> 濃厚濃密な卵黄の奥久慈卵!甘味感じるマチュアな旨味!辛味噌ダレのコクとナイスマッチ!!
出汁がしっかりと奥深くまで浸透!。熟成したような甘味を感じさせる卵黄の仕上がり。そしてブランド「奥久慈卵」!。濃ゆい卵黄のコクに、出汁の深さが重なる濃密なる旨さです。それは、ジュレっぽい部分とトロトロなソースっぽい部分のバランスもよく、舌によく絡みつきます。最後は辛味噌ダレに浸して食らいますが、濃厚な味噌味を通してでも卵黄のコクがしっかりと伝わります。嗚呼、やっぱりココの味玉は何度食っても旨いのだわ!。
<スープ割り> 器を返すブーメラン方式!温もりと明るさが復活する旨さで心を静めて合掌!
残ったつけダレは、そのままでも飲み干せそうな濃度感。麺大盛で腹パン寸前でもやっぱり最後はスープ割りで〆たい。ここは器を返すブーメラン方式!野菜炒めに投入するときの、鶏豚清湯で割るのでしょうか・・・素直に温もりと明るさが復活する旨さ!。ああやっぱり落ち着く旨さで今回のフィニッシュ!。この瞬間にまた来たくなるのだった。
総じまして「寒くともホットな辛味噌で気分上々!味噌が恋し!トップクラスの東京味噌つけ!」と言う感動の嵐!。都心でもなく、都下郊外の繁華街でもなく、シンプル味噌系だけでここまで人気。東京味噌麺のプレゼンス高めるのはこの店です。なのでやっぱり東京で味噌系なら激しくここオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
しみじみと
冬の迫りを
感じつつ
ふかぶか染みる
味噌の温もり
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌らーめん:気分盛り上げる素揚げ牛蒡!素朴な味噌カラー覆う香り芳醇牛蒡香味油!ビシビシ伝わる質感高さ!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/11/03/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/vBQkFCzVL2M
<2021.10> 特製味噌らーめん + ランチチャーシュー丼 + サッポロラガービール 赤星 中瓶
定期的に水曜日午後にリフレッシュを取ることといたしました。なので平日なのにお気楽昼酒&極上拉麺を求めて・・・やってきたのが「鶉@武蔵境」さん。同じ武蔵野市の中で、水曜限定ブランドの店と激しく悩んだのですが、やっぱり秋深まると味噌恋しいと言う流れでございます。「味噌が恋しい」などと思ったのはこの数年のことで、それまではほとんど味噌麺を食わない男だったっけ。それを宗旨替えとも感じさせるほど、味噌麺に引き込んだのはこのお店ですよ。今回は定番の味噌を特製でいただきます!。
<酒> サッポロ赤星!ずしりとした苦味のコク深さ!陶器カップの地肌できめ細かい泡立ち!喉越し快感!
へへへ・・・味噌もいいが、やっぱりもう一つ私を惹きつけるのは「サッポロ赤星」。これを出す店は、必ずチェックを入れております。緊急事態宣言明けて、久しぶりのここでの赤星!。嬉しさのあまり身震いしますな。もう耳にタコができるほど、「ずしりとした苦味のコク深さ!」などと、この板で繰り返し述べておりますが、今回は泡に注目。
こちらのカップは「陶器」なのだが、見て分かりにくいがキンキンに冷やされてます。陶器だと注いだ時の泡立ちや流れが見え憎いので、画像的にはあまり面白くないのだが・・・実は陶器だと「泡立ち」がとてもナイス!。やっぱり陶器ならではのザラつきが、注いだ時の泡立ちに影響するのか?。妙に泡立ちが細かくてビールが甘く感じるのは、私だけだろうか?。赤星をこんな風に味わえる拉麺店は数少ないかと!。
あ!それとサービスお通しのチャーシュー切れ端が、プチ小皿とは言え溢れんばかりの山盛りは嬉しいね!。フツーに金取れそう(笑)。後で詳しく旨さは述べるとして・・・、お通しだと葱塩ダレみたいなのが垂らされており、それが妙に旨さをそそるではないか。これだけで軽く1本明けてしまったではないか。恐るべし旨さ。
<全体> 気分盛り上げる素揚げ牛蒡!素朴な味噌カラー覆う香り芳醇牛蒡香味油!ビシビシ伝わる質感高さ!
実に綺麗な味噌拉麺。味噌と言えば素朴さが全面に出そうなものですが、この牛蒡素揚げの芸術的な盛り上がりが、何回見てもワクワクとさせるし、壊すの躊躇われるほどです。そして牛蒡の香りがふわっと漂うのも素敵。これは牛蒡素揚げから香ると最初は感じたものですが、実は牛蒡の香味油が熱で湧き上がったような感覚。その土っぽい独特な香りが、日本人の食指をそそのかすようで、ワクワク感を通り越してゾクゾクと言った身震いすら覚えます。嗚呼、見た目でビシビシ伝える質感の高さはさすが!。
<スープ> 豚鶏煮出しの旨さしっかり!溶けて芳醇あぶたま味噌!華やかに広がる牛蒡香味がぐいぐい惹きつける!
ここ最近、辛味噌の方が好みだったが、妙に一周回った落ち着きというか、デフォの味噌の旨さを深く感じます。「あぶたま味噌」と言う七彩系で珍重されたブランドをここでも使用。甘味と麹感をしっかり伝える味噌が、まったりとした豚ゲンコツと鶏煮出しのベースに溶けこむようです。塩気は低くて旨味を甘味と感じ入るような味わい。重くないけど、サラサラとライトな系統でもなく、ちょうど濃ゆさはいい塩梅。
今回はたまたまなのか、単に私の体調のせいだったのか・・・いつもより牛蒡油の香りが芳醇と感じます。牛蒡の香りをどうやって移すのかは不明。だけどきっと植物系と思われる油がサラサラとしているところに、揚げの香ばしさと土っぽい牛蒡のフィーリングが嫌味なく溶けた感じがナイス!。味噌を深めるように広がりますね。
そうそう、今回も少しだけ味変化。テーブル山椒を後半に投入。辛味噌だと埋もれてしまうが、デフォの味噌だと山椒の風味を受け止めて広がるので割と好き!。
<麺> 自家製麺!大胆なピロピロぶりの極太手揉み!溶けるように優しい食感!出汁を吸い込み甘味を吐き出す旨さ!
素揚げ牛蒡もそうですが、やっぱりピロピロ極太手揉み麺も、この店のアイコン的存在です。喜多方オマージュと言うより、東京では七彩系と言った方がしっくり来ますね。この系列の中では、太さやワイルド感では一番かな?って思う反面、優しさや甘味でも一番かもしれませんね。
全体的に薄皮一枚感じるような、ヌルつきを感じる滑り感覚。前歯の歯切れはとても緩やかで淡いモチモチ感覚。そして奥歯で噛み締めると、素地の風合いより甘味の方が先に感じるような味わいです。出汁を吸いがちなのもいい展開で、素地の甘味に味噌の旨味が混じって一体感が素晴らしい。加えてやっぱり牛蒡香味も貼り付くようで、時折牛蒡素揚げも混じるから、余計に牛蒡の旨さも滲む展開!。ちなみに大盛無料。
<チャーシュー> 柔らかさ抜群!タレと脂身の甘味深くタレと吊るしの香ばしさ抜群!質感上等豚肩ロース!
赤星のお通しで堪能済だが、やっぱりここは肉も上手だから恐れ入りますな。全く隙間がない。ほんのりとピンク色が残る微妙なレア感。とてもきめ細かく脂身が差しており、スライス面の手切りの包丁の波が、出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりで、旨さを演出するようです。赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。そして脂身がほんのりと溶け出して軽い甘味を加えます。
とっても全体的にしっとりしてますが、周いはスパイス感あって燻しっぽい香りもあるかないか?。非常にジューシーなんだが吊るしのような風合いも残すのも特徴です。実はこれに少しだけパリパリ牛蒡素揚げを巻いて食らうと旨いのだが・・・画像に残すの忘れた(笑)。
<具材1> 見栄え大胆華やぐ牛蒡素揚げ!麺と絡んで歯応えカオスな旨さを演出!
もうすでに、牛蒡素揚げの素晴らしさは既述ですが、香りの他に歯応えも演出的なのですね。案外と汁に濡れてもへたらず、パリパリ感は終始キープしてくれます。なので、淡いモチモチ歯応えの麺と絡むと、歯応えにコントラストが生まれて面白いかと。モチモチ歯応えにクリスピーな感覚が混じり合ってカオスな旨さを演出するようです。金出すから余計に牛蒡素揚げをいつか追加してみたい!。
<具材2> ベースストックが深く滲むモヤシと挽肉!相乗効果で出汁にも旨さを演出!
中華鍋で軽く炒め煮られるモヤシ。出汁に野菜ならではの甘味を与える一方で、出汁の旨さを吸収するようです。クタクタになり切らず、微妙にシャキッと感も残すようで、挽肉と混じり合うところを噛み締めると、思わず白飯を欲する旨さ!。麺顔には顔を出さないけど、肉と挽肉の下にしっかり埋もれておりますよ!。
<味玉> あゝ今回も出汁感がしっかりと浸透!濃厚濃密な甘味と卵本来のコク!味噌に混じると尚旨し!
出汁の旨味を深く浸透させる、近年王道のマチュアで旨味を演出する感じです。下出汁は薄目で仕上がりは柔らかめでしょうが、しっかりと濃密感ある甘味でその深さがナイス!。しかも、ねっとりと絡みつき、味噌味に慣れてしまった感覚にも嬉しい甘さが広がります。そして白身の旨さもまたしっかり浸透しており優しい旨さ。また性懲りも無く、スープに少し沈めてから味わいますが、卵黄白身とどっちもしっかりと堪能!。嗚呼、やっぱり味玉の旨さは全く飽きないわ!。
<ランチチャーシュー丼> 米粒が立つ仕上がりで旨し!葱塩ダレ絡む極上焼豚と相性よし!更に出汁を垂らし旨さテッパン!
麺を大盛にしようか、それともサイドメニューにしようか・・・。最近、このランチチャーシュー丼を選びがちです。150円ってのがまた嬉しい上に、サイズ感がオヤジ的にはちょうど良い。また嬉しいことに「米」が旨い。米粒が立つような感じで、一粒一粒旨味あり。そしてトッピングは例のチャーシュー細切りに、ネギダレ??が少しかかってます。
それだけでも旨いが・・・へへへ。多少お行儀が良くないかもだが、残った味噌スープを垂らしかけ。旨いに決まってるのです。少しブラックペッパーを振りかけても旨いかも。今気づいたので次回覚えてたらやってみようかと!。
総じまして「見目麗しく味わい深し!秋深まるほど旨さも深まる極上味噌麺!東京トップクラス!」と言う感動の嵐!。ビジネス街でもなく比較的牧歌的な武蔵境で、ずっと味噌一本勝負!。実は密かに百名店くらいはゲットしてもおかしくないないと思っております。一気にビブグルマンあたり載ったりしませんかねぇ〜。決して私、関係者ではありませんが旨さゆえシンプルに激しく応援!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
晩秋の
雨が冷たい
昼下がり
腹が温もる
味噌深さ哉
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
味玉辛味噌らーめん:豚鶏しっかり煮出しの分厚いコク!芳醇な発酵感と甘味の味噌!そして自家製辣油の辛さと香り!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/09/30/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/-ijM3TB4no8
<2021.09> 味玉辛味噌らーめん + ランチチャーシュー丼
暑さ寒さも彼岸まで。秋も本格的となれば、自然と味噌系が恋しくなると言うものです。今回は、近場の味噌名店「東京味噌らーめん 鶉」さんへとまたやって参りました。度々語っておりますが、そもそも味噌系を食わなかった私が、味噌が恋しいと思わせるキッカケになったのがこのお店。時々、汁なし系や冷やし系などを繰り出す他は、レギュラーメニューを一途に提供しつ続けている、実に腰の座ったお店です。時々、御店主が腰を痛めて臨休ってことが心配だが、東京の味噌系に鶉あり!と自信を持ってオススメする次第。今日は何回食ったが覚えてないほど食い続けているが、辛味噌の汁系をいただきましょう!。
<全体> 本格味噌のガッツリアピール!見るからにホットな辣油の刺激!立体的な盛付けが美しくも旨そう!
辛味噌と言うと、太鼓がドンドコBGMなシビカラなお店や、バイクに跨った看板のお店などを連想しがちだが、こちらは純朴さに今風の凛々しさ?緊張感が漂うようなイメージ。七彩系で少し経験がおありのようだし、そんな風合いを深く感じるのかもしれません。なので真っ赤な辣油が敷き詰めるように浮いていても、ワイルドって感覚はなく、盛り付けの工夫もあって美しくも旨そうなニュアンスです。大盛無料サービスと言うのも七彩系らしい感覚。今回は、サイドメニューを追加したので並盛とは言え、それでもボリューム感満点です。
<スープ> 豚鶏しっかり煮出しの分厚いコク!芳醇な発酵感と甘味の味噌!そして自家製辣油の辛さと香り!
あぶたま味噌と言う、東京中野に本部がある味噌蔵のを使用とか。この味噌が実に芳醇に感じさせる発酵感があって味わい深いね。また独特の麹を感じる酸味と甘味を感じさせる感じで実にコク深い。そしてベースの豚鶏の出汁は味わい豊かで、味噌をしっかり受け止めてる。個人的には鶏系のコラーゲンを感じており、それによってまた旨さが肉厚に表現されている様子です。それだけじゃない・・・飾りじゃないのよ挽肉わはっはぁ〜。つまみとしてのトッピングと言うよりは、全体に溶けて豚肉の旨さを滲ませるような役割。実は計算高い作り込みですな。
さて自家製辣油!これがポイント。どれも似たような味わいと思うことなかれ。唐辛子系の赤のインパクトがとっても明るいので、辛さが印象に残るが、実は山椒系の辛味の方が特徴的です。それでいてピュアな花椒塩のように一気に痺れへと誘う強引さはない。和山椒のように大人しくもないんだが・・・これは「香る辣油」として印象深い仕上がり。今度瓶詰めで分けてもらおうかしらん?。
<麺> 自家製手揉み麺!七彩系の極太ピロピロな素朴感!モチモチ弾み出汁を絡めてネッチリとした歯応え!
七彩系の極太ピロピロ麺!。都内あちこちにこのピロピロ系はあるけれど、かなり大胆なピロピロぶりなのが痛快。麺を潰し込みピロポロを作り出すのだが、潰しのイメージよりも、ふわっと優しい仕上がり。ピロピロ形状が啜りの楽しさと、具材の引き寄せ流時に絡みつけるのが面白いです。そしてモチモチとした歯応えは絶品。辛味噌に絡んでも、味噌に麹を感じたように、麺に甘味を感じさせます。もやしやら挽肉やらと絡ませると、色んな旨さが融合し更に旨し!。汁はほどほど吸いやすい。そしてやっぱり終盤に近づくほど麺に出汁の旨味と一体化した甘味がナイスです。辣油は吸い込まず濡れるだけだが、味噌は麺に滲んで一体化。序盤と終盤では違った旨さが楽しめるようです。
<チャーシュー> 定番極上!低温調理の豚肩ロース!ややスパイシーで肉味と脂甘味が秀逸!
いつもながら手切りのカット面!微かに波打ちながらも、フレッシュさを表しておりますね。色合いなど見ると鮮度感じますから、これはやっぱりオーダー毎に受けてからスライスしたのかと!。赤身の旨さが艶やかに光る様子です。下味が赤身の色合いにも反映しているようで柔らかいカエシは醤油なのか?。また脂身にも浸透してますが甘味がいい感じです。赤身がもつ肉本来味が、下味と深く合わさり旨し!。また周囲のブラックペッパーがいい感じで刺激と塩気を与えており、部分的に洋風にも感じるシンプルなに旨さ。そこを山椒しっかりの辛味噌スープと絡め味わうとまた最高ですな!。サイドメニューにも期待が高まってしまいます。
<モヤシ> 熱々シャキシャキな痛快食感!辣油が絡んでホット!汁迸ってマイルド!ボリューム満足!
炒め油と味噌スープの残りが香ばしく広がり、もやしの仄かな甘味が立ち昇るような旨さ。そして辣油が混じりますが、スープとは少しニュアンスが違っており、液体部分は控えめで「粒の部分」がアクセント的に混じらせてあります。そして少しクタり気味な優しい味わいにベストマッチ。スパイス感がもやしに絡むのが実に旨しで、敢えて麺を絡めて食らうのも一興!。ここでも挽肉が絡まるのも楽しいし、もやしの旨味と甘味と刺激が一体化した旨さがさすがです。ボリュームも問題なし!。モヤシも満足度高いね!。
<味玉にハズレなし!> 甘味の出汁が深く浸透!濃密甘味が辛味噌に負けず深まるコク!
定番ですが、下味の旨味を深く浸透させて熟したような旨味を演出。出汁は薄目で柔らかめ。しっかり濃密感と甘味ある旨さを感じます。舌にねっとりと絡みつく卵黄の仕上がりで、慣れてしまった辛い感覚に、ほっこりするような甘さが嬉しいね。白身も言わずもがな優しい仕上がり。今回もまた性懲りも無く、スープに少し沈めてから味わいます。嗚呼、やっぱり味玉の旨さは果てしない!。
<〆飯> ランチチャーシュー丼:肉多めで絶対お得!肉のスパイスと多めのネギが絡む旨さ!辛味噌出汁を垂らす!
見た目の通り、白飯にチャーシューが細切りにされてトッピングです。軽く葱と塩だれ風なのがかかってます。シンプルですが、一番伝わりやすい旨さですね。またそのチャーシューが、分厚くご立派な細切りカットがゴロゴロ。実はとってもお得なメニューです。へへへ・・・今回も米がうまい。米粒が立っとる。この単純な旨さに妙にはまってしまいます。今回も辛味噌のスープを少し垂らしてみましたが、味噌茶漬け?味噌リゾット?しかも辛味仕立て!。これはやっぱり説明不要な旨さでっせ!。鶏豚エキス&辛味噌&白飯!旨さのトライアングルでございます。別腹で食えてしまいますから激しくオススメでっせ!。
総じまして「武蔵野エリアで味噌ファン増殖中!刺激にパンチと貴賓あり!極上辛味噌拉麺!」と言う感動の嵐!。わざわざ都心に出なくても崇高質実な味噌麺が食える喜び。秋が深まるにつれ、注目度が上がると思われますが、日向ぼっこでも感じながら行列待つのも楽しからず哉。気持ちから優しく感じられる辛味噌麺でございます。この秋激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
空高く
深まる秋に
味噌拉麺
燃える辛さに
萌え出す旨さ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
味噌冷やし中華:芳醇な甘みと濃厚な風味!仄かに滲む清涼酸味!冷えて貼り付くあぶたま味噌ダレ!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/08/20/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/gj2-i-vz3w4
<2021.08> 味噌冷やし中華 大盛
恥ずかしながら、2度目の上京するまでは、冷やし中華で味噌味があるなんて知らなかった。とある夏に冷や中にハマって食い続けようと探し回って出会ったのが、こちら「鶉@武蔵境」のこの一杯。確か夜に訪問したんだが、昼だけメニューだった冷やし中華を、特別に気を利かせて作ってくれたっけか。それ以来、必ず毎年の夏は食らっております。いやぁ〜本当に旨さにビックリした。何度もここで言ってるけど、元来味噌系は食わない男なのだが、確実に引き摺り込んだ旨さです。
<全体> OLD & NEW!素朴な麺とティピカルな具材!冷やし味噌ダレの絡み広がる面白さ!
どうも写真の撮り方が下手で迫力が伝わりにくいのですが、これでも大盛り無料対応の麺顔。実物は相当な迫力で、美しさとボリューム感がビシビシと伝わってくるのです。この麺顔は王道と斬新がハイブリッドな感覚で、具材は王道なものばかりで麺は素朴そのもの。しかし味噌ダレが斬新で、チャーシューが低温調理なので、今風の新しさも滲むって感覚です。当然人気メニューなので、昼過ぎには完売になること多いので、狙うなら早めに並ばねばです。
<タレ> 芳醇な甘みと濃厚な風味!仄かに滲む清涼酸味!冷えて貼り付くあぶたま味噌ダレ!
東京あぶたま味噌使用。レギュラーメニューとはアレンジを変えていると思いますが、一言で表すなら甘みと清涼酸味が、芳醇な味噌コクを華やかに仕上げているようです。柚子ではないんだが、仄かに爽やかに広がる酸味があり、冷や中の酸っぱいの苦手な方でも受け入れやすいかと。むしろ酸味に気づかないかも。味噌の風合いも豊かで芳醇といったところ。塩気も重さも感じない味噌味なので、他の料理にもアレンジできそうですな。華やかな風合いも生きる仕上がりで、麺の素地からくる風合いもマスキングしなさそう。
<麺> 自家製麺!冷えて際立つピロピロ輪郭!ボコツキに味噌絡みまくる滑り!ヌチリと噛締めて感じる素地の甘味と味噌酸味!
もう何度も食って、語り尽くしている麺ですが、やはり冷水で締められて、冷たい味噌だれに絡むと、これまでとは全く違うハードさ感じるヌチヌチとした歯応えです。ググッと素地の風合いが生きるし、腰つきがハードな割には味噌だれが絡みまくってニュルニュルとライトに滑る。ピロピロとボコツク風貌のあちこちに、味噌だれを溜め込むように絡めまくっております。奥歯で噛み締めると、素地の冷たさと甘味を感じた後に、味噌の風合いが滲む・・・そんな旨さ。噛み締める楽しさを知る感覚です。大盛り無料ですから、大抵の客は大盛り注文。女性でも臆することなかれ!。旨さもありますし、重くないのでするっと食えてしまいますから。
<具材1> チャーシュー!材木カットの低温調理肩ロース!常温で冷えたタレに絡むと酒を欲する崇高肉味!
低温調理の豚肩ロース。やや深めな味わいで微妙にスパイス感もありますが、味噌の風合いによく合うタイプ。なので白飯よりも酒に合わせたいような味わいです。いつもは味噌出汁にじわじわと熱と味の影響を受けるのだが、冷やしとなると味噌ダレが、ソースのように絡むので、噛み締めて味を合わせる感覚。より一層酒を欲する崇高な旨さです。しまった・・・今回もチャーシュー追加するのをすっかり忘れてしまってた。肉追加激しくオススメ!。
<具材2> 王道!卵焼き&千切り胡瓜!温もりと瑞々しさ!色合いと歯応えと味わいのコントラスト光る展開!
ま、王道の卵焼きと千切り胡瓜は言わずもがなですが、胡瓜の旨さをお伝えしたい!。まるでモロキュウとは言わないが、それでもシャキシャキなフレッシュ胡瓜に、芳醇な味噌ダレが絡まるのはやっぱり格別!。別皿で供しても通用しそうです。そんな胡瓜の瑞々しさとは裏腹に、家庭的とすら覚える安寧の卵焼きもいい感じ。レギュラーの味玉のせて終わりってのも不満はないが、やっぱり冷やし中華のフォーマットにこだわり卵焼き乗せる心意気を評価したいと思う次第。
<具材3> フレッシュ全開!ワカメとモヤシ!そして紅一点のプチトマト!全体に絡めて味の完成系!
あとはフレッシュ系具材。モヤシは弾ける汁気に仄かな甘味があって味噌ダレをさらに味わい柔らかにしてくれる様子。もちろん歯応えも楽しい。ワカメは質感良く、戻した後の匂いのような残念感が一切ない。むしろ味噌に合う仄かな磯風味を演出してくれるようです。そして色合いの赤としてプチトマト。確かにこの味噌ダレには紅生姜は合わないが、色合いは欲しいところを演出してくれる仕事ぶりがナイスです。
<味変化> 自家製辣油!マイルドで味わい深い辛さが味噌に合う!食欲そそる!
味変化で自家製辣油を小皿で添えてくれます。少し甘めなタレなので、余計にググッと引き締まるような展開。ヒリつくような刺激は少なく、温麺で食うより甲殻類の余韻を感じるかもしれません。後半に投入して食欲再点火って感じで一気に爆食へと突き進ませます。また、ご愛嬌でカウンターにあった山椒も入れましたが、これも悪くはなかったかと!。
総じまして「武蔵境にとどまらず!東京トップクラスの別格味噌冷やし!この夏食うべし!」と言う感動の嵐!。冷や中は醤油派?胡麻ダレ派?どちらの派でもきっと虜にする絶品味噌ダレ!都内では年々味噌冷やしも見かける機会が増えつつありますが・・・これは別格!一回食っとけ激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
汗だくな
葉月昼めし
味噌冷やし
きびしい残暑
美味しい感動
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
味噌らーめん:味噌の濃ゆくも優しい素朴な風合い!今風な低温調理肉と素揚げ牛蒡の盛り上がる緊張感!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/06/19/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/gb22sdydJHc
<2021.06> 味噌らーめん 大盛
さすがにもう真夏日が多くなると冷やし系の季節到来!・・・と思えど、やっぱり額に汗しても食らいたくなることもある。ちょっと朝は雨を感じる肌寒さもあったもんだから、この日の昼飯は、「鶉で味噌!」と決めておりました。かなり前から人気店ですから、平日と言えど少々並ぶの必須。早いとこ午前中の仕事片付けて訪問したかったのですが、ピーク時になってしまいましたー。行列7番目に連結しましたが、回転がそこそこいいので、あまり苦にならず10分少々で入店完了!。すでに顔バレHNバレの店ですから、軽く挨拶をして着席です。
私、それほど味噌を食わない人なのですが、ここの味噌は別。味噌食いたいと思ったら大抵ここに来ております。なので拙ブログや拙YouTubeの味噌欄では、この店ばかりになってしまう(汗)。ま、浮気性ではないので・・・ということにしておきましょう。今回は、一番定番的な「味噌らーめん」で決まり!。追加トッピングの飾りつけ抑えて、シンプルにガッツリと味噌大盛で対峙させていただきましょう!。
<全体> 味噌の濃ゆくも優しい素朴な風合い!今風な低温調理肉と素揚げ牛蒡の盛り上がる緊張感!
何たって新規開店当初から通っているもんねー。もっと言えば、こちらが居抜きで入る前の店も行ってたからねー。思い入れがあるのです。その間、お子様もお生まれになってすくすくと成長・・・お店もプレゼンスがしっかりして何より何より。唯一心配なのは、御店主の体調。無理せず長く続けて欲しいと思う次第。そんなことを目を細めつつ考えてると早速配膳が完了。それはこんな麺顔!。
おおお!何度見ても飽きることがないね!スープは素朴にも味噌の深い質感!そして芳醇さを伝える旨味の脂感!さらに嬉しいほどの山盛り野菜の上に、パリパリな牛蒡素揚げの盛り上がり!まるで盆栽か、生花なら草月流を思わせる飾りつけじゃありませんか。とどめに低温調理の豚肩ロースがトレードマークのように中央に鎮座。私個人の中では、もはや味噌ラーメンのアイコンと思える堂々とした存在感ですよ。嗚呼、この麺顔は毎回やっぱり来てよかったと思わせてくれる!。
<スープ> 鶏豚系の優しいボディに芳醇円やかな味噌の溶け込み!炒め野菜の甘さと香ばしさ!牛蒡油の素朴な香味広がり!
何度も語っているが・・・やっぱり旨さは3段構成+α。【味噌】【動物系ベース】【香味油】これらに尽きる!東京あぶたま味噌!蘊蓄によると3種の麹を使うこだわりの味噌。赤味噌と感じる塩気が漂い、一方で麦味噌?と思わせる芳醇な甘味を感させます。これが優しいようで優しいようで力強い。風味も高く味噌好きならかなり自信を持ってオススメしたいくらい!。
そして動物系の出汁もいいね。いわゆる鶏豚ミックス系。時々体調の都合で感じ方が変わるんですが、今回はコクが分厚く、口の周りにコラーゲンっぽい貼り付きも感じる。やや鶏系が深いように感じました。素直に店の蘊蓄書きを紐解けば「赤鶏さつま」と「大量の豚骨」とのこと。ゲンコツのコクだったかも?と少し考え直したりもしますがあしからず。
やっぱり牛蒡油がいいね!この店ならではの香味仕掛け。まるで土のような香ばしさが味噌にベストマッチ!ぽかんと浮かぶ文様も美しく、植物系の油に牛蒡のエキスが滲んで、独特の香ばしさを与えます。菜種油か大豆搾油なのかは不明ですが、油なのに軽くて美味しく、牛蒡特有の匂いが香しくて旨い!。
<麺> 自家製手もみ麺!噛み締めると粉甘味をしっかり伝える!地肌に張り付く味噌の風味!ピロピロした形状に具材も絡む!
注文をうけてから手もみで仕上げるそんな有難いピロピロ手もみ太麺!。地肌はしっとりしており、皺や捩れやボコ付きにスープの貼り付きがあります。麺を手繰ったりリフトすると絡まって少々重く感じるが、それはそれで楽しいこと。天地返しをすると縮れのスキマにタレが溜まっていたりしてます。そんな感覚でタレの持ち上げが最高!
啜ってはボコボコとしたシルエットを楽しみ、噛み締めてはモチモチとした弾力で気分は明るく、噛み締めて味噌と炭水化物の甘味が入り混じって唾液溢れまくり!。そうそう!今回は、シンプルに味噌の汁系とあって、まるで小麦粉感というか、素地の風合いというか、麺の甘味を一段と感じたかも!。まさに旨いのひとこと。そしてやっぱり大盛無料が嬉しい!この歳だと晩飯前まで腹減らずな感じでいい塩梅ですー。並盛の券を渡しても、大盛でなくて結構ですか?と丁寧に確認もしてくれるようですー。
<チャーシュー> 低温調理!程よい塩気が赤身の肉味と脂身の甘味を引き出す旨さ!シンプルなれど肉味ジューシー豚肩ロース!
緊急事態宣言下で酒が飲めない。もし飲めるタイミングだったら、間違いなく特製にしておりました。だって・・・ここの肉が大好き!。酒に会うもん・・・。今は珍しく亡くなった低温調理法の豚肩ロース。ですがやはり肉味を一番素直に引き出すのはこれだよね。シンプルに塩コショウってな感覚で、赤身が出す肉本来の味わいがしっかりしてる。そしてそれに混じる脂身もしっとりで脂甘味がナチュラルに広がります。
そのままでも旨いんだが、知らず知らずにまた味噌スープに沈めてみたり、泳がせたりしますが、麺に巻き付けて食らっても当然旨い!。時々お店の公式Twitterをチェックすると、Twitter見ましたと言うと肉とか味玉がサービスされることがあるから、訪問前には確認オススメです。
<具材1> 牛蒡素揚げ!クリスピーな楽しい食感と素朴な味わいを確実に伝え麺にも絡む!
新規開店してしばらくしてから、この牛蒡パリパリトッピングが付くようになった。この頃からかな・・・人気が安定してきて注目集まったかと思います。元から、牛蒡が好きだし、天麩羅も好物!。和蕎麦で牛蒡揚げがあったら必ず注文します。このパリパリとした食感は他とは比類なし。楽しさと旨さが確実に伝わる牛蒡風味がナイスです!麺モチモチ食感とも対比的ですし!。出来ることなら、金なら出すから別皿でツマミで出してくれんかと!緊急事態宣言明けたらビールが飲めるなら最高!。
<具材2> 野菜!熱々&ボリューミー!タンメンに劣らぬ豪快さ!麺と絡めまくって大胆に食らうべし!
嬉しくなるほどの盛り上がり!ぎっしりとモヤシが入っており、そのスキマに韮も入り込んでおります。モヤシは中華鍋で炒めながらスープと合わさるので、茹でモヤシのようには薄まりを感じさせず、シャキシャキとして旨い!。噛み締めると味噌風味も感じるし、野菜のやさしい甘味を感じたりもします。麺と絡ませるのが当然旨いが、牛蒡素揚げと絡ませて食らうのもいいかと!。
<味変> 山椒&一味!途中で一振り!味噌の香りが新たに引き出される展開!
テーブルセットに市販の山椒と一味唐辛子がありますから、こちらでちょっとした味変化もオススメです。辛味噌じゃなくノーマル味噌なら、余計に試してみてはどう?。東京あぶたま味噌の麹感?赤麹の華やかさに慣れたころあいに、入れましょう。また新たに香りが復活するような感覚で楽しめますので!
総じまして「何度食らっても色褪せぬ素朴さと斬新さが滲む旨さ!東京トップクラス味噌麺!」と言う感動の嵐!。力強い喜多方系の太麺に芳醇な味噌が絡むと考えると、拉麺好きなら一気に特徴分かるかも。加えて味噌も香味もアイデアが溶けています。武蔵境って東京であまり馴染みが薄いかもですが、こんなに凄い味噌麺がありますので中央線下車してランチする価値ありかと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
梅雨と初夏
交互に感ず
蒸し暑さ
額汗して
味噌麺旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
[限定]辛味噌まぜそば:風味高く味わい深い自家製辣油!麹感華やかで芳醇なあぶたま味噌との融合!挽肉とニラが食欲をそそる!!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/04/22/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/-LFO3NXgVF8
<2021.04> [限定]辛味噌まぜそば 大盛 + 味玉
今回も面割れNHばれのお店へ。シリーズ化しようかしら(ウソです)。あまり味噌を食わない男が、このお店の影響で食らうようになった・・・。個人的にはラーメン活動の中ではエポックなお店でございます。ここ数年は、すっかり武蔵境駅界隈で一番の人気店という状況。ランチタイムをずらしてもそこそこ並ぶという様子です。最近とっても温かく新緑を感じ始める時節で、行列も苦にならない・・・と言う訳で平日昼間に突撃です。お!珍しい、行列なしじゃん!そんな訳でタイミングうよく残り一つの座席に滑り込み!。何と直後にガッツリ行列発生とあって・・・日頃の行いの良さが、こんなところで出てしまいましたわ!。
しかし野生の感と言いましょうか、ドンピシャ!。そろそろ温かくなってきたから、限定でまぜそば出るころだろうな・・・と思ってたらその通り!。お店公式Twitterにはその写真が乗らなかったようですが、小さくコメントされとりました。しかも、この店で唯一食い逃している「辛味噌まぜそば」もあるとの張り紙!。こんだけ通って・・・念願の品を初ゲットですよ。やぁれやれだわぁ~。
<全体> ボリューミーなワイルド感と美しさの融合!トッピングの質感も高くハートフルさも伝わる麺顔!
やはりピークタイムなので厨房は忙しそう。マスク深めで眼鏡も外してたので今回は気付かれないかな・・・と思ってたんですが、配膳されると味玉がサービスされておった(喜)!やっぱバレてたのね(汗)。それはこんな麺顔でした!
おおお!毎度思うが熱々と湯気が昇るモヤシの山が圧倒的!そしてこちらのアイコン的存在のゴボウ素揚げが、見ただけでパリパリと感じさせてアミューズ感ありあり!。しかも麺は大盛サービスなので、全体的な底上げ感もあってボリューム感もしっかり。値ごろ感ありと感じるのは、具材どれもが質感も高いことから。挽肉が実に粒が大きく旨味を伝えるし、薬味のニラもしっかり多めに乗ってるじゃないすか!。低温系チャーシューも上質そうだし味玉ありで、これで800円とは素晴らし過ぎるじゃないか!。
<タレ> 風味高く味わい深い自家製辣油!麹感華やかで芳醇なあぶたま味噌との融合!挽肉とニラが食欲をそそる!!
タレは、しっかりと麺全体に絡まっており、底に溜まるのは微量です。麺のボコツキにガッツリと貼りついておりますな。また味噌系ですから粘度が高いのも、ガッツリ貼りつく要因と思われます。自家製辣油も同様に絡むので、ボケっと食らい始めるとガッツリ辣油にぶち当たり咽るかも?。麺の熱も作用して、辛味が上気に混じりちょっと焦ります。
かなり味噌感が高いタレで、こちらは東京あぶたま味噌を使用。味噌の醸造感が高く香り高い。イメージ的には香りの高さに麹っぽさを感じるようです。麹由来の発酵感と言う感じかしら。そこに自家製辣油が混じります。痺れもありますがシャープな辛さの方が強いイメージ。ガッツリと一味唐辛子の溶け込みありますが、和山椒の風味もしっかりで、結構食べて美味しい辣油って感じです。
また味噌タレに挽肉が絡むと味わいパワフル!挽肉の旨味が溶けると味自体に魂がこもるというか、肉厚幅広に感じます。まさに肉味噌という感覚。そしてニラがいい仕事をしておりまして、辣油と響き合ってビシビシと刺激にニラ独特の香りが混じり、味わいにキレを感じさせます。うわぁ~辛味噌ダレ想像以上に旨いがな!。
<麺> 自家製麺:しっかり手揉み!ヌッチリ平打ち太縮れ麺!ピロピロの隙間にタレが絡む!モチモチ歯応えも最高!
この手の麺って本当に体力使うよねぇ。入口には製麺室があり、作り置きな感じはしません。注文に応じて手揉みされますが、腰入れて体重かけてしっかりと、ピロピロとした形状を作ってゆきます。見てるだけで旨そうに感じる。太さと肉厚さ、そしてピロピロの大胆さでは、同じ七彩系ではワイルドに感じます。箸で持ち上げると、味噌ダレと辣油が入り混じって絡むのがそそります。深い茶褐色に深い赤みがさして旨そうで、麺線が陰影を映します。迫力満点。
やはり汁系よりはずっと、ヌチヌチとしたハードさがきっぱりしますね。麺の風合いも噛んだ時に直接に感じて、より麺の旨味を感じまし、辛味噌の刺激と風味と味わいも際立つ。茹でモヤシの汁気も優しく混じり、麺の旨味にも通じるようです。
具材のザクザク・ポリポリとした感覚に、麺のヌチヌチさが混じり合い、複雑な所感が実に楽しい。咀嚼でそれらを合わせてゆく作業すら楽しくなる旨さですが、時間が立つと、ペーストっぽいタレも、麺に軽く浸透するような雰囲気も後半には出てくるようです。辛肉味噌がやがて緩くなって、麺に染まってゆく。そして物腰に柔らかさも終盤には生まれて旨しです。
<チャーシュー> 少々スパイシーで風味しっかり!低温調理の豚肩ロース!半レアでしっとり仕上がり!噛み締める肉味旨し!
最近、Twitter等SNSで低温調理系の熱浸透の具合が少し指摘や注目を集めているようですが、これはそういった不安感がないね。熱入りバランスがしっかりしており、また周囲は少しスパイスが貼りつき、下味と香り、そして塩気がしっかりと浸透しております。周囲は少し歯応えもあって、本来ならサッポロ赤星と合わせて味わいたいところ。泣かせる味ですが、酒が飲めないタイミングで泣いてしまいます。よく個人的な例えとして、ロースハムの熟成感にも似た・・・なんて呟いておりますが、クツクツとした所感なんてそそる次第です。
そして中の部分は、赤身本来の肉滋味がありとても上質な味わい。適度に脂が差し、熱で溶けると円やかな風合いも感じるようです。これも奥歯でじっくり噛み締めて楽しむ。ほんのりと差した脂さが、自家製辣油が滲む味噌ダレににちょこっと絡むだけ相当旨し!。
<他トッピング> カイエン彩る熱々シャキシャキモヤシ!細ゴボウ素揚げのパリパリ感!見栄えと香りと歯応えのハーモニー!
ちょっとカイエンペッパーがモヤシに降りかかるだけでも、色合い旨そうですね。熱々で湯気がもうもうと立ち昇るのもそそります。熱々だけどシャキシャキ。濃厚辛味噌タレに絡み、ピロピロ太麺にも絡み、いちいち痛快な旨さに感じます。もやしの熱が、全体の香りを高めるような印象。思い切って麺全体を底から持ち上げて天地返し。モヤシを絡めてゆっくりと回す!するとモヤシがすこししんなりして、落ち着くのもいいね。麺に寄り添うようになって、食べやすいし麺の甘味と野菜の汁がマッチして旨しです。また、濃ゆい味わいの中に、フレッシュな野菜甘味が調和するって感覚。モチモチとシャキシャキがの歯応え同士がぶつかり合うのがいい感じですな。
ゴボウの素揚げが実にいい。これは味噌にはのり、辛味噌にはのらずに糸唐辛子に代わる。そこが少し寂しいところだったんですが、まぜそばの場合は辛味噌でものせてくれるのが嬉しいです。素朴な糸状のゴボウが揚げられ、これがパリパリポキポキとした感覚。なのでこの中では異質。更にゴボウならではの土が煙ったような香ばしさも痛快に広がります。香りと歯応えの演出もビシッとキマッており、非常にナイスなトッピング。金払ってもいいから、追加で増したいくらい好きです。
<味変化> 辣油の刺激にお酢を投入!辛味と味噌風味も酸味でサッパリ!食欲再点火!
お好みでどうぞと酢を別だしで提供してくれました。濃厚な味噌ダレが少し重く感じ始めたら、こちらをオススメ。酸味でサッパリするイメージもありますが、濃厚な味わいを少し変化させてくれます。また辣油の辛さにも混じるので、微妙に酸辣な味風景に映るかも。いずれにせよライトに食えるイメージです。入れすぎ注意。サッパリ感を演出はオススメです。
<味玉にハズレなし!> 卵黄は濃厚濃密熟成感!ホットな味わいの中の巧妙なる箸休め!ハードな刺激を受け止める優しい甘味!
冒頭で常連だからサービス・・・と、少しズルい言い回しをしましたが、Twitter見ました!と告げればサービスしてくれる日がありますので、あしからず。この日はそんなタイミングでした。いつも美しくも淡い褐色の味玉。ねっとりな濃ゆい甘味感じる味玉です。これは味噌のコク深さと辛さの一辺倒の中に、口休め的な役割を果たしてくれます。少しは味変もした時は最適ですね。
濃厚で円やかな甘味を感じる熟成感!。白身に出汁が均一に染まっており、ミルクティーのような色合い。一方、卵黄は全体がねっとりとした玉になっており、崩すとねっとりと解れる柔らかさです。中心は卵としての湿り気が残っており、卵味と出汁の熟成感を覚える旨さ。嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!。
総じまして「味噌系で逸品!汁なし系で逸品!感動ダブル!どっちか好きなら一回食っとけ!辛旨好きなら更に興奮の旨さ!」と言う感動の嵐!。これはこの店のいろいろな旨さを凝縮したようなイメージ。味噌と自家製辣油のポテンシャルを十分に楽しめるし、つけ麺より麺の旨味をダイレクトに感じ取れるような気がします。本当はレギュラーメニューに昇格させても良いのではと感じてますが、食い手のわがままと言ったところか。ある時は迷わず食えよと申し上げたい次第です。例え味噌好き、汁なし好きでなくとも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
陽が強く
夏日感じる
温もりに
軽く汗かく
辛味噌まぜそば
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
辛味噌らーめん:鶏豚の丁寧な煮込みに溶ける芳醇味噌!シャープ切込み旨味を伝える辣油の刺激!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/03/23/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/Xukvck-UWBo
<2021.03> 辛味噌らーめん + 味玉[サービス]+ ランチチャーシュー丼
たまたま眺めていたTwitterで、味玉サービスを見かけたもので、サービス・無料・ただ・・・などに弱く、ツラれてしまった次第です。ランチタイムのピークに簡単に入れるとは思ってなかったけど、外待ち4名に連結。すると続々と集まり10名はすぐ超えたか?。駅から歩ける距離だけど、商店街を通り抜ける。いろいろな競合をスルーしてまで、ここまで歩いてくるファン達。しっかり支えられた店!人気店ですな!。
<全体> 素朴な味噌パレットに鮮やかな辣油!山盛り野菜と挽肉の満足感!華麗なる辛味噌プレゼンス!
実はこちらも、顔バレHNバレしてるお店でして、入店すると丁重なお声がけを頂く(苦笑)。今日は大盛じゃなくていいんですか?とフォローされたりしてね。そんなこんなで、今回メニューはこんな麺顔!
おおお!とても整然とした味噌麺!辛味噌のワイルドさや、味噌野菜や太麺のガッツリ感がありながら、こうもきっちりと美しさを感じさせる収まりは見事!。逸品に値するプレゼンスすら覚えるではありませんか。中華鍋のガチャガチャ動作から生み出された一杯とは思えぬ整いですな。やはり毎回思うのだが、ベースの味噌スープと辣油のコントラスト感が痛快なのですよねー。そして山盛り稜線と頂上にある糸唐辛子が、バランス良いみたい。食い飽きないのだが、それ以前に見飽きない麺顔。
<スープ> 炒めた野菜の甘味!鶏豚の丁寧な煮込みに溶ける芳醇味噌!シャープ切込み旨味を伝える辣油の刺激!
前回は、結構ガッツリとレビューしたので、補足形式で手抜きコメントで恐縮です。
[前回レビュー抜粋]
「東京あぶたま味噌」使用との触れ込み。Google先生によると東京中野らしい。3種の麹を使うなど想像を超えた味噌。赤味噌のような塩気が漂うようで、実は麦味噌な如く甘味を感じるタイプ。味噌は知識ないのであしからず。優しいようで力強い。力強いようで優しい。
=>補足すると、甘味と麹の風合いが、辣油に染まっても伝わるのがすばらしい。辛くなった味噌っていうのじゃなく、辛味に染まり切らない甘味を感じた次第。だから最後までゴクゴクと抵抗なく飲み干せる!。
[前回レビュー抜粋]
鶏豚両方あるようですが、個人的には鶏系がいい感じ。店のうんちく書きでは「赤鶏さつま」と「大量の豚骨」とありますが、コラーゲン感覚が少しあり滑らかなトロミあり。口の周りにほんのりと貼り付くエキス感もあるのです。それが鶏のモミジなのか?豚骨(かしら)なのか
=>補足すると、コラーゲン感がしっかり出ているわりには重くない。そしてナチュラルな甘みすら感じるので、野菜のやさしさがいい感じで作用してるのかなと妄想しながら味わいました。
[前回レビュー抜粋]
ひょっとしてこちらの御店主・・・香味油の使い手?スペシャリスト??。熱せられた油と赤唐辛子の迅撃!そこに花椒塩が滲むのはありありと分かるが、和風スパイスがあるのか・・・妙に清々しくもインパクトあり。瓶詰めで売ってくれ。
=>補足すると、挽肉と絡むと旨さ爆発です。挽肉自体も少し塩気を感じますが、辣油のスパイス感が肉の旨味をグイグイと引き寄せます。テッパンの相性なのかもしれません。
<麺> 注文毎に手揉みする自家製麺!極太縮れの滑りと歯応えが快感!汁を吸い込みまくり具材と薬味も絡めまくり!
自家製麺を謳う店は、たいてい国産小麦粉。こちらも例に漏れず。蘊蓄書きによると、「春よ恋」「ゆめちから」「きたほなみ」を季節によってブレンド分けているとのことです。
潰し込みイメージよりも、ふわっと優しい締まり具合。ピロピロとした形状が啜りの楽しさと、具材の引き寄せを演出。そしてモチモチとした歯応えは、炭水化物の甘味を滲ませるような味風景です。辛味噌に絡んでも、味噌に麹を感じたように、麺に甘味を感じるといったイメージ。そこに、少しクタった野菜やら挽肉やらと絡ませると、色んな旨さが融合して、箸が止まらなくなります。やっぱり汁を吸いやすい。終盤に近づくほど麺に出汁の旨味と一体化した甘味を感じます。特に端っこは奥歯でクチリと潰すのが楽しい。辣油は吸い込まず濡れるだけ。味噌スープは麺に滲んで一体化。序盤と終盤では少し旨さが違って感じるかも。
<チャーシュー> 低温料理豚肩ロース!淡い醤油の浸透感じる赤身の発色!脂身少なめの淡麗な肉感!辛味との相性絶品!
カット面を見ると波打つ線。「手切り」による包丁の均一な動きを感じます。またカット面の色合いなど見ると鮮度感じますから、これは「オーダー毎」に受けてからスライスしたと思わせる。やはり赤身の旨さが光る!。下味が赤身の色合いにも反映しているのか、柔らかいカエシは醤油系?。もちろん脂身の甘味もいいです。赤身がもつ肉本来味が、ソミュール液と合わさり深く滲みているところ。シンプルに旨いが、辛味噌スープと絡めめるとまた違った旨さです!。
<ヤサイ> 炒めで引き出される甘味と香り!味噌と辣油に混じると優しいさ刺激が旨さで一体化!
炒め油の香りに、もやしの水分が混じり弾ける。一気に煙が立って、その瞬間に炒め野菜の香ばしさが生まれるようです。そして同時に野菜の甘味も生まれる!スープが足されて軽く煮る間に、スープと一体化するようです。少しクタり気味なのが旨い!。出汁の旨味と野菜の甘味がとても合います。その上に自家製辣油の刺激!スパイス感がもやしに絡むのが実に旨し!そこに敢えて麺を絡めて食いましょう!。挽肉を絡めるのもお忘れなく。もやしの旨味と甘味と刺激が、挽肉の肉汁と旨味が重なります。
<味玉にハズレなし!> 出汁がしっかり浸透!濃密甘味が辛味噌に混じると更にコク深し!
こちらも、出汁の旨味を深く浸透させてマチュアな旨味を演出するタイプ。出汁は薄目で仕上がりは柔らかめ。しっかりとした濃密感と甘味ある旨さです。ねっとりと絡みつくのもあり、辛さに慣れてしまった感覚には嬉しい甘さ。白身の旨さもまた優しいです。今回もまた、スープに少し沈めてから味わいますが、どっちも旨いね!。嗚呼、やっぱり味玉の旨さは果てしない!。
<〆飯> ランチチャーシュー丼:肉片多めでかなりお得!肉と塩だれに絡む旨さ!辛味噌出汁をかけて一気に食欲加速!
このタイミングでは飲めなかったので追加!。文字通り、白飯にチャーシューが細切りにされてトッピングです。軽く葱と塩だれ風なのがご飯にかかってますので、シンプルに旨し!。またチャーシューが、ご立派でゴロゴロと入ってますから、かなりお得なメニューです。また「米がうまい」。米粒が立つ旨さで妙にはまります。さて、今回は辛味噌のスープを少し垂らしてみました。いつかライス割りをしたいと思っていたのですが、出汁を垂らして茶漬けかリゾットか、その中間の仕上がりを目指してみました。へへへ・・・これはもう説明不要な旨さかと。鶏豚エキスたっぷりな辛味噌だもん、白飯に合わないはずはなし!。別腹で食えてしまいますよ。こちらも激しくオススメ!。
総じまして「もはや地域の有名人気店!味噌好きならずとも惹き寄せる辛味噌!旨さ魔力的!」と言う感動の嵐!。早いもので開店してからもう6年。人通りが多いってわけでもない場所で、味噌一本勝負で、今や地域の人気実力店!。もう少し季節がめぐると、味噌まぜそば・味噌冷やし中華も目が離せません!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
陽射し浴び
上着も脱いだ
飯どきに
額汗する
痛快辛味噌
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌つけ麺:素朴さ迫る手打ちの麺線と素揚げのゴボウ!美しさ装う肉の重なりと香味油の漂い!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/01/18/100000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/0S-TSvDfzmw
<2021.01> 特製味噌つけ麺 大盛
温もり求めて昼飯は味噌ラーメン!けど寒いので近場ですませたい・・・そんなときに「鶉@武蔵境」さんの存在が嬉しい!。前回訪問で、ハンドルネームと顔バレしたばかりですが、恥ずかし気もなく、また訪問いたしました。
店内和やかぁ~!常連さんが多いような状況。ちょど隅の席だったので、邪魔しないように店内で過ごしたつもりでしたが、今年もよろしくお願いいたしますと声かけられちゃった(笑)。はいはいそのつもりです。さて、何食おうか迷ったのですが、前回「辛味噌らーめん」だったので、「味噌」で「つけ麺」とさせていただきましょう!。今年一発目の訪問とあって「特製」「大盛」で景気づけ!
<全体> 素朴さ迫る手打ちの麺線と素揚げのゴボウ!美しさ装う肉の重なりと香味油の漂い!
おおお!約6年ぶりに食らうこちらのつけ麺!こんなに進化してたのか!?単に久しぶりメニューなだけですが(汗)、常連のつもりが正直言って驚き!。迫力が記憶のそれとは全く違ってる。迫力と美しさが増しているような感覚です。迫力は素朴さにありまして、例えばこちらの麺は平打ち手もみであることから、ピロピロとした形は素朴で言わずもがな。またゴボウを使ったトッピングも、もはやこちらのシンボルと言えるもので、見慣れたはずだが、やっぱりこれも素朴さで迫力あり。これらがつけ麺スタイルになるだけで、汁系から一気に迫力が増すと言った感覚でしょうか。
また今回は特製にしたのもあって肉増しだが、おやおや?ちょっといつもとは違った部位が見え隠れしながら、美しい波立ちのように折り重なっているのが実にキレイでいいね。素朴と美しさを奏でる逸品じゃないか!。
<つけダレ> まるで盆栽の如しの存在感!みっしり詰まる具材の豊富さ!濃厚でコク深い味噌の風合いに麹の華やかさも香る!
最初につけダレから配膳。その瞬間から圧倒されてたかもしれません。受け取ったとき、まるで盆栽のようなプレゼンスを感じさせます(オーバーだが)。素揚げゴボウが凛々しく聳え立つのもありましょうが、それだけでない。まるで根付き生える苔のように挽肉が敷いてあるし、香味油がぷかりぷかりと浮かぶ様は、庭園の渡り石のように意味のある美しさ。そして全体から溢れる生命感のように・・・具材がこれでもかとみっしりと詰まってるのがありありと伝わる!。
【タレ】塩気に香ばしさを感じつつ芳醇でやさしい甘味ある味噌感!しっかり食べ応えを感じさせる鶏豚エキスもバランス良し!
もう稚ブログ等で散々味噌味については語ってきましたが、やはり旨くてまた伝えたくなってしまうよ。「東京あぶたま味噌」と言うブランド。「江戸甘味噌」を出している醸造所と言えば、東京ラーメンヲタクならピンと来る方もおられるでしょうか?。江戸甘味噌麺と言えば「麺や 七彩」。ピロピロ麺だけじゃなく、味噌もちゃんと系譜を踏んでおられるのですな。
面白くも旨い味噌感覚で、赤味噌のように凛々しい塩気がありつつも、全体的にはやっぱり甘いと感じてしまう、そんな不思議な旨さ。そして醸造感豊かなフィーリングがあって、いかにも「麹」って雰囲気を香りで醸し出します。その部分の詳細は、店の蘊蓄書きに載っていますが、赤麹・白麹など織り交ぜているらしいです。ともあれ、甘味に麹の華やかさあり!
【牛蒡素揚げ】パリパリとした食感の楽しさと確実に伝わる牛蒡風味!麺に絡む!
新規開店当初は、この牛蒡パリパリトッピングは無かったんだよね。カリカリしてたのが乗ってたっけか。その2年後くらいから今のパリパリになったのだけど、そのあたりから人気が定着化してきた印象です。それ以後、個人的には辛味噌系と、冷やし中華に執着してたため、このカリカリ牛蒡とは少し疎遠になってしまったのすが(それらには乗ってないから)、つけ麺としての、パリパリ牛蒡の対峙は今回が初めてとなります。
だいたい天ぷらとしてのゴボウが大好き。蕎麦屋で牛蒡揚げがあったら必ず乗せる。なので無類の旨さで、パリパリとした食感の楽しさと確実に伝わる牛蒡風味がナイス!当然、麺に絡むのでモチモチ感とのコントラストも楽しめます!。もしも別皿でツマミながらビールが飲めるなら最高なんだが・・・。
【香味】ゴボウ油!何とも言い難く・・・土のような香ばしさが味噌にベストマッチ!
ぽかんと浮かぶ香味油。植物系の油に牛蒡のエキスが滲んで、独特の香ばしさを与えます。牛蒡の素揚げのを利用しているのかは不明?。昔、都内で客を接待してたこき、天ぷらやではピュアな菜種油を惜しげもなく使っておったが、油って軽くて美味いと初めて思ったものだよ。そんな感覚が蘇る旨さ!。牛蒡特有の土のような匂いが香しくて旨い!。尚、白絞り油と蘊蓄書きではありましたが、それが菜種なのかは不明。大豆でも十分に旨いとは思う。
【挽肉&野菜】 実にボリューミー!タンメンに負けない程の麺に絡む肉野菜の楽しさが嬉しい!
これが嬉しくなるほどに、器の中にぎっしりとモヤシが入っており、そこのスキマに入り込もうとする挽肉もかなり多めで嬉しい次第。モヤシは中華鍋で炒めながらスープと合わさるので、茹でモヤシのようには薄まりを感じさせず、シャキシャキとして旨い!。それに挽肉の旨味も加わる。
挽肉は薬味のように出汁やほかの具材を高める一方で、いろんな出汁も吸い込んでくるのがいいね。噛み締めると味噌も感じるし、野菜のやさしい甘味を感じたりもする。スープ割りの他にライス割りにすれば、挽肉の旨さがが更に活躍することでしょう。
【味変】 山椒を途中で一振りするのをオススメ!タレに香りがまた復活!
あまり必要性もないかもですが、テーブルセットに市販の山椒があります。辛味噌じゃなくノーマル味噌なら、試してみる価値あるかと!。汁系だったらオススメです。赤麹の華やかさに慣れたころあいに、また新たに香りが復活するような感覚で楽しめますので!
<麺> 自家製手もみ麺!しっとり地肌に味噌タレが貼り付く!ピロピロした形状に具材が絡む!噛み締めるほどに甘味とタレ一体感高まる旨さ!
ずっと汁系を食ってたから、つけ麺もなんだか新鮮。言わずもがな、注文をうけてから手もみで仕上げるから、手間と体力使ういましょう。また味噌麺なので重い中華鍋振るうのもあって、頭が下がる思い。更に、流水できゅっと締め上げるということで、フツーの拉麺よりも倍労力がかかってるんでは?。
そんな有難いピロピロ手もみ太麺!。地肌はしっとりとして見えるが、結構貼り付きがあります。だから麺を手繰ったりリフトするのには、少々苦労するのですが、一旦つけダレに浸すと汁が絡みまくりです。縮れのスキマにタレが溜まっていたりして・・・。吸込みもいいが、タレの持ち上げが最高!啜ってはボコボコとしたシルエットを楽しみ、噛み締めてはモチモチとした弾力で気分は明るく、噛み締めて味噌と炭水化物の甘味が入り混じって唾液溢れまくり!。嗚呼、旨いのひとこと。
尚、大盛無料!つけ麺で大盛だとオッサンなら晩飯前まで腹減らずないい塩梅。激しく大盛オススメであります。
<チャーシュー> 低温調理!シンプルな味付けなれど肉味ジューシーな豚肩ロース!そして新顔!?しっとり上品な豚ロース肉旨し!
ここの肉は大好き!。平日昼間だったから飲まなかったが、こちらサッポロ赤星が出て来る店。おつまみサービスとして、ぶつ切りチャーシューが出てきます。今や隆盛の低温調理法の豚肩ロース。洋風なアレンジする店も多い中、こちらはシンプルに塩コショウってな感覚で、素直に旨いね!。赤身が出す肉本来の味わいがしっかりと出ており、そしてそれに混じる脂身もしっとりとなり甘味がナチュラルです。
そのままでも旨いんだが、知らず知らずに味噌つけダレにディップしたり、泳がせたりして食らいますが、これも当然旨い!。やっぱり特製はいいね!。こういった旨さ一度切っていう寂しさがないから。
さてさて!新しい肉の登場!これは最近になってからの変化!追加!?。始めはロース肉かと思ったのだけど、あまりにも脂身が少なくて・・。それに周囲にローストした跡があったので、モモ肉と思ったが、実は豚ロース。これはいいよ!淡泊だけど滋味あり!あっさりしら旨さが魅惑的で、タレに潜らせたい気分になります。味噌ソースを絡めた上品な肉味を堪能!。
<味玉にハズレなし!> 卵黄の味わいが濃密な奥久慈卵!甘味すら感じるマチュアな味わいに味噌ダレのコクを合わせて更に旨し!
薄出汁がしっかりと奥深くまで浸透したもの。そして熟成したような甘味を感じさせる卵黄の仕上がりです。ブランドものらしく「奥久慈卵」とのこと。元々濃ゆい卵黄のコクに、出汁の深さが重なる濃密なる旨さがいいね!。ジュレっぽい部分とトロトロなソースっぽい部分のバランスもよく、舌によく絡みつきます。
最後はやっぱり味噌ダレに浸して食らいます!。濃厚な味噌味を通してでも卵黄のコクがしっかりと伝わりますな・・・やっぱり麦酒より白飯の方ががほしくなるかも。嗚呼、やっぱり味玉は何度食っても旨いね!。
<スープ割り> 器を返すブーメラン方式!温もりと明るさが復活する旨さで心を静めて合掌!
残ったつけダレは、そのままでも飲み干せそうな濃度感。白飯ぶち込んで飯割も素敵ですが、麺大盛で腹パン寸前なので今回は素直にスープ割り。
器を返すブーメラン方式!野菜炒めに投入するときの、鶏豚清湯で割るのでしょうか・・・味変化はなく、素直に温もりと明るさが復活する旨さ!。ああ落ち着く旨さで今回のフィニッシュ!。
総じまして「寒さは厳し!味噌が恋し!ならばトップクラスの東京味噌麺!」と言う感動の嵐!。冬だから味噌というのも正しくないか?。実は味噌の「まぜそば」も旨いし、夏場なら味噌系の「冷やし中華」が実に秀逸!。なのでオールシーズンで味噌がどれも旨い店!。この冬に味わうのをきっかけに、味噌の楽しさ旨さをもっと知ってほしいなと感じる次第です。味噌系なら激しくここオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
冷え冷えと
寒さ厳しい
冬曇り
味噌で温もる
眼鏡の曇り
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製辛味噌らーめん:優しい動物系に芳醇円やかな味噌の溶け込み!炒めた野菜の甘さと香ばしさ!しっかり染みる花椒塩と辣油の刺激感!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/11/25/000000
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<2020.11> 特製辛味噌らーめん 大盛 + サッポロラガービール赤星 中瓶
さてさて・・・それほどこのお店に、ヘビロテでもない訪問状況だと思うのですが、近頃「毎度ありがとうございます」とのお言葉を頂くようになってきました。そろそろ常連の仲間入りを果たしたとほくそ笑んでいたのですが、今回は御店主からハンドルネームも声がけされましたよ(瀧汗)。顔とネームが一致したと言うことで私タジタジ・・・。店前には行列発生が見えたので、こちらこそいつもすみませんねとか、短く言葉を交わさせていただきました(苦笑)。
<酒> サッポロラガービール赤星!休日の過ごし方!秋晴れに染み入る苦さと旨さ!
こいつが置いてあるのも訪問意欲を湧かせます。サッポロ赤星があるだけで幸せ!。こちらは陶器のコップが冷やされて出てくるのが印象的です。冷えた陶器ってのも面白いが、陶器の微妙なザラザラ感がいいのでしょうか・・・泡立ちがいつもよりクリーミーにも感じます。和風な感じで日本最古のブランドビールを飲むってのも粋かと!。秋晴れを感じつつ、味わうビールの泡は雲のようでもあり、ホップの苦味と麦芽の旨味を、泡立ちと共に楽しみます。
サービスおつまみがまたいい!。小皿にギッチリと盛られた切り落としチャーシュー。低温調理の質感が品やかで淡麗な低温調理の肩ロース。ブラックペッパー系塩胡椒が振られ、薬味ねぎ乗る上に、塩ダレのようなのが垂らされてます。旨いのは確実!。分厚めなカットなのも合って、噛み締める度に肉本来の旨味が、次々と酒を誘うじゃないか・・・。嗚呼、休日の過ごし方としては最高!。
<全体> 質実な味噌風景に自家製辣油の鮮やかさ!彩りと味わいの華麗なるコントラスト
そう言えば初訪問は奥様と二人三脚だったのを覚えています。とても気さくて丁寧な接客だったので印象深い。ご出産と子育て時期は、ワンオペで大変そうだったのも思い出しましたよ。味噌ラーは手間が掛かるから大変・・・。乗り越えて今があるって感じでしょうか。サッポロ赤星で軽く酔って妄想重ねてた頃合いに配膳が完了!。それはこんな麺顔です!。
おおお!本格味噌系にしてはとても美しく整った麺顔!。中華鍋でガチャガチャ豪快に野菜や出汁をかき回していたにも拘らず、ぴっちりと美しさも演出。そして山盛り感も演出し味噌系のインパクトも与えているではありませんか。SNSやってる輩としては、こういう見栄えが大切にも思えて実はありがたい。美しいポイントは3つ。肉の質感と重なる配列。ベースの味噌スープと辣油のコントラスト感。そしてコニーデ型火山を思わせる山盛り稜線と頂上にある糸唐辛子。火山を思わせるデザインと、ホットな辛味噌のイメージが一致するようです。さながら、辣油の垂れ流しは溶岩流のようにも見えなくもない・・・。芸術は爆発だ!ラーメンも爆発だ!(岡本太郎連想した人、結構おじさん?オレもそう!)。
<スープ> 優しい動物系に芳醇円やかな味噌の溶け込み!炒めた野菜の甘さと香ばしさ!しっかり染みる花椒塩と辣油の刺激感!
何回か食ってるハズなのに、今回は妙に美味かったのよ!。過去レビューと見比べて見たけど、何がどう違うのか不明だけど・・・。旨さは3段構成+α。【味噌】【動物系ベース】【自家製辣油】
やはり【味噌】がいい感じ。「東京あぶたま味噌」使用との触れ込み。以前のレビューでも語りましたが、てっきり奥多摩エリアの味噌蔵かと思いきや、Google先生によると東京中野らしい。3種の麹を使うなど想像を超えた味噌。赤味噌のような塩気が漂うようで、実は麦味噌な如く甘味を感じるタイプ。味噌は知識ないのであしからず。優しいようで力強い。力強いようで優しい。風味も高い味噌なので激しくオススメ。
そして【動物系ベース】の出汁がいい感じ。鶏豚両方あるようですが、個人的には鶏系がいい感じ。店のうんちく書きでは「赤鶏さつま」と「大量の豚骨」とありますが、コラーゲン感覚が少しあり滑らかなトロミあり。口の周りにほんのりと貼り付くエキス感もあるのです。それが鶏のモミジなのか?豚骨(かしら)なのかは不明だが、個人的には前者だったら嬉しいかと。
さらに【自家製辣油】がいいね!。本当はこのお店は「ごぼう油」が人気なんだけど、ひょっとしてこちらの御店主・・・香味油の使い手?スペシャリスト??。熱せられた油と赤唐辛子の迅撃!そこに花椒塩が滲むのはありありと分かるが、和風スパイスがあるのか・・・妙に清々しくもインパクトあり。瓶詰めで売ってくれ。
これら三位一体の構成で中盤以降は、カオスになり混じりあい一体化した旨さです。そして自家製麺から吐き出される【炭水化物の甘味】も加わり、旨さがゆっくりと盛り上がって行くという図式ですー。
<麺> 自家製麺!手揉み感ありあり!極太平打ち縮れフォルム!優しいタッチ!汁を吸い込み品やか!具材と薬味を絡めまくり!啜りと咀嚼がいちいち楽しい!
一駅離れた「東小金井」にある「くじら食堂」。同じ「七彩」での御修業経験おありとか。喜多方系を思わせる手揉みピロピロ麺。ひと目みて好きになる。素朴な旨さですがやっぱり今風な洗練された演出も感じます。自家製麺を謳う店は、たいてい国産小麦粉。こちらも例に漏れず。
何回も上から体重かけて押しつぶすようなイメージが合ったのですが、握りしめるようなふわっと感もありそうです。見たわけじゃありません(汗)・・・食うと柔らかくて優しい食感なのでそう妄想するだけ。薄い部分などは、麺と言うより皮のような滑らかさ。そして表層の滑る層があり、それがスベリも良くするし、スープと絡んで味わいをキャッチするようです。噛み締めると、小麦粉の優しい甘味も感じるはず。
そして・・・嗚呼、汁を吸うね。ゆっくりと。柔らかい麺の旨さってここにある。終盤に近づくと一気に麺に出汁の旨味と一体化した甘味を感じます。それだけでなく、薬味や具材と絡み出すのが嬉しい!。歯応えと旨味のカオスも高まり、気がつけば、ズボボボボボボボボボボボボボボボボボボボーーーーーーーっと啜り上げ倒しているオレです。今度から自前紙エプロン持参したろかしらん。
<チャーシュー> 脂身少なめの淡麗な肉感!辛味との相性絶品!そして薄くタレが深く染み入る低温調理肉!
ビールのサービスおつまみとして提供されたアレが、フル装備で登場!そんなイメージ。おつまみの時点で、このチャーシューは「レクサス級」なハイレベルと感じてます。おつまみが「IS」の積み重ねだとしたら、今・・・目の前にある肉は「LS」の縦列駐車状態。もしくはLSのリムジン(見たことねぇけど)。
【手切り】【オーダー毎】なのがありありですね。カット面を見ると波打つ線あり。それが均等に並ぶのが手際のよさとリズミカル感。「手切り」による包丁の動きすら感じます。そしてきっと、これは「オーダー毎」に受けてからスライスしたと思わせる・・・カット面の鮮度あり。一杯に向かう姿勢を十二分に感じてしまいます。
さて肝心な味わいですが、軽く引き締まる歯応えと赤身の旨さが光るかと!。もちろん脂身の甘味もいいです。私が好きなのは、赤身がもつ肉本来味が、薄く淡い醤油系出汁と合わさり深く滲みていると言うところ。低温調理ならではの味表現でしょうか・・・・酒が進みます。このままでもシンプルに旨いが、辛味噌スープと絡めめるとまた違った旨さ!。肉をソースでディップするような感覚で、沈めて泳がせてから食うのも一興かと!。自家製辣油が、変わったスパイスソースのような存在感でマジ旨し!。
<ヤサイ> 中華鍋で炒められ出汁と絡まり自家製辣油が混じり合う!優しい味とホットな刺激が交錯する旨さ!
私は中華鍋で炒めが始まる瞬間が大好き。最初に炒めに入る野菜類・・・それは「もやし」なんだけど、炒め始まる瞬間が急にワクワクします!そんなこと、皆さんはありませんか?。炒め油の香りに、もやしの水分が混じり弾ける。一気に煙が立って、その瞬間に炒め野菜の香ばしさが香るのです。そしてスープが足されて軽く煮る間に、その香りがスープにも移るよう。その代償として、もやしもスープの旨味を得る。
少しクタり気味なもやしが、妙に旨い!。出汁の旨味と野菜ならではの淡い甘味がとても合う!。それだけじゃない、その上に自家製辣油の刺激と、その花椒塩の塊がもやしに添えられてるのです。旨味と甘味と刺激が一気に交錯して、パニクる旨さ!。そこに敢えて麺を絡めて食いましょう!。きっとハマる旨さですから。
さらに挽肉のアシストが泣かせます。もやしが・・・旨味と甘味と刺激が一気に交錯しパニクる旨さな状態に、挽肉の肉汁と旨味が重なります。もやしと麺が絡む隙間に、挽肉がいちいち入り込みますので、旨さハンパなし!。
<味玉にハズレなし!> 円やかな薄出汁が深く染み入る柔らか味玉!甘味が辛味噌を通しても感じられるほど濃密な旨さ!
日によっては「Twitte見ました!」と申告すればサービスしてくれます。訪問前にお店公式Twitterを要チェック!。今回ははなから特製食おうと思ってたから、発想除外でした。さてこの味玉、あっさりしてるようで実は深い。他でも見かける、薄出汁の深い浸透状態。全体的は柔らか仕立てで、卵黄の中心部に少しトロミを残すタイプで、卵黄全体ではジュレっぽい部分が多し。個人的妄想では、沸騰後11分と見立てます。
出汁と卵黄の濃密さが一体化して、濃密感と甘味ある旨さです。舌の上にねっとりと絡みつくのもあり、辛さで刺激しまくりの感覚には嬉しい甘さ。辛さの刺激がほぐれた舌で味わうと、白身の旨さもまた優しいじゃありませんか。卵黄と白身を合わせて食うのもまた一興。今回もまた、スープに少し沈めてから味わいますが、どっちも旨いね!。嗚呼、やっぱり味玉の旨さは果てしない!。
総じまして「質実なる優しさの中にホットな刺激とその旨さ!素朴麺と絡まる楽しさ!晩秋に染み入る深き味噌麺!」と言う感動!。味噌ラーメンにも色々あるけれど、東京味噌と謳うこれから発展系の心一気に激しく応援!。ありそうでなさそうな質実味噌麺!。そしてすでに完成度が高い味噌麺!。ちょっと中央線では地味な武蔵境駅ですが、しっかり良い拉麺根付いてます。途中下車して食らうも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
秋晴れに
樹々は色づき
空青し
赤く色づく
辛味噌旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
味噌冷やし中華:冷えた味噌は香り高くもコク深く!豊潤な甘みに仄かな酸味が漂う!
とまそんのブログ:https://www.ramentabete.com/entry/2020/08/22/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/RT15Itfkld8
<2020.08> 味噌冷やし中華 大盛
もうすっかり人気店だよなぁ〜。平日の休憩時間をズラし調整して開店時刻にやってきたものの、この炎天下で外待ち客が発生しております。浜松で日本最高気温を観測した日で下から、外にいるだけで干物になってしまいそう・・・。いつもなら、中に入ってからサッポロ赤星をすぐあおり出すところですが、水ガブ飲みで対処。嗚呼、本当にマスクって厄介だわー・・・。
さてさてこの一杯。最初食った時は本当に衝撃的だった・・・。以前、個人的に東京で食うべき冷やし中華ベストに載せておりますので、もし宜しかったらご参考まで。
【厳選】東京都内でこの夏食べたい「冷やし中華」!そんな15選!
https://www.ramentabete.com/entry/2018/04/08/223425
<全体> 味噌で冷やしと言う独創性!王道冷やしを思わせるプレゼンス!新旧エッセンスの両立!
おおお!やっぱりこれだよ夏の冷や味噌感動を再びって感じ!いつの頃からか自家製辣油が付属するように進化したため、アレンジ次第では辛味噌風にもなる!そしてこの店では唯一ワカメがトッピングされてる。大体この数年で、名物冷やし麺のプレゼンスが確立したようで、麺顔が一定してきました。色合いが良いのがまた良い・・・チャーシューは千切りになっても迫力ありありだし、錦糸卵だって肉厚感と色合いがいい。きゅうりともやしには「ハリ」が感じられるし瑞々しさが眩しいほど。モヤシも凛としており食べ応え良さげ。
<タレ> 味噌は香り高くもコク深く!豊潤な甘みに仄かな酸味が漂う!
ありそうでないのが「味噌冷やし中華」。でも最近ちょくちょく見かけるようになった気がしますが、プチ・ブームだったりして?。胡麻味噌とか、肉味噌ってのとも違う、味噌だれ一本勝負って潔さが、この一杯には生きているのです。しかもしっかり「冷やし中華」してる。
まず味噌特有の発酵系のコクがまろやかで豊潤!。塩気が強いわけでもなく、麹もどこかで感じるような味噌ならではの濃密感あり。そしてジュレとまではいかないゆるゆるの状態のタレ。ペーストとは呼びたくないような・・・面白いトロミがあるんですよねこれが!。そして味噌味が支配しながらも・・・仄かに酸味も感じらるところが秀逸です。ここでまた冷やし中華たる存在感も出しますし、味で清涼を感じさせるほど。慣れてくると鼻孔を抜ける香りに芳醇と思わせる余裕すら感じます。
<味変化> 自家製辣油!辣油のシャープな辛さと山椒の華やかな香ばしさがナイスブレンド!
たぶんレギュラーの「辛味噌らーめん」で使われているものと思われるけど、これは冷やしにも絶妙に合う!。見た目はとてもハードな辛さ!?シャープでキレのある刺激ですが、山椒等のスパイス感覚の香り高さが秀逸!。円やかな味噌味にベストマッチなのです。そして辛さの中にも旨味あり?まるで甲殻類の香ばしさ??そんな感じさえするので、食欲が再点火!。少しでも辛さに耐性あるなら激しくオススメな味変アイテムです!。
<麺> 自家製麺!ご存知七彩系平打ちピロピロ麺!ワイルドかつ素朴さがタレに絡んで優しい食感!
ご存知・・・ここ東京では「七彩系」と呼ばれるタイプですが、個人的には鶉が中でも一番素朴感高いかな?という印象。サイズ・縮れなど何となく〜だが・・・。これが味噌ダレに絡んで絡んで絡みまくっているのが最高に楽しくて、旨くてならんです!。途中から自家製辣油など入れたもんだから、余計にワイルド感もありありになるか?。ピロピロしたエッジが、まるで味噌ダレでコーティングされたよう。
しっかりと氷水で熱取りされ冷えた感覚。適度に引き締まった歯ごたえが頼もしい反面、引き締まり過ぎて硬さを感じさせません。ナチュラルでもっちり歯ごたえが、優しいですな!。見た目以上に重くない!。大盛り無料とあって、麺の厳つさに尻込みすることなかれ。ここは思い切って無料の大盛り対応をお願いしましょう。
並で150g。大盛で200gですから負担は軽い。また見た目よりも滑らかにスベるので、ズボボボボーーーっと啜りあげることも案外容易です。気をつけることはハネが飛ぶこと。またニュルニュルと口の中から、喉奥へと進むシルエットも楽しいはず。
<チャーシュー> 仄かなピンク色!しっとりした食感!風味を残すロースト感!塩気と肉味がナイスバランス!
ここは特にチャーシューも美味い!。ローストボークの中心部分が、ほんのりとまだピンク色が残っている肉。赤身と脂身の配分がバランス良く、千切りになっても一枚肉の迫力を感じさせます。これはお通しでも既に知った味わいですが、塩気がナチュラルで脂身に染みた部分が実にうまい。今になって思うが・・・冷やし中華でも肉増しは可能なはず。やっときゃ良かった・・・。後悔先に立たず。ちょっと麺顔が厳つくなりましょうが、別皿にもできましょうし・・・次回そうするかも。
<他具材> 胡瓜とモヤシでバキバキと!玉子とワカメでプニプニと!カオスな歯応えが楽しさをそそる!
きゅうりともやしのバキバキした歯ごたえが、またとても気持ちよくて快感。これにムチムチ歯応えのピロピロ麺が絡むと絶妙な歯応えのコントラストが生まれて、楽しくて旨い。それに対して卵焼きのしっとり感と、それに似たプニプニしたワカメの歯ごたえもなかなかやってくれる。
両極端なトッピングが絡まるとバランスよく感じるのか?。ま、どれも単独で質感がとても高いのもポイントで、足を引っ張り合いません。どれも皆旨し!。
総じまして「王道のようでやはり独創性豊か!これぞ名作!崇高なる味噌冷やし中華」と言う感動!。個人的には、今東京で味噌冷やしと言えば・・・ここかな。相変わらずのレベルの高さ!。数年前までは、知る人ぞ知る店、知る人ぞ知る名作冷やし麺だったのだが、もうすっかり人気者扱い。むしろ忙しすぎてご店主の体調の方が心配になってくるが、今日は久しぶりにご夫婦揃ったオペレーションで以前にはない貫禄も見たような(笑)。あまり味噌だけは食わない私が通う味噌の店。今後も応援させていただきます。まだまだ暑さは続くよ・・・豊潤な味噌冷やし麺を激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
ヌチヌチと
ピロピロ麺に
絡む哉
冷えて蕩けて
味噌ダレ旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌まぜそば:あぶたま味噌の豊潤!華やぐ麹を感じ・・・甘塩っぱく滲んだ絶品味噌ダレ!挽肉と絡めば「肉味噌」に変貌!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/07/28/000000
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<2020.07> 特製味噌まぜそば 大盛り + サッポロラガービール赤星 中瓶
そんなこんなで、休日の昼飯時。移動自粛で身動き取りにくいし、今回も近場を攻めることといたしましょう。そろそろ冷やし中華でも始まったかなと思い、「東京味噌らーめん 鶉」さんへ。しかし、長梅雨でまだ気分が乗らないのか、まだ提供開始しておらず、春先からの限定「味噌まぜそば」がそのまま継続してました。へへへ・・・ここの味噌まぜも、相当旨さパワフルなんだよねぇ〜・・・限定終了になる前に、もう一回食っとけと言う流れです。
<酒> サッポロラガービール赤星:定番の旨さに加えて冷えごろ抜群!更に「お通し」が素晴らしい!
へへへ・・・予定調和ってやつですよ。コロナ禍と長梅雨のダブルパンチを受けてヘロヘロな気分を、赤星で癒すのです。こちらはサービスお通しがチャーシューぶつ切りなのですが、これがまたハンパなく旨い!。肩ロースの低温調理ですが、端っこをカットした部分。ここに刻みネギとブラックペッパーが振りかけられただけですが、これがめちゃ旨い。550円のビールですが、このお通しだけでも50円以上の迫力はありますので、トータルで言うとここの赤星はコスパが良いのです。
また・・・おいおい、今回はまた妙にビールが冷えているじゃないか!。キン!と冷えておりいつもの赤星とはまた別格な味わいに感じますよ。陶器のコップもまた口当たりが違って感じるし、またガラスとは違った泡立ちも演出しますから、妙に特別な旨さに感じるじゃないか!。おおお・・・まぜそば出てくる前に、かなり気分がハイテンションにいっちゃってしまいます。
<全体> ボリューム感が嬉しすぎる!そして特製にして更にハートフルな質感アップ!
おおお!味噌感覚は全く表に出てないが、ゴボウ素揚げの盛り上がりだけで「味噌の鶉」ってアイデンティティを感じさせる!。しかも麺の大盛り感が全体に脈動感が伝わり、盛り上がってボリュームかんがありあり!。質感高い低温系チャーシューは3枚もあり、目にも眩しいモヤシがたっぷり。薬味はネギだけじゃなくニラもあってニラ大好きニラ星人な私としては満足感高し!。またプルンと美しい味玉も立派で、この上質感とボリュームで1000円切るとは・・・このご時世としては更に嬉しいじゃないか!。
<タレ>あぶたま味噌の豊潤!華やぐ麹を感じ・・・甘塩っぱく滲んだ絶品味噌ダレ!挽肉と絡めば「肉味噌」に変貌!
タレは、前回同様・・・丼の底には溜まっておらず、麺全体に完璧に絡み付けられております。味噌ですから、タレの粘度が高いので、麺の縮れのボコボコピロピロ部分が、ビッシちりとタレを入り込ませてるようです。またこのタレは、かなり味噌感が高い。東京あぶたま味噌というブランドらしいのですが、とっても味噌感が濃ゆい上に香りが高い上に、信州の赤麹の味噌をブレンドしてるらしい。香りの高さに麹っぽさを感じるのはそういうところなのかもしれません。麹由来の発酵感すら妄想してしまうじゃないですか・・・。また別のみそかんとしては甘味を感じるところも秀逸!。まさに甘辛イメージです。食い進んでゆくうちに、麺とモヤシの水分なのかが微妙に味噌ダレに混じり合い、そして蕩けてトッピングの挽肉と絡むようになる。ここで挽肉インにより味噌ダレが「肉味噌」状態に変化してゆくのも秀逸。
<チャーシュー> 半レア系のしっとり感にスパイシーさも加わる!噛み締めて淡麗な肉味を味わう!
周囲は少しスパイスが貼りつき、そして香りと塩気を浸透させている。周囲の部分は少しハードな歯応えもあって、なかなか酒を進ませてくれる味わいです。何となくロースハムの熟成感にも似たところもありなむか。そんなところをクツクツと齧り、残ったビールを流し込んだりして楽しみます。
また一方で中の部分は、やや淡白さもあって上品というか、適度な脂が差して円やかというか、噛み締めてじっくり淡麗な肉味を楽しむといった味風景。噛むとほんのりと差した脂がとろけそうで旨い。そのままでも旨いが、濃厚な味噌ダレにちょこっと付けながら食らうのも楽しからず哉。味噌と半レア肉ってのも合う!。これで残ったビールを一気に空けてしまいました。
<他トッピング> モヤシはシャキシャキ!細ゴボウ素揚げはパリパリ!香りと歯応えのハーモニー!
モヤシは熱々で湯気がもうもうと立ち上らせてます。どちらかと言えばシャキシャキ。それが濃厚タレに絡んだピロピロ太麺に巻き込まれるのが痛快に感じます。味噌ダレに熱で活力が増したように、香りが高まる瞬間です。そして、ゆっくりと回すとモヤシの方が落ち着くようになり、麺に寄り添うようになる。濃ゆい味わいの中に、フレッシュな野菜甘味が調和し、モチモチとシャキシャキがの歯応え同士がぶつかり合い更にうましです!。
歯応えと言えばゴボウ。糸状のゴボウが揚げられ、これがパリパリポキポキとした感覚。なのでこの中では異質。更にゴボウならではの土が煙ったような香ばしさも痛快に広がります。香りと歯応えの演出もビシッとキマッており、非常にナイスなトッピングです。またこれに加わるニラもいい仕事!。ニラは歯応えは淡いものの、匂いが曲者。しかしそれが濃厚な味噌ダレにはベストマッチで、タレの迫力が更に増すようなイメージ。単純そうで、よく考えられたチョイスですな。
<麺> 自家製麺:ピロピロ手打ちのヌチヌチ太縮れ!ボコボコの隙間にタレが絡む!奥歯で感じるモチモチさが最高!
七彩系列各店舗の中では少しハードめに位置するのではないかと感じてる。太さと肉厚さ、そしてピロピロの大胆さが溢れていると感じております。箸で引き上げるとすでに味噌ダレに混ぜ込まれて、深い茶褐色の色合い。乱れた麺線が陰影を感じさせて迫力満点。タレのペトペト感も一緒に伝わってきます。
汁なし系だと、ヌチヌチとしたハードさがきっぱり感じ取れる!。同時に麺の風合いも噛んだ時に直接に感じて、より麺を感じます。味噌も絡むからググッと味わいが際立つ。野菜の旨さも滲むが味噌に絡むだけで麺には浸透せず。咀嚼でそれらを合わせてゆく作業すら楽しくなる旨さですが、時間が立つと、ペーストっぽいタレでも、麺に浸透を始めるようです。次第に肉味噌化したタレが緩くなって、麺に相まってゆく・・・物腰が少し柔らかく変化してゆくようです。
この質感で大盛サービス無料。おそらく300g。それでこの価格だったら食わない手はない。七彩系のようなピロピロ麺好きなら食いたいはず!。
<味変化> 今回はお酢!味噌の風味に酸味を足してサッパリ感を演出!
味変化のアイテムとして、酢を別だしで提供してくれます。前回はすっかり旨さに夢中になって、酢を失念してしまったっけか。忘れずに今回は実行いたしました。基本的には濃厚な味噌ダレ。なので後半はやや重く感じる方もおられるかも。酢は酸味でサッパリするイメージもありますが、濃厚な味わいを少し変化させてくれるので、ライトに食えるイメージです。なので、味噌の風味に酸味を足してサッパリ感を演出はオススメ!。
<味玉にハズレなし!> 濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感!一面の味噌味の中で程よいクチ休めで旨し!
つるんとした美しくも淡い褐色の味玉。王道なねっとり型の甘味感じるマチュアな味玉です。特製だったら味玉は必ず入ってますが、お店公式のTwitterをチェックし、その旨を伝えると味玉サービスしてくれる日もあります。これは味噌のコク深さ一辺倒の中に、クチ休め的な役割としては最適。味噌好きでも少しは味変もしたいし、クチ休めもできるならそうしたい。
濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感!。白身は出汁が均一に染まっており、ヤクルトかビックルに近い色合い。そして卵黄は全体がねっとりとした玉になっており、崩すと生菓子のように解れる柔らかさ。中心部には卵としての湿り気が残っており、本来の卵味と出汁の熟成感すら覚える旨さです。これはやっぱりいいね!。嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!。
総じまして「コロナと梅雨の鬱陶しさも晴らす開放感!豊潤味噌と質実太麺のハーモニー!食うなら今のうち!」と言う感動!。もうすぐしたら冷やし中華と切り替えになるかもですので、早めのゲットがいいですね。また昼だけ限定と言う点もご注意を。ビールにも相性良いですし、つまみにもごはんにもなる、極上汁なし系。腹パンの幸せには大盛りがオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
大盛りで
香り華やぐ
味噌麺に
旨さ弾けて
うっぷん発散
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製味噌らーめん:まったりと豊潤さを漂わせる味噌のコク!甘味と塩気とほのかな辛味!チップとオイルで独特の香ばしさ!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/05/24/000000
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<2020.05> 特製味噌らーめん 大盛 + サッポロラガービール赤星 中瓶
もう肌寒い日もないだろう・・・と思って厚手のシャツをタンスに仕舞い込んだ途端に、そんな週末がやってきたわー。しかも朝から1日中しっかりした雨が降り続けており、家にいてもモヤモヤと過ごしてしまいそう・・・。近場で昼飯過ごすしかないと考え始めたところ、やぱり温もり感じたい日は味噌だよねぇ〜っと自分の中の誰かがささやきかけるよう。この界隈で味噌と言えば、個人的には「東京味噌らーめん 鶉」が推し!。もうそれ以上つべこべ考えることなく、開店時のポールポジションを狙って雨の中を突撃してみました。
最近は、ずっと「辛味噌」続きだったので、久しぶりに味噌をいただきましょう!。ちょっと憂さ晴らし気分で、特製&大盛と言うことで!。大盛無料は七彩の系譜ならそうなるね。そして置いてあるビールもそう・・・あの銘柄で統一されております。
<酒> サッポロラガービール赤星:ビールもねらい目!現存する日本最古のブランドビール!
そう!それは赤星!。これ置いてあるだけで、頭の中の書棚からブックマークが外れません。つべこべ説明要らぬが、ゴクゴク飲める苦い旨さと言う勝手なイメージです。スッキリした喉越しと個人的には思っており、アサヒスーパードライに代表されるドライ系ビールが登場するまでは、まさに主流だった味わいのはず。そしてドライが主流になって以降は、逆にズッシリと重い味わいと相対的に感じてしまうんだね。
この店はサービスのお通しが格別。低温調理のチャーシューの切り落としをサーブしてくれる。小皿と言えどてんこ盛りにも感じるサービス精神が泣けるね。また質感この上なく、しっとりしているようで塩胡椒主体な王道な肉味。あまりにも上品上質なため、冷酒にも合う風合いが見事です。薬味ネギには微妙な塩だれアレンジが施されており、赤星にとても合うね!。これだけでも、来る甲斐があると言うものです。
<全体> 明るい色合いにコク深く映る・・・質実な東京味噌!真円に浮かぶごぼう油が現代風ハイセンスで盛り上げる一杯!
おおお!これは力強くも美しさも表現する!味噌は素朴系そのものと言った和みある黄土色。きめ細かい味噌の溶け込みの上には、ポップにも感じる香味油がポカンと浮かび、水玉が浮かぶ宇宙観。これ以上もっと広がると草間彌生のアート感に通じるか・・・。一方でトッピングはカリカリに揚げられたゴボウの素揚げ。その素朴さも感じるが力強さには、サルバドール・ダリの内乱の予感をはじめとする突飛な構図を妄想してしまう・・・。危うくも静的な安定を保ってること自体が美しき哉(赤星で相当酔ってる〜)。
<スープ> まったりと豊潤さを漂わせる味噌のコク!甘味と塩気とほのかな辛味!チップとオイルで独特の香ばしさ!
東京都って味噌蔵あるの?と思うことなかれ。うんちくを紐解けば「東京あぶたま味噌」と言うらしい。どうせ青梅とか奥多摩でしょ?と思ったけど、実は中野区が本社・工場というかた驚きだね。七彩って「江戸甘味噌」のラーメンが一部では有名なんだけど、その江戸甘味噌を製造してるのがここだったのね・・・。地産地消してたんか!。こういうところからも、麺のみならずスープでも、七彩の系譜を大切に守ってるのがわかる。
さてその味噌だが、実に「甘味」がしっとりして深い。いや・・・実は甘味の中に塩気もしっかり感じ入るようで、米味噌と豆味噌を融合したような、甘味と塩気のバランス感覚!。江戸甘味噌は、決して甘ったるくはなかった!。さらに麹の風合いが実に強め!。最近食ってた辛味噌ではここがマスキングされたのか・・・ちょっと今更だが新鮮に感じる旨さです。
そしてベースの動物系の煮出しもいい感じ。多少口の周りにペタペタ貼り付く感覚あり。豚骨のコラーゲン感と鶏ガラのエキス感が融合してると思われ、濃密なれどクリーミーな滑らかさ。味噌風味を封じ込めることなく、下支えとして力強くバックアップしてます。その上に、ごぼう油が揺らめく〜。太白油に胡麻の香ばしさがしっかり移り込んだ仕上がり。味噌にも動物系にもできないエッセンスがプラスされて、旨さのカオスが一層引き立つ旨さになってます。
<麺> 自家製麺:七彩系でワイルド極まるピロピロ麺!序盤は香り高く!中盤以降は甘味を発揮!
嗚呼、今回も何と言う力強さと素朴さの一体感!。ご存知ピロピロ麺。喜多方イメージの平打ち手揉みな縮れ麺ですが、とっても粉の旨味が力強くてダイレクトに伝わる素朴な甘味がいいね。当然自家製麺。そして毎回伝えるが、七彩系譜の中では頭ひとつ飛び抜けてるワイルドさがいいね。食べ始めから中盤に至るまで、グルテンの風味が味噌味に混じりながらも、しっかりと感じ取れます。
中盤以降は、熱の浸透と汁の融合が進んで、一層馴染みのある旨味へと変化。歯応えが微妙に緩くなり始めると、一気に糖化が進みやすくなるのか??味噌味に混じった炭水化物ならではの甘味が映えます。もうお食事感覚が高まり、ガツガツと音を立てるように食らいつく!。
そうなるともう、ヤサイやら挽肉やらと混じり合いながら、ラストスパートとして食い切りましょう。緩い歯応えの合間に、ザクザクとしたモヤシや、クニクニした挽肉食感!。味噌も混じり合い・・・定食系成分が口の中に全部入り込んでいるような旨さ!。
<チャーシュー> かなりきめ細かく差しの入った肩ロース!シンプルな塩胡椒に醤油っぽい香りが引き立つ低温調理肉!
赤星のアテとして、すでに知った味ですが・・・やはり大判一枚をガッツリしっかり食らうと印象もまた変わる。初めてこの肉を見たとき・・・ロース肉かと見間違いました。非常に脂の差しが細かくて、老眼が進んだ私には識別しづらい?。非常に上質と思える豚肩ロース肉です。とてもしなやかな歯応えは低温調理の賜物。しっとりとしており、噛むと脂のコク・甘味がしっかりと伝わります。
ベースの味はシンプルに塩胡椒系。なのでこれが中華風?なのかと言われれば、どちらかと言えば洋風な気がしてしまう味風景です。肉本来の味わいも大切にされた感じで脂身と一体化した肉の本来味がまた格別。これは白飯とういうより酒に合わせたい仕上がり感です。
ただ、洋風と言い切れないのが、カエシの風味。どこかに醤油の風合いを感じるものがあり、ソミュール液には微妙に醤油が使われているだろうか・・・・。最近のお節は和洋中で段が分けられることが多いが、どこに入れようか迷ってしまいそう。
<ヤサイ> 半分クタりかけたモヤシとニラ!味噌の風味を浸透しライスと共にしたくなるオカズ感覚で旨し!
ニラは味噌スープでしんなりとして麺に貼り付く。甘味を十分に吸い込んだニラ苦味が実に旨いです。またモヤシはクタりかけ。ちょうど歯応えが残り、汁が甘味を含みかけたところで、味噌麺としてはベストな状態です。これは確実にピロピロ麺に絡みつき、歯応えの複雑さと味の多様化を表現しますねー。できることなら、有料でいいからヤサイ多めという設定があってもいいかと!。何気にリクエスト〜。
<挽肉> 具材と薬味の役割!微かな唐辛子フィーリンングがスープに滲みヤサイに絡む!
この一杯の影のヒーローは、ゴボウの素揚げトッピングと挽肉。ゴボウはその独特な素朴さと土壌感じさせるような香味で、味噌の味わいを高めている!。挽肉だってそう・・・スパイシーに炒められた肉エキスを、スープに溶かし込む一方で、ピロピロ麺に絡みつかせて、食感と味わいも膨らませていくようです。秀逸なのが、挽肉に含まれた唐辛子。炒めるにあたり、微妙に豆板醤か辣油を加えたか??。それが挽肉汁と融合し、ゆっくりと味噌スープに溶けてゆくので、全体の旨さがシフトアップしてますよ!。
<味変> 今日もやっぱり「S&B さんしょうの粉」を加えてみたよ・・・これも激しくオススメ!
このままフィニッシュでもよかったんだがね・・・。天邪鬼なものだから、試せる物は最大限に生かすよ。テーブルセットにあった「S&B さんしょうの粉」もまたまた今回も激しくオススメ。挽肉とごぼう油に飲み込まれるかと重きや、スパイス感の軸が違うと言うか・・・決して埋もれませんでした。さっぱり痺れなので邪魔しません。ほのかな味変化もお試しあれ。
<味玉にハズレなし!> ねっとり甘味を感じる熟成感!あえて味噌出汁に絡めてコクもプラス!
典型的なねっとり型の甘味感じるマチュアな味玉。やっぱり特製にこだわるのは、全部旨さが入ってるからで、味玉はその目玉という存在感。味噌のコク深さ一辺倒の中に、クチ休め的な役割としては最適。また今回は、チャーシューや挽肉でも気分を良くしたのもあって、味玉も半分だけ味噌だれに絡めてみました。
想像以上に良いではないか!。いや、味玉と言うか少し別のものになってしまったかも!?。絶対に味噌ダレに浸った味玉をピックアップして、白飯に乗せてみるのもいいかも。卵黄めがけ箸でぐっちゃぐちゃにして白飯と食らうと確実に旨いはず(これ何回も今後もアピールするかも・・・ダイエット中には辛いが)。。旨し!やはり今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「温もり欲する心にしっとり染み入る極上味噌麺!武蔵野エリアを代表する崇高味噌ならココ!」と言う感動!。あまり味噌麺を食わない私が、ここだけは通うということで、旨さは嘘ではないとお分かりいただければ幸い(別に店の関係者じゃありませんよ:汗)。味噌と辛味噌だけで飽きさせないので、真夏でも食うべしな一杯です。さて・・・実はそろそろ、この店の味噌で仕上げた「冷やし中華」が今年はいつかと気もそぞろ。オールシーズン絶品対応なお店ですので、激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
しとしとと
雨で肌寒む
下げ気分
こころ温む
極上味噌麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製辛味噌らーめん:ソフトな豊潤味噌の香りに混じって・・・ハードな自家製辣油のピリリ感が見事にバランス拮抗!
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<2020.04> 特製辛味噌らーめん 大盛 + サッポロラガービール赤星 中瓶
遠出はできないため、歩ける範囲で地元の麺探訪。味噌ならここでしょう!それは「東京味噌らーめん 鶉」さん。普段あまり味噌麺を食わない私でも、ここは定期的に通っていると言うお気に入りのお店です。理由は、近いのもあるんだけど、「七彩譲りのピロピロ麺」と「サッポロ赤星」があること。そして何より、「味噌の風合いが好み」です。そして・・・先日感動した「味噌混ぜそば」もいいね。さらにこちらは「冷やし中華」も旨い!。味噌縛りにしては多彩なイメージもあり、飽きずに通えるって感じがいいね。今回は余裕持ってやってきたが、先客なく一番乗りだったようです。
<酒> サッポロラガービール赤星:定番の旨さに加えて「お通し」が素晴らしい!
七彩ゆかりの店って「大盛無料」だし、ビールはどこも「赤星」を出す。それも「お通し付き」ってな感じで、サービス・コスパ面でもいい感じです。昼から早々に味わうビールの味は、背徳の旨さであり酔が回るのも早いねー。みょうに旨いわー・・・赤星の苦味ってホント好き!。
こちらは「お通し」がチャーシューの切り落としを出してくれます。これが実に充実感与える旨さで、酒がみょうに進みまくる!。下味の肉旨味がしっかり感じられる上に、ペッパーの刺激が食欲と酒欲を刺激する!。ちょこっとネギを乗せるともう・・・薬味の清涼感がプラスされて思わず興奮する旨さ!。お通しが素晴らしいとビールが安く感じられるねー。
<全体> ソフトな豊潤味噌の香りに混じって・・・ハードな自家製辣油のピリリ感が見事にバランス拮抗!
おおお!縁取る自家製辣油の眩しさよ!夜のテールランプのように目に焼きつきますな!またその隙間からは褐色にも思える穏やかな味噌ベース。ハードさとソフトさがとても拮抗しております。そして、先ほどまでワッサワッサと中華鍋で振られていた具材は、綺麗に整えられており、それをピンク色のチャーシューが支えあってくれてる。冠の系唐辛子が、辛味噌系のアイデンティティを主張してるかのようです。美しき味噌麺じゃな。
<スープ> 辛さに香りの華やぎと仄かな輪郭を残す痺れ!ベースの豊潤味噌と野菜の甘味が辛さと交互に入り変わる!
辣油が全体に混じる前にベースの味噌をと思ったのだが、どうしても辣油が進入してくるので、そのまま最初のひとくちをいただきました。やはり最初に主張するのは辣油の刺激。ピッキーン!と唐辛子ベースの油の刺激が舌一面に広がり、辛さを痛快に脳裏へと伝達してゆくー。そして少し間を置いてから、微妙な痺れの第2波なる味わいを感じたかと思うと・・・唐辛子の熱と清涼なる香りが鼻腔を駆け抜けてゆくー。山椒が少し入ってますが、ペッパー感もあり、辛さに香りの華やぎと仄かな輪郭を残す痺れ!ですね。
辛さに馴染んできたかな?もしくは辛さが少し引いたかな?と感じ始めた時に、次はベースの味噌味がじわじわと訪れます。屋号の「東京味噌」の通り、東京産「あぶたま味噌」を使用とのことですが・・・銘柄はともかく、田舎味噌のようなブレンド豊かな風味感が味わいにノリノリです。甘味を感じるんですが、複雑に味噌由来の塩っ気もあり、赤味噌でもないのに不思議な感覚。辣油ダレの激しさに単に麻痺しているだけかもですがー・・・。
<麺> 自家製麺:最高にもっちり!ワイルドなピロピロ感!味噌を全体にまとわりつかせ受け止める旨さ!
この手揉みピリピロのしっかりしたところ、そしてやや太めでもっちりした素朴でワイルドな見栄えが好きです。地肌に辣油の欠片を貼り付けて味が染みてそう・・・。麺の切れ目に注目すると、まるで甲州ほうとうを彷彿とさせるビロビロさです。
これをニュルっと滑らせてそっと啜りあげると、暴れて汁が弾けて顔に当たる!アチチッ!。啜っているだけで辛味噌が馴染んでいるのがわかるホットな香りが立ち込めます。それを前歯でヌチっとちぎって奥歯へ運び、ヌツヌツと潰してゆくと・・・明るいモッチリ歯応えなのだが、微妙に引き締まり部分があって、麺の風味がしっかり伝わります。嗚呼、麺がうめぇ!辛味噌に塗れながらも麺本体の風味はしっかり残った部分があって、太麺らしい仕事ぶりです。
そして大盛無料!ビールをすでに1本開けてるのもあるが、しっかり腹パン気分が味わえて嬉しいねぇー。味噌だけでなく、野菜などの具材も絡めて食らうと一層に旨さの満足感が高まります。
<チャーシュー> しっかり下味が浸透したしっとり半レア感!あえて辣油に絡めて食ってみたよ!
味噌系としては今風な半レア肉。見事なローストの調整ぶりで、中の半レア仕上がりが素敵すぎます。低温系の肉にしては、下味がしっかりしており、周囲の部分は香ばしさと熟したような旨味で深い!。もうそのまま食らう方がいい・・・すでに完成型だわ。
しかしね〜・・・今回はちょっぴり辣油で遊んでみました。半レア部分に辣油ダレを浸透させるとどんな旨さになるかと言うお楽しみ。半分浸けたり、全部沈め込んだりと試してみましたが、実に悪くない組み合わせ。そのままだと酒の方が合うなと言う味わいですが、辣油ダレと交わると白飯に乗せて食いたくなる仕上がりにも感じます。ご興味がもしあればお試しあれ。
<具材> 汁と一体化しクタり気味のモヤシの甘さ!食べる辣油と挽肉が交じると爆うま!これは白飯欲する旨さ也!
スープを吸い込んで熱入れされたモヤシは格別!。少し透明感が出ておりクタッた感じがまた甘味を感じさせます。そこに食べる辣油が少しトッピングされ、さらに系唐辛子が絡まり攻める。甘味の補強として、挽肉が下支えすると言う味構成です。
もうこれは一気に混ぜ混ぜしてしまいましょう。辛さと甘味!淡白と濃厚!それらのカオスが旨しです。麺とも絡まるとさらに旨さカオスが深まる・・・。味噌麺に野菜は大必須ですな!。
<味変> 今日もやっぱり「S&B さんしょうの粉」を加えてみたよ・・・これも激しくオススメ!
このままフィニッシュでもよかったんだがね・・・。天邪鬼なものだから、試せる物は最大限に生かすよ。テーブルセットにあった「S&B さんしょうの粉」も激しくオススメ。食べる辣油とか辣油ダレに飲み込まれるかと重きや、スパイス感の軸が違うと言うか・・・決して埋もれませんでした。さっぱり痺れなので邪魔しません。ほのかな味変化もお試しあれ。
<味玉にハズレなし!> ねっとり甘味を感じる熟成感!あえて辣油に絡めて辛さもプラス!
典型的なねっとり型の甘味感じるマチュアな味玉。これ特製じゃないならトッピングに加えるべきでしょう。味噌のコク深さ一辺倒の中に、クチ休め的な役割としては最適。また今回は、チャーシューで気分を良くしたのもあって、味玉も半分だけ辣油だれに絡めてみました。
想像以上に良いではないか!。いや、味玉と言うか少し別のものになってしまったかも。例えば辣油ダレに浸った味玉をピックアップして、白飯に乗せてみるのもいいかも。卵黄めがけ箸でぐっちゃぐちゃにして白飯と食らうと確実に旨いはず。ちょっと別の可能性を感じてしまいましたー。
総じまして「凹んだ心にホットな刺激!風味も深いよ極上東京味噌麺!」と言う感動!。食いに出かける時点では、世相の暗さにため息混じりだったんだが・・・こうやって食った直後だと、なんだか活力受けたような痛快気分。気持ちが下げな上に、腹が減ると凹む・・・そんな苦境には、辛味噌で一気にホットで気分も弾けるってのがいいかもね。大盛食って幸せを感じましょう。何か自分なりの気分転換でもないと、このさき長丁場も乗り切るのもしんどそう・・。まだ見つかってないなら、この際、辛味噌らーめんを激しくオススメ!。食って元気!食って幸せ!旨し!そんな気分で・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
先行きに
心寂しく
腹が減り
不安払拭
痛快辛味噌
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
味噌まぜそば:全て麺に絡みまくり!味噌の豊潤さと麹を感じさせる香が甘塩っぱく滲んだ絶品ダレ!
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<2020.04> 味噌まぜそば 大盛 + ランチチャーシュー丼
知る人ぞ知る、名店「七彩@都立家政」ご出身の方の店。手打ちのピロピロ麺が最高に旨いとこ!。近くで言えば、くじら食堂とは兄弟関係になるのかしら・・・。そんな中でも味噌一本勝負という潔さが素敵です。
コロナの影響と少々強い雨のせいか、ランチピークに先客2名、後客1名という寂しさ。ビールでも飲んで売り上げに貢献したいところですが、午後から自宅で仕事なので苦しいところです。もうすでに夏の冷やし中華も含めてメニュー制覇したはずだったんですが・・・なんと「味噌まぜそば」なるのがこっそりと券売機のボタンにあるじゃないですか!。何ー・・・これは知りませんでしたよ!。酒飲めないガッカリさが一気に吹っ飛んでしまった・・・。
<全体> このボリュームと質感で750円とは嬉しすぎる!更にハートフルな優しさ滲む逸品!
おおお!これはボリューミー!そしてモヤシの盛り上がりでまるでガッツリ麺のような迫力!。しかしトッピングにジャンキーさはなくとても丁寧な作り込みでおとなしい感覚が溢れます。挽肉とチャーシューは丁寧さそのものなんだけど、それ以外に糸状のゴボウをフライにしたのもあしらわれ・・・ガッツリに見えてとても上品な作り込みと感じますよ!。
<タレ> 全て麺に絡みまくり!味噌の豊潤さと麹を感じさせる香が甘塩っぱく滲んだ絶品ダレ!
さてタレだが・・・レンゲで底を調べてみたが・・溜まってない。全部きれいに麺に絡んでるって感じで、これまで徹底的に絡みまくっているのも珍しいと思えます。予め調理段階できれいに混ぜてくれるところは多い。しかし、タレの粘度が高いことと、麺のボコボコピロピロ縮れが、その細かい窪みにビッシちりとタレを入り込ませて、そうさせてるようです。
さてこのタレ・・・本当に味噌を舐めてるような感覚にさせる。そんなことは実際はないんだけど、とっても味噌感が濃ゆい上に香りが高いのです。東京あぶたま味噌を使用。加えて信州の赤麹の味噌を使ってブレンドしてるとのことです。なので赤みそっぽい強めの香りには、麹由来の発酵感すら微妙に思うイメージ。そして赤みそ由来の塩っぱさよりも、むしろ甘味を感じるところが秀逸!。味噌をそのままなめているような感覚にも、動じない甘辛イメージです。これは旨い!ホント無我夢中で食い続けてしまいます。
<挽き肉> 醤油と味噌風味がじっとり浸透した甘辛ふわふわ食感!量も多くて全体に散らばりまくり!
味噌麺や担々麺でよく出てくるアレですね。山椒の痺れやトウガラシの辛さはなく、本当にナチュラルに肉あじと味噌だれ、そして醤油系の風味を感じます。炒め過ぎずもせず、味が染み通っている割にはふかふか。粒もそこそこ大きめで、これもまた全体に散らばると、極太ピロピロ縮れの隙間に挟まってしまいがち。麺をかじるとそこに挽肉が隠れていたということがよくあります。量も多くてケチケチしてないところもまた痛快。
<チャーシュー> 嗚呼王道の低温調理のしっとり感!濃ゆい味わいの中に淡白上品肉味が和む!
挽肉のみならず、ちゃんとご立派な半レアチャーシューもトッピングされてます。この肉の色合いと質感を見れば分かるが、とても上品な味わい。しっとり?ぺったり?と張り付くような地肌で、滋味深い塩気に肉本来の味わいが広がる。噛むとほんのりと差した脂がとろけそうで旨い。そのままでも旨いこれを、濃厚な味噌ダレに塗れさせるか・・・、否。味噌ダレをソースがわりにちょこっと付けながら食らうとよろしかろう・・・・味噌と半レア肉ってのもあいますよ!。絶対に酒が欲しくなりますがー。
<他トッピング> モヤシは熱々なれどシャキシャキ!細ゴボウの素揚げが香ばしく香りと歯応えをアミューズ!
さてモヤシ。レギュラーの汁系だと、中華鍋で炒められた熱々スープにも絡むのでしなやかで甘いのですが、どちらかと言えばシャキシャキ。それが濃厚タレに絡んだピロピロ太麺に巻き込まれる。かき回せうとどうなるかと言えば・・・モヤシの方が服従したように絡み落ち着きます。濃ゆい味わいの中に、フレッシュな野菜甘味が実に調和しつつ、異質な歯応え同士がぶつかりあい尚うまし!。
また歯応えと言えばゴボウ。糸状のゴボウが揚げられ、これがポキポキした感覚なのでこの中では異質。更にゴボウならではの土が煙ったような香ばしさも痛快に広がりましょう。香りと歯応えの演出もビシッとキマッており、非常にナイスなトッピングです。
<麺> 自家製麺:強力なピロピロ手打ちのマイクロ太縮れ!ボコボコ捩れの隙間にタレが絡みつきハードなモチモチ感最高!
言わずもがな・・・真打はこの麺。個人的には、七彩系列の中では少しハードめに位置するのではないかと感じてるところ。太さと肉厚さ、そしてピロピロの大胆さが溢れていると思う次第。味噌麺というだけでも、中華鍋ふるう分で手間がかかる上に、自家製で手打ちピロピロ揉みだから・・・・そう思うと、結構安い価格設定と思えるね。
汁なしだと、いつも以上にヌチヌチとしたハードさがきっぱりしてる!。その分、同時に麺の風合いもダイレクトに感じて、より麺を旨しと感じます。味噌も絡むからググッと味わいが際立つ。野菜の旨さも滲むが味噌に絡むだけで麺には浸透せず。咀嚼でそれらを合わせてゆく作業すら楽しくなる旨さです。
この質感で大盛サービス無料。おそらく300g足らずといったところか・・・それでこの価格はやっぱり一回食っとけというしかないめ。
<味変化> お酢もいいが・・・テーブルセットの粉山椒もオススメ!
味変化のアイテムとして、酢を別だしで提供してくれます。だがすっかり旨さに夢中になって、酢を失念してしまいました。しかし、ここの味噌麺ではやること決まってて、それは「粉山椒」のふりかけ。汁なし系にも絶対に合います。汁がないので全体に広がらず。だから少量づつ全体に眩しましょう。和山椒だから、妙に中華系に偏ったりしない旨さがそこにあり!。
<〆飯> ランチチャーシュー丼:肉もいいが米が良い!粒がたって噛むと甘味が湧き立つ旨さ!
150円だったのでそれも追加!。文字通り、白飯にチャーシューが細切りにされてトッピングされております。肉と米の組み合わせはテッパンの旨さ!これについては語ることあまりない。むしろ伝えたいのは、「米がうまい」こと。米粒が立つ旨さで妙にはまった!。噛むたびに米の甘味を感じるようで、丼物にも興味が絶えなくなってしまいます。
総じまして「季節外れの冷たさに・・・心温もる質実味噌感!憂さを晴らせるガッツリ大盛サービス!」と言う痛快気分!。これはもう一度食いたいと思ってます。次回は少し汗ばみながら、ビールが美味しく飲めるというタイミングでね!だってここサッポロ赤星置いてるのも経験済み。冷やし中華が出るまでは・・・こいつで酒をあおるのだ!。コロナコロナで寂しい毎日ですが、地元憂さ晴らしには最適!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
昼時の
冷たい雨に
震えつつ
食らう味噌麺
震える旨さ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
特製辛味噌らーめん:辣油の揺らめきが美しい!淡麗な雰囲気も醸すガッツリ味噌麺!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/01/07/080000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/BLx8RGFVWGs
<2020.01> 特製辛味噌らーめん大盛+サッポロラガービール赤星中瓶
こうも休みが長いと完全に腑抜けてしまったようです。もうすぐ日常生活に戻るというのに、完全にダラダラ生活・・・すっかり朝寝坊で目覚めたらお昼前!。生甲斐(?)のラーメン活動にも力が入らないのであります。
いっそのことくじら食堂へ向かおうと思うのだが・・・途中で行列予想にヘタてしまう(もう完全に怠いオヤジ状態)。それでもいいのを食いたいので、思いついて流れたのが「鶉@武蔵境」でございます。同じ系統の店だからねー・・・未食の味噌まぜそばを狙ってきたものの、生憎正月期間は未提供とのこと。ゲッターズ飯田の占いによると、銀のイルカは今年は波乱の年らしいので、何事も耐えて前向きにかがえて行く心構えでいきましょう!。
<酒> サッポロラガービール赤星:くぅ〜っ!冷えてて旨し!お通しチャーシュー主役を食うほど絶品!
へへへ・・・ここは赤星を提供してくれるんだよね。これも大きな訪問モチベーションです。ハートランドの次に好きな銘柄。陶器のグラスに注いで味わうが、ざらつく表面がきめ細かい泡を生み出し、めちゃめちゃ旨そう!寒くともビールだ!グビグビと一杯目を飲み干しますが・・・くはぁーーーー、旨すぎる!。何か別のバージョンなのかと勘ぐるほど、妙に旨いではないか!温度がまた冷えてて痛快!たちまち一本空けてしまうじゃないか!。
それに御通しのチャーシューが半端ない。お通しチャーシュー(サービス)で一番旨いのは「ちとせ@曙橋」と睨んでいるんだが、いやいやどうしてどうして・・・ここもいいじゃん!。味噌らーめんトッピングのより小ぶりだが肉厚!。塩ネギとの絡みが抜群で、これがビールを加速させるのだった・・・。お正月用みたいに別売してくれんだろうかな〜。
<全体> 辣油の揺らめきが美しい!淡麗な雰囲気も醸すガッツリ味噌麺!
今回は、狙いのまぜそばが食えなかったこともあり、メニュー選びは少しハジけてみました。特製!辛味噌!そして大盛!七彩系列は大盛無料だから嬉しいよね。そんな流れで今回は腹パン路線です。その麺顔はこんな感じ!。
おおお!辛味噌と言いつつ辛さを示すのは辣油!比較的穏やかな味噌風景に、存分なる赤いたらし込みが大胆!。全体的にワイルドに傾斜させるテクニックだが、妙に整っている感覚。下地の味噌は素朴に感じさせつつ、辣油とのコントラストが美しく、全体的に淡麗なムードも醸し出すではないか!想定以上に旨そうだ!。
<スープ> マイルドな合わせ味噌の風合いに微かに混じる赤味噌の味わい!辣油が香ばしさを後押し!
味噌系の一杯は、やっぱり中華鍋を振るうのが素敵だ。熱した鍋にラードを入れて野菜を手早く炒めて行き味噌スープと合わせるその一体感がいい感じ。味噌の風味が熱と野菜類のエキスで素朴なれど優しい旨味が広がります。味噌は米味噌とも豆味噌とも判別つかないコクと香り。甘みと塩気が拮抗しており、麹は緩やかな風合い・・・合わせ味噌って感じですね。子供も安心できるマイルドな旨さ。
ここに自家製と思われる辣油が絡むが、ピリピリとホットな刺激を与えるよりも、辛さはシャープなキレって感覚。そして香りが混じると一気に高まるかな?。辣油とは別の塩気を感じるイメージで、辣油によって塩気が引出されたのか?。辛さは辣油だけでなく、味噌からも滲み出てくるような味風景でした。
<麺> 素朴さ極まる極太縮れのピロピロ平打ち麺!風味豊かでモッチリ歯応え!絡みまくる楽しさ!
ご存知、自家製ピロピロ平打ち麺。七彩系統のシンボルマークですよね。ただ個人的な感想では、ここ「鶉@武蔵境」さんが一番、素朴かつワイルドなピロピロと思うのだが、私だけでしょうか?。太さは厚さが、皮一枚だけボリューミー!マッシブ!ってな感じで、口当たりから舌触り・・・咀嚼と飲み込みに至るまで、シルエットを明確感じさせてくれます。
序盤からもう汁を吸い込みにかかってるのがよく分かる。汁の吸い込みが、縮れによる厚さの差で微妙に柔らかさとモチモチ反発さに変化が生まれてます。そのままモヤシやら野菜に絡めてくらい、ザクザクモチモチと複雑な歯応えを楽しみ、旨さを重ね合わせてゆくのが楽しいじゃないか。また挽肉がピロピロの隙間に入り込み、それを噛み潰す時の「当たり」感覚も捨てがたい旨さ。もう中盤からは、全体をかき混ぜまくってカオスにしてから一気に食い尽くします。
<味玉> 思い切ってグジャグジャに潰してスープに溶かしてみよう!新たなコクが生まれる旨さ!
奥久慈卵を使った高級感。出汁がゆっくり深く浸透したトロトロさを少し残すタイプ。ちょっと今回だけは、違う食べ方をしたかった・・・スープの中で割ってグチャグチャに潰してみました。一度やってみたかったんだよねー。辛いスープに味玉のコクをぶつけ合わせることを。ピリ辛スープの中に卵黄の崩れた粒が流れたり、また麺のピロピロ隙間に入りついたり。そんなところを一気にもろとも食らうわけですが、これが妙にハマる!。この食べ方は最後残ったスープで飯割りする時でも使えそう。少しオススメ!。
<チャーシュー> 肉本来の味わいに淡く滲む醤油ダレ!程よい塩気で酒が進むし麺も進む!
冒頭でお通しにでたのと同じなので、すでに知ってしまってた味わいだが、低温調理が抜群でございます。意外としっかり味が入ってるのか?。本来の肉味とともに軽く塩気を含んだ出汁感が滲みます。肩ロースなので、赤身と脂身のバランスがよく、その出汁の浸透による旨味変化が別なのが面白し。脂身の甘味がすでに浸透液の旨さが染みてます。脂身のコク深い味わいが赤身を包みます。
また少し辛味噌スープに潜らせ、旨味を含ませてから食らうのも一興の食べ方かと。時々崩れた卵黄が纏わりついたりして、カオスな旨さにも変化いたします。うー・・・またビールが欲しくなってくる。小瓶が置いてあったなら、間違いなく追加していたかと!。
<他具材> クタクタ炒め感のもやし!フカフカ感触の挽肉!麺に絡まりスープに溶けて旨さ大活躍!
どうして味噌ラーメンのモヤシをはじめとする野菜は旨いのか!。すでに鍋で炒めて味噌スープと一体化されてるからなのでしょうが・・・ややクタっとした野菜感が絶妙。野菜の甘味を一番感じさせる処理だよね。これはこのまま白飯の上に乗せてもいいよね。次回は麺大盛やめてライス追加にしようかしら・・・。
また挽肉があるだけで少し興奮。こいつは肉のくせにスープの旨さを吸い込むし、隙間に入ってあちこち浮遊するかと思いきや、丼のそこに溜まって最後までかくれんぼしてたりする憎いやつ。だからいつも汁完飲を誘うのだ。最後まで飽きさせないね!。
総じまして「素朴なのにハイセンス!そしてどこか新しい・・・三多摩トップクラスの崇高味噌麺!」と言う感動。何気にフラッと立ち寄ったとは言え、やはりここは旨い店。この界隈エリアの味噌系では随一と感じ入っております。相当気が早いが・・・実はこちらの味噌冷やし中華がまた絶品。これからが寒さの本番と思われ、温まる崇高味噌ならこちらを激しくオススメいたします!。今年もちょくちょく通わせてもらおう!そんな応援と今後の発展も期待しつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
朝寝坊
正月気分
名残惜し
雑煮も飽きて
味噌麺旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
味噌冷やし中華:味噌のコク!甘みに仄かな酸味も漂う芳醇さ!辣油の辛さと香ばしさがナイス!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/07/28/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/rYIgHyE2pLc
<2019.07> 味噌冷やし中華+サッポロラガービール赤星
令和元年夏の冷やし麺活動!。この一ヶ月の「冷やし担々麺」の探訪をひとまず休憩として、別の格別なる冷やし麺を探そう・・・と言うことでやってきたのが、地元にほど近い「武蔵境」界隈。ここもこの1年で新店舗が入ったりしてラーメン的に騒ついていますが、何と言っても私は「鶉」さんがオススメかと。つい先日、お店の公式Twitterで冷やしが始まったとの情報上がったので、早速突撃してまいりました。
この一杯は2年前に食って衝撃的だった・・・。個人的に東京で食うべき冷やし中華ベストに載せております。よかったらご参考まで。
【厳選】東京都内でこの夏食べたい「冷やし中華」!そんな15選!
https://www.ramentabete.com/entry/2018/04/08/223425
<酒> サッポロラガービール赤星!ようやくビールがうまい季節が来た感じ!
折角の休暇だからねー・・・飲まない訳にはいかない!。ここはサッポロラガー赤星だと知っての狼藉を働きます。生ジョッキよりも、瓶ビールが好きなオレ。このブランドは特にお気に入りの一つ!。陶器のコップで泡立ちもいつもとは違ってくるように思えるし、暑さもあってか特別に美味しく感じるのでした!。やっぱり夏はビールだ!。
何気にお通しも優れもので、例の極上チャーシューとその切れ端。ネギの小口切りには塩ダレがかかっており、これがまた肉と相性が良いね!。ネギを肉で巻くようにし、口へと運ぶ!。肉の旨味の下に塩ネギの刺激があって、これまた格別。グビグビとビールが進むわ!
<全体> 着実に徐々にグレードアップ!自家製辣油とわかめがプラス!
おおお!2年前の夏の感動を再び!って感じだがスケールアップしてないか!自家製辣油で辛味噌風にもなる!そしてワカメも入りトッピングが純増!。ちょっと見ない間に確実に進化してる感じがありありです。また色合いが全部いいね。チャーシューは千切りになっても迫力ありありだし、錦糸卵だって肉厚感と色合いがいい。きゅうりともやしには「ハリ」が感じられるし瑞々しさが眩しいほど。
ううう・・・これは完成度を手をつける前に感じてしまうではないか・・・。妙な躊躇をしてしまい、なぜかトップのプチトマトを食いながら、呆然と実食がスタートです。
<タレ> 味噌のコク!甘みに仄かな酸味も漂う芳醇さ!辣油の辛さと香ばしさがナイス!
ありそうでないのが「味噌冷やし中華」。味噌っていうろ胡麻味噌とか、肉味噌ってのは冷やし中華ではよくあるんだけどね。これを専門店ならではの知識とテクニックで、しっかり「冷やし中華」してくれてるのです。まず味噌のコクがまろやか!。塩気が強いだけが味噌ではないが、ジュレとまではいかないゆるゆるの状態。
それは味噌味ながらも酸味も感じられて、味で清涼を感じさせるほど。既に麺全体に絡められてるようで、微妙に麺の風合いも溶けているかもしれません。そして味噌特有の発酵系のコクがまろやか。汁なし系なので味は全体的に濃ゆめですが圧迫感は全然なし。慣れてくると鼻孔を抜ける香りに芳醇と思わせる余裕すら感じます。
2年前には確かなかった「自家製辣油」。レギュラーの辛味噌らーめんで使われているものと思われるけど、これは冷やしにも絶妙に合います。見た目はとてもハードな辛さ!?キレのある刺激と思えるのですが、実際はスパイス感覚の香り高さが秀逸で、味噌味にベストマッチ。甲殻類の香ばしさ??そんな感じさえするので、食欲が爆発寸前。辛いの苦手な人に無理とは言いませんが、少しでも辛さに耐性あるなら激しくオススメな味変アイテムです!。
<麺> 自家製麺:ご存知平打ちピロピロ麺!ワイルドに近い素朴感がタレに絡んで優しい食感!
これに会いに来たようなもの。いわゆる東京では七彩系と呼ばれるタイプですが、鶉が中でも一番素朴感高いかな?という印象。サイズ・縮れなど何となく〜・・・根拠はない。これが味噌ダレに絡んで絡んで絡みまくっているのですよ!。途中から自家製辣油など入れたもんだから、余計にワイルドっぽくも感じる!。ピロピロしたエッジが味噌ダレでコーティングされたような感覚。まるで麺がキャラメリゼされたかのような風貌。
しっかりと熱取りされ冷えた感覚。適度に引き締まった歯ごたえが頼もしい反面、引き締まり過ぎて硬さを感じさせません。ナチュラルなもっちり歯ごたえが、優しいと思えます。見た目以上に重くない!。大盛り無料とあって、麺の厳つさに尻込みする方がおられると思いますが、ここは思い切って無料の大盛り対応をお願いしましょう。並で150g。大盛で200gですから負担は軽い。また見た目よりも滑らかにスベるので、ズボボボボーーーっと啜りあげることも案外容易です。気をつけることはハネが飛ぶこと。ニュルニュルと口の中から、喉奥へと進むシルエットも楽しいです。
<チャーシュー> ほんのりピンク色したしっとりさを残すロースト感!塩気が自然で脂で崩れとろける!
チャーシューが美味いよね!。ローストボークの中心部分が、ほんのりとまだピンク色が残っている肉。赤身と脂身の配分がバランス良く、千切りになっても一枚肉の迫力を感じさせます。これはお通しでも既に知った味わいですが、塩気がナチュラルで脂身に染みた部分が実にうまいです。思いつかなかったが、冷やし中華でも肉増しは可能なはず。ちょっと麺顔が厳つくなりましょうが、別皿にもできましょうし・・・次回そうするかも。
<他具材> バキバキした歯ごたえと、プニプニした歯ごたえのコラボ感が麺と合うね!
ワカメが加わったことで、バランスが良くなったかも。きゅうりともやしのバリバリした歯ごたえが、またとても気持ちよくて快感。それに対して卵焼きのしっとり感と、それに似たプニプニしたワカメの歯ごたえもなかなかやるね。両極端なトッピングが絡まるとバランスよく感じるのか?。ま、どれも単独で質感がとても高いのもポイントで、足を引っ張り合いません。どれも皆旨し!。
総じまして「王道のようで誰にも似ていないような・・・崇高感ある味噌冷やし中華」と言う印象。ちゃんと探せばもっと味噌系冷やし中華はあるんだろけど、現時点で東京で味噌冷やしと言えば・・・ここかな。レベルアップしてたのも嬉しかった!。できれば夜営業でも、この冷やしを提供してくれんだろうか。この点は依然と変わらず。せっかく格別なる冷やし中華があるのだから、もっと知ってほしいと思うのだが。そんな応援と期待を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
肌を刺す
夏の陽射しが
厳しくも
暑さで旨し
味噌冷やし麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
赤白味噌の合わせでコク深く!素朴なようで上品味噌スープ!辣油は旨味含む辛さ!
<2018.12> 特製辛味噌らーめん大盛
・・・いろいろあって一旦外へ出たものの、寒いーーーーー!。ビール飲む気満々だったから、クルマで行く訳にも行かず、チャリをこいて向かったのだが、途中でこりゃ無理だ・・・などと弱音を吐いてしまいます。何がビールだ!凍えて死んでしまうぞ、熱燗だ熱燗!。ただ熱燗だすラーメン屋は滅多にないぜ。邪魔臭がらないで、徒歩バスと電車移動しときゃ良かったと深ーい後悔しておりました。武蔵境界隈まではね。
<赤白味噌の合わせでコク深く!素朴なようで上品味噌スープ!辣油は旨味含む辛さ!>
これは少し前には何度か食い続けた味噌味でして、相変わらず旨いのです。味噌は色々産地により、素材により色合いや風味が随分と違ってきますよね。また甘さ・辛さ・熟成さも多岐に渡るので、これこそがラーメンブロガー泣かせなのですが、この店は「東京味噌」と冠にあるように東京都内の産地の味噌をご使用なのだとか。如何にも合わせ味噌という安定して、甘さ・辛さ・香りのバランスが素晴らしいのです。一言なら「まとまり感の崇高さ」でしょうか。味噌ラーメンってワイルド感あるのが多い中、どことなく気品ある麺顔に見えませんか?ここに辛味を代表する「辣油」が一気に投入されております。さてこの辣油・・・滑らかさとザラツキの両方の良さを兼ね備えてます。表層はまさにカプサイシンが溶け込んだ、赤く悪魔的な刺激!そして痛快さを演出!!。
<ベースの鶏ガラ優しさ!野菜の炒め香ばしさ!そして甘み!これだから味噌ラーは嬉しい>
何も味噌と辣油だけがキャスティングじゃありません。ベースの出汁とトッピングの汁気。これが如実に存在感を表すのが味噌ラーメン!。中華鍋の魔力!。他のラーメンのようにタレを使うでなく、野菜を炒めながら旨味を作り出し、そこに味噌とベーススープを投入し、炒めの香ばしさと甘味を一網打尽にスープに吸着させます。野菜が炒められて焦げと香ばしさが生まれ、それが丸々スープに溶け込むかのようです。味噌ダレ攪拌系の味噌ラーメンを否定しませんので悪しからず。「炒(チャオ)」の魔力を伝えたかっただけ。
<「七彩」系譜とは言え大変お見事なるピロピロぶりであ〜る!>
非常に「肉厚なピロピロ麺」です。太さと厚さは、出自や系譜の中では、一番図太いのではないでしょうか?。麺の密度というよりも、歯で千切るとモチモチさの中に粉感すら妄想する「麺の風合いの濃ゆさ」です。濃密な味噌スープの中でも麺の風合いを着実にキャッチ。中のグルテンがそのまま味わえるような雰囲気で、そこに味噌味がゆっくり絡む味わいがナイス。徐々に味噌スープを吸い込んでゆきますが、これと同時進行してスープにも麺の風合いエキスが溶け出します。するとスープに心なしかトロミを感じ始め、そうなると余計に麺とスープが絡みやすくなる。滑らかなる好循環が生まれた瞬間!
<純和風な味世界に、一見洋風にも感じる薄スパイス感と、肩ロース肉の芳醇風合い!>
味噌ラーメンは、素朴さとワイルドさが馴染みを誘う一品。なのに何故かこの一杯は、かっこいいし整ってる。関西のおばちゃんなら「しゅーっとしてるでぇ!」と言うのだろうか。因みにこの「しゅー」っというのは「男前」という意。今や最先端から完璧に流布している「半レア」なチャーシューですが、本当にこんな肉ばかりが近年増えてきました。行き着くところに行き着いた感がある肉トッピングでしょうか。でもこれ以上のラーメントッピング進化ってあるのだろうかとすら思えます。まず醤油よりも、塩味やスパイス主体の浸しが今風でしょうか。ハーブなんかも効かせる肉も珍しくない。もはやラーメンは、国境やジャンルを超えたと思えるのは、チャーシューが最先端なのかもしれません。特製の場合3枚配されるようですね。断面がまた・・・美味そう。
<嗚呼、味玉にハズレなし!じっくり染み込みマチュア甘味!熟成タイプが味噌に合う!>
「あっさり薄浸透」か「じっくり深浸透」かと言えば、後者。深い浸透が如実に伺えます。そして熟成度で言うと、「浅く玉子本来味」か「深く熟成した甘味」かと言えば、後者。通常こういった「深浸透」&「熟成甘味」だと濃ゆい目の色合いなんでしょうが、白身はミルクティーに近い明るいクリーム色です。それだけに辛味噌の中にあっては、箸休め的に貴重だったし、辛い&甘いの橋渡し役にもなっていたかと。なかなか優れものの味玉と、その全体の味センス。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「素朴と上品の融合感に、冬麺類の王者なる説得力を垣間見る味噌麺!」・・・と言う感覚でしょうか。調べてみると休業日が変更され日曜日から木曜日へと。これは嬉しい。実は夏は冷やし中華が旨い店。夏が過ぎれば少々寂しくもあるけど・・・くじら食堂みたく、夏以外は「油そば」もありかもよ(ご店主に嘆願)!。そんな妄想が本当に尽きないほどに質実な実力店。応援気分が尽きないままに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
さめざめと
氷雨の冷気
ひしひしと
ぬくぬく食らう
ぴろぴろ味噌麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
冷やしでも味噌の香りの芳醇さが映える!冷や中なりの酸味と味噌のコラボ感が質感高める!
<2017.07> 味噌冷やし中華 大盛
今年の夏はつらい・・・暑さに対する耐性が弱まってるのを肌で感じますが、歳のせいもあるのかなと感じると凹む。なので、この夏は絶対に味噌ラーメンはありえないなと、心のどこかで思っていたんですが、先日味噌専門の「鶉@武蔵境」さんで、限定で冷やし中華を提供しているとのツイッターを見てしまった!。外出先から立川経由で速攻で会社帰りに突撃してみました。
ところが券売機の前に立って、そのボタンが見当たらない。ちゃんと調べなかったオレが悪い。限定「味噌冷やし中華」は昼だけ限定メニューなんだとかー。それを聞いて、私は心の中で膝落ち状態でして、ショックが隠せません。悲壮感が漂い、券売機の前でショボくれてたところ・・・「一杯だけなら何とかできますが?」とご店主が宣うではないか!!! おお~~これを救いの神と呼ばずに、何と言おう。有難や有難や。神のお告げじゃー。それなのに、私は図に乗って「大盛無料サービス」までズケズケとお願いしてしまいました。この粘り強さが、もっと仕事で生かせれば良いものをー、ラーメン活動でしか発揮できない。今回は、本当に救われたと思ったよなー・・・。
<冷やしでも味噌の香りの芳醇さが映える!冷や中なりの酸味と味噌のコラボ感が質感高める!>
奇跡の配膳というか遭遇というか、恭しくもその一杯を受け取りました。しかし食い始めると、ちょうど後客が入って来て、私と全く同じような状況に陥り、「冷やし中華ないんですか?」と店主にご質問。ご店主がそれを受けて「ああ、あれ昼だけ限定何ですよー」っておっしゃってた目の前で、オレがカウンターで冷やし中華を食ってる。「・・・というか売り切れました。」って補足コメントされておられたのが、少し笑えた。気転が効きましたね(どこまで?)。
それにしても、「冷やしの味噌だれ」がこんなに美味いとは予想しておらなんだ!。先日、日高屋で冷やし味噌つけを食ったものの、ちょっとレベルが違いすぎるし、比較してはいけない。しかし、濃厚ゴマだれとはまた別のまったりとした濃厚感と芳醇さですわー。さすがは味噌専門店と思える、味噌の醸造感の風味の深さが映える。味噌民族日本人としては、すんなりと身にしみる部分であり、また香りに敏感に反応する部分ですな。合わせ味噌のツンとくる風味に、鶏豚エキスとかすかな魚介出汁で溶いたような穏やかさが響きますし、また味噌由来の塩気は標準キープです。ここに、冷やし中華とくれば酸味の酢が存在感を現す。穏やかに広がる酸味で柔らかい印象でしたが、味噌のコクが随分と尖りを削っているか飲み込んでいるか、結果的にナチュラルかつ凛とした酸味となっとります。美味い具合に昇華したな!。
またトッピングのモヤシの汁気も食い進めると、タレに浸透して、よりライトに食えるように変化すると同時に、野菜なりの甘みを加えていきます。だから、バリバリシャクシャクっと前歯でちぎりながら、野菜を食い切って行くほうが、タレにとっても美味しさをキャッチしやすいのでは?とあとで感じたりしております。
<おお!と歓声が上がるほどのピロピロ平打ち太縮れ麺!こういう麺で冷やしを食いたかったのよ!>
そうそう!これこれ!!この極太ピロピロ太縮れ麺での「冷やし中華」を食って見たかったのよ!。この思いは、町田や国立・国分寺のとある店でも体感したのですが、「この太さ」での冷やし憧れがあったわけ。しかも、味噌でのピロピロ麺冷やしは初体験ですから、もう丼の中を天地返しして、麺がごそっと発掘された瞬間は、心の中で絶叫してました。もう、麺が飴細工か、みたらしかと思うほどに煌びやか。味噌と太平打麺との図柄は、これほどまでに絶景なのか・・・。
つけ麺よりも濃厚に絡む感じがしているのに、滑りはとてもライトでズボボボボーーーって啜りあげられる。持ち上げが良いのに、ライトに滑るというアンチテーゼな部分がたまらなく面白いのです。その結果、我を忘れた罰が当たり、白いワイシャツには、味噌のハネが飛び散るという、手痛いシッペ返しを喰らいます。
噛みごこちもいいー。前歯ではスパスパと安易にちぎれるのですが、奥歯では結構ヌチヌチと低反発を繰り返し、合間に感じる麺の風合い・味わいが、味噌に絡んで旨味を分厚くします。やっぱり、図々しくも「大盛」にしといてよかったよかった。この店では、何でも大盛りで注文するのがよろしかろう。
<当たり前のようなトッピングパーツに見えて、どれも凛々しく隙のない出来栄えがナイス!>
美しい盛り付けなため、とても崇高に見えますが、トッピングの種類自体は目新しさを感じず。しかしその反動あってか、パーツの一つ一つがビシッと決まっているのが改めて感じられます。その筆頭は「チャーシュー」でして、一軍先発ピッチャー級のレアチャーシューが実にうまい。元がいいから千切りにした時の迫力が全く違います。これ食ってると酒が欲しくなるほどに、肉本来の旨味がすっきりと出ている一方で、塩気がナチュラル。見栄えと香りも薄くしく、ちょっとしたオードブルにも出せそうな質感の高さ。唸ります。
きゅうり・錦糸卵も彩りが美しい上に上品。切りそろえられ方が完璧で、具材の鮮度すら覚えます。もやしは、シャキシャキ度合いが絶妙で、日頃食ってるクタッたものとは別格扱い。さらにワカメが大変質が良い!。ワカメ否定派な私でもするする食って旨しと、脳内麻薬が発生してしまうほどの快楽を覚えます。
総じまして、「今年から味噌も大きく冷やし中華のカテゴリーに加えるべし!と概念を変えた一杯!」かと確信いたします。味噌冷やしは、アリですよ!。この大東京でも「味噌冷やし」というカテゴリーはニッチすぎて探すの大変だと思うから、私の新しい活動テーマには致しませんが、いずれ当たり前の冷やしジャンルになると感じます。その時は、「鶉@武蔵境」ここにあり!と大いに宣伝部長を担当させていただきましょう!。この店も長く付き合うこととなりそうです。夏が終わる前に、もう一回食べたいなー・・・。いずれ嫁さん連れて来ますよ。身内だけでなく周囲にも自信を持って薦められますしね。ということで、感謝を感じながら今日は眠りにつけることができます。そんなわけで就寝前にちょろっと詠ってしまいますー。
ショボくれの
オレに差し伸べ
味噌冷やし
気転の店主に
後光輝く
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
武蔵境駅界隈ではずば抜けの美味さ!貴重な味噌専門店!!
<2017.02> 辛味噌らーめん 大盛り
久しぶりに「鶉@武蔵境」さんを訪ねてみました。武蔵境と言えば「きら星」が有名でして、私が関西にいた頃でも、ラーメン好きなら一度は耳にした名店あり。しかし、駅の反対側に全く別ベクトルの名店が誕生と言う感じでして、結構地元民にはすでに認知された店です。しかも味噌専門ってところがナイス。味噌は夏場苦戦しそうだし、また本格的だと中華鍋振るう手間がかかるので、若干回転が落ちる。されどこの界隈では、食い合うこともない系統なので、うまい選択かもしれません。開店時間に行けばもう行列が発生しておりました。
汁:「味噌粒子がきめ細かくて滑らか!野菜の甘みと辣油のパンチえ意外なシナジー効果がいいね!」
久しぶりの対麺ですが、相変わらず綺麗な盛りです。味噌系と言えばワイルドさとか素朴感で演出するところが多い中で、こちらはどこかしら崇高なまとまり方をしているのがいい感じ。しかし、辣油系の香味油を垂らすなど、ラーメンフリークの感性をくすぐる遊び心も感じる。マイルドそうな黄土色と、透明感ある辣油たれと、撹拌される前の入り混じりが・・・不安定な美しさをと、爆発前のパワーの溜め込みを感じさせます。
味わうと、これがまた辣油系の突き抜けが冒頭から響きます。しかし咳き込むほどでない旨味を感じる辛さで、こう言うのをコク深い辛さと言うと思います。と言うのも味噌スープのボディーも当然そこい含まれているため。では次に味噌味い注目して味わってみると、これがしっかりした味噌の熟成味は感じるものの、酸味は少なく、また塩気もマイルド。しかし薄い味噌という感覚はなし。野菜のエキスが味噌や塩気の尖りを滑らかにしてくれてる・・・・そんな風合いが実にうまい。また、味噌だれの粒子の細かさがとても印象的です。当然スープを平らげるのですが、その際の舌全体に感じるスープの流れに、実にきめ細かい粒子を感じました。
後半は、カウンターにあった既製品の「S&B さんしょうの粉」を少しばかりかけて、味の変化を楽しみました。入れ過ぎては行けませんが、程度に振るとやはり味が深まる・・・。味噌と山椒の相性も捨てがたいと改めて認識を深めます。
麺:「ピロピロ手揉み麺が最高!モチモチさとニュルつく加減に味噌エキスを吸い込んで最高!」
茹でる前に、太麺を体重をかけて手揉みする。茹で前の麺は褐色めいた色合いなのですが、茹で上がるとナチュラルな小麦麺の色合いになるのね。潰されて揉まれるから、不定形でピロピロっぽい形になります。十分に味噌スープとか、野菜トッピングと絡まる準備を感じさせます。
最初にジュルッと一口・・・この口当たりが非常に滑らかな上に、べたつかなニュルっとした感触がなんとも艶かしい!。奥歯へと一気に運んでしまいました。プレスして潰す時のモチモチした反発がまた気持ちよい。なんと自家製麺らしいのだが・・・これはうまいね!。もやしと絡んだ複雑な歯ごたえもさることながら、このモチモチ感がとてもソフトで、また滑るニュルつき加減が、とてもシルキーとすら感じます。
ところで、券売機には注意です。大盛りボタンはありません。「味噌らーめん」と「味噌らーめん大盛り」のボタンの違いで識別します。値段は同じです。ま、間違っても口で説明すれば対応できますがね。
具:「くたった感じの野菜が絶妙!肉の半レア状態もナイスで崇高感覚を高める」
肉は、半レア状態のロース肉。実に作りが丁寧。こういうのだと自然と酒を欲してしまう・・・・。ちゃんと製作ロット毎に包丁切りされたような風合いです。切り置きってどうしても切り口が劣化するので、半レアだと一目瞭然。気を配ってますねー。味わいも塩気控えめで、肉本来の味主体でかなりうまいです。
一方、野菜炒めは、「くたり加減が絶妙」と言えましょう。とは言え誤解なきように言うと「シャキシャキ度合いもある程度キープ」しているところで、くたった美味さが絶品という感じ・・・。スープにも出汁の元として貢献しながら、しっかりと味噌スープを逆に吸い込んで、味わいを深めてます。
総じまして、「武蔵境の誇りと言えそうな質実味噌系の開花」とも思えまして、かなり期待をし続けているお店です。久しぶりに訪問しても味にブレなしといった感じで、安定感も磨きがかかったような風格。今後も地道に営業続けて欲しいと思います。お若い夫婦船営業で子育てとの両立も大変でしょうが、応援してまっせ! もう少し訪問頻度を上げてみたいと思いましたー。機会があれば家族で訪問させていただきます。そんな感じで、寒さの中に春の気配を期待させる時節になりましたが、今年度も最後まで頑張って乗り切りましょう!。と言うことで、鼻をすすりながら詠います!。
上着脱ぐ
立春過ぎた
緩い風
花粉漂う
味噌の香のせて
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
ひとえに「優しく」「丁寧」「品もよし」な定番味噌スープ
<2015.02> 辛味噌つけ麺・大盛り
【つけダレ:いかにも本領発揮!といった質感の濃密さを感じる、オススメな一杯】
<これが一番お気に入りかも!適度な濃ゆさと、キレキレシャープな辣油がスパン!と快感!!>
すでにある程度メニュー制覇してしまって、食う前に味の予想ができていたのですが、やっぱり期待通り!というか少しボーダーを超えたかもしれないという結論です。適当に濃ゆい、いい塩梅の濃ゆさというのは、前回の味噌つけと同様。辣油主体のシャープな辛さ本格勝負という図式の通り。そして辣油ペーストというか、食べる辣油っぽいアクセントも計算通り。しかし、「味密度」という観点では、この一杯が一番ツボにはまったということです。
濃ゆい味噌の麹のような風味感をふわりと感じるのは最初の部分だけ。あとは辣油の味わいが覆いかぶさるのですが、食べる辣油みたいなのが、つけだれの小さい器の中では、汁系以上に主張しまして、香ばしさがとても生き生きとして映えます。そのままゴクゴクと飲み干せなくもないけど、少しだけ濃ゆい・・・という程度がちょうどよい。食い進めていくうちに、麺の水分と風味がプラスされて、少しづつ淡くなっていき、最後はちょうどよい加減で飲み干せるとういう流れです。
また発見としては、野菜の甘みもさることながら、ネギの風味がとても辛味には合うということで、白飯でもあれば、モヤシとネギの辛味で染まったところをのせ、バクバクと食えそう。そんな感覚で麺を食うわけですから、猛烈な勢いで食い進め箸がとまらない。食い終わったころには、先客を何人もごぼう抜きしてしまった・・・・。胃袋小さくなった割には、気持ちはまだ若いかも(うそです)。
<テーブル山椒スパイスで十分な効き目!辛味のボリュームアップで食欲もシフトアップ>
猛烈に食い続けてしまったことには、一つわけがあって、実は「テーブル山椒」を少しばかり振りかけたこと。本来なら「花椒」と呼ぶような(何が違うのかわからないのだが)、もっと本格的なスパイスを投入したいところ。でも、市販の山椒でも一振りすれば、つけだれの濃厚さがとても厚みが増すような味わいに変化します。糸とうがらしも、つけダレの中では少しばかり辛味の主張をしだしますし、味噌は刺激的な味わいを高める役割があるのかもと、改めて再認識してしまう。刻みニンニクもいいけど、山椒もいいね〜。また、こちらの味噌の仕上げ方だと、刻みニンニクよりは山椒の方が合うと、理屈抜きで思えてしまう。
【麺:耳たぶモッチリ〜なピロピロ麺が、辛味の中で和む味わい】
先日の味噌つけ麺でも語ったので、そちらを詳しくは参照を。と言いたいところですが、若干細くするなら、辛味噌の方が、白飯が進むように、バクバクスルスルと負担なく胃袋に収まる気がします。モチモチ度合いは変わらんけど、表面に辛味オイルが張り付き、冷たく引き締まった麺というのは、酒にも合うような味わいの深さに通じます。部分的に、オレンジ色に染まり、啜り上げ噛みしめると、グルテンの小麦風味と辛味オイル風味のマリアージュ・・・・。
これは、夏場の冷やし辛味噌麺や、辛味噌汁なしなど、限定メニューにも発展しそうな予感すら覚えますが、いくら何でも気が早すぎるか・・・。この姿に辛味噌だけが絡まった姿を想像すると、それだけで可能性が広がる気がするかもね〜。
【具:ブロック状チャーシューに辣油ペーストが混じり旨さ爆進!】
具は、味噌つけ麺に、食べる辣油的なものが加わっただけの違いです。こちらも前のレビューをご参考ください。ただし、食べる辣油みたいなものが、ブロック状チャーシューに絡むとまた最高に美味し!個人的には、この肉はレアっぽいピンクのままで食したいのですが、ピンク肉に食べる辣油を垂らすと想像しただけで、旨さテッパンなのが容易に想像ができるかも。
まったく・・・・、汁、麺、肉どれもバランスよくハイレベルだからいろんな可能性を想像してしまうけど、こんなことを頭で頭で考えながらただ黙々と食っているなんて、ご店主ご夫婦としたらとても気色悪い客でしょう。ごめんちゃい。ご迷惑かけないように、隅っこで静かに食いづつけますから・・・・。
総じまして、「中央線界隈のマイベストな味噌」とシンプルにまとめさせていただきます。この一杯は、ストン!と腑に落ちました。もともと味噌があまり得意でなかったのもあり、また味噌のつけ麺など、1〜2回しか食った覚えがない私としては、妙に開眼した思いもあり、また再訪問することは必須でありましょう。ただ、だんだんと行列が激しくなってきたぞ。複雑な思いがちらほらと・・・。開店の勢いがまだ続いているだけかというのは、過ぎた落ち着き感があります。こちらの店としては、一足先に春が訪れた感じかな〜。明るく丁寧な接客にも和みますし、本当はビールでゆっくりとしたいもんですが。ま、いずれまた。なので詠います。
ほのぼのと
陽も暖かく
春近し
辛味噌汗掻き
春を先取り
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.02> 味噌つけ麺・大盛り
【つけダレ:いい塩梅の濃密味噌味!濃ゆい味わいに丁寧な仕上げ感!】
<マイルドさとシルキーさ残しつつ、ちょっと味噌麹っぽさを仄かにプラス>
見た目は、汁系デフォルトの「味噌らーめん」をそのまま写したようなつけダレ感覚です。マットな濃い肌色のファンデーションのような質感はキープして、表面に漂う香味油も透明感そのもの。綺麗な味噌系とシンプルに感じるタレに、もやしと人参、そして若干のニラとが入り混じり、トップには揚げごぼうのクランチが降りかかる。まずは麺を浸す前にレンゲでちょっとだけすくって味わってみる。
確かに、汁系味噌らーめんそのものと味わいでシルキーなバランス感覚はキープ。しかし、そのままゴクゴクと飲み干せる程度に、濃ゆい味わいで、ほのかに「味噌麹」感が前ににじみ出てきたような感覚。決して、味噌の成分がぶわぶわぶわっと粉っぽいエキス感ではなく、濾過されたものがただ単に濃ゆいという感覚かと・・・・。なので味わいがちょうど良い、いい塩梅というやつで濃ゆく、うまし。
<野菜のエキスでいい塩梅の塩気の調整>
いい塩梅に貢献しているのは、間違いなく野菜の甘み。ワイルドに少し焦げ目ができそうでできてないのもうまいけど、シャキ感を残しつつも、ややしんなりとしているモヤシも麺に馴染みやすく食べやすい。このモヤシのしんなり感からすると、エキスが味噌に滲んでサラサラ感にも貢献しているような感覚。それでこのまったりとした濃ゆい味噌ダレなのだが、味噌ダレそのものにも甘みがあるのだろうと、勝手に推察してます。
これなら、このままの状態で、レギュラー味噌に加えて、濃厚味噌とうたって汁系のラインナップに加えても良さそう。最後は、スープ割などあるのか?と聞いてみようかと思ったけど、このバランスがよく、タレだけを途中で随分と飲んでしまったので、そのまま平らげてフィニッシュ!
【麺:地肌眩しく、持ち味の柔みキープで締まりあるクッチリ感覚がナイス!】
<引き締まった耳たぶのようで甘噛みしたくなるような弾力>
実は、つけダレよりこっちの方が興味があった。汁系で柔らか&モチモチっとてた、ピロピロ麺は締められるとどのように風貌が変化するのがとても楽しみだったわけ。大盛りで当然です。麺皿には、綺麗に折りたたまれた配置がなされていて、ビロビロが平行に並んでいる姿が綺麗。これを2〜3本手繰り出して、何もつけずに啜りいただくことに。
やはり!小麦風味がグルテン状を通して清々しいね〜。モチモチとした柔らかい食感は、冷水で〆られてやや引き締まってますが、本来の持ち味をキープ。例えるなら、冷たい耳たぶ程度の弾力で甘噛みしたくなるような感触でとてもうまい。前歯での千切りでも最初からモチっと反発たてながら、ヌチッ!と短いタップで切れる。そして奥歯では、割と淡くヌチリヌチリと潰れていくようなイメージング。
<ツルツル度合いがさらに増してピロピロ形状が気持ち良い滑り>
表面の瑞々しさもさることながら、ザルなど敷いていない割には、とてもいい水切り加減。食っていて気持ちいい。ピロピロの形状が口の中で滑る感覚は、内頬や舌触り、そして喉元を駆け抜ける部分でシルエットとして脳裏に残るけど、見た目よりはとてもスムースに駆け抜けていくね〜。意外とモヤシなど引っ掛けずにいくから、箸でわざわざ具を一緒に摘んで口の中へと誘導しつつ、そのスベリの良さを楽しんで食う。
【具:ブロック状にしても弾力柔らかい極上のチャーシュー】
こちらのお店の売りは、「味噌」と「ピロピロ麺」には違いないけど、もう一つ「チャーシュー」は捨て置けないと思います。で、つけ麺ならどうなるかというと、ブロック状にしてつけダレ内部に投入というスタイル。個人的にはスライス状が楽しいのだが、それは特製にして楽しめということか・・・・。ともあれ、写真サンプルはちょっと表現できていないけど、食事の後半にはゴロゴロとブロック状の肉が、つけダレ器の底から発掘され、麺に負けないくらいにモチモチとした柔らかさを保つロース肉が楽しめます。タレを存分に吸い込んでいるからなのか・・・脂の甘さを少し感じたのだが・・・。ま、形状はどうであれ、旨しには変わりなしといことで。
総じまして、「品と素朴が非常に良いバランスの味噌つけ!ラー女にうってつけ!」と言う極めて主観的な感想でごめんちゃい。何と言ってもしなやかさは、汁系と同様なれど、素朴麺の冷水で引き締まったところなどがとても秀逸で、内に秘められた強さ言うものを感じますよ!これは、普段つけ麺より汁系が好きな私と言えど、つけ麺の魅惑にどハマりですよ。これは、また再訪問が確実です。
そういえば、関係ないですが、最近の仕事でとても偉い方々に会うことが多くなっています。そこでいつも感じるのですが、偉い人ほどとっても人当たりはマイルドで、しかも丁寧なのには、驚かされます。オヤジな部分もあるのですが、言葉遣いは様々であろうと、優しくて、しなやかで、強さを感じるのですな・・・。ま、私など相手にされているのかは微妙なのだけど、優しさってのは、強さがあってこそだよな〜って、しみじみ感じますもん。なんだか、ここの麺を食ってふいに思い出してしまいました。嗚呼、私もこういう麺になりたい。いや、人になりたいと呟く夜でした。なので詠います。
対峙して
偉い方ほど
偉ぶらず
眩しく感じる
強さと優しさ
お粗末!と言うことで家族にも感謝にながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.02> 特製辛味噌らーめん・大盛り
【スープ:辣さと旨さの二段仕込みのような辛味】
<穏やかさが一転、真紅な辣油主体のシャープな辛味攻撃>
第一印象はデフォルトの味噌らーめんと余り変わらないといったもの。今回は特製&大盛りですから見栄えのボリューム感はあるものの、スープ単体で見るとベーススープに辣油の紅だけをさしたような印象です。本物の美人は薄く口紅をさすだけで、お化粧は完成すると言いますが、そんな風に思えてしまう。スープ表面に水玉模様のようにポツポツと浮かぶ辛味オイル。見ようによってはポップなアート感覚ですが、食しだすと粉々に入り混じり全体がオレンジ色へと変化します。
味わいとしては「辣油一本勝負」といったシャープ系を追求した辛味のセンス。糸トウガラシもあったり実際はそれだけではないのでしょうが、感じた辛味風景としては辣油の太い柱というイメージです。あえて「山椒」で整えない(テーブルセットにはあるのだが)。また「辛い味噌」「トウガラシ」を投入することもないです。なので辛さでむせることなく、野菜の甘味も混じることもあって、割とスルスルと頂ける。多少肩透かし感があったものの、それだけではなかった・・・。
<食べる辣油似たフレークで辛味に香ばしさ加えて>
食べ続け、野菜の山を崩していくとそこには、新たな辣油攻撃があった・・・。何か濃ゆい辣油の塊があらたに発見され、感覚的には「食べる辣油」をイメージしたような濃縮度を感じる物体が忍ばされています。これがスープに溶け出すと、さらに辣油が生き生きとしだし、そして香ばしさを添えるといった設計。歯ごたえもちょいと感じる辣油。腹いっぱいになっても妙に食い意地をそそるところがあって一気に完食完飲を誘い、軽く額には汗が滲みます。
【麺:シャープな辛味の海に優しさ添える、しっとり麺・・・大盛り無料!】
麺は前回とそう変化なく、相変わらずやさしいモチモチ感が印象的で、ピロピロ縮れの平打ち太麺が、具材をひっかけて楽しい歯ごたえ。のど越しや舌触りも優しくフィットし、素朴さを感じさせる、温かみを覚える逸品。大盛り無料なので今回は遠慮なくさせてもらいました。券売機をよく見ると大盛りメニューボタンがあるのでご留意を。ただ今回は、野菜と一緒に辛味もひっかけてくるのね・・・。汁は問題ないけど、麺を啜って蒸せるという方も若干おられたようなので、注意した方がいいかもです。また、紙エプロンはもらった方がいいかも。そうハネる麺ではないのだけど、気を付けて啜っていても、ギリギリのところで辣油が服に付くところだったし・・・。
【具:見ようによっては富士山な盛り付けなのかも〜】
<厚みも嬉し、赤みも嬉し、見映えは楽し>
今回はこのチャーシューを狙って特製にしたようなもんです。大振りな肉が3枚投入。野菜マウンテンの側壁に貼り付かせるように配置です。この肉は厚みがあるのに柔らかく、薄味で肉本来の味わいを存分に楽しめますから、レアなうちに早めに食することをお勧めです。一枚だけ最後に取っておこうとすると、レアピンクが消え去ってしまうから・・・・。できるだけ、野菜を座布団にしてキープしておくことがいいかもですね。
また、何となくですがトッピングが富士山みたい(笑)。単にモヤシが山になっているだけでなく、チャーシューが下半分に広がってTOP部分が冠雪をイメージできなくもないし、糸とうがらしは山頂にかかる薄雲か? また内部には上述の通り、マグマのような辣油ダレが忍ばされており・・・・ちょっとした店主の遊び心なのかもしれません。
<とろみ多めな黄身、スープに溶けてなお旨し!>
最後に、味玉は黄身のとろみが中々多めで、しかもよく体験する中身がやや冷たいということもなく、とてもまったりとして食べやすかったです。白身もやんわりとして・・・。個人的には、辛味を増したスープに少し黄身が溶け出したところがとても旨く、最後に残った黄身とスープが半分交じり合ったところをレンゲですくって味わうところがナイスでした。辛味のとがったところを吸収して、別の円やかさも生まれるみたいですね~。
総じまして、「シルキー&シャープな印象が濃ゆい味噌らーめん」とそのままのコメントでごめんちゃい。辣さアップという暴力的な刺激を上手く上品にまとめ上げているところは、ハイセンスを感じますし、具材も麺もバランスが崩れていないところが秀逸と思えます。それに、辛い物食った後の爽快感はまた格別で、満腹感と額の汗のかきぐあいが、寒さを吹き飛ばします。嗚呼、冬と味噌らーめんのコンビネーションならでは!ここまで来れば、つけ麺も食わねばなりません。また、確実に訪問すると思います。再訪問を誓って、なので詠います!
寒空に
心地良さと
清涼感
辛味噌後に
汗乾く風
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.02> 味噌らーめん
【スープ:ひとえに「優しく」「丁寧」「品もよし」な定番味噌スープ】
<ファンデーションの様な、濃い肌色で美しい味噌カラー!味わいも女子ウケ確実!!>
味噌のオーダーが通って、しばらくすると中華鍋から野菜が炒まるジャージャーという音、おたまでカチャカチャする音が始まる。この一杯づつ作り上げる感が、味噌の醍醐味ですね~。音だけ聞いているとさぞかし豪快なものが提供されるような気がしてきますが、しばらくして配膳されたその一杯は、なんとも・・・・優しい落ち着き感というオーラを垂れ流すのでありました。
まず、スープカラーが実にしみじみ〜として優しい茶色の中間色。味噌の色に違いないのですが、そのちょっとアンニュイな感じがする。そうしつつも不思議と光沢もある色合いに、女性用ファンデーションの濃い色合いを連想してしまいます。さて、スープをじっくりとすすろうかと味わいだすと、味噌の風味がとても柔らかくて華やか!仙台や名古屋系の濃い味わいとは違う、甘さをほのかに感じさせる風味。白味噌とまではいかないのだけど、味噌自体の風合いからくる、旨味甘さがスパン!と広がる感覚は新鮮です。
最近有力な味噌名店では、赤味噌のようなしっかり味か、ニンニク入れてパンチを効かせるタイプが多い中、味噌と具トッピングの野菜の甘さで直球勝負という潔さです。粉っぽいとか、醸造感が効いているなどはないものの、淡麗な豚コクベーススープを邪魔せず色を添えるように、やさしつ包み込む印象。これなら・・・・ラ女子にもウケるかも!と小さな期待を感じますね~。
<優しくオイリーな風味と舌触りを残す崇高系な仕上り>
味噌は、やさしく癖の少ないものらしくコクは円やか。一方でベースの動物系の出汁は、補強されていると思うけど、しっとりと実に上品。豚骨出汁もしなやかに踊っているのでしょうか。更に決定的なのは、表面に浮かぶ香味油の印象が良いこと。スープ表面をまるでアメーバのごとくただ漂い続けます。
ラードというより、なんだか半分植物系のごとくさっぱりした油感を感じる香味油。鶏のエキスかとも思ったのですが・・・。ともあれ、このオイル層は食してまったく気にはならないものの、辛味噌なるラーメンもあるらしいので、そちらでは、油甘みと辛い調味料とのバランス感がきになります。もはや、次この店で食うものが決まってしまった感覚。
【麺:明るい素朴感を感じさせ、優しい纏まりを感じさせる太麺】
<素朴なビロビロひらうち縮れ麺!柔らかめの生パスタのような優しい弾力感!>
この風貌だと、東小金井のお店を連想してしまいますね。縮れた平打ちピロピロぶりがそっくりですが、若干スリムなイメージ。味噌でこのピロピロ麺はあまり試したことがないので、少し新鮮な気持ちで対麺。スープも優しかったのですが、こちらも麺もトータルとしてはとても優しい印象です。絵に描いたようなモチモチなのですが、その弾力がよりソフティーで、しかもグルテンの風合い自体も優しく味噌に溶け込む感覚。粉の種類は別にして、なんとなく高級な生パスタを食っているような食感を覚えます。味噌のスープによく絡む一方、モヤシなどの具材をうまくひっかけてきて、複雑な食感を楽しませてくれる。
<つるつるな地肌感と縮れのゴツゴツ感で、異様に喉越しが楽しい太麺>
そしてスベリが最高に滑らか。香味油をくぐってきただけでなく、またソフティーな物腰だけでなく、縮れたカーブと表面の滑らかさがとても強調されていうように思えて、口当たり、舌触り、のど越し、どれを取ってもつるつる・・・・するする・・・・と低刺激で駆け抜けていく感覚。これは太麺の中では異様にスベリがよいね~。こうなると、つけ麺への期待も高まります。これを少し締めるとどのように変化するか楽しみ。
【具:ローストポークを思わせるしっとり感あるチャーシューが圧巻!】
<レアなピンク色して化粧パフのように柔らかく薄塩味わい!女子ウケ確実!>
手切り感の凸凹もあり、なによりも半分レア肉っぽいキレイなピンク色がとても旨そう!それだけで満足感あたえるロース肉。味わうとほんのりと醤油ダレのつかり加減を感じますが、全体的には薄味で肉本来の旨味を楽しめます。また繊維室がとてもきめ細かくて、化粧パフのように柔らかいではありませんか! これならいい焼酎と共に食したい気分。次回は、特製にして肉追加で決めたい!と激しく思う次第。
<シャキシャキもやしと、コリコリトッピングの競演>
モヤシ主体の野菜。ところどころ人参やニラがあって、熱の通りが十分と思える半透明度が伺えますが、決してシナシナ~・・・と頼りないとうものではありません。ところどころシャキシャキっとした感覚がありつつ。野菜の旨味を味噌スープにも放出しているようです。味噌と合わさって食うとまた旨し。全体的にギトギトしていない味噌スープですが、この野菜の汁を纏ってとてもすっきりとしているのは、この野菜汁の貢献と言えましょう。
総じまして、「非パンチ系な一方、上品過ぎず、非常に親しみ覚える、崇高感なる味噌麺」という感覚でしょうか。お若いご夫婦の丁寧かつ息のあったサービスも非常にいい印象だしね。繁盛すればいいなと心から思います。ロケーションがちょっと地味な感じがいたしますが、根付くまでの辛抱か。ラ女子の人気を集めていただきたいです。一周回って味噌ブームがきたらブレイク?なんてムラっ気考えず、地道に応援しますね。なので詠います!
寒い夜
強い北風
チャリこいて
眼鏡曇らす
暖か味噌麺
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
券売機
味噌らーめん
味噌らーめん チャーシュー
味噌らーめん トッピング
味噌らーめん 麺顔アップ
味噌らーめん スープアップ
味噌らーめん 麺アップ
特製辛味噌らーめん・大盛り
特製辛味噌らーめん・大盛り チャーシュー
特製辛味噌らーめん・大盛り スープアップ
特製辛味噌らーめん・大盛り トッピング
特製辛味噌らーめん・大盛り
特製辛味噌らーめん・大盛り 麺アップ
特製辛味噌らーめん・大盛り 味玉
味噌つけ麺・大盛り
味噌つけ麺・つけだれ
味噌つけ麺・大盛り 麺皿
味噌つけ麺・大盛り 麺アップ
味噌つけ麺 つけだれ トッピング
味噌つけ麺 つけダレアップ
味噌つけ麺 つけダレ チャーシュー
看板
辛味噌つけ麺・大盛り
辛味噌つけ麺 つけだれ
辛味噌つけ麺・大盛り 麺
辛味噌つけ麺 麺アップ
辛味噌つけ麺 つけだれ トッピングアップ
辛味噌つけ麺 つけだれ アップ
辛味噌つけ麺 つけだれ トッピング アップ
辛味噌つけ麺 つけだれ 肉
店名 |
Toukyou Misora Menuzura(Toukyou Misora Menuzura)
|
---|---|
類型 | 拉麵 |
0422-27-8383 |
|
可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
東京都武蔵野市境2-3-19 |
交通方式 |
JR中央線、武蔵境駅下車、北口から徒歩5分。 距离武藏境 397 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
|
付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
7 Seats ( カウンター席のみ) |
---|---|
個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 300m以内にコインパーキング数カ所有り |
空間、設備 |
有吧檯座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
位置 |
家庭式餐廳 |
關於兒童 |
店舗側 対応可能な範囲で同伴可 |
開店日 |
2015.1.19 |
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2024/06/16/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/h0PR9RFXr2A
<2024.05> 特製味噌まぜそば + サッポロ赤星
今やTRYでは味噌名店部門にランキング入り。まさに「東京味噌らーめん」の冠を表現しております。で、今回は味噌をダイレクトに味わうなら敢えて「汁なし系」ってな発想で、とある日曜日にやってまいりましたー。
<サッポロ赤星> 陶器のざらつきできめ細かい泡立ち!定番の旨さに加えて冷えごろ抜群!「お通し」も素晴らし!
日曜日だから当然飲みますよ。こちらのビールはサッポロ赤星。600円でサービスお通し「チャーシューぶつ切り」がナイスです。これ込みだと相当リーズナブルな設定ですね。このお通しがハンパなく旨い!。肩ロースの低温調理ですが、端っこをカットした部分。ここに刻みネギとブラックペッパーが振りかけられただけですが、これがめちゃ旨い。
この店はビールの冷えが良いね!まさにキン!と冷えておりいつもの赤星とはまた別格な味わいに感じます。また陶器のコップもまた口当たりが違って感じるし、またガラスとは違った泡立ちも演出しますから、妙に特別な旨さに感じるじゃないか!。かなり飲んでてテンション上がったので2本目いっちゃおうか!と思ったんですが、配膳が進んだのでそのまま、まぜそばと対峙する流れです。
<全体> 素朴さに美的盛付け!特製にして更にハートフルな質感アップ!ボリューム感が嬉しすぎる!
「まぜそば」と言う雑多で大衆的なお題の味噌麺だが、おいおい・・・妙に整った感覚が美しくも感じませんか?。全体的には素朴なのです。素朴な具材の盛り上がりです。なのに全体的に凛とした整然さを感じます。
例えば、目にも眩しいモヤシがたっぷり。薬味はネギだけじゃなくニラもあってニラ大好きニラ星人な私としては満足感高し!。そしてゴボウ素揚げの盛り上がりだけで「味噌の鶉」ってアイデンティティを感じさせます。また今回は、麺大盛りだったから全体の盛り上がり感がしっかり伝わるじゃないか。ううう・・・質感高い低温系チャーシューは4枚もあり、またプルンと美しい味玉も立派ではないか。
<モヤシと牛蒡> 細ゴボウの素揚げが香ばしく香りと歯応えをアミューズ!モヤシは熱々なれどシャキシャキ!
歯応えと言えばゴボウ。糸状のゴボウが揚げられ、これがポキポキした感覚なのでこの中では異質。更にゴボウならではの土が煙ったような香ばしさも痛快に広がりましょう。香りと歯応えの演出もビシッとキマッており、非常にナイスなトッピングです。
そしてモヤシ。レギュラーの汁系だと、中華鍋で炒められた熱々スープにも絡むのでしなやかで甘いのですが、どちらかと言えばシャキシャキ。それが濃厚タレに絡んだピロピロ太麺に巻き込まれる。かき回せうとどうなるかと言えば・・・モヤシの方が服従したように絡み落ち着きます。濃ゆい味わいの中に、フレッシュな野菜甘味が実に調和しつつ、異質な歯応え同士がぶつかりあい尚うまし!。
<挽肉とニラ> 挽肉と甘味と韮の清涼なる苦味が味噌に溶ける味噌ダレとの相性抜群!
味わいパワフル!挽肉の旨味が溶けると味自体に魂がこもるというか、肉厚幅広に感じます。そしてニラがいい仕事をしておりまして、辣油と響き合ってビシビシと刺激にニラ独特の香りが混じり、味わいにキレを感じさせます。更に味噌タレに挽肉が絡むとまさに肉味噌という感覚。
<チャーシュー> タレと肉汁の旨味が一体化したジューシーさ!燻製感が香ばしく滲む吊るし焼豚!
まさに赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。ほんのりと脂身が溶け出して軽い甘味を加えます。周囲はオーブンというか燻しというかとても香ばしく、中は上品なピンク色合いが残る感じ。肩ロース?それはきめ細かく脂身が差しており、スライス面の手切りの包丁の波が、出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりします。
しかも全体的にしっとりしており、後から思うと軽く周囲はスパイス感あるイメージ?。そこに燻しっぽい香りをしっかり伝えてくるからこりゃたまらん!。
<タレ> 味噌の豊潤さと麹を感じさせる香が甘塩っぱく滲んだ絶品ダレ!
ダイレクトに味噌ダレを味わえるのは、やっぱり汁なし系です。さてこのタレ・・・本当に味噌を舐めてるような感覚にさせる。店側の蘊蓄によると4種の味噌ブレンドだそうです。
・糀屋三郎右衛門(すずしろ里、京の里)
・鎌倉味噌醸造
・信州うき麹の赤味噌
・愛媛県マルヤスの麦味噌
糀屋は東京の味噌蔵だそうです。全体的に赤味噌と辛系味噌の構成ですが、麦味噌の甘味がまったりと全体を包み込んだ様で、芯がとってるけど円やか感ある味噌味と申せましょう。赤味噌っぽい強めの香りには、麹由来の発酵感すら微妙に思うイメージ。そして赤みそ由来の塩っぱさよりも、むしろ甘味を感じるところが秀逸!。味噌をそのままなめているような感覚にも、動じない甘辛イメージです。これは旨い!ホント無我夢中で食い続けてしまいます。
<麺>しっかり手揉み!ピロピロの隙間にタレが絡む!ヌッチリ平打ち太縮れ麺!モチモチ歯応え!
注文の度に腰入れて体重かけてしっかりと、ピロピロとした形状を作ってゆきます。その作業を見てるだけで旨そうに感じます。太さと肉厚さ、そしてピロピロの大胆さでは、同じ七彩系では一番ワイルド。箸で持ち上げると、味噌ダレが入り混じって絡むのがそそります。深い茶褐色に深い赤みがさして旨そうで、麺線が陰影を映します。
麺の風合いも噛んだ時に直接に感じて、より麺の旨味を感じまし、辛味噌の刺激と風味と味わいも際立つ。やはり汁系よりはずっと、ヌチヌチとしたハードさがきっぱりしますね。茹でモヤシの汁気も優しく混じり、麺の旨味にも通じるようです。
咀嚼でそれらを合わせてゆく作業すら楽しくなる旨さですが、時間が立つと、ペーストっぽいタレも、麺に軽く浸透するような雰囲気も後半には出てくるようです。またその一方で具材のザクザク・ポリポリとした感覚に、麺のヌチヌチさが混じり合い、複雑な所感が実に楽しい。
<味変化> お酢に限らずテーブルセットの粉山椒と七味も使い倒そう激しくオススメ!
味変化のアイテムとして、酢を別だしで提供してくれます。これは試すべきです。円やかな味噌ダレが、酢の酸味で発酵感がいきなり華やかさを増す展開かと!。控えめに入れれば酸味より味噌の香りの強さが楽しめましょう。
また「粉山椒」のふりかけも定番です。汁なし系にも絶対に合います。汁がないので全体に広がらず。だから少量づつ全体に眩しましょう。和山椒だから、妙に中華系に偏ったりしない旨さがそこにあり!。
そして「七味」も流れの一環としてトライしませう。味噌味に辛味は合うのは旨さの定石です。味の厚化粧とは感じませぬ。
<味玉> 優しく芳醇な甘味と濃厚なコク感じる熟成感!一面の味噌味の中で程よいクチ休めで旨し!
味噌のコク深さ一辺倒の中に、クチ休め的な役割としては最適。味噌好きでも少しは味変もしたいし、クチ休めもできるならそうしたい。つるんとした美しくも淡い褐色の味玉。王道なねっとり型の甘味感じるマチュアな味玉です。特製だったら味玉は必ず入ってますが、
中心部には卵としての湿り気が残っており、本来の卵味と出汁の熟成感すら覚える旨さです。それはまさに濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感!。白身は出汁が均一に染まっており、ヤクルトかビックルに近い色合い。そして卵黄は全体がねっとりとした玉になっており、崩すと生菓子のように解れる柔らかさ。これはやっぱりいいね!
総じまして「東京イチオシの味噌系汁なし系!味噌の楽しさ奥深さをダイレクトに知る旨さ!」・・・と言う感動の嵐!。まぜそばと言えど改めて味噌ラーメンの美味しさを知る一杯でございました。個人的には焼豚の香ばしさと旨さが実にハマってて肉増し特製にするのは外せないかと!。ちょっと他にない味噌系実力店です。例え味噌好き、汁なし好きでなくとも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
休日に
薫風流れ
心地良し
憂いも流れ
まぜそば旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!