やっぱりここの中華は最高！ : Yoen Hanten

　年末、母方の墓参り。墓守りがいないので自分のところと母の実家と、二軒のお寺の檀家になっております。墓仕舞いという手もありますが母方はまだこれから墓に入る者がおり、自分のところはこの後私自身が入る事になる墓。簡単にはいきません。
　で、お墓は足立区ですが用足しを兼ねて板橋、飛鳥山から回ります。途中に有って以前は週一で来ていたのがこちら。訪問回数は70回近く。大陸系中華では一番好きな店です。
　今日はナス、ジャガイモ、ピーマンのカレー味炒め960円に大盛りご飯セット320円にします。
　油通しした熱々のナスはトロットロ(火傷注意)、ジャガイモはホクホク。普通のカレー粉とは一味違うスパイシーな香りが食欲をそそります。カレーの風味に醤油が加わった味付けはそのまま箸でつまむとちょっと物足りないんですがスプーンでソースごと掬うとちょうど良い、完璧なご飯のおかず。。これは旨いです。
　セットのスープはコーンクリーム。控えめな塩加減が絶妙。サービスで出してくれたモヤシの甘酢和えも実に良い味でした。
　かつては週一、70回近く来ていましたが今は年に3～4回。それでもしっかり顔を覚えていてくれてサービスしてくれます。味はもちろん、接客応対についても私にとってはベストな大陸系町中華。この店が近所に有ったらなあと思う「個人的には最高の名店」です。

　お彼岸で母方の菩提寺に墓参り。墓守りがいなくなっているので実質はうちと母方、両方の檀家になっています。
　お墓は足立区。首都高葛西から荒川沿いに上がっていくのがスムーズですがちょっと回り道。新板橋で降りておはぎと供花を買ってランチに立ち寄ったのがこちら。飛鳥山にある大量系町中華、豫園飯店です。
　昨年までは週に一度滝野川に来ていたので訪問回数は60回以上。コースとかを除けば大抵のメニューは食べています。自分の中ではナンバーワンの中華店です。
　今日は初訪問の際に食べた、昼のおすすめ膳(ランチメニューです)から青椒牛肉絲950円。普通中華で青椒肉絲と言えば豚肉ですがこちらは牛肉(ちんじゃおにゅうろうすうと言います)です。
　中華で単純に「肉」と書かれるのは豚肉です。豚は食材ですが牛は農耕や運搬に使われる労働力なんですね。今でこそ牛肉の料理は珍しくありませんが昔は歳を食ったりして使えなくなった「牛」のみが食用に回されていたようです。
　もちろんこちらの店にも豚肉の青椒肉絲はありますがメニューでは「豚肉とピーマンの細切り炒め」。青椒肉絲とは書いてありません。何か拘りがあるのかも知れません。
　平日とは言え13時過ぎ。店内はほぼ満員で円卓に相席となりました。あまり飲食店が無いエリアに加え、食べている時間より食後のお喋りが長いジジババグループが多いので仕方ないですかね。
　青椒牛肉絲、下味を入れた細切り牛肉に溶き卵と片栗粉を絡めて油通し。自分で作る時も同じ手順を踏みますがこれでお肉が柔らかくなり片栗粉の効果でクニュクニュした食感になります。そこにシャキシャキのパリパリのピーマンとシャキシャキのタケノコ。こういった「食材毎に違う」食感を組み合わせるのが中華の、いや全ての料理の醍醐味なんじゃないかと思います。
　味付けは甘口の醤油にオイスターソース。適度な塩気と甘味。更に胡麻油の風味。何度か食べていますがやっぱり旨い。しかも牛肉ならでは、脂身が少ない「肉の旨味」があります。うちの甥っ子に一度この青椒牛肉絲を食べさせた事がありますが、それ以降青椒肉絲は牛肉じゃないと嫌だと言うようになりました。豚肉では出せない旨さがあります。
　付け合わせは中華風冷やっこと搾菜、溶き卵と微塵切り野菜の塩味のスープ。冷やっこのタレはちょっと甘酸っぱい醤油味。タレがめちゃ旨。生姜が効いた搾菜はこれだけでご飯一膳食べられちゃいますね。ちなみにご飯は一回お代わりできます。スープも塩加減が絶妙でした。
　60回も来れば舌が慣れてしまったとも言えます。でもこちらの料理はやっぱり旨く自分にとっては「大陸系中華」の基本となる味なんですね。
　スタッフは皆さんあちらの方。でも接客応対はそこらの店の日本人店員より気持ちいい。だからジジババ連中も贔屓にしてるんでしょう。
　雰囲気は下町の中華屋さん。でも味はかなり本格。これほど近所にあったらなあと思う店はありません。
　

　お盆の墓参りの際、四ヶ月ぶりに訪問。注文したのは広東風牛肉の沙茶醤炒め1040円、大盛り食事セット380円。
　記録を見たら前回も同じものを頼んでいた。沙茶醤とは乾物の魚と塩、スパイスを混ぜた醤(ジャン)で独特の風味がある。大好きな調味料なのだが町中華でお目にかかる事があまり無い。なのでここに来るとつい頼んでしまうのかも知れない。
　具材は牛肉、シイタケ、ニンジン、タケノコ、ピーマン、ネギ等。下処理(溶き卵をもみ込み片栗粉をまぶして油通し)された牛肉のクニュと野菜のシャキという食感の対比が楽しく沙茶醤による塩加減も完璧。
　セットの搾菜は生姜とラー油でピリッと辛く湯がいたモヤシの甘酢和えは適度に甘い。スープは高菜の塩気を溶き卵が柔らかくまとめている。そして最後に杏仁豆腐。
　何度食べてもやっぱり旨い。昨年まで何年も週一で滝野川へ行かなければならず正直面倒だったがこの店に出会えたのは幸運、あるいはご褒美だったのかも知れない。
　次回は秋のお彼岸の時かな。

　お彼岸の墓参りその２は東京都足立区、母方のお墓ですが私が墓守りをしています。首都高が大渋滞で遅くなったので先に昼御飯と行きましょう。寄ったのはかつて毎週来ていた豫園飯店です。
　連休中日とあって満員、外には一組並んでいますが調理時間が短いのも中華の魅力。5分くらいで店内へ入れました。
　注文したのは広東風牛肉の沙茶醤炒め1040円と大盛り食事セット380円。沙茶醤を使った料理は街中華じゃあなかなかお目にかかれないんですがこちらには何種類かあります。カレイ、ヒラメ等の魚を乾燥させて粉末にし塩やスパイスを混ぜて醤(ジャン)にしたもので独特な風味があります。結構好きな調味料です。
　具材は下味と片栗粉を付けて油通しした牛肉、タケノコ、ピーマン、ニンジン、シイタケ、マッシュルーム、ネギ等。クニュクニュの牛肉とシャキシャキの野菜、食感にメリハリがあって楽しいです。
　味は簡単に言えば塩味なんですが沙茶醤由来なので干し魚の風味があります。とても言葉で表現しにくい味ですが何故か牛肉に良く合うんです。
　そのまま食べても十分おかずになりますがスプーンで汁ごと食べるとちょっと塩気が濃くなってライス二杯は楽に食べられます。
　セットのスープは溶き卵のクリームスープ。出汁が旨く塩気もベスト。モヤシの甘酢和えはホンのちょっとラー油が味を引き締めています。搾菜には生姜を効かせてあって、絶妙な味。この二つで楽しく紹興酒が飲めそうです。
　以前はほぼ毎週来ていて訪問回数は60回以上。慣れというのもあるんでしょうが私にとって「中華」のジャンルではここが一番だと思っています。雰囲気は街中華。入りやすく女将さんの笑顔を絶やさない接客は和みます。それでいて味やメニュー構成は本格中華。しかもお手頃価格。これ程近くに欲しい店はなかなかありません。
　次回はお盆の時かな？今から楽しみ。

　以前は週に一度来ていた東京都北区滝野川。秋になって来る用事がなくなりました。60回以上利用したこちらの店も四ヶ月ぶりになります。
　平日13:30、数組のお客さんが入っています。JR王子駅から微妙に離れた、正直あまり人通りが多くはない場所としては賑わっていると言えます。
　四ヶ月ぶりの訪問。何を食べようか首都高を走りながらずっと考えていました。概ね決まっていたのですが入り口のサンプルを見て気持ちが変わります。頼んだのは豚肉と卵とキクラゲ炒め定食(木須肉)700円。どうもこの三文字に弱いんです。
　具材は豚肉、卵、キクラゲ、タケノコ。味付けは甘口の醤油ベースです。以前食べた時は塩味ベースで面白いなと思いましたがスタンダードな味付けに変わっていました。
　塩味のも美味しかったんですが、ご飯のおかずとしてはやはり醤油味の方が合いますね。卵がもう少しフワッとしていたら完璧ですが旨いです。
　スープは高菜の塩味。塩加減がちょうど良いです。
　小皿は豚レバーとキャベツの炒め物。メインと味が被っちゃいましたがこっちがメインでも良いくらいイイ味しています。
　そして搾菜。塩気、ラー油と生姜の辛味が絶妙。あちこちの中華屋で搾菜は食べますがここより旨いのは食べた事がありません。
　ご飯を一杯お代わり(無料です)してご馳走さま。四ヶ月ぶりに来て、なぜ60回も訪問したのか改めて解りました。自分が求める中華の味はこれなんです。しかも安い！
　週一で行かなくてよくなり楽にはなりましたが、その代わり週一の楽しみも無くなってしまいました。ただ親族のお墓は割と近くにあるので墓参りのついでには寄れるでしょう。墓参りと食事、どっちが目的かは微妙ですが…

　土曜日、行かなくてはならない東京都北区。さすがに電車バスはちょっと怖く利用しにくいので首都高をバイクで一走り。高い金を払っているだけに渋滞もなくスムーズに走れます。だからと言って料金変動制はどうなんでしょうね。ゆくゆくは無料にするはずじゃなかったのかな～。
　ランチはいつもの豫園飯店。大陸系中華店ですが検温、手指消毒、アクリル板、これほどキチンとコロナ対策している店はなかなかありません。お客さんが帰ったあとの清掃、消毒も念入りです。それだけ東京都は切羽詰まっているという事なのかな。
　この日の北区は気温34℃。どうしても冷やし中華に走りたくなりますが三日連続で冷たい麺というのも芸がなく、店内のエアコンが効いていたのもあって上海焼そば860円とライス160円にします。大食いのワタクシ。麺+ライスが大好きです。でも冷やし中華にライスというのは合いませんね。冷やし中華だけはおかずにはならないんです。
　さて、上海焼そばですが具材は豚肉、チンゲン菜、シイタケとシンプル。味付けは甘味のある中国醤油です。
　焼そばだけ食べるにはちょっと濃いめ。だからこそライスが合います。しょっぱい醤油トンコツの家系ラーメンにライスを付けるのに似ています。炭水化物で炭水化物を食べるというイケない行為ですがやめられませんね。
　焼そばとライスの他には溶き卵のコーンスープ、搾菜、モヤシの甘酢和え、杏仁豆腐が付きましたが、おそらくスープと搾菜はライスのセットでモヤシと杏仁はサービスじゃないかと思います。この店の訪問回数は60回超え。常連特典かと思いきや他のお客さんにも出ているので常態化しているようです。どれも良い味です。
　緊急事態が延長されしばらくはアルコール無しのランチ営業のみ。売上的にはかなり厳しいでしょうが地元民、そして横浜から週一で楽しみに行っているワタクシの為にも頑張って欲しいと思います。

　土曜日はお馴染み滝野川、豫園飯店でランチ。しばらく涼しかったところへ30℃オーバー。暑さが堪えます。となるとこれしかないでしょと選んだのは五目冷麺胡麻味(大)1060円。
　こちら、大陸系中華なので「冷やし中華」とは言わず「冷麺」ですが基本的には冷やし中華です。
　具材は湯がいた海老、チャーシュー、キュウリ、クラゲ、トマト、金糸玉子。胡麻ダレは別添えです(写真はかけちゃったあと)。
　和製街中華と違いタレの酸味は控え気味。その分、出汁と芝麻醤と醤油の旨味を感じるタレです。
　パンチはあまり無いタレですが、中華にしては気持ち太めの縮れ麺が上手く引き上げてくれ気持ちの良い旨味があります。
　「控えめなタレ」をサポートするのがやや濃いめにされたチャーシューとクラゲ、そして付け合わせの搾菜。薬味として完璧な仕事をします。海老にも絶妙な塩味が入っていて、素材の甘味を引き立てています。
　日本でお馴染みのいわゆる「冷やし中華」とはちょっとイメージが違いますが、大陸系料理人が日本独自の「中華風料理」を真面目に、自分なりに再現している感じがします。
　日本人が食べ慣れた冷やし中華と比べるとやや大人しいのは否めませんが、「中華」ではなく「中国料理」として見れば上等でまとまりの良い逸品になっているように思います。

　この日、後から来た常連らしきお客さん。麻婆豆腐を「山椒多め」で頼んでいました(ノーマルでも結構効いていますけど)。
　かく言う私も酢豚をケチャップ味から黒酢に変えてもらったり焼きそばをカタヤキに変えてもらったり…出来る事は惜しまずお客に楽しんでもらおうという意識があちこちに見えます。
　味は本格中華ながら雰囲気、接客応対は街中華のフレンドリーさ満載。この店はやっぱりイイ！

　週末、滝野川。オリンピック中は電車バスで行くつもりでしたがさすがに新規感染者が多くなり過ぎて怖いのでクルマで行きます。首都高は往復で2000円余計にかかりますが安心には代えられません。気をつけて見ているとマスクをしていない人がポツポツ居ますからね。用事を済ませランチはいつもの豫園飯店です。
　今日は海老入り玉子焼きの美味ソースかけ(カニ玉ならぬ海老玉)1050円に大盛り食事セット380円。先日のマクドナルドの海老、そして自分で作った海老玉の海老、両方の歯応えがあまり良くなかったので「口直し」です。
　5分と待たずに出された海老玉、プリプリの海老とフワフワの玉子に刻みネギ、そしてケチャップベースのソースがかかります。自分で作るとフワフワ玉子は出来るんですが海老がどうしてもボソッとしちゃいます。もちろんこちらはプロが作っていますのでプリ、フワ感は完璧です。
　ソースは甘味の強いケチャップ味。恐らくはケチャップを中華鍋で焼いて酸味を少し飛ばしてまろやかにしているんじゃないかな？カニ玉では強過ぎる濃いめの味付けですが海老だとちょうど良い加減です。
　これで白飯を食べて旨くない筈はありません。大盛りとは言え茶碗が小さいので1/2杯お代わり。大満足のランチになりました。
　
　

　滝野川、コロナがどうあれ週一度は来なくてはならず。半日がかりで来ている以上昼御飯も食べなくてはいけません。
　まあ一人だし、この店は大陸系中華には珍しくアクリルの仕切りやらお客が帰った後のクリーニングやらがかなりしっかりしているので、ある程度は安心できると思っています。しかも接客がと
ても良い。言葉遣いこそ向こうの人なので語尾が素っ気ないんですが嫌な感じは全く無く、下町っぽいフレンドリーさが漂います。
　頼んだのは海鮮焼そば(塩味)カタヤキ990円に白飯(ライス)160円。こちら、メニューにかた焼きそばはありませんが海鮮、五目、牛肉ピーマンは頼めばかた焼きそばにしてくれます。
　四月に突然来た奥歯の痛み。神経に菌が入り炎症を起こしているとかでまるまる三ヶ月かかってやっと治療が終了。不安が無くなった奥歯と自分へのご褒美としての「カタヤキ」です。
　こちらのカタヤキ、麺はかなり細めなのでそれほど歯に負担はかかりませんが、治療中の奥歯ではやはり歯応えを楽しめません。「歯」という身体のパーツの大切さをしゆじみ感じた三ヶ月でした。
　おそらく自家製ではないと思われる麺ですがキレイな油で揚がっていて風味は文句無しです。そこにかかる塩味の餡には海老、ホタテ、イカの海鮮にハクサイ、タケノコ、キクラゲ、ニンジン、サヤインゲン、銀杏等が入ります。
　海鮮はどれも臭み無く食感がとてもイイちまですね。味付け(塩気)はやや控えめでたっぷりのお酢とカラシで好みの味に整えます。
　そしてこれをおかずに食べる白飯。ダブル炭水化物ですが、焼そばライス大好き人間にはたまらない至福の時です。加えた酸味で暑さを忘れるさっぱり感があります。付け合わせの搾菜と茹でモヤシの甘酢和え(多分サービス)がまた良い味で、これだけでもご飯をお代わりできちゃう旨さがあります。搾菜はおそらくXO醤で味付けしているんじゃないかな？ほのかに海鮮とアルコールの風味を感じます。
　久しぶりのかた焼きそば。不安が無くなった歯で100％楽しめました。なぜメニューにかた焼きそばを表記しないのかは分かりませんがメニューに載せれば人気メニューになりそうです。もっとも常連さん達は分かっているので遠慮なく頼んでいますけどね。
　クルマorバイクで一時間かかる滝野川。毎週行かなくてはならないお蔭で訪問回数は50回を超えています。この店が近所にあれば毎日でも行っちゃうかも知れません。
　

　毎週末の滝野川。いつもなら土曜日に来るんですが諸事情で今週は日曜日に。それにしても19日からオリパラ期間中は首都高が値上げになるとか。一大イベントをスムーズに行いたい(関係者以外の交通量を減らしたい)という事らしいけど行かなきゃならない人も居る訳で、一般人に負担を掛けてまでやらなきゃいけないイベントなのかは甚だ疑問を感じます。まあ、今さら中止には出来ないんだろうから1000円上乗せで行くしかないんですが…
　ランチはいつもの豫園飯店。食べログのカウントを見ると今回のレビューで60回目。さて、まだ食べていないメニューはと探すとありました。トマトと玉子の上海風炒め860円。それに大盛り食事セット380円を付けます。
　待ち時間は5分掛からず。あっという間に運ばれました。中華は提供が早いとは言え驚きました。
　具材はトマト、玉子にキクラゲとサヤエンドウ。玉子は多目の油でフワフワに仕上げられています。この「多目の油」がポイントで、玉子にしっかり油の味が入る中華ならではの旨味があります。キクラゲとサヤエンドウのプリプリした歯応えが良いアクセントになっています。
　味付けはちょっと穏やかなケチャップ味です。ストレートなケチャップではなくスープで延ばして少し甘味を足している感じ。スープで薄めると頼りなくなりそうですが、これが絶妙な加減。このまま丼物にしても旨いんじゃないかな～。日本人は何でも丼にしたがります(笑)
　付け合わせのモヤシの甘酢和え、サービスの搾菜もいつもながら良い味でご飯一杯じゃあ足りません。なのでちょっとお代わり。こちら、大盛りライスと言っても定食屋の並ライスより少ないくらいなので普通に食べるとおかずが余ります。でも昼のサービスメニューや食事セットについては一回お代わり出来るのでご安心を。
　以前、別の店で食べたトマ玉は甘口の醤油味でした。ケチャップ味が上海風なのかは分かりませんが白飯を食べるには文句なしの味です。しかも玉子のフワフワ感が実に楽しい。これもオススメ出来ますよ。

　こちらは今、流行りの渋沢栄一さんゆかりの地、飛鳥山目の前にある大陸系街中華の店。週一でこの近くに用がある為訪問回数は50回を越えています。
　何度も同じメニューのレビューを書いてもつまらないので毎回違うものを頼むようにしています。で、今回は牛肉とニンニクの芽の炒め1040円と大盛り食事セット380円を注文。14時過ぎ、先客二組と空いていたのであっという間に出来ちゃいました。
　簡単に言うと(難しく言っても)ピーマンの代わりにニンニクの芽を使った青椒牛肉絲です。味付けは甘味のある醤油味。基本通りキチンと下処理(塩コショウ、溶き卵、片栗粉)された細切り牛肉は「クニュクニュ」っと良い食感でしかも味が良く絡みます。けして濃い味ではないものの適度な甘じょっぱさに中華では大事な油の旨味が加わり良いおかずです。唯一、ニンニクの芽になぜかほとんど癖が無かったのが残念。もう少しニンニクっぽい風味がしたら良かったなあ。もしかしたら最近の品種はこうなのかも知れませんが。
　セットで付く(一部サービス)のはコーンスープ、モヤシの甘酢和え、搾菜。杏仁豆腐。スープは個人的にはもう少し薄味でも良いかと思いますが街中華としては標準的。おそらく一般的にはこのくらいでないと「味が無い」と言われちゃうんだろうな。ワタシ、中華のスープについてはギリギリの薄味が好きなんです。モヤシは甘酢の加減が絶妙。コレだけで延々飲める(今日はバイク)旨さです。そして絶品なのが搾菜。ピリッと辛く適度な塩気。さらに何かの醤(ジャン)で和えられています。これとご飯とスープで定食になりそうなくらい旨いんです。
　おかず三点セットに対してご飯一杯では収まらずお代わり(一回無料)。お腹一杯大満足のランチになりました。
　大陸系ながら雰囲気は人情味溢れる街中華。でも味はかなり本格。近ければ夜にお酒込みで行けるのになあ。仲間と円卓に料理を並べて飲めたらもっと楽しい店なんだろうね。

　土曜日、毎度お馴染みになってしまった豫園飯店でランチでございます。これまで約60回来て主なメニューは概ね食べていますが敢えて避けていたメニューがあります。それがこちら、ナス、ジャガイモ、ピーマンのカレー味炒め(地三鮮)960円。
　毎週金曜日の夜は自宅でカレーを作ります。独り暮らし故、一度では消化出来ず土曜日の夜もカレーを食べなくてはいけません(二日目の方が旨かったりしますけどね)。その日の昼食までカレーにするのはあまり面白くない訳でこれは避けていました。
　今回は思いきってこれに大盛り食事セット380円を付けて注文。待ち時間は5分くらいでしょうか。結構離れた厨房からは素材を油通しする良い音が聞こえます。油通し大好き！
　運ばれた途端に漂う強烈なスパイスの香り。そこそこ出来の良いカレー屋でもなかなか出会えない香りです。具材はメニューの通りナス、ジャガイモ、ピーマンに豚挽き肉。味付けはカレースパイスにおそらくは中国醤油で微妙に甘味あり。スパイシーさと甘じょっぱさのバランスが絶妙でたまりませんね。
　トロトロのナス、ホクホクのジャガイモ、シャキシャキのピーマン、それぞれ違う食感が実に楽しい。挽き肉も単なるオマケではなく旨味を加えてくれています。
　まあ、これでご飯を食べて不味い訳はありません。今まで避けていたのがバカみたい。この店のイチオシかも知れません。シンプルな素材の割に960円というのはちょっと高いような気もしますが、食べてみれば納得いく「最強のおかず」です。
　この日はいつもの「湯がいたモヤシの甘酢和え」に加えダイコンサラダが付きました。どちらも基本的には甘酢なんですがかなり違う味付けで両方メチャ旨。こういう小皿が旨い店は間違いありません。
　雰囲気は地域密着型街中華。でも中身は大陸系の結構本格中華。今時のちょっと怪しい大陸系中華とは違う、魅力的な店です。

　土曜日、滝野川、いつもの豫園飯店でランチ。今日はちょっとした理由で朝から冷やし中華が頭の隅っこに引っかかっていたので五目冷麺(醤油)大盛り1080円。並だと980円で醤油とゴマダレがあります。
　具材は海老、チャーシュー、玉子、キュウリ、クラゲ、トマト。麺はやや太めのちぢれ麺でタレは別添えです。
　こちらの店は大陸系で適度に本格中華(だから冷やし中華とは言わない)なのでいわゆる日本の冷やし中華に比べると醤油も酢もやや控えめ。その分、出汁の旨味を感じるタレになっています。それをちぢれ麺が上手く絡めてくれてちょうど良い塩梅です。
　具の海老はまあ見事にプリプリで甘味たっぷり。チャーシューも細切りになってもしっかりしたイイ味です。クラゲの食感も良いアクセント。
　冷やし中華は日本発祥で元々中国には「冷やした麺料理」は無く(温かくない麺料理はある)「冷たいものが酸っぱいのは腐敗しているから」という考えがあるそうな。そんな常識を捨て大陸系料理人が日本人向けに「真面目に」「中華料理として」作るとこうなるんですね。

　土曜日のランチはいつもの豫園飯店。旨くて、気持ち良くて、この辺りでは珍しく自前の駐車場がある、ありがたい店です。
　今日は昼のおすすめ膳(サービスランチ)から猪肝炒韮芽(ニラレバ炒め)850円。和製中華の場合ニラレバの具はレバー、モヤシ、ニラ、玉子というのがほぼお決まりですが大陸系下町中華のこちらはレバー、キャベツ、ニラでモヤシや玉子は入りません。
　味付けはキリッと濃いめの醤油味。ホンの少しだけ甘味があります。レバーは片栗粉の衣無しで油通し。普通なら味が絡みにくいんですがキチンと下味が入っているのと濃いめのタレでご飯が進む味になっています。
　モヤシの代わりにキャベツ、これがどうかと言うと良いんです。炒め加減は絶妙。適度にパリパリ感を残したキャベツに醤油味が良く合います。豚肉の代わりにレバーを使った肉野菜炒めの味が濃いやつと言えば分かりやすいかと思います。
　まあ、ニラレバである以上もう少しニラが欲しいけれど、「ご飯のおかず」としては完璧な味。ライス、スープ付きで850円のコスパも嬉しい。
　キャベツのニラレバ、なかなか楽しいですよ。

　土曜日、滝野川。毎度お馴染み豫園飯店で念願のかた焼きそばを頂きます。
　メニューには全く載っていないのですが聞いたところ「牛肉とピーマン細切り焼そば」「五目焼そば」「海鮮焼そば」の三種類はかた焼きそばに出来るんだとか。それでは五目かた焼きそば910円にライス160円を付けてガッツリ食べましょう。
　5分と待たずに運ばれてきたので麺は揚げたものを仕入れているようです。素麺クラスの極細麺で香りが良いです。
　具材は豚肉、海老、イカ、ハクサイ、ニンジン、タケノコ、キクラゲ、サヤエンドウ等。味付けはオイスターソースベースです。
　ちょっと甘くてちょっと塩っぱい安定の味。具材の食感も絶妙。極細麺がすぐに柔らかくなっちゃうのが玉にキズ。ま、これはこれで楽しいから良いか。スプーンが付いてくるのでご飯にのせて食べれば「麺入り中華丼」の完成。あ～幸せ。なんと言っても一週間楽しみにしていたものなので不味い訳がありません。
　今回はオイスターソース味だったので次に食べる時は海鮮(塩味)にお酢とカラシたっぷりにしましょう。楽しみ楽しみ。

　毎週土曜日は滝野川2丁目の大陸系下町中華のこちらでランチ。住所は滝野川ですが場所は飛鳥山。ちょうど今夜TV(アド町)で取り上げられていますね。残念ながら30位までには入りませんでした。ちょっと悔しい(笑)。イイ店なんだけどね。
　今日はちょっと奮発して帆立貝と海老とイカの上海風塩炒め1320円と大盛り食事セット380円。具材は文字通り帆立貝、海老、イカ、ピーマン、パプリカ、タケノコ、シメジ、キクラゲ、銀杏。味付けはシンプルな塩味でとろみは付いていません。
　けして濃い味ではありません。ご飯のおかずと言うよりはツマミ的。スプーンが付いてくるのでスープごと掬いながら食べるとちょうど良い塩加減です。特筆は海老と飾り包丁が入ったイカの食感。海老のプリプリ感、イカの、上手く言えませんがプツプツ感が実に良い。残念ながら帆立貝はややボソッとしていて味も今一つでしたが全体に気持ち良い塩味でした。
　「おかず」として見るともう少し味を濃くするか水とき片栗粉でとろみを付けるかしないとちょっと物足りない(なので今日はご飯のお代わり無し)ですが、これは私のセレクトミス。このメニューは紹興酒かビールのツマミとして食べるべきでした。
　今日、隣のテーブルに着いたお客さんが「かた焼きそば」を頼んでいました。かた焼きそばでライスは大好き！でもメニューには無いので今まで頼みませんでした。次回はもうこれしか無いな。はの治療中なのでちょっとツラいかも知れないけど…

　土曜日、ランチ訪問。食べたのは豚肉とザーサイつゆそば(塩味)860円+ライス160円。
　簡単に言えば細切り豚肉、タケノコ、シイタケ、ザーサイの塩味炒めが載った塩ラーメン。具にはとろみが付けられていて、「塩味の青椒肉絲」のような感じで十分ご飯のおかずになる。
　キレイな出汁に塩のシンプルなスープだが食べるうちに豚肉の脂やらザーサイの「旨味のある塩気」やらが溶け出してどんどん旨くなる。ただ、塩分はかなりあるのでスープは飲まずに食べてちょうど良い。平打ちのちぢれ麺がしっかりスープを掬い上げるので全く問題ないが「麺料理はスープまで残さず」がポリシーの自分には丼に残ったスープが勿体無く感じた。血圧の薬を飲んでいるくらいなので仕方無いのだが…
　

　土曜日は豫園飯店の日。習慣になっているのでワタクシは勝手にそう呼んでおります。なかなか厳しい状況の東京都。こちらも先々週アクリル板が、今週からは体温測定が加わりました。営業時間も5/11まで11～15時のみで夜は休業。もちろんアルコール提供は無しです。
　注文は先週歯痛で断念した黒酢酢豚960円に大盛り食事セット380円。中華の良いところであっという間に出来上がりました。
　具材は豚肉、タマネギ、ピーマン、パイナップル、トマト。今日はタマネギが多目かな。豚肉が大きめで柔らかい。歯痛は収まっているものの柔らかいに越したことはありません。味付けは甘味、酸味、黒酢の旨味が見事にバランスした完成形。これが載った「酢豚丼」とかあると凄く嬉しいかも。
　ご飯も今日は若干柔らか目。先週からの持ち越しだし食べやすいし実に満足感あるランチでした。噛める幸せなのかな。

　土曜日は毎度お馴染み、餘園飯店でランチ。ホントは黒酢酢豚を食べたかったけど、昨日から急に奥歯が痛みだしまともに噛めない状態に。こちらの酢豚は肉がちょっと硬めなので断念し海老入り豆腐の塩味煮960円と大盛り食事セット380円に避難します。
　具材は絹ごし豆腐、海老、タケノコ、にんじん、シイタケ、ネギ、さやえんどう。塩加減が絶妙。街中華だともっと濃い味ですがスプーンで汁ごと食べるにはこのくらいがベスト。気持ちの良い塩気はある意味ご馳走ではなかろうか？更に豆腐の柔らかさがありがたい。スライスされたにんじんと普段は気にならないやや硬めのライスはちょっと響いたけど。
　なんとか早く歯医者に予約を取らねば何も食べられなくなるかも知れないなあ。
　

　都知事さんの発言が効いたのか都内は首都高も下道もクルマが少ないですね。来るなと言われても来なきゃならない滝野川。用事を済ませた後はお昼を食べてさっさと帰りましょう。お店はいつもの豫園飯店。味は50回来て確認済み。しかもこの辺りでは珍しく自前の駐車場(四台)があるのがとてもありがたい。何故かこの店の周囲にはコインパーキングがありません。
　注文は蟹チャーハン780円に春巻(二本)400円。お客さんも疎らなのでチャーハンは5分くらいで来ました。
　具材は蟹(缶です)、玉子、レタス。蟹の水分が出たのか普段よりちょっとしっとりしてます。レタスもややヘタリ気味。塩気もホンの少し薄め。まあ、こういう時もあるでしょうが80点くらいかな。
　やや遅れて春巻着。サイズは小振りでカット済み。こちらは良い味付けで当然アツアツ。しかも油が美味しい。
　サービスで出たもやしの甘酢和えはいつも通りの旨さ。スープ、杏仁豆腐も馴染んだ味。
　チャーハンの仕上がりがちょっと不満だったので少し点数は見直しました。来週別のものを食べたらすぐ戻っちゃうでしょうけどね。

　懲りずにまた来てしまった豫園飯店。今日のオーダーはナスの四川風辛子炒め780円、大盛り食事セット350円。
　てっきり麻婆茄子だと思っていたら違っていました。まずナスは細長い棒切り、豚肉も挽肉ではなく細切り。他の具材はタケノコ、シイタケ、生姜の千切り。味付けは一言で言えばラー油の効いた酢豚のような味。ケチャップは使っていないと言う事なのでスイートチリソースとラー油かも。
　四川風かどうかは別にして甘くて、辛くて、ちょっと酸っぱくて、メチャクチャ旨い。ナスが細く切られているおかげで味が良く絡むし何しろ食べやすいです。油通しでアツアツになったナスがスルスル口に入ります。生姜がかなり効いているのもとても良いですね。
　付け合わせのもやしの甘酢和えがまた良い口直しになって最後まで楽しめました。
　かれこれ50回ほど来ていますが、この店は「酢豚等の甘酢系」が旨いみたいです。
　

　四月、新年度。麗らかな陽気も手伝って街には人がくりだしてます。お馴染みの豫園飯店も14時で満席。2、3月あたりはこの時間帯ガラガラでしたが今日は五人家族の会食が二組。円卓で騒ぐ様子は会社の忘年会のようでちょっと騒ぎ過ぎ。コロナ、片付いてないのにね。
　さて、今日のオーダーは海鮮やきそば醤油味900円にライス150円。やきそばの具材は海老、イカ、貝柱に白菜、ニンジン、タケノコ、ピーマン、マッシュルーム等。要するに中華丼のアタマが載ったやきそばです。
　麺は所々焼きめ有り。アタマの味は醤油とオイスターソースで極普通ですが塩梅がよろしい。具の海鮮はおそらく油通し、野菜は直接炒めてあるようですが食感を残しつつ生ではない微妙な加減もさすがです。
　これをおかずに食べる白飯はやきそばライス大好き人間の私には至福の時です。中華丼と餡掛けやきそばを一度に食べている感覚かな？

　土曜日、王子飛鳥山の桜はほぼ満開。路面電車と絡めて撮影できるスポットとなっている歩道橋には鈴なりの人、人、人。大丈夫かあ？そんな歩道橋の近くにあるのが大陸系街中華のこちら。
　今日は中国人料理人が案外苦手とする醤油ラーメン(中華そば)にチャレンジ。中華そばなんてのは日本人が造り出した「なんちゃって中華」であって、本国人にしてみれば未知の料理。旨い中華店でもラーメンだけはちょっと…と言う事が結構あるんですね。今回はちょっと贅沢して(具材と言う保険を掛けて)チャーシュー麺880円にした上、餃子500円も付けます。
　チャーシュー麺はすぐに着丼。餃子は5分後でした。まずはスープを。出汁は中華ならではのキレイなガラスープ。もちろん、醤油ダレが入りますが色の割には醤油感は強く無く塩気と何かのスパイス(八角のような)が香ります(チャーシューから出たのかも知れません)。和製街中華の中華そばとは全く違いますが不思議な旨味があります。
　麺はやや太めで縮れあり。若干柔らか目。和製中華そばだと細いストレート麺が合いますが、なぜかこのスープにはこの麺が合っています。
　チャーシューはモモ肉かな。しっかりした歯応えで噛んでいると段々旨くなってくるタイプ。他にはメンマ、さやえんどう、刻みネギが入ります。
　餃子は６個。中の肉餡にイイ味が入っていてそのままでも旨いです。焼き目の食感も良い感じです。
　
　餃子は以前にも食べて旨いと思っていました。ラーメンについてはパイコー麺を食べてスープの味付けが薄く、やっぱり今一つだなあ～と思いそれっきりでしたが今回食べて印象が変わりました。もしかしたら味付け(濃さ)を変えたのかも知れませんが、これなら再食ありです。
　半ラーメンとかあればチャーハンとセットにして楽しそうなんだけどな～。
　

　雷雨の東京滝野川。今週の中華ランチは豚肉の細切りと春雨の煮込み780円　大盛り食事セット350円。
　具材は豚肉、シイタケ、タケノコ、さやえんどう、そして春雨。甘い中国醤油ベースの味付けで、そのままではちょっと甘ったるくなるところを隠し味程度に入れた豆板醤がキリッと引き締めて美味しい。もちろん白飯のおかずとしては文句無し。
　コーンスープの味付けがちょうど良く、搾菜も何かの醤(ジャン)で和えてあるようでめちゃくちゃ旨い。この搾菜だけでごはん一杯は食べられる。ちなみにご飯は一回お代わりできるので大抵の人は満腹になるはず。そして味に満足できるはず。

　土曜日お決まりの中華屋ランチ。こちら普通に頼むと酢豚がケチャップベースなので黒酢酢豚は出来ないかと聞くとすんなりオーケー。という訳で酢豚(黒酢)880円に大盛り食事セット350円。
　具材はノーマル酢豚と一歳変わらず豚肉、タマネギ、ピーマン、トマト、パイナップル。でもやはり黒酢の旨味が半端なくこちらの方が断然旨い。肉がちょっと固めかな。
　この店は何故か揚げた鶏肉の黒酢炒めがありながら酢豚はケチャップ味。また、ランチメニューの青椒肉絲は一般的な豚肉ではなく牛肉(青椒牛肉絲)で、単品には豚肉とピーマンの細切り炒め(青椒肉絲とは書いてない)があったり。何か独特なこだわりがあるのかも知れませんが摩訶不思議。
　もしこちらで酢豚を食べる機会があったら黒酢をおすすめします。ただ、「顔見知り限定サービス」の可能性はあるので断られちゃうかも知れません。もっともケチャップベースも充分旨いですけどね。

　土曜日のお決まり、滝野川豫園飯店でランチ。店内では時々出くわす中東系らしき家族連れ(顔馴染みらしい)が食事中。いつも麻婆豆腐を食べてます。お気に入りのようです。
　こちらは五目つゆそば830円に白飯150円。まあ、醤油ラーメンに中華丼の具が乗るだけですがキレイな出汁のスープが段々オイスターソース味に変わっていくところがイイですね～。元のスープが若干薄味なので、具が合わさってちょうど良くなります。旨味が半端無いです。やや太めでちょっと縮れた麺とのバランスも上々。醤油ラーメンだとちょっと麺が強く感じるんですよね。
　やっぱり大陸系？の中華屋ではこの手の何か入った汁そばだな～。いわゆる中華そばは和製？街中華に任せれば良いと再確認する旨さでした。

　例によって土曜日は東京は北区滝野川のこちらでランチ。14時で三組五人の先客、後から二組四人。暖かい陽気のせいか街にも人が多いみたい。　今日注文したのは山芋と木耳炒め880円に大盛り食事セット300円。中華で山芋？全然想像出来ないので頼んでみました。
　出てきた料理は見事に山芋炒め。具材は山芋にキクラゲ、ピーマンのみ。肉や魚介は一切入りません。いやー、ちょっと寂しいなと思ったら味付けが大好きな沙茶醤。これは想定外でした。
　山芋は薄くスライスされています。歯応えはシャクシャク。そこにキクラゲのプリプリとピーマンのパリパリが合わさります。食感の面白味に沙茶醤独特の風味が加わってなかなか楽しいです。
　ただ、肉や魚介が入らない分ちょっとさっぱりし過ぎている感は無くは無く、ご飯のおかずと言うよりはツマミとしての方が旨いかも知れませんね。その分付け合わせの搾菜、野菜の甘酢和え、コーンスープがドンピシャの味付けでトータルとしては美味しいランチになりました。
　これでこの店の沙茶醤味の料理は三品め。街中華ではなかなか出会えない沙茶醤の料理が三種類あるのは嬉しい限りです。　

　毎度お馴染み(私だけか)飛鳥山の豫園飯店でランチ。今日は新メニューの豚肉丸の黒酢がけ880円に大盛り食事セット300円。
　簡単に言えば(難しく言っても)肉団子を使った黒酢酢豚です。具材は肉団子にタマネギ、ピーマンとシンプル。とは言え肉団子は生姜が効いていて更にちょうど良い下味が入っています。黒酢の餡は絶妙な塩梅。これで食べる白飯は旨いとしか言いようが無いですね。ご飯のお代わりは一回まで無料です。
　付け合わせはいつもの湯がいた野菜の甘酢和え。これがまた旨い。延々飲めるツマミです。
　今日のスープはコーン。塩加減、完璧。昔、中華街の友人の店で良く頼んでいたフカヒレのクリームスープを思い出す味。
　サービスで出た鶏皮の揚げ物もピリッと辛くて良いおかずになりました。
　中国の方がやっている中華なんですが接客は下町の居心地の良い街中華。で、味は本格。いやもう好きにならずにはいられない店ですわ。
　何故かこの店の酢豚はケチャップ味なんです。豚肉と黒酢の組み合わせを楽しむにはこれですね。

　滝野川(飛鳥山)の豫園飯店でランチ。さすがに人通りも少なく先客は一組二名。
　今日は銀だらの滑らか炒め880円に大盛り食事セット350円。片栗粉をまぶして油通しされた銀だらは周りがクニュクニュ、中はフワフワ。滑らか炒めとは良く言ったものだと感心しちゃいます。
　基本的に塩のみ、しかもそれほど濃くない味付けながら銀だらの塩気が加わりちょうど良い「塩梅」で旨いです。
　こういうシンプルな味付けをビシッと決めるのって結構難しいんじゃないかな。料理人の技術とセンスを感じます。そしてご飯茶碗か空になる頃を見計らって「お代わりは？」と聞いてくれる接客が嬉しい。
　この店があるから面倒な週一度の滝野川通いも続けられているようなものだったりして…

　それにしても先客の女性二人。私が入店した時にはすでに食べ終わっていましたが、その後30分以上大声でお喋りを続けていました。この調子では2/7の宣言解除は厳しいかも知れませんね。

　どうしても週一で行かなければならない滝野川。最低限昼メシくらいは食べたい。で、馴染みのこちらでランチ。大陸系中華ですが先客が帰った後のテーブル周りの手入れはかなり念入りなので安心感があります。
　夜には雪かというこの日、冷たい雨で凍えた身体。暖めるにはこれでしょ、という事で担々麺880円にライス150円を付けます。
　担々麺はいわゆる日本標準の芝麻醤ベースに醤油ダレとラー油。やたら濃い味ではありません。辛味もマニアの方からすれば足りないかも知れませんが、個人的にはベストバランス。出汁の旨味を感じられる良い味です。平打ちのちぢれ麺がイイ塩梅にスープを拾います。
　トッピングは挽肉とチンゲン菜。挽肉は肉味噌ではなく油で炒めてスープで煮たようです。この炒め油が旨味を増しています。
　最後は丼を持って完飲。おそらくは向こうの料理人にとっては芝麻醤の汁そば担々麺は専門外かと思いますが実に旨かったです。
　ここ数年、月に二三回は利用しているので完全に顔を覚えられていて、汁そばを頼んでも小皿の「湯がいた野菜の甘酢和え」と「杏仁豆腐」がサービスされました。こうなってしまうと公平な評価では無くなってしまいますが、やっぱり旨いし気持ち良い。あちこち食べ歩くのも良いですが、気に入った店に通って馴染みになるとまったく違う良さが見えてきますね。
　食べ終えて首から上にうっすら汗が。身も心もあったまるランチになりました。

　今週もこちらでランチ。さすがに人通りもクルマもお客さんも少ない。横浜の自宅から滝野川まで一時間を切りました。
　今回の注文は豚の角煮つゆそば880円にライス150円。だいぶ前、パイコー麺で「やはり大陸系中華の醤油ラーメンは今一つ」と感じてからちょっと避けていたジャンルです。醤油ラーメン(中華そば)というのは日本独自の料理であって、あちらの料理人にとっては味知のメニュー。あちらでは「日式ラーメン」というらしい。大抵は薄味で物足りない場合が多いんですよね。こちらのバイコー麺もパイコーの味があるからなんとかという感じでスープは結構薄味でした。
　ところが…です。角煮そばは全く違いました。スープが濃い！キレイな中華出汁は変わりませんがしっかりと醤油ダレの味を感じます。醤油由来の塩気に加えほのかな甘味、更にかすかな酸味があります。素のラーメン自体、味を変えたのか、角煮のタレが加わったからなのかは分かりませんがこのスープは旨いです。若干平打ちのちぢれ麺がこのスープを引っ張り上げて良い感じです。
　角煮はちゃんと皮付き。脂身のトロトロ感と赤みのしっかりした食感が絶妙です。ライスを付けたのは大正解で、この角煮で食べるライスは最高かも知れません。
　細かい事を言えば角煮のタレのせいかホンのちょっと味が濃かったのですが、「大陸中華=醤油ラーメン不味い」という公式をぶち壊してくれる味でした。
　もしかしたら「ラーメン」「パイコー麺」「角煮そば」「チャーシュー麺」等の「醤油味、中華そば系メニュー」で味の濃さを変えているのかも。他のお客さんを見ていると基本のラーメンの注文率が結構あるんですよね。
　下手な先入観は捨てて次回は醤油ラーメンに餃子とか頼んでみようかと思いました。取り敢えず今回の角煮そばは旨かったです。

　土曜日、滝野川でいつものランチ。時刻は13:30。先客約10人、円卓で会食のグループあり。危機感はあまり無いよう。
　注文は豚レバーのニンニク味噌炒め780円+大盛り食事セット350円。出てきた料理、一言で言えば「豚レバーを使った回鍋肉」ただしキャベツは入らず油通ししたレバーの他はタマネギとピーマンのみ。ちなみにこちらの回鍋肉は「豚肉とキャベツの辛子味噌炒め」という名称なので同じ味付けだとは思っていなかった。
　甜麺醤の甘味に微妙な豆板醤の辛味が加わり、レバーに良く絡んでご飯が進む。レバー料理の定番、ニラレバは醤油とオイスターソースで割と軽めの味だが、この濃厚な味のレバーも面白いと思った。作り方はさほど難しくないだろうが、レバー、ピーマン、タマネギが全て三角形に切られているあたり、ちゃんと手間をかけていて(中華の基本ではあるがやらない店も多い)この店が好きな理由の一つになっている。
　

　三週間ぶりの豫園飯店。さすがに店はガラガラ。外を歩く人も普段よりは少ない。ただ、電車、バスを利用したくない人が多いのかクルマについては結構走っている。
　今日は上海焼そば780円にライス150円。具材は豚肉、チンゲン菜、シイタケ、タケノコ。部分的にカリカリに焼かれた麺と絡めて味付けは甘い中国醤油。チンゲン菜が良いアクセント。やや濃いめの味付けでご飯が進む。焼そばでライスを食べるのが大好きな私にはこれ以上無いくらい美味しい。
　普段使いにはもったいないくらいちゃんとした味の中華、しかもリーズナブル。いつもながら「近くにあればなあ」と思う。

　土曜日午後二時、滝野川、豫園飯店。コロナ第三波が来て都内の道路(首都高含む)はガラガラながら店内には六組のお客さん。結局賑わっています。メインの客層である年配の方々はあまり気にしていないのかも知れません。
　今日の注文は焼きビーフン780円にライス150円。米の麺で米を食べる、主治医が知ればお叱りを受ける組み合わせです。
　湯がいたビーフンと具を炒め合わせるだけなので待ち時間は5分くらいでした。
　料理がテーブルに運ばれた瞬間懐かしさと驚きがありました。漂う香りは紛れもない久しぶりの沙茶醤(サーチャージャン)。好きな調味料ですが沙茶醤味のビーフンなんて食べた事無いぞ！なんだこりゃあ？です。
　沙茶醤は魚(カレイやヒラメ)の乾物を粉末にしたものに塩と香辛料、油を混ぜて煮詰めて醤にしたもの。町中華ではまずお目にかかる事はなく、ちょっと高級な店だと「バーベキューソース」なんて名称で出てきたりします。上手く言えませんが乾物ならではの魚の旨味を活かした塩ダレと言ったところかな？
　具材は豚肉、海老、タケノコ、シイタケ、さやえんどう等。沙茶醤独特の味と香りが具とビーフンに絡んでこれは旨い。ただの塩味ではない、魚、干物の旨味が詰まった深みのある塩味です。
　実はこの日、牛肉の沙茶醤炒めにしようと思いつつビーフンに変更。それがまさか沙茶醤味だとは。いやー、ツイていました。
　沙茶醤は日本では豆板醤や甜麺醤のように一般的では無いので知らない方も居ると思います。しかもビーフンにはあまり使われないんじゃないかな。店の人も「珍しいでしょ？」なんて言っていました。
　こちらには30回以上来て「重箱の隅をつつくように」いろんなものを食べてきましたが、伝統的なメニューが旨いのはもちろん、所々にあるアレンジ的なメニューにも光るものがあって楽しめます。
　沙茶醤風味のビーフン、是非食べてみてもらいたい逸品です。

　土曜日、滝野川。いつもの中華でランチ。今日は珍しく連れがいたので定食の前に前菜も頼みます。
　まずは干し豆腐と長葱の和え物680円。1.5ミリ幅に刻んだ干し豆腐の独特な食感と上手く言えないんですがちょっとピリッとする薄味の出汁醤油みたいな味付け、さらにシャンツァイの風味が楽しい一品。
　その後、ランチから青椒牛肉絲950円とエビチリ980円を頼んでシェア。牛肉の柔らかさとタケノコ、ピーマンのシャキシャキ感。プリプリの海老に絡むチリソースの、最初甘くて段々ピリッとしてくるちょうど良い辛味が美味しい。
　やはり中華は数人でいろいろ食べた方が旨いのを再確認しました。

　東京都北区、王子駅から都電を見ながら坂を登り飛鳥山交差点を池袋方向に折れてすぐにこちらはあります。徒歩だと10分弱。駅前のごちゃごちゃ感とは違い住宅、マンションに混ざって数件の店が点在、割とのんびりした地域です。江戸時代は中仙道から行楽地(花見とか)だった飛鳥山へ寄り道する街道で廻りはほぼ農地。滝野川牛蒡の産地だったようです。その後、戦中には陸軍の施設が広がっていたとか。
　この店に来るようになって数年。月に二回くらいは来ていて訪問回数は30回を越えました。その度になるべく違うメニューを頼んできて、豚、牛、鶏、海鮮、野菜、豆腐、麺類、飯類、なるべく違うもの食べるようにしてきました。今回は基本に戻ってと言うか初めてこちらに来た時に食べた、昼のおすすめ膳の青椒牛肉絲950円を選びます。
　中華で「肉」と言えば豚肉の事。「牛」は農耕、運搬の為の労働力であり、歳を取って労働に耐えられなくなった場合に食材に回される事になります(昔はですが)。一般的に青椒肉絲と言えば豚肉ですがこちらのランチメニューにあるのは青椒「牛」肉絲です。何か拘りがあるのかは分かりませんが珍しいかも知れません。もちろん単品メニューには青椒肉絲があります(830円)が「豚肉とピーマンの細切り炒め」という名称です。
　土曜日の14時過ぎ、ファミリー層を中心に約５割の入りで若干時間がかかりました。家族で来れば違うメニューを注文してシェアしたいと思うのは仕方無いですよね。
　「牛肉」は下味と溶き卵、片栗粉をまぶして油通し。溶き卵で肉が柔らかくなり片栗粉でクニュクニュ感が増して絶妙な歯応え(舌触り)です。後は一般的なピーマンとタケノコ。肉のクニュクニュ、野菜のシャキシャキが良いコントラストになっています。
　味付けは醤油が強めのオイスターソース味。日本の醤油だとちょっと角が立つものですが結構甘味を感じるので中国醤油なのかも知れません。ご飯のおかずとしては完璧な味付けです。毎回ご飯をお代わり(一回可)するのがバレているので女将さんは頼まれる前からタイミングを計ってくれています。こういう気配りも嬉しい。
　この日、いつもの「湯がいた野菜の甘酢和え」の他にダイコンの中華風なますが出て、これの味付けは絶品でした。こういう一品が旨いのもこちらの特徴。完璧な「昼メシ」でした。
　週に1度、東京都北区に行く用事は後一年は続きそうです。正直、あまり気が進まない用事なんですがこちらで昼メシが食べられるというご褒美があれば何とか頑張れるのではないか？そう思えるくらい、こちらの味にはまってしまった感はあります。
　

　週に一度の滝野川。こちらの中華屋にはすでに30回以上おじゃましています。なるべく注文が被らないようにしてきましたが「酢豚」を食べていない事に気付きました。という事で今回は酢豚880円に大盛り食事セット350円を付けます。
　土曜日14時、先客は無し。週末で天気も良いのに街中の人通りはまばらです。コロナ再流行か？の報道で外出を控える人多いのかな？
　そんな訳で調理時間は10分かからず。酢豚は赤い、昔ながらのケチャップベース。こちら、黒酢の料理(鶏唐揚げや白身魚)があるのでちょっと以外でした。
　具材は油通しした豚(歯ごたえがちょっと硬かったのでモモ肉とかかな？)、タマネギ、ピーマン、そこにパイナップルとざく切りのトマトが入ります。パイナップル、トマト入りの酢豚は久しぶり。
　今どき流行りの黒酢でもバラ肉スライスを丸めたものでも無いんですが、昭和30年代産まれが食べてきた酢豚はこのケチャップベース味、ご飯が進みます。トマトが良い仕事をしてるな～。シャキシャキのタマネギも良い感じ。
　スープは刻んだ高菜と溶き卵の塩味。高菜なのに塩辛さが無く甘味すら感じる絶対な味付け。付け合わせの茹で野菜の甘酢和えも文句無しでした。
　ご飯をお代わりしてご馳走さま。こちらのご飯は大盛りと言っても茶碗が小さめ。お代わりは一回無料で出来ます。
　お肉がちょっと固かったけど味付けは完璧。懐かしい酢豚が絶妙な加減に仕上がっていました。
　接客は向こうの方なのでちょっと日本語がおかしい場面もありますがそこらの和製町中華より数段丁寧です。丁寧語がちょっと難しいようですが立ち居振舞いを見ればお客さんに喜んでもらおうという気持ちがあふれています。
　お客さんの大部分は近所の顔馴染み。味は本格なのに雰囲気は下町の町中華。ジモティーなら気持ち良く長く付き合えるであろう店です。余所者なのがちょっと悔しい…

　土曜日恒例、飛鳥山豫園飯店でランチ。この辺り、下町と言うか昔ながらの住宅街。しかもファミレスはほぼ無いので駐車場付きの飲食店はココくらい。助かります。
　注文はランチメニューから八宝菜880円。こちらの八宝菜は塩味。オイスターソース味の店もありますが個人的には塩ベースの方がしっくりきます。
　具材は豚肉、小海老、白菜、キクラゲ、ニンジン、タケノコ、マッシュルーム等とごく普通。でも銀杏が入っているのがなぜか嬉しい。
　味は塩と丸みを出す砂糖のバランスがちょうど良く、塩辛くも甘ったるくもない。パンチはありませんが染みる旨さがあります。
　付け合わせはいつものモヤシの甘酢和えと搾菜、豆腐と野菜の溶き卵スープ。モヤシの甘酢、完璧です。搾菜はいつもとちょっと味付けが違いました。何かは分からないのですが「醤」いわゆる味噌系の味がします。これはかなり美味しい。スープの塩加減もベスト。全体の塩加減が整っています。
　料理にスプーンが付いてくるのはタレ(ソース)ごと食べろと言う事。箸で拾って食べるよりはスプーンをオススメします。こうした時にちょうど良い塩加減になっています。ソースのとろみは控えめです。
　料理を作る時に何が難しいかと言えばずばり塩加減です。いろんな調味料を使わず「塩」とカウンターの「砂糖」だけで味をまとめられる、これが料理屋あるいは料理人なんじゃないかとこの店に来る度に感じます。　
　ご飯茶碗は中国料理屋スタンダードの小さめですがお代わり可です。

　毎度お馴染み、飛鳥山近くの豫園飯店でランチです。今日はちょっと肌寒いのと塩味のラーメンを試すべく、豚肉とザーサイつゆそば780円に白飯150円。
　調理時間は5分くらい。スープは中華屋のキレイな出汁に塩。麺はやや太めで少し縮れあり。塩ラーメンとしては味(塩)がちょっとストレート過ぎるかなという印象。上に乗る具は片栗粉をまぶして油通しした豚肉とザーサイ、タケノコ、シイタケを炒めたもの。豚肉の脂身やシイタケから出る旨味でスープに深みが出てきます。ザーサイが入る分、ちょっと塩気が強くなっちゃいましたが同時にライスを食べる事を前提にするとなかなか美味しい。ただ、ライス無し或いはスープまで完飲すると後で喉が乾きそうです。なのでちょっとポイント下げました。
　やはり中国の料理人に汁そば(ラーメン)は作りにくいのかな～？

　注文時、「タンメン」は無いの？と聞いたら汁そば全部を差して「これ全部タンメン」だそうです。確かに、スープに麺が入っていれば「湯麺」なんだけどね。

　お馴染み、滝野川(飛鳥山)の中華屋さんでランチ。時刻は昼の営業時間ギリギリの14:30。それでも5人くらいお客さんが入っています。
　注文は豆腐の上海風オイスターソース煮780円+お食事セット250円。待ち時間は5分くらい。
　具材はやや平たく切られた豆腐とシイタケ、タケノコ、ニンジン、マッシュルーム、さやえんどう。肉や海老等は入りません。醤油が先に立ち後からオイスターソース、少しの砂糖と酢がジワーッと広がります。バランスは最高。元々味がほぼ無い豆腐にちゃんとに絡む癖に濃過ぎない絶妙な味付けです。
　最初はおかずとご飯で食べていましたが、お代わりした後(一回お代わり可です)はご飯に掛けちゃいます。この方が楽しいですね。「豆腐煮丼」とかメニューに載せてくれないかな。
　

　土曜日、毎週の滝野川(実際は王子駅近く)でランチです。以前はあちこち廻りましたが最近はなるべく時間を掛けたく無いのでこちらばかり。味や接客が良いのは勿論、この辺りでは珍しく駐車場を備えていて時間もコストも節約できます。
　今日の注文は鶏唐揚げの黒酢炒め850円+お食事セット250円。簡単に言えば豚肉の代わりに鶏肉を使った黒酢酢豚(酢鶏)です。
　鶏肉の他はタマネギ、ピーマンのみとシンプル。黒酢独特の酸味と旨味に適度な甘味が気持ちイイ。シャキシャキのタマネギとソースがベストマッチ。これだけで鶏肉無くても十分旨いです。　お食事セットは小さいライスにスープと小皿。ライスは一回お代わりできます。スープは塩味、溶き卵でとろみあり。塩気がちょうど良く「出汁取り」の苦労をしっかり感じる味です。ライスは硬くも乾いてもいない、普通のご飯。チャーハンや中華丼にしなくても美味しく食べられます。
　杏仁豆腐はサービス。無茶苦茶旨くはないものの、十分デザートにはなっています。
　まあ、この料理が元々中国にあるのか日本で産まれた酢豚のアレンジなのかは分かりませんが、黒酢の旨味と酸味がバテ気味の胃袋に染みたのは間違いありません。何食っても旨いなあ、が正直な感想です。
　

　もうすぐ９月と言うのに都内(滝野川)はまだまだ容赦ない暑さ。クルマならエアコンガンガン作戦が使えますが毎週来るとなるとガソリン代、高速代、駐車場代が結構負担になってくるので今日はバイク。ちなみに燃費はリッター30km、高速は軽自動車枠、駐車場は無料。かなり安上がりですが結構キツイ。Tシャツ一枚で乗るわけにはいかないんです。
　こうなるとランチは冷たいものしか考えられず、五目冷麺ゴマだれ(大盛り)980円。冷麺とありますが冷し中華です。
　具は海老、チャーシュー、キュウリ、クラゲ、トマト、金糸玉子。麺は平打ちで軽くウェーブしています。つゆ(ゴマだれ)は別添えがこの店のスタイル。
　つゆを全体にかけて軽く混ぜます。ゴマだれなので酢はあまり効いていません。好きな方は足してください。キレイな「出汁」を感じるゴマだれです。麺はまさにシコシコでキリッと絞まっています。具の海老は甘くプリプリ。チャーシューは細切りになりながらもイイ味を失っていません。旨いなあ。全体にパンチはありませんが優しく火照った身体に染みてくる感じです。
　滞在時間は約３０分。エアコンと冷麺でクールダウン出来たので頑張って帰りましょう。渋滞がありませんように。
　ちなみに写真に写っている茹で野菜の甘酢和えと杏仁豆腐はサービスです。付かない場合があるかも知れません。
　

　ついに400人突破、ちょっとビビりながらも都内(北区)にはいかなければなりません。さすがに先週と違いマスクをしていない人の姿はありませ…いや、運動部風の高校生約10名、マスクはせず集団で歩道をランニングしてますね。大丈夫かい？
　そんな光景を眺めつつ今日もこちらでランチです。選んだのは海鮮焼きそば(塩味)900円にライス150円。焼きそばでご飯は最期の晩餐でも食べたいくらい好きでございます。
　麺はお決まりのややウェーブした薄茶色。所々焦げ目をつけて焼いてあります。上に掛かる餡、具材は海老、烏賊、ホタテに白菜、ニンジン、絹さや、マッシュルーム、タケノコ、キクラゲ、銀杏等。海老と烏賊のプリプリ感が気持ち良く、烏賊に施された飾り包丁が美しい。味付けは実にシンプルな塩と少しの砂糖。濃すぎず薄すぎず、コッテリでなくサッパリでもないドストライクな塩梅が素晴らしい。辛子と酢をホンの少し加えて食べる麺とそこからのライスは至福の味です。あまり旨くない焼きそばだと辛子、酢をた～っぷり掛けてアレンジしちゃうんですが、ここのはその必要がありません。旨かった～ごちそうさまです。

　この日、時刻は14時で先客はジモティーの女性二人。街全体を見ても何となく人、クルマが少なく感じます。当然ではありますが、また飲食店には厳しい状況になりそうですね。

　コロナ第二波と言えども週に一度の滝野川詣では欠かせません。ちょっと行けば池袋という位置関係、更に町中にマスクをしていない人も結構居て不安ではありますが仕方無い。
　ランチはいつものこちら。注文は鶏肉とカシューナッツの甘味噌炒め850円+お食事セット(ご飯、スープ、漬物)250円です。
　普通、鶏肉カシューって醤油とオイスターソース味だと思うんですがこちらのは「甘味噌炒め」つまり回鍋肉味です。材料は鶏肉、カシューナッツ、ピーマン、タケノコ、タマネギ、ニンジン、シイタケ。タマネギは中心部だけを選んで1cm大に刻むという手間がかかっていて歯応えと甘味が良いですね～。全体に甜麺醤の甘味と豆板醤の辛味がしっかり炒りつけられていてご飯が進む事間違いなし。ちなみにこちらは全ての単品料理に食事セットを付けて定食に出来るので毎回違う味が楽しめます。しかもご飯は一杯お代わり可です。
　接客は丁寧。店内の消毒も抜かり無く、入り口のドアは解放(店の前がバス停なのでちょっとうるさい)。味やメニューの種類は本格なのに雰囲気は町中華。近くにあれば毎日でも行きたい店です。
　

　お馴染み豫園飯店でランチ。メニューは五目あんかけご飯(中華丼)880円。具材はイカ、エビ、白菜、ニンジン、キクラゲ、タケノコ、絹さや、マッシュルーム。なぜかお肉は入っていない。
　醤油とオイスターソースの甘じょっぱい味付けが絶妙。やや弛めのとろみもご飯に良く絡んで美味しい。値段も良心的。
　この日、二組のお客さんが円卓で会食中。かなり大声で叫ぶようにずーっと喋り続けていた。いろんな意味でコロナ第二波が心配。みんなで中華を食べたい気持ちは分かるが今はまだ円卓を囲んでの宴会は早いように思う。ちなみに私の滞在時間は20分。

　毎度お馴染み飛鳥山バス停前の中華屋でランチ。
　昨日は金沢八景でホテルクオリティの中華でした。料理って面白いもので、例えば中華のジャンルを見ても下はサービスエリア、ドライブインあたりの「中華っぽいなんちゃって」定食から、日本人による町中華、中華街クラスの本格中華(かなり怪しい店もありますが)、そしてホテルレベルと色々あります。
　町中華には町中華の良さがあり、ホテル中華にはホテル中華の良さがあります。私は違うジャンルとして楽しんでいます。昨日の店は言うなら「ホテルクオリティの隠れ家的中華」で今日の店は「下町系本格中華」となります。カレー等もしかりで食堂のカレーとカレー専門店のカレー、インネパ系のカレーは違う料理に思えるんです。その辺をジャンル分けできないか提案はしてみましたが難しいようですね。　
　今日はすでに馴染みのこちらで。味やメニューのバリエーションは本格中華、雰囲気は親しみやすい町中華という微妙な店です。注文したのは牛肉とピーマン細切り焼そば880円と白飯150円。焼そばでライスを食べるのは大好きなんです。
　焼そばは細麺で一部カリカリに焼かれています。この辺は正統派中華です。そこに青椒牛肉絲を掛けちゃおうというのはたぶん日本人の発想ではないかと思います。柔らかくクニュクニュした牛肉とピーマン、タケノコが絶妙な加減の味付け(醤油とオイスター)を纏っています。
　技法は本格、正統派、発想は町中華、この組み合わせがむちゃくちゃ楽しい。東京都北区という地域性が産み出した最良のバランスなのかも知れません。
　ざっくり「中華」というジャンルで評価すればこの店が私には最良です。とは言えホテルクオリティの中華と同じ土俵で比較するのはかなり難しい。昨日食べた海老と青菜の炒め、今日の焼そば、味の方向性は全然誓います。でも「旨いか？」と聞かれれば「どちらも別の旨さがある」んです。
　とにかく今回の焼そばライス、最高でした。炭水化物で炭水化物を食べる楽しさはホテル中華ではなかなか味わえないですからね。

　週に一度の滝野川、相変わらずランチはこの中華屋さんです。GWを過ぎてTVでも言っていましたが「緩み」が散見されます。近くの飛鳥山公園には大勢の行楽客？が繰り出してバレーボールなんかしていますね。こちらのお店には家族連れが三組も。食べ終えた子供が店内を走り回っても親(夫婦)はほったらかしでハイボールなんか飲んでいます。ちょっと無神経なお客さんも居るようです。危ない、危ない。
　今日はエビマヨ980円に大盛り食事セット300円を付けます。家族連れとテイクアウトの調理が続いていたので10分ほど待ちました。ホンの少し赤みのあるマヨソースは最初に甘味がきて噛んでいるうちに酸味と塩気が出てきます。マヨネーズ、コンデンスミルク、少しのケチャップという「エビマヨの基本」の味付けです。ジンは入っているのか分かりませんでしたがイイ味付けです。
　エビはランチのエビチリより一回り大きいサイズで溶き卵と片栗粉で揚げてありますがプリプリ、クニュクニュ感がとても楽しい。当然ソースもよく絡みます。
　上には刻んだトマトと砕いたナッツが散らしてあり、特にナッツは良い仕事をしています。香ばしさと同時に食感にアクセントが付きますね。こりゃ美味しいぞ。
　ご飯をお代わり(一杯は無料)、最後はスプーンでソースを掬ってご飯に絡めます。私、マヨラーなので至福の時となりました。
　一時は自粛でホントにガラガラだった店に少しずつお客さん(テイクアウトも)が戻ってきているのは喜ばしいのですが気の緩みは気になります。店は小まめにアルコール消毒したり入り口を開けたままにしたり(店の真ん前がバス停なのでちょっとうるさいけど)努力しています。利用する側もマナーを守り皆が美味しく楽しく安全に過ごせるようにしなければなりませんね。
　取り敢えずエビマヨは大変美味しゅうございました。中国語では「マーユーシャーレン」と言うそうです。マーユーがマヨネーズ、シャーレンが小海老なのかな。

　土曜日、いつものように滝野川で所用を済ませてランチ。政府、都知事の要請がそれなりに効いているようで道路もガラガラ、店内もお客は私一人(13:30)。今日は海老チャーハン780円と肉シューマイ(四個)500円をオーダーします。
　完全にアイドリング状態なので待ち時間は約5分くらい。ただし、シューマイは蒸し時間の関係で10分ちょいかかりました。
　チャーハンはエビチリと同じ海老が六尾入っていました。もちろんプリプリで臭みなんて全く無し。他の具は玉子、ネギ、レタス。レタスが入ると水分が出やすいのですがそこは本格中華店、パラパラではありませんがややしっとりレベルに仕上がっています。塩気がホンのちょっと多いかな～とは思いましたがかなり美味しいチャーハンです。
　シューマイは結構粗びき肉のブリブリした食感があります。醤油を付けなくても良い程度に味が入っています。さらにシューマイにはお馴染みのグリーンピースの代わりにカットされた海老が乗っています。これは旨い！紹興酒呑みたい！白飯にも合う！しかも安い！
　外出自粛、20時閉店、お酒は19時まで、飲食店はかなり厳しい状況になっていますがなんとか頑張ってほしいものです。

　いつものようにランチ利用です。メニューはナスの上海風醤油炒め780円に大盛り食事セット300円を付けて。
　油通ししたナスと豚肉(片栗粉の衣付き)に醤油、オイスターソース、砂糖、ホンのちょっとの豆板醤のソースを絡めてあります。麻婆茄子とはまた違う、甘じょっぱい味付けがご飯に良く合います。
　この日、幼児連れの家族が二組。ホールの女性はてきぱき動きながらも合間合間に子供をあやしています。味は本格中華でありながら店の雰囲気は下町の大衆中華。子連れだろうが男一人であろうが誰もが美味しく気持ち良い時間を過ごせる、良い店だと思います。

　緊急事態とは言え、週に一度は東京に行かねばなりません。なるべく接触を避ける為に移動手段はバイクで首都高。電車より早く、そばに誰も居ない安心感がありがたい。道も空いてるし。
　用を済ませいつもの中華屋さんでランチ。ご飯は食べない訳にいきません。こちらもガラガラですね。お客さん激減で先週まで無かった「テイクアウト出来ます」の貼り紙がありました。
　注文は天津丼980円。5分かからず出てきました。玉子はややしっかりめの焼き。カニは缶詰めですが結構風味があります。多分缶詰めの汁も入れてるんじゃないかな。餡はケチャップベースで濃いめ。ご飯が進みます。
　この日の小皿は春雨サラダ。やんわりでありながら絶妙な味付け。湯がいた野菜と春雨しか入っていませんが何故か肉系の風味があります。金華ハムか何かの出汁が使われているかも知れません。こういうちょっとしたものも手を抜かずちゃんと作ってますね。
　パパッと食べて滞在時間は20分。その間お客さんは二人。厳しいところですが飲食店には頑張って欲しいですね。
　

　外出自粛の東京都北区。桜の名所、飛鳥山のすぐ近くにある「下町チックな本格中華」のお店。大好きな店です。
　今日は豚肉とタマネギのうま煮焼そば780円に白飯150円を付けます。待ち時間は5分。細いちぢれ麺が中華の手法で所々焦げ目をつけて焼かれています。上に乗る餡は醤油ベースの甘じょっぱいもの。中華丼に近い味付けです。具は豚肉、タマネギ、シイタケ、ピーマン等。肉の脂、タマネギ、シイタケから出る甘味が加わり下手をすると「甘々」のだらしない味になるところを「辛くならない程度の」豆板醤が引き締めて絶妙な旨さになっています。そしてそれをおかずに食べる白飯、これはもう言う事無しです。
　小皿は湯がいたモヤシ、ニンジン、ピーマンの甘酢漬け。これもイイ味出ていますしコーンスープも出汁、コーンの甘味、塩加減が見事にバランスしていました。
　味付けのセンス、調理の技術、接客、コスパ、これだけ良い店はなかなか無いんじゃないかなあ。

　お彼岸、墓参り。いつもなら自宅から一時間で着く滝野川ですが連休初日の首都高は大渋滞。事故も多発。たっぷり二時間かかりました。一番ひどかったアクアラインへの分岐から東行きはつばさ橋まで、西行きは臨海副都心までビッシリ。さらに都心、中央環状線も流れていませんでした。電車に乗りたくない人が多いんでしょうね。
　お昼はいつものこちらで牛肉の黒胡椒炒め980円+大盛り食事セット300円。牛肉に片栗粉をまぶして油通し。合わせる野菜はタマネギ、ピーマン、パプリカ、タケノコ、しめじ等。醤油と少しのオイスターソース、砂糖で甘じょっぱい味を多目の黒胡椒が引き締めます。
　いやもうこれは「旨い」です。町中華には無い、本格中華ならではの料理。大好きなメニューです。
　セットの小皿は普段はザーサイなんですがこの日は見た事がない料理。味は少し塩気のある甘酢で香菜の香りがとても良く美味しい。でも何だか分からないので聞いてみると「干し豆腐の和え物」だそう。薄く(ペラペラに)作った木綿豆腐を干して幅1.5ミリくらいの麺状に切ったような感じ。独特な歯触り(しっかりしてます)が面白くビールに合いそう。
　ライスをお代わりして最後はお皿に残ったソースをかけちゃいます。これ、最高です。
　何度来ても何を食べても美味しく、またメニューが多いので毎回違うものが食べられます。接客も実にフレンドリーで雰囲気は町中華ですが料理は本格中華。楽しい店です。

　週に一度、滝野川に通うようになって早五年。ここ二年くらいはこちらの利用が増えています。食べ歩きをしに行っている訳ではなく、仕方無し(喜んで行ってはいません)の週一なのでランチも含めてなるべく早く済ませて帰りたい。でも、せめて昼メシはちゃんとしたものが食べたい。となると足はこちらに向いてしまいます。
　今日はランチメニューから麻婆豆腐定食700円。こちらの定食では最安メニューですが未食でした。
　運ばれてきた途端にイイ匂いが漂います。上に花椒粉が結構振られていますね。まず一口、あまり辛さは感じません。と言うか塩気も控えめ？そう思った理由は油です。麻婆豆腐にしては油が多めな感じです。おそらくは豆板醤を炒める時と仕上げの化粧油でしょう。それが「嫌なしつこい油」ではなく「刺激的な辛味」を上手～く包み込む役割をしているんです。しかも油に旨味があります。
　ご飯と交互に食べ進むと段々、じわじわと辛味と塩気が来ます。それもちょうど良い「おかずとして美味しい」辛味と塩気です。舌がヒリヒリするような事もないのでマニアの方には不足かも知れませんが私にはこれくらいがちょうど良い。
　ご飯をお代わりしてご馳走さま。額に少～し汗が滲みます。この味で、お代わりも出来て最安の700円。文句の付けようがありません。
　味はもちろん、ママさんの笑顔の接客応対も素晴らしい。これからもお世話になりますね。

　毎週末の滝野川。お馴染みのこちらでランチです。注文はキクラゲと野菜と玉子の炒め780円。いわゆる木須肉(ムウシュウロウ)ですが普通は「豚肉とキクラゲの玉子炒め」と呼ばれる事が多いんです。もしかしたら肉無し？なんて心配しながらの注文です。それに大盛り食事セット300円を付けます。
　出された瞬間ちょっと違和感。上手く言えませんがソースが白濁した薄いオレンジ色。普通は茶色系(醤油とオイスターソース)が多いんじゃないでしょうか。具材は玉子、豚肉(入ってました)、キクラゲ、タケノコ、絹さや、とシンプル。和製中華だとタマネギが入る事が多いかと思います。
　味は塩系。塩味とマイルドにする為の少しの甘味。さらに豆板醤の辛味とネギ油の風味。少し醤油も入ってるのかな。想像していたのとは違いましたがさっぱりしててなかなか旨い。豆板醤の辛味が全体を引き締めています。自分で作る際は醤油、オイスターソース、砂糖、豆板醤、塩コショウ、ほんの少しの酢、胡麻油なのでちょっと新鮮でした。
　中華街に華僑の友人(料理人)がいます。彼の作る青椒肉絲は塩味でした。木須肉も地域によっては塩味なのかも知れません。どちらにせよご飯のおかずとしては文句無しでした。
　帰り際、会計の際に「味はいかがでしたか？」と聞かれました。地元で普段食べている味と違ったと言うと細かく説明してくれました。味はもちろん、接客のフレンドリーさもこの店の魅力です。

　今年も週に一度の王子、滝野川通いは続きます。用事(あまり楽しい内容ではありません)を済ませる為なので時間も限られなるべくスムーズに、尚且つ美味しいものが食べられる店が良い。という訳でこちらの利用は今年も続きそうです。
　土曜日、年始の営業はこの日からだったようでほぼ満席。いつもの女性スタッフが笑顔で迎えてくれ、たまたま空いた円卓に一人着きます。
　注文は豚肉とタケノコとシイタケの辛子炒め830円と大盛食事セット300円。肉、タケノコ、シイタケ、タマネギ、ピーマン等の炒め物です。味付けは甜麺醤と醤油、豆板醤。やや甘めの「キャベツが入っていない回鍋肉」といった感じです。辛子炒めと言う割に辛味は控えめ。甘じょっぱい、濃いめの味はご飯に良く合います。お節で和風の控えめな味か続いたので適度な濃い味が嬉しい。カシューナッツの歯応えが良いアクセントになっています。溶き卵のコーンスープ、湯がいた野菜の甘酢和え、ザーサイも良い味です。
　こちらで味が良くなかった試しがなく、接客応対も気取らず丁寧でフレンドリー。お年寄りからチビッ子を連れた若夫婦まで本格中華を街中華の感覚で気持ち良く食べられる人気店です。
　いつか、用事のついででなくゆっくりと紹興酒と料理を楽しみたいものです。

　週に一度滝野川へ行く用事があります。一口に滝野川と言っても駅だと王子、西巣鴨、新板橋、板橋の四駅に跨がる広い範囲です。食べ歩き目的なら良いんですがあくまでも用事ついでのランチ。分かってる店でささっと済ませたい。しかも美味しく。となるとこちらに来てしまいます。レビューは10数回ですが実際に来た回数は倍くらいかも知れません。
　今日の注文は白身魚の黒酢炒め880円と大盛り食事セット350円。簡単に言えば豚肉の代わりに白身魚を使った黒酢酢豚です。大ライス、スープ、搾菜、杏仁豆腐、サービスでから揚げが付きます。
この日は完璧でした。スープの塩気はもちろん黒酢の甘味と酸味のバランス、搾菜の塩気と辛味まで文句無い仕上がりで食べながら笑っちゃいます。衣を纏った白身魚のふわふわ感とタマネギ、ピーマンのしゃきしゃき感、そして香り高い黒酢の餡。これはもう絶品です。
　味以外でも向こうの方としては信じられない程の丁寧かつフレンドリーな接客が素晴らしい。大陸系中華でありながら味は中華街レベルの本格、でも下町の大衆中華の親しみやすい雰囲気も持っている。近所なら毎日でも行きたいくらいの店です。

毎度お馴染み豫園飯店で昼御飯。今日は海鮮入りつゆそば(塩味)880円+白飯150円。
キレイな中華出汁の塩スープに中太のちぢれ麺。上に海鮮と野菜を炒めた具(とろみあり)がのっかります。
スープに海鮮の風味や野菜の甘味が出てきて旨いんですよ。しかも麺がちぢれているので良く絡みます。
海鮮は海老、イカ、貝柱。野菜は白菜、ニンジン、レタス、タケノコ、キクラゲ、絹さや、マッシュルーム、銀杏。海鮮三種の歯応えがそれぞれ違って楽しいです。少し塩餡がかかっているのでご飯のおかずにもなります。
そしていつも通りのから揚げと杏仁豆腐のサービスがありながら値上げ無し。ありがたい店です。

お彼岸の墓参りついでにランチ。
豚レバーの四川風豆板醤炒め780円に大盛り食事セット300円(メニューでは350円となってます)。
黒酢酢豚と青椒肉絲を合わせたような味付けに豆板醤の辛味が効いた面白い一品。具はたっぷりのレバーにシイタケ、タケノコ、ネギ、絹さや、ニンジン。酸味と辛味でご飯が進みます。
いつ来ても期待を裏切らない味と接客。本格中華なのに町に溶け込んでる。下町人情があふれる楽しく気持ち良い店。

週に一度の滝野川。日によって電車、バイク、車を使い分けしています。こちらは王子駅の周りとしてはかなり珍しく駐車場があるので便利です。注文は五目冷麺(醤油味)880円と海老春巻550円。本格中華ではある意味苦手？な冷やし中華です。
待ち時間は約10分。平打ちのちぢれ麺(珍しい)に海老、チャーシュー、クラゲ、玉子、キュウリ、トマトが乗ります。タレは別添えです。酸味は控えめで柔らかい旨味。日本の冷やし中華とはやや違う味わい。海老はただ茹でただけではなくほのかな甘味が入っていてプリプリ。他の具もいい味してます。キュウリやトマト、クラゲそもそもが旨い。
海老春巻は一皿三本。太さは1センチ強なので付け合わせ、つまみとしては最適なボリューム。中は海老のすり身で何か不思議な風味あり。「何か」が分かりませんでしたが、食べ進むと口の中に面白い後味が残ります。
こちら、雰囲気は下町の町中華ですが味は本格中華です。冷やし中華ではなく五目冷麺と呼ぶあたりにはこだわりを感じます。冷やし中華は日本独自の「中華風麺料理」なわけですが、中国人が真面目に作るとこうなるんだな、という味でなかなか美味しかったです。ゴマ味もありますよ。

ランチ利用。グランドメニューから海老とカシューナッツとネギの唐辛子炒め1000円に大盛食事セット350円をプラス。ランチ営業終了まで30分だったのでほぼ貸し切り状態。5分程度で供出。
実は四川風の唐辛子バリバリの海老炒めを勝手に想像していたのですが、来たのは「海老を使ったピリ辛の酢豚風」。ところがこれがまた実に旨い。エビチリとは違う楽しい味にご飯が進みます。大盛食事セットを頼んでおきながら軽くお代わりしちゃいました。
スープはいつもの塩味、溶き卵のとろみスープ。他はザーサイと杏仁豆腐、サービスの唐揚げ。唐揚げは冷めていたけど全体で実に満足感ある昼飯になりました。
一人の客に冷たい中国茶をポットごと置いてってくれるし、ご飯のお代わりは無料だし、とっても爽やかな笑顔で応対してくれるし。
ぜひ近所に欲しい優良店です。

　週に一度の滝野川。毎度お馴染みのこちらへ。
結構来てるんですが麺料理は食べていませんでした。今までの食べ歩きの経験から「中国人料理人の本格中華の店は素のラーメンが旨くない」場合が多いので自然と避けちゃうんですね。出来上がった醤油ダレにスープを注ぐ、いわゆるラーメンは日本独自の料理(中国では日式拉麺と言うみたいです)で中国人には作りにくいみたいです。
　今回は「賭け」で拝骨麺930円にライス150円を追加。拝骨麺の土台は醤油ラーメン。期待と不安が半々。拝骨でライスを食べちゃおうといういつもの計画です。
　外から店内を覗いた段階で女将さんが会釈してくれます。たまに来る客を完全に覚えてくれています。こうなると厳しいジャッジが難しくなっちゃいますね。その店の馴染みになった客と初めて来た客では評価が違って当たり前。でも、初めての客にもイヤな接客はしない店です。
　拝骨は良くあるカレー粉や五香粉が効いた味では無く(黄色く無く)どちらかと言うと肉天ぷらみたいな仕上がり。良い感じの下味は入っていますがスパイシーな感じはありません。衣が柔らかいので食べているうちにふやけて来ます。片栗粉とカレー粉を混ぜて作った衣だとカリッと揚がるんですけどね。
　麺は中華屋には珍しく平打ちのちぢれ麺。茹で加減はやや柔らかめ。
　問題のスープはキレイな出汁(丸鶏系)にやや薄めの醤油味。本格中華の店独特の味なんですが日本のラーメンに慣れた方だと「薄っ！」と感じるかも。これは好みなので仕方ないと思いますが個人的には拝骨と麺を味わいながら合間に飲むスープとしてはギリギリの濃さみたいな気がします。レンゲですくって飲むと確かに薄いんですが丼に口をつけて多めに飲むとちょうど良い、そんな味です。ちぢれ麺なのはスープを良く持ち上げるので正解かも。
　拝骨がもっとスパイシーだったら云う事無しなんですが、それでもおかずにしてライスを食べられる味は入っています。来る度に見ていると小さい子供連れのお客さんは「素のラーメン」を食べている率が高いので結構受け入れられているのかも知れません。
　まあ、予想通りの味でしたがスープを濃くして拝骨にスパイシーさがあればかなり旨くなりそうです。次回はちゃんと中華鍋で味付けした麺料理を試してみようと思います。

週に一度の滝野川。なんだかんだ行っても旨くて感じが良いこちらに来る回数が多くなります。
入店と同時に「いつもありがとうございます」と迎えられました。月に２回？程度の客を覚えていて笑顔で迎えてくれます。今日は20人ほどの宴会が入っていてほぼ満席。年配の女性客と相席になりました。
注文は一品メニューから豚肉とキャベツの辛子味噌炒め(回鍋肉です)780円に大盛り食事セット350円を追加しました。昼時の定食メニューもあるんですが食事セットを頼むと全ての単品を定食にできるという嬉しいシステムになっています。
待ち時間は宴会の影響で10分くらい。甜麺醤と豆板醤のバランスが絶妙。甘いけど結構辛い。写真の通り、お皿に赤い油(豆板醤を炒めた油です)が溜まっています。中華街の友人に聞いたところ、これが本式らしいです。つまり回鍋肉は辛い料理なんですね。このところ、回鍋肉でガッカリ続きだった事もあり実に旨い。これでしょ！
スープは溶き卵のコーンスープ。漬物は大根の細切りを甘酢に漬けたもの。回鍋肉の辛さと甘酢が良いコントラストになっています。
ご飯をお代わりして最後の方はお皿に残ったタレをかけて食べます。最初からスプーンが付いてくるあたり、嬉しいじゃありませんか。この店は良く分かっていますね。サービスの杏仁豆腐とお茶でしめてご馳走さま。
今回、近所らしいおばちゃん(常連らしい)と相席になりました。初対面ながら話が弾みました。お店がフレンドリーだとお客さんもそうなるのかも知れません。店とお客が合わさって良い雰囲気を作り出している、そんな感じでしょうか。
胃袋も気持ちも大満足のランチになりました。

週に一度の滝野川。先週花見客で満席の為入れなかったこちらへ。昼の営業終了15分前でしたが女将さんのいつもの笑顔で無事入店。だからこの店はやめられないんです。
注文はおすすめ膳から猪肝炒韮芽(ニラレバ)定食850円。待ち時間は10分弱です。中華ってこれだから好きなんですよね。初めての注文だったので見てビックリ。レバ、ニラの他は見慣れたモヤシではなくキャベツ！モヤシは全く入っていません。
レバは下味をつけて片栗粉をまぶさず油通ししてあります。下味の加減、ギリギリミディアムレアの火の通し具合ともに絶妙。面白かったのが前述のキャベツ。味付けは一般的な醤油ベースなんですがキャベツとも良く遇うんですね。意表を突かれた感もありますが、とても美味しくてご飯をお代わり(定食はお代わり可です)。具とお皿のタレを乗せればバクバク行ける旨さでした。
相変わらず月に一度くらいの客をちゃんと覚えていてくれて丁寧でフレンドリーな接客。女将さんは他の席のお客さんとも楽しげに会話してます。味は勿論、この接客だけでも通いたくなる店です。

週一の滝野川。この日は王子郵便局やらあちこち廻る都合からゆっくり散策する暇もなく、時間のロスなく旨いものが食べられる通り道にあるこちらへ。
店に入った途端に女将さんの「あー、いつもどうも、いらっしゃいませ」の声。月に1～2回しか来ない客を覚えてくれてる、そういう店です。中国の方特有のちょっとなまった？日本語も女将の笑顔でとても気持ちよく感じますね。
昼のおすすめ膳(ランチメニューですな)から乾焼蝦仁980円を注文。提供までは5～10分くらい。鶏の唐揚げはサービスらしい。
海老は小さめですがプリプリで甘い。臭みなんか全く無し。辛味、甘味、酸味が絶妙、抜群なチリソースが実に美味しい。めちゃくちゃ辛くはなく甘味、酸味が効いていて、でも食べ終えると汗がにじむ良い感じです。刻んだレタスもよいアクセントになっています。
トロミのあるコーンスープとザーサイもそれぞれ丁度良い塩加減です。ライスをお代わりして(一杯までは無料)ご馳走さま。
街場にある、それほど大きくない中華屋ですがランチメニューですら中華街レベルの味を楽しめます。そして丁寧でフレンドリーな接客。時間のない時ですら気持ちよく美味しく食べられる良いお店だなあ。

またも王子、滝野川界隈。クルマかバイクで行く事が多い身としては駐車場ありのこちらは助かります。滝野川辺りは狭い路地の店が多く、バイクすら停めにくいんですよね。
今日は上海風牛肉レタスチャーハン780円と餃子500円。文字通り牛肉とレタスのチャーハンは卵を使わず甘めの醤油味。そのままではちょっとくどい味になりそうだが多めのコショウが引き締めています。食感はしっとり系ですが妙に旨い。細切りの牛肉の食感と絶妙な味加減が実に良いですね。
餃子500円はやや小ぶりで６個。肉餡に丁度良い味が入っていて、これも旨いなあ。そして食べ終える頃に冷たい(ぬるくなっていない)杏仁豆腐(サービスです)。旨くて気持ち良いランチになりました。
一人の客にもポットの中国茶が出たり、月に2回くらいしか行かない客(私)を覚えていてくれたり、味は勿論、もてなしの面も素晴らしいです。本格中華でありながらご近所の馴染み客が女将さんと会話を楽しむ下町っくな雰囲気があります。

週に一度の王子、滝野川界隈。今日はこちらへ。この辺りで駐車場があるのは助かります。
本格中華ならではのメニューという事で広東風牛肉の沙茶醤炒め950円に大盛りお食事セット350円を注文しました。町中華だと沙茶醤になかなか出会えません。入店すると急須で暖かい中国茶。気温が下がってきてますから嬉しいですね。
下味がキチンと入った牛肉は実に柔らかく野菜はしゃきしゃき。沙茶醤独特の風味でご飯が進みます。サービスで唐揚げが付きました。塩味のとろみ有のスープ、刻んだ大根を甘酢で和えたお新香？共に良い味です。大盛りご飯のセットを頼みましたが足りなくなってお代わり。
食べ終える頃杏仁豆腐。相変わらず丁寧な応対で実に気分良く食事が出来ました。
場所的には町中華だけど味は本格で接客が良い、で、駐車場もある。この店はイイな。

毎週末の北区王子界隈。今週は区役所に用事があり平日に来ています。こちらは王子駅から若干歩きますが北区役所に行くついでとしては遠くはありません。
毎回ランチメニューばかり頼んでしまうので今日は一品から油淋鶏880円をセレクト。本格中華の店では珍しくほぼ全てのメニューが「一人用定食サイズ」で用意されています。そこに「お食事セット250円」を追加。ライス、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐の組み合わせ。ランチ以外の単品メニューもランチに出来てしまうという素晴らしいシステムです。
油淋鶏は外カリ中しっとり。タレがいい感じ。ただ、アツアツでは無かった。確かに厨房から挙げ音が聞こえてから少し時間がかかった？非常に惜しい。
スープは薄い塩味のトロミのあるもの。細かく刻んだ野菜と豆腐が入っています。一般的にはかなり薄味。好みの問題ですが個人的には一番好きな味です。
食べ終える頃、杏仁豆腐が来ますがメニューには書いていないのでサービスかも知れません。
ランチメニュー以外の本格中華も一人前で気軽に楽しめるのは非常に良いですね。今回ちょっとライスが足りなかった(中華の小さい茶碗)のですが100円増しで大盛お食事セットがありました。本格中華(いろんなメニュー)をランチにアレンジできる、しかも手頃な価格で、楽しい店だなあ。

毎週末は王子から西巣鴨あたりにおります。先週別の店で食べた中華が今一だったので今日はこちらへ。土曜の昼過ぎ、なかなか賑わっています。
昼のおすすめ膳から青椒牛肉絲950円。後から気づいたのですが前回も同じ注文をしてました。好きなんです…
多少混んでても時間がかからないのは中華の利点。10分足らずで済みました。
青椒肉絲は「牛」ですが下処理が良くやわらかでクニュクニュの食感。ピーマンとタケノコのしゃきしゃき感と良いバランスです。味付けは絶妙。本気の中華です。前回感じた物足りなさは全くありません。こりゃあ旨いわ。
スープはコーンスープ。ギリギリの塩気(基本的には薄味)が私の好みにピッタリ。ザーサイの塩気もちょうど良くご飯に合います。
前回やや冷めていた唐揚げはアツアツ。タレ(餃子のタレに甘味を足したような感じ)も良くできていてビールを呑みたくなっちゃいます。
ご飯をお代わり(無料)して食べ終える頃、杏仁豆腐が出されます。大抵の店はランチだと最初に出されるので温くなるんですよね。気が利いてます。
接客は女性一人。言葉のイントネーションからすると向こうの方みたいですが笑顔を絶やさず実に丁寧な応対です。今時の若い日本人は見習ったほうがいいと言うくらい。
味も接客も文句無く、という訳でポイントアップしました。

毎週土曜日は王子、巣鴨近辺。今回はこちらに初訪問。王子駅からちょっと飛鳥山方面に上がった所に有ります。正直言って駅前のお客は呼べない微妙な位置。その分地元民に人気があるようです。
まず、急須に入った中国茶が来ます。寒い中バイクを走らせた身にこれは嬉しい。おしぼりはありませんでした。ちょっとチグハグ感あり。
ランチから青椒牛肉絲をチョイス。青椒はオーソドックスに肉、ピーマン、タケノコ。肉は丁寧に下処理され柔らかくクニュクニュ。味付けはやんわりとしたやや薄めの味。50過ぎの私でそう思うくらいなので若手がガッツリご飯を食べるにはちょっと弱いかも。スープはコーンで濃過ぎず、煮詰まってもおらず絶妙。ザーサイは塩気控え目。副菜の唐揚げは作り置きみたいで冷めていましたがタレの塩梅がすごく良く、作りたての唐揚げ定食とかあればかなり旨そう。中華屋にしては結構柔らかいご飯をお代わり(一杯は無料)してから出された杏仁はフルーツ感が強めでした。
全体にやんわりとした味付けで統一されています。ご飯の具合からも「地元の年配客」をメインに想定しているのかも知れません。パンチは無いがほっこりする味の店ですね。唐揚げが冷めていなければもっとポイントアップなんだがなあ～